鉄道模型制作報告でちらっとお見せしたミニチュアハウスがやっと完成した。例によっていつもの如くロボタイム社の製品で、日本代理店のブランド「つくるんです」サイトには上級者向けとあった（なので、「どんなもんかい」と興味が出た）。アウトレットでセールになっていたので安かったというのも購入理由だったり。ちなみに作るのに時間が掛かったのは「上級者向けで難しかった」からではなく、何のかんので工程が多く、塗装すべき部品も多かったから（もちろん、鉄道模型制作最優先で動いてたのもある）。

　これまで作ったいくつかのミニチュアハウスとは毛色がいささか違い、円柱形で筒形のクリアカバーも付く。今回最大の問題だったのは、この土台のパーツ。当初ジハニ6055の屋根に塗った鉛丹色を塗ってみたのだが、明るすぎたために上から別の色を塗ることにした。出入口？の部分だけは残そうとマスキングテープを貼ろうとしたところ、塗装がベロンと剥がれてしまった。どうやらこの土台、塗料が乗らない素材のようだ。大まかに塗装を剥がした後にガイアノーツのマルチプライマーを吹き、クレオスの艦底色に塗ったのがこの状態。しかしながらプライマーもこの手の素材に対しては気休めに過ぎず、既にところどころ剥がれ始めている。キットとしては付属「絵具」で塗ることを想定しているのだが、果たして絵具であれば剥がれにくいのか？　それはやってみないと分からないが、試す機会が訪れるかどうかは分からない。ダメなような気がするのだが……。

　真ん中のフロアにはうさぎさんがいる！（重要事項）　目にはクリアーレッドを入れたのだが、濃度調整をミスってべちゃっと行ってしまったので拙いながらも修正。何か目が血走ってるみたいで少し怖くなってしまった。

　ミニチュアハウスはとにかく物が多くてごちゃごちゃした感じがしているが（そこがいい）、背面側は比較的物が少なめ。余力と経験値が多ければ追加で何か足すところだが、もちろん私にはそんな余裕はないのでそのまま。ま、この辺は後から気が向いた時に追加することも可能。今回に限らず いろいろ使えそうなので、良さそうな小物を見つけたら買い集めておこう。

　一番上の階は寝室？　ベッドの横には望遠鏡が置いてある。本を読んだり星を眺めたりして、眠くなったらそのまま眠るのだろうか？　なかなかに優雅な生活である。もちろん私は、望遠鏡にカメラを取り付けて写真撮りたいところ。……望遠鏡より広角気味のレンズの方が好みかな。

　苦戦したのが風向計。飾りのパーツ？が重くて左右でバランスが取れない。安定させるのに苦労した……その過程でいろいろガタガタになってしまった。

　一つパーツ（E4）が残っていることに気付いてはいたのだが、順に組み立てていればそのうち出番が来るだろうとあまり気に留めていなかった。ところが結局最後までそのままになってしまい……改めてしっかり説明書を見ると完全に見落としていた。２階部分を支える部品で、確かにちょっと不安定だなあとは感じていた。そのまま付けてもいいのだが、塗装してからにしたいのでまた後日ということに。

　ちょっと暗めの露出で絞りを絞って光条を出してみたところ。例によってLEDが標準搭載で、今回は全部で３灯。いつもそうなのだが、LEDに配線するときに電線をよく切ってしまうので今回ははんだ付けした。

―――――
　本来は別のミニチュアハウスを組み立てるつもりだったのだが、アウトレットで買ったこの「スターリーナイト」は箱が色褪せていたのが気になり、中身を確認したところそのまま組み立てに入ってしまった……という経緯である。そもそもこのシリーズは元々あまり視野に入ってなかったのだが、安いのは正義である。結局全４種類のうち３つ買ってしまったこともあり、最後の１つも欲しくなってしまった。ただ、組み立てに結構時間を取られそうなので悩めるところ。過去に作ったのを思い返すと、やっぱり色塗りが必要かどうかで大きく変わって来る。今回時間が掛かった、というよりアリス紅茶店と森のベーカリーが楽に作れたと思うべきかもしれない。
　今年始まったこの趣味、ブックヌックと合わせて５つ完成させた。年内はこれで打ち止め。来年もおそらく同じぐらいのペースになるかと思うが、如何せん置き場所の問題があるので鉄道模型のように延々と作り続けるわけにはいかない。前に言った通り、まずは買ったものを全部組み立ててから次のことを考えたい……のにセールのせいで４つも増えてしまった（苦笑）　通販サイト等を見るからいけないんだけど、ついつい……ね。次警戒すべきは年末年始のセールなんだけど、やっぱりついつい見ちゃうんだろうなあ（反省の色なし）
　ま、買ってしまったものは仕方がない。次はどれを作ろうかな。