橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成27年7月分

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平成27年7月31日

いつものアレ

  皆さんご一緒にさんはい♪
マット・マートンの打撃技術は、














まとまっとんなあ♪

※5打数3安打(本塁打1)4打点


  さて、こちらもいつもの月末のアレ。ちょっと面倒なので前半はまとめて行こう。ウルトラ行数が多いので、書いたり消したりの時に編集ミスしてないか不安。

【今際の国のアリス】10〜15巻(既刊):☆☆☆★(平均?)
※「げぇむ」とか「るぅる」とかは入力が面倒だし、多分読みにくいだろうから全て普通の「ゲーム」「ルール」のように表記します。
  まずは「クラブのキング」の続きから。まあ確かに、タッタにはもうちょい頑張って陣地を死守して欲しかったかなあ……とは思うけど、漫画の展開上仕方ないか? 4人同時にやってくると言うのはちょっと想定外の事態だけど、おそらく今際の国に居ればいろいろあって、そうした事態を想定するまでは難しくても、想定外の事態に対してパニック起こさないだけの度胸は付きそうなものだが。
  そのタッタが“男”を見せて大逆転。最後のシーンで敢えて途中経過を飛ばした見せ方はなかなか。直前でアリスがニラギをボコボコにするシーンがあったから、血まみれの姿も不自然に見えない。
  アリスが今際の国についての推察を述べるが、キューマはそれを肯定も否定もしない。今までこの漫画、「判明した」と思しき事実が違っていたりするので、これもまたアリス憶測に過ぎないのかもしれない。

  ハートのジャックの心理戦。これまでは主人公不在でもプレイヤー側に肩入れしたくなる展開ばかりだったと思うが、今回はなかなかアクの強い人物がゲームを勝ち抜いた。この2人が最終決戦?でアリスたちの敵となるのか。にしても、絵札の人たちも一般人というか、プレイヤーと特に変わらない感じがするのは伏線なのか、それともミスリードなのか。この疑心暗鬼も作者のペースにはめられているという証だろう(笑)

  そしてまた番外編のスペードのキング(略してスペキン)戦。最初に出てきたスペキンを迎え撃つ一行だが……流石に見張りが油断しすぎ。屋上でトランプして上空からの接近に気付かないって、何のための見張りだぁ!!! スマホに夢中で前見てない現代社会の連中と同レベルの警戒心のなさ。彼らは本当に今際の国でゲームを勝ち抜いて来たのか。
  まあそれはどうでも良い話で。ここでドードーが再登場して、作者ここまでシナリオ組んだ上で描いてたのかなあ。別の番外編からのヘイヤも合流したりで、適当なのか計算づくなのか読み辛い。まあここは作者の技量ということにしておこう。
  さて、この話の途中で重要な描写が出てくる。スペキンことシーラビ……貴様は許さん、絶対に許さん。兎を狩って食料にするとかどこの外道だぁっ!(またそのネタかよ……)

  プレイヤーが勝つと今際の国の国民になれる……そう匂わせる描写があるわけだが、仮にこれが正解とする。作者はそこまで考えて設定していないとは思うんだけど、これ仮にディーラーサイドが勝ってたらどうなるんだろう? ディーラー対今際の国の国民の場合、ゲームで勝敗を決めるなら後者の方が圧倒的有利だろう。だってディーラーは基本的にゲームに参加してないし。「そこまでは考えてない」がこれに関しては「正解」かな。
  それから、スペキン(シーラビって名前出たんだからそっち書けよ……)以外の絵札の国民が全滅して、生き残ったプレイヤー全員をシーラビが殺しちゃったら……今際の国の国民が激減することになるのだが、その場合は……それも「そこまでは考えてない」かね。
  これは割と重要なんじゃないかと。現時点で出てきた絵札の人以外の今際の国の国民は、キューマと一緒にいた4人だけ。これがたまらなく不自然に見える。今際の国とは一体なんなんだろう。

  特別篇6は再び?チシャが主役。麻雀の回は……麻雀知らない読者は置いてけぼりだっただろうなあ。ところでこの関西ローカルルールって……関西はローカルじゃないぞ!(はいはいそーゆーのはいーから) とか言いつつ、関西ルールの「同順ツモ上がりなし」は初めて見た。こんなんあったんやなあ。これツモっちゃったら捨てないといけないわけだけど、そうすると次の一周も見送らないといけないわけで、かなりリスキーな選択肢……に見えて実際のところ、そうそう自分で当たり牌引いてこないし、そうそう当たり牌が捨てられることもない。このアモンが聴牌したような8面待ちとかにでもならない限り。いずれにせよ、こんなルールがあるのは初耳だ。
  で、その次のクラブのキングのクズリューは前にも出ていたが……そもそもビーチに居たのか。覚えてなかった(笑) 何か先月の感想で的外れなことを書いたような気がするなあ……あっはっは。

【ヒトガタナ】1巻(既刊):☆☆☆
  『もののがたり』の作者のデビュー作品(現在も執筆は続いている模様)。どことなくだが『もののがたり』と設定が似ている。『もののがたり』は付喪神ということで完璧に人外だが、『ヒトガタナ』はアンドロイドに人の魂が転移するという設定。元々は工業用に使われていたが、武装して悪いことに使う人が出てきて、その犯罪を取り締まるのが主人公たち――というそういう話。『もののがたり』もそうだったが、この作品も中間のトーンが少ない仕上がりになっている。スクリーントーンの使用箇所がかなり限られていて、背景の書き込みもないシーンが多い。多分手抜きとかじゃなくて、狙ってそういう作風にしているんだと思う(笑) 1巻読んだ限りでは『もののがたり』の方が好みなんだけど、続きはどうしましょうかね。

【すしいち!】1巻(既刊):☆☆★
  『中華一番!』の作者の新作(?) 去年ぐらいに1巻が出てたのに完璧に見落としていた。ちょうど『将太の寿司2』が終わったので、入れ替わりで「寿司(料理)漫画枠」が埋まって良かった……と思ったのも束の間。リイド社というわけで設定は江戸時代、かつ想定読者年齢層が高めと思われるが、小川悦司の作風がこれに適しているかどうかというと……うーん? そんなに悪くはないのだが、今の私の本棚のスペースは貴重品。5年前なら買ってたが、今は要求レベルが上がっちゃってるのよ。というわけで残念賞。

【鋼鉄奇士シュヴァリオン】4巻(新刊;完結):☆☆☆★
  完結です。あまり引き延ばしせずに潔く幕を引いたことは高く評価しよう。ちょっと巨大化中の展開がグダグダしすぎのような気はするが、終わりよければすべてよしということに。しかし、あの高さから落ちてシュバリオンレッド=烈人が命に別条がなかった理由が……まあ漫画だから細かいことは良しとしておくか。あ、そうそう、最後まで素顔が見れないまま終わるのかと思っていたのだが、ちゃんと「烈人」としてのエピソードがあったのも好印象。トータルでは短かったけど、『シュヴァリオン』楽しめたよ!

【BUNGO―ブンゴ―】1巻(新刊):☆☆☆☆
  今年の1月だったか去年の暮頃のことだったか、無料試し読みで読んで単行本購入を決意していた期待の新作。しかし橘雪翼は表紙を見て思った。

「あれっ? ブンゴって左投げだっけ?」

家に帰って改めて読んでいると、「右投げじゃん……何表紙間違えてるんだよ……」。ところがどっこい、途中で判明する新事実「ブンゴは実は左利き」――なんじゃそりゃー! 表紙はネタバレか!!!

  あらすじを説明しよう。何かに夢中になるとひたすら熱中してしまう主人公、石浜文吾(第一話冒頭では小学生)。ある日、父親にグローブを買ってもらい、壁当てにハマってしまう。そこからはまあよくある展開?でリトルリーグのチームに加入。で、ブンゴのことを快く思わないチームメイトが勝負を持ちかける。その途中でブンゴ姉とブンゴ父登場。そこで判明するのである。ブンゴは左利き。何故右で投げてるかって? 父親が素人も素人、ど素人すぎでグローブに左利き用があるって知らずに右利き用を買って来てブンゴにプレゼントしたのさ♪

  ――アホか(笑)

にしてもこいつ、またまたキャッチングで苦労するぞ〜。壁当てばかりしていたのでキャッチングそのものの機会がなく、チームの練習でもまずはキャッチボールから苦労したブンゴ。左利きなのに右手で投げて左手にグローブをはめていた、つまり利き手でキャッチングしていたわけだが……ここで「利き手でボール捕るのに何苦労してんの?」と思うのは浅はか。意外と利き手でキャッチングしようとすると難しいものなのだよ。運動神経のない私が実経験に基づいて言うんだから間違いない。慣れてないことは利き手だろーがなんだろーが関係なく難しいんだよ。まあ、運動神経が良かったら違うかもね。
  さて、気になる点が。「野球辞めた方がいいよ」とか言う登場人物が出てくる。言いたいことは2%ぐらい分からないでもないが、下手の横好きじゃいかんのか? そもそもまだ中学生。将来の夢はあってもいいけど、単純に野球が面白いから、野球が好きだからで野球やったってエエやんか。それなのに未来のビジョンがないとか、下手だから、とかいう理由で他人に野球をやめたほうがいいとか言うこの傲慢な登場人物には腹が立つ。この辺り作者がどう考えてるのか気になるところ。

  楽しみだった第一巻なので、割と読み込んだ――ので仔細に突っ込み入れまくる。
  父親曰く「同じことを繰り返した」に対してブンゴは思う。同じことじゃなく、少しずつ違うことを試して改良していった成果だと。こういうセリフは好きだね。“同じ”は成長じゃないんだ!
  左手でボタンを外すシーン。1話目から後々の伏線を張っているのだが……ボタン外すぐらい利き手と違う方でできんかな? わざわざグローブを外してまで利き手でやらないといけない動作だろうか。しかもボタンをはめるんじゃなくて外すのに。小学生(冒頭ではまだ小学生)だと出来ないかもしれないけど、自分がその頃どうだったかは残念ながら覚えていない。今度甥で実験しておこう。
  “初対戦”ユキオがドヤ顔で何か解説するが、小学生が野球で「投手は低めに投げるのが基本」とか理解してるのかなー。既にちゃんとした形で野球やってるユキオはともかく、ブンゴは絶対知らなさそう。というわけで、“壁当ての弊害”とか解説しても馬の耳に念仏だと思うね。
  そのユキオ、軟式球を詰まらせた上でオーバーフェンスするとか、小学生にして地味に怪物くん? この前確か、意外と軟式球は飛ばないって聞いたんだけど。手が痺れてうんたらかんたらもちょっと嘘っぽい……が、漫画の表現なのでこのあたりはあんまり突っ込むべきじゃないか(笑)
  硬式球が顔に当たって「ボールが当たっても死ぬ訳じゃない」と堂々と言い放つブンゴ……いやいや、死ぬから、当たり所悪かったら死ぬから。ひょっとしてアレか? 『MAJOR』批判か? というところ、ちゃんとコマ外にて「※あくまで彼の感想です」以下注釈がついてて笑った。っていうか普通に硬球痛いから良い子の皆は真似しちゃだめだよ。
  3時間以上バッセンでキャッチングの練習をするブンゴ。そういや私もバッセンでキャッチャーミット持って座ってる人見たことがあるなあ。それはともかく。3時間以上ずっとやるとすると果たしていくらお金が掛かるでしょう? まず、1時間に何ゲームできるか。私が良く行く某所では、30分で10〜11ゲーム出来る。計算しやすいように10ゲームとしておこう。1時間で20ゲームだ。3時間だと60ゲーム。1ゲーム――物語の舞台が地方っぽいので安めに考えて――150円とすると……9000円。「3時間以上やり続けてるよ」というセリフがあるので、大まかに言って1万円ぐらい。我々大人だったら1万円はアリかもしれないけれど、中学1年生の1万円は……あ、ところで、マコトとの会話中に背中にボールを受けてしまうブンゴだが、このコマの描写では打席のところにボール飛んできてるぞ? これ、マシンの整備不良じゃないか?
  ブンゴ姉、ブンゴより2歳年上。なのだが……むっちゃ人間出来てるような気がするのは気のせいだろうか。ブンゴ母の描写が今のところないから、ブンゴにとっては母代わり? そりゃこんな弟持ってたら人間出来てくるかもしれないけどさ。
  さて、最後に。今までずっと右で投げてきて、利き手の左にスイッチするわけだが……確かにユキオの言う通り、いくら利き手とは言え練習してない方の手で投げたところでなあ……。スピンがどうたらこうたらって言うけれど、ブンゴは果たして一体今まで何球右で投げてきただろう? 1万? 2万? 父親が驚くほどのボール、経験者が認めるほどの球が投げられるようになるまで練習したものが、初めの利き手による投球に劣ると言うのはちょっと面白くない気がする。物語の展開的に2巻以降は左投げで行きそうな気がするんだけど、スイッチピッチャーって路線にはならないかなあ。
  さっき最後って言ったくせにさらにもう一個(笑) 表紙のブンゴ、ストレートの握り間違ってるんだが誰か正しい持ち方教えてやれよー。これも個性の一種かもしれないけれど、それは熟練者の話であって最初は“正しいフォーシーム”の握りで投げるべきじゃないかと思うんだが。ちなみに、私がとある方法で調査(?)した範囲内では、日本ハム(当時)のガラテという左投げのピッチャーがブンゴと同じ握り方で(おそらく)ストレートを投げていた。まさか左投げは皆こうしてるとかそういうのはないと思うが……。ちなみにガラテ選手は数日前に日本ハムを退団したそうです。

【王室教師ハイネ】3巻(既刊):☆☆☆★
  我ながら見る目がないね。結構面白い漫画なのに休止状態にしてたよ。というわけで、“久しぶり”の『ハイネ』。
  相変わらず“いい話”になりそうなところでハイネがきっちり落として、まあこのあたりのバランスは(今のところ)良いのではないかと。あんまり登場人物がキラキラしてるだけの漫画は(見てるこっちが恥ずかしくなるので)読みたくないからね。にしてもカフェの連中気付けよな〜。まだ王子一人だけだったら「他人の空似」で済んでも、父親まで国王“そっくり”だったら疑えよ!(笑) というか国王の顔知らんのか? まあ私も、総理大臣が目の前に居ても気付かない可能性があるんだけど。あるんだけど、ハイネの世界の国王は(現実世界の某国の誰かさんとは違って)オーラありすぎで見逃し不可能だろう!
  あ、それと、カイくんはとても良い人です。最近(漫画で)兎を狩って食べる極悪人どもばかり見ていて心が荒んでいたのだが、久々に兎を愛でる風流で高貴な人に出会えたよ(またそのネタか)。

  巻末によると4巻は8月発売予定らしいのだが、7月に発売された。というわけですぐさま続き。

【王室教師ハイネ】4巻(新刊):☆☆☆☆
  カバー外したらめっちゃ笑った。麗苑晴人(レオンハルト)の前半部から漂うキラキラネーム感と、後半の至って普通さのギャップが何とも言えない。そして光(リヒト)と蒼乃(ブルーノ)が続くのだが、ミスマッチ感でレオンハルトの勝利(何の勝負だ)。ていうかリヒトは理人とか利人で良くない? わざわざキラキラにするあたり作者の悪意が見え隠れする(笑) 一方で次兄のカイのみ常識的に「介」。KYじゃなくて介(*1)。こんな作者のおふざけページでも一般的常識を弁えているカイくんはさすがですねぇ。え? 「具蘭津来比」はいいのかって? 苗字はどうしようもないでしょ〜。あと、ハイネがそのままなので、少し考えてみた。その結果、そのままの理由が分かったような気がする。キラキラネームっぽくもならないし、そのまま当て字にしても面白くない。一応の私の案を載せておくと「灰音」か「高音」?(高いをHigh→ハイと読ませる) 「ネ」の他の候補に「子」がある。子どもとよく間違えられるハイネにぴったり……か?
  いきなりおまけで盛り上がってしまった。3巻に引き続き長兄からの妨害工作が入る。しかしリヒトに続きブルーノに対するそれも失敗。この流れで残りの2人に……とはならず、次の標的はハイネになりそう。そういうわけで、次巻では少しハイネの秘密が少しでも明らかになりそうな期待がある。ところで、顔がはっきり見えない人物は果たして第一王子のハインスなのだろうか。それともハインスが次期国王となることで利益を得られる別の人物? これらの妨害工作を現国王が知ったら、激怒してそれこそ第一王子の王位継承権を剥奪しそうなものだが。ばれない自信があるのか? 妨害といってもあまりそれ自体に陰湿さは感じないのも確かだが。
  そんなこんなでなかなか面白くなってきたじゃあないの。でも最終的には、ハインスが「弟たちよ! 国王なんて重責はこの僕が引き受けるから、君たちは自分の進みたい道を選んでくれよ!」とかいう兄弟愛を披露しそうな気もする。陰謀めいたことを考えてそうなコマは全て作者のミスリードで。
  あ、ところでドミトリー教授。いくら他国人だからって「王子」と呼ばないのはちょっと問題じゃないのかね。どういう形であれ教授という立場の人間なんだから、良識というか、自分の格式も考えようよ。

*1 ギルティギアシリーズのカイ=キスクの綴りが「KY」なのである

【森薫拾遺集】(既刊):★
  いきなりあとがき(*2)から始めるとか、この作者がやると悪質な悪戯にしか見えないな(笑) というわけで評価下げてます(だからそういう評価の仕方するなって)。
  森薫の短編他集。いろいろあって、意外なことに現代モノを書いていたりもして面白い。一方で一冊の半分はイラスト集的だったりもするので、漫画として評価するなら……うーん難しい。あ、森薫ファンならって前提付きだけど「★」ってことは絶対ないからね。まあこれはこれでってことで。
  むしろあとがきみたいなので1冊埋めたらどんな本になるのか、怖いもの見たさを含めて読んでみたい(笑)

*2 作者によるとまえがきらしい

【くーねるまるた】3巻(既刊):☆☆☆
  野球見に行ったお土産が食べ残しのポップコーンって……マルタ相当舐められてるような。しかもそれに喜ぶあたり……なんて言うか、国際問題に発展しそうで心配になってしまうぞこの漫画(笑) ポルトガルで日本の漫画がブームになりませんように。フランスとかの人は、間違ってもお知り合いのポルトガル人にこの漫画お勧めしませんように。

【なのな フォト ゴロー】3巻(新刊):☆☆★
  相変わらず何ていうか、どんよりした展開。少し明るかったりもするんだけどなんちゅーかほんちゅーか。

  とりあえず、『今アリ』最新刊まで追い付いた(予定通り)。『ヒトガタナ』はその間で買って読んでいるのだが、今回は『今アリ』の感想をまとめて書きたかったので「買った順、読んだ順」が多少崩れている。他に新刊以外で買った漫画が4冊。年単位のチェック漏れしてた『すしいち!』が残念ながらイマイチ。『王室教師ハイネ』は1、2巻を読み返した結果続行が決定したため、保留になっていた3巻を購入。最後に、さる事情により『森薫拾遺集』『くーねるまるた』の2冊が加わった。新刊では、予定通りの『シュヴァリオン』、続行決定の『ハイネ』4巻の他、これまた見落としの『BUNGO―ブンゴ―』、実は中止する予定だったが母親が続き読みたいと言った『なのな フォト ゴロー』の合計4冊。『QED 百人一首の呪』は見送ることにした。以上、今月は何と15冊! お前は東京のJRか!(これ、本当に狙ったわけじゃありません。今数え直してびっくりしました)
  さて、終わりの方の2冊を押し込んだ“さる事情”とは? その要因は『なのな〜』にある。発売日に近所の本屋に行ったところ、『なのな〜』の入荷がなかった。『きんモザ』(*3)とか『ごちうさ』(*4)と違って売れ筋じゃないマイナータイトルは入荷しないみたいなんだよなあの本屋は(僻み)。てなわけで通販で買うことにしたのだが、1冊注文するのもあれだし、何か割り引いてくれるらしいのでじゃあついでに何か買おう、と。ここで『潔癖男子!青山くん』が有力候補に挙がったのだが、出荷に時間がかかるって出てたので見送り。時間がかかるのは1巻で、即発送可の2巻を先に買うと言う手がなくもなかったのだが、やっぱ1巻から読みたいよね(例え1巻の最初のほう読んだことがあったとしても)。別々に発送してもらっても良かったんだけど、通販の荷物がポロポロ届くと、その、ね、家族の印象がね。というわけで、即発送可を重視したら『森薫拾遺集』『くーねるまるた』の2冊になったというわけだ。
  どうでもいい話が続くが、『BUNGO―ブンゴ―』について。これ「期待の一作」だったにも拘らずあやうくステルスされるところだった。単行本出るのが遅すぎだよ!(逆ギレ) まさか半年待たされるとは想定外だった。ところで、8月に2巻が出る予定なのだが、8月の新刊をチェックした時も見落としていた(笑) 最近ステルス発売減って来たと思ってたんだけどなあ? 気付いたのは偶然の産物で、発売2日前。発売には間に合ったので良しとしよう。
  さて、8月の新刊は5冊。最近では標準的な冊数だ。『ワンパンマン』『明治異種格闘伝 雪風』『凍牌 〜人柱篇〜』『コンプレックス・エイジ』、そして今しがた述べたばかりの『BUNGO―ブンゴ―』。『ワンパンマン』は最近ちょっと下降線気味。『明治異種格闘伝 雪風』は今度こそ進退決定したい……こう書くってことは辞めたいって言ってるようなものか(笑) 『凍牌』はクライマックスに近付きつつあるので、ここからの盛り上がりに期待。『C.エイジ』(という略し方にしてみる)もそろそろ分岐点かな。『BUNGO―ブンゴ―』はもちろん期待している――何てったって久しぶりの野球漫画だからね!
  既刊では『くーねるまるた』買うつもりだったのに、先述の事情で前倒ししてしまった。7月ちょっと買い過ぎたので8月は自重も考えているのだが、その7月のダメ押しの時に買いかけた『青山くん』に心動かされていたりもする。新刊5冊+『青山くん』2冊、というのが冊数的には理想的かな???

*3 『きんいろモザイク』という可愛い女の子が出てくる漫画。後輩がえらくハマっていたので、ちょっと読んでみようかと思ったり思わなかったり。
*4 『ご注文はうさぎですか?』という可愛い女の子が出てくる漫画。後輩がえらくハマっていたので、ちょっと読んでみようかと思ったり思わなかったり。タイトルだけ見れば橘雪翼の超ド真ん中ストライクなのだが。

(2015-50 07-14)


平成27年7月30日

Taigaって書くとMagic:the Gatheringのカードっぽいな

注:タイトルと本文に一切の関係は有りません

  というわけで、先日言ってた“あれこれ”の第二弾。

モハ71制作秘話?

こんな風に制作途中の様子を撮影して、そしてわざわざ侃侃諤諤でお見せするっていうのは、このアイディアが相当気に入っているという証拠だったりします(笑) 
  あともう一点、ベンチレーターの正しいと思われる配置についても今日載せようと思ってたんだけど、次回ということにさせていただきます。

(2015-49 07-13)


平成27年7月29日

大賀

  よくよく考えてみたら腹が立ってきた。先日の甲子園の三連戦の話である。父は現地で

  江越のホームラン

を見て、甥は現地で

  江越の猛打賞

を見た。一方で私が現地で見たのは

  江越のタイムリーエラー  

である。

  この差は一体何なんだ? 俺、そんなに日頃の行い悪いのかなあ? 特に思い当たることは何も……………………





……あっ。

阪神ファン辞めたとか言ってごめんなさい。



今日も画像で侃侃諤諤
さよなら青の103系

(2015-48 07-12)


平成27年7月28日

47回目の更新

  どうでもいい話だが、これが今年47回目の更新。去年は1年間で92回更新しているから、今年のペースは去年に比べると遅いということになる。こうやって少しずつ更新頻度が落ちて、気が付いたら自分でも忘れるぐらいの存在になっているのかな……。模型制作が続く限りネタには困らないはずだけど、最近は完成が数か月に一度の頻度になっちゃってるからなあ。
  というわけで、今日は関西急電第三次代用編成の制作に関するアレコレ第一弾(第二弾も予定しているのですよ)。

第三次代用編成のやらかした箇所

(2015-47 07-11)


平成27年7月26日

5勝3敗

  昨日は負けたから早めに帰って来たんだけど、あれこれして写真撮ってあれこれしてたら遅い時間になったので更新せずに寝ました。

  というわけで、
関西急電第三次代用編成完成

  一つ完成したらすかさず次に取り掛かる!と以前偉そうに言った気がするし、計画ではアオシマのDD51が発売されるまでの間EVOキットで山手線初期編成に着手……のつもりだったのだが、とりあえずは作業場の整理整頓である(笑) それから、前々回の第二次代用編成ともども各種ディティール追加加工がまだである。ここらで一度足を止めて、そのあたりの整備もしておきたい。以前に作った車両の動力のTM-17化、それに伴うTNカプラーの換装工事もほとんど進んでいない。なお、今回完成させた編成にもTM-17換装で余ったTM-09を組み込んでいる。第二次代用編成、クモハユニ64と続き、3連続である。そして、TM-17に換装した車両もまだ3両しかないので……“余剰”のTM-09が尽きてしまった(笑) しばらくの間は必要にはならないとは思うけど、覚えているうちに順次置き換えて、使うべきときにはスムーズに作業を進めたいね。

(2015-46 07-10)


平成27年7月25日

完成!

  今からこーし えんきゅうーじょーに行って参ります。気力が残ってたら帰宅後に関西急電第三次代用編成の画像を載せますが、更新がなかったらまた明日と思ってください。ではでは!

(2015-45 07-09)


平成27年7月22日

近況報告?

  あとちょっとで完成なのだが……何をモタついているんだろう。あ、モタっていっても阪和電気鉄道とかは関係ないですよ(かなりニッチなネタ)。今週末までには何とかしたいが……。現状問題となっているDT17は検討課題ということにして、とりあえずDT16をそのまま使っておこうかなあ。枕ばね?が目立つという観点から言えばDT20の方が似てそうな気はするので、以前阪和線のクモハ73 600を作った時はDT20で代用したのだが、今回は理由があって「加工するならDT16がベースになる」という理由で代用にはDT16を登用したい。ちなみに今私が認識しているDT17の市販製品(改造パーツ含む)は……
(1)ボナファイデプロダクト製品
(2)タヴァサ改造パーツ
(3)鉄道コレクション
の3つ。(1)は以前新潟の70系の時に使ったことがあり、そしてあんまり好きじゃなかったりする。特に今回、カプラーアームの延長をするのでボナの製品では厳しい。(2)はコストが少々……。(3)は台車単体では手に入らないが、台車枠は動力ユニットに付属していて、そして余っている……余ってたハズ。台車枠のままでは使えないので何かしらの手を打たないといけないのだが、ボナからそれをするための製品が出ている。が、(1)の「不都合なところ」もろに同じなので却下。DT16あたりの表面を薄く削って台車枠を接着する……という手法に落ち着きそうだがそれはそれで面倒だ。
  当初は、DT20の枕ばね?の部分を型取りしてコピーし、DT16に貼り付けるつもりだった。しかしDT20の現物を眺めていると、周囲に凸凹があるのでコピーが難しそう、彫りが深いのでおゆまるでどこまで綺麗に型取りが出来るか、光硬化パテを使うとすると分厚くてしっかり硬化しないかも、等々の不安材料が噴出。思い切ってDT20から該当部分だけを切り出して貼り付けた方が楽かもしれない。コストはかかるが、素材が揃うので違和感は出にくそう(タヴァサのパーツを使ったり自前で複製するのに比べると)。コスト面も、以前特価セールで100円で買った台車群にDT20が混じっていたので、それを充てると思えば痛くも痒くもない。余談だが、そのセールで買った台車の中に東急TSだったかもあった。買った当時に使うあてはフリーランス以外には全くなかったのだが、それが役に立つ日が来ようとは人生何が起きるか本当に分からない(年内着工予定の東急5000系がこの台車)。
  というこんな感じなので、DT17問題は先送りにし、今週中には何とかお披露目できるようにしたいと思っている。

  最近のワールド工芸は簡単に作れるプラキットシリーズを展開しているせいか、私にとって面白い新製品が少ない気がしていた。まあ、例年ワールド工芸のキットをそんなにたくさん作っているのかというとそうでもないので、多分気のせいだろう。プラキットに関してはちょっと買おうかと思ったこともあるのだが、今は他に作りたいものが山積みなので見送ることにした。っていうかワールド工芸は金属だからいいのに、何故はんだ付けが楽しめないプラキットなんか出すんだ……(かなり歪んだ意見?)。これがNじゃなくHOとかだったらまた面白そうなんだけど。というところで、久々に“面白い”新製品が予告された。キハ391である。実車についてはあまりにも有名なので敢えて説明することはしないが、まあ何ていうか、ワールド工芸もこういう変わったものが好きだよなあ(笑) 知らなかったけど、過去に一度製品化されているらしく、私が知らないということはかなり久々の“再生産”ということになるのだろうか(リニューアル品なので、完成品メーカーの再生産とは様相が異なるが)。というわけで、1年半ぶりぐらいにワールド工芸製品を買うことになりそうだ。組み立ては……来年に入ってからになるかなあ。無論気が向けば計画など容易く引っくり返るのだが。

(2015-44 07-08)


平成27年7月18日

詳細は完成後に

  制作中のNゲージ鉄道模型関西急電第三次代用編成、塗装後に極めてアホで大きなミスをやらかしていることに気付いた。あまりの酷さに大ショック……を通り過ぎて自分でも笑えてきた。何でこんなの塗装終わるまで気付かないかなー。いやーなんかへんだなーとは思ってたんだけど。そのあまりのアホさ加減に、むしろこれはリカバリーの技術を習得するチャンスではなかろうかとさえ思ってしまった。まあそんなに上手いこと行かなかったんだけどね(既に作業は完了)。大丈夫、私の悪い視力なら1メートル離れれば分からないレベルだって。
  という感じで、予定よりやや遅れ気味だけど一応順調……順調とは言えないか。遅れ気味だけど一応作業は進んで完成まであとちょっと。来週中には完成する……と思う。

(2015-43 07-07)


平成27年7月16日

『ドミニオン』映画化!?

  と思ったら『ミニオンズ』だった残念ハッハッハー!




  暇があったら観に行こうっと。

(2015-42 07-06)


平成27年7月11日

  書き忘れてたけど、先日甲子園行って負けました。
  そして今日もまた情けなく負ける弱小暗黒球団はんちんたいがーちゅ。今年何回目か忘れたけど(今年はいちいち書いてなかったけど)、「もうこんなところ応援してられるか! 阪神ファンなんて辞めてやる!」

5勝2敗&阪神ファン辞めました(今季5?度目)

(2015-41 07-05)


平成27年7月6日

旧国はホント難しい

  タヴァサホビーハウスのキットの説明書に書いてあった衝撃的な説明。要約すると、70系は登場当時、妻面、貫通扉まで窓周りのクリーム色が回っていたらしい。言われてみれば、頼りにしている資料本のイラストの70系(登場時)は妻面までクリーム色に塗られている。少し古い鉄道雑誌の横須賀線編成の作例にもそういうのがあった。さて、ここで問題となるのは、

1:何年ごろまでそうだったのか?
2:モハ71もそうだったのか?

もし昭和30年時点でモハ71を含む70系がそうだったとすれば……今私が作っている途中の模型もそのように塗らなくてはならない(私個人のモノなので、「ならない」というほど厳格なものでもないけど)。残念ながら妻面がはっきりと映っている写真なんてほとんどない。数少ない代用急電の写真の連結部を見ると、クリーム色が回り込んでいるように見える……が、雨樋(の縦管)まではどちらにせよクリームなので、雨樋より奥が見えないことには判断できない。
  大逆転満塁ホームラン的な資料が出てこない限りは、最終的に「私の好み」ということになる。これから先、かなり暇になるか好みが変わらない限りは旧横須賀色を塗るのが今回がラストになる。最初で最後の旧横須賀色だから、旧横須賀色にしかない塗り分けを楽しんでみるというのも一興かもしれない。

  某店に行ったらクリーム2号は売っていたけれど、青2号の在庫は切れていた。手持ちがなければ今頃発狂しているところである。何年前にどういう目的で買ったのかははっきりしないけど、その時の自分を褒めて遣わす!

(2015-40 07-04)





  (旧横須賀色ならではの塗り分け)って最初考えてたんだけど、庭で体を動かしていて気付いた。今作ってるのって妻面に梯子が設置されてる車両なんだ。妻面までクリームに塗るとすれば梯子が邪魔じゃない? 実車はともかく模型では(笑) まあ、塗装後の取り付けにすればいいんだけど。実車がどうなのかは分からないけど、多分がっちり固定されていたような気がする。そうなると塗り分けるのは面倒だから、梯子が設置されるようになってからは妻面は青一色(縦樋除く)になった……んじゃないかなあ。というわけで、やっぱり普通の塗り分けにすることにした。来週ぐらいに塗装に入れたらいいんだけどなあ。


平成27年7月4日

今日も失点呉昇桓

  昨日の最後の発言に補足。いや、呉昇桓はよくやってくれてると思うんよ。今年の阪神ってあれでしょ? 打てない代表格の球団。勝った試合の多くは、先発投手がしっかり投げて少ない得点を守り切ったもの。藤浪とかメッセンジャーに完投能力はあるとはいえ、毎試合最後まで投げ切れるわけではない。そして全体的に見れば中継ぎ投手も打線並に手薄。こんな惨状で何故か“勝てる試合”だけは立派にあるもんだから、抑え投手の出番が増えて負担が掛かっているわけだよ。事実セ・リーグのセーブ数トップは他ならぬ呉昇桓。そこまでチェックしてないけど、多分1点差の最終回に登板が多いのも呉昇桓じゃなかろうか。セーブの付く最大の3点差なんて試合は1〜2試合ぐらい? さらに、この前はセーブの付かない4点差の試合でも投げていたような気がする。これね、松田や島本といったあたりがしっかりしてたら彼らの仕事だったと思うんだよ。でも福原と呉昇桓以外の中継ぎが無様だから……。
  だからまあ、嫌いとか引っ込めとか言うわけじゃないんだけど、少し登板間隔を開き気味にするとかね。まだシーズン半分ぐらいでこれでは、仮に8月9月に優勝争いに残れたとしても呉昇桓のスタミナ残ってないよ。だからたまには打線が10点ぐらい取って、他の投手に投げさせて終われる試合を作らないと(え? 1イニング8点? 何の話ですか?)。
  まあもちろん、阪神が負けたので八つ当たりで言ったという面もあるんだけど、他の選手がもっと頑張れ、監督も少し考えろ、という意味も含めて「しばらく呉の字は見たくない」なのですよ。福原もちょっとお疲れさんだしね……。

(2015-39 07-03)

  あ、再び阪神が単独首位みたいだねー(棒読み)


平成27年7月3日

最近の悩み

  某阪神タイガースの投手のせいで、「呉線」を「おせん」と読んでしまいそうになる。
  呉線と言えば、旧国末期にはモハ71を中間電動車とした列車が走っていた。そのモハ71の一部は、昭和29年に関西急電の代用編成として走っており……要は今、第二次代用編成に引き続いて第三次関西急電代用編成を作っているわけでありまして。当初の予定では、ここで作るモハ71とクハ76を呉線と共用で使おうと思っていた。代用急電時代には中央扉に締切文字が入っていたが、それはパスする方向で。ところが色々調べていると、代用急電で走ったのは製造後間もない時期で、それ故パンタグラフの配管にカバーが掛けてあった可能性が高いことに気付いた。こうなると、細かいところに目を瞑らない限り末期の呉線とは共用が出来ず、そして今回に関しては無視するのが嫌だったので関西急電代用編成専用車両に仕立て上げることにした。それに伴い、目を瞑るつもりであった締切文字を入れる計画が“復活”。呉線仕様の計画が立ち消えになったわけではないので、これも一種の計画肥大化かもしれない(笑) ただ、ここで車両共用ができないなら呉線を作る意味が薄れてくるのだが……まあ、作るとしても何年か後のことなので、その時の気分に任せることにしよう。
  さらに、作業の合間に模型雑誌を読んでいて気付いたこと。ひょっとすると昭和29年ってまだ横須賀色が旧横須賀色だった時代なのでは? 「ひょっとすると」ではなく、ほぼ確定で旧横須賀色なんだけど。つまり、関西急電のピンチヒッターとしてやってきたモハ71とクハ76も当然青2号クリーム2号の旧横須賀色。そんな色持ってねーよ。まあ、塗料のストックを調べたら何故か青2号はあったんだけどね。多分、青は好きな色だから何かのついでで2号も買っておいてんだろう。一方のクリーム2号に関しては、まさか自分が旧横須賀色を塗ることになるとは思っていなかったので買わなかった、と。いや、本当に旧横須賀色なんて縁がないと思ってたんだよ。つい数日前まで、今作っている車両には青15号とクリーム1号を塗ればいいと疑いもしなかったぐらい。

で。

当然だけど、呉線時代は青15号とクリーム1号の新横須賀色。全くもって共用できる余地のあるものではなかったということだ。逆に気分はすっきりしたけれど、気付かずに塗装してたらと思うとちょっと冷や冷やものである。途中で作業疲れを起こしてペースダウン中なのだが、それがなければ今頃新横須賀色の代用急電という間抜けなものが完成していた可能性もある。前向きに捉えて、塞翁が馬とでも言っておきましょう。ちなみに、実車写真は本の中から見つけ出しているけれど、全部モノクロで色は分からない。まあ、カラーがあったところで褪色していて新色か旧色か分からないものだっただろうけど。もう一つ、旧横須賀色で納得したことがある。代用急電の記述の中に、「福知山線の列車と誤乗」云々があった。同じ青とは言え(新)横須賀色と旧気動車色とは全然違うだろう……と思っていたのだが、旧横須賀色なら少し納得出来る。旧気動車色の青1号と青2号であれば、鉄道ファンでなければ勘違いすることも有り得る話だ。もっとも、クリーム2号と黄褐色(旧気動車色の窓周り)は全く印象が異なるが……。
  7月中には意地でも完成させるつもりだけれど、7月に発売予定だったアオシマのDD51は8月に発売延期された模様。ある意味計算通り。モハ71が完成した暁には、とりあえず103系のランボードでも削ることにしよう。


↑以上本日20時ぐらいまでに記述
↓以下本日21時半に記述

  ああ、しばらく「呉」の文字は見たくないね(泣笑)

(2015-38 07-02)


平成27年7月1日

6月のアレ(1日遅れ)

  昨日は忘れてました。諸々あって若干簡易バージョンでお届けします。

【今際の国のアリス】8巻(既刊):☆☆☆★
  アリス君! ドンマイ! 考えてみたら君まだ16歳なんだよ!(あれ? 設定年齢何歳だっけ?) 無理して大人になる必要はないんだよ!
  8巻の「今際の国の国民」を見ていると、7巻だったかで疑問に感じたところはそのままで良さそう。彼らもまた普通の人間で、ビーチでの不測の事態に慌ててげぇむの難易度を行き当たりばったり的に変更した。相変わらずレーザーがどこから降ってくるのかとかの疑問は残ったままだけど。
  ん? 今際の国の「国民」ってことは、「国王」か何かがいるってことなのか?

【今際の国のアリス】9巻(既刊):☆☆☆☆
  特別篇入れすぎで本編がなかなか進んでくれない……。特別篇は特別篇で別冊にするとか考えなかったのかね。もっとも8巻の特別篇は「このタイミング」である意味が多少はあったわけだけど。
  そんなわけでむちゃいいところで9巻が終わる。何があったんだ? アリスも想定していた最悪の事態とは?(続く)
  ところでこれ、この進み具合だと絵札の全員倒すまでに一体どんぐらい巻数取るんだろう? まあ、全員をアリス様御一行が倒す必要はないんだけど。

【兎 野性の闘牌】16巻(新刊):☆☆☆
  間延び感はあまりしないのだが、話が長引いてる感じはする。この感覚をどう表現したらいいものやら。主人公対最後の敵(推定)のシーンはさておき、残りのメンバーが格闘しているのは何の意味があるのか分からなくなってきた。多分作者の趣味なんだろうけど。
  巻末に下らない四コマ漫画があるのだが、何故か今回は少し面白かった。

【遮那王 義経 源平の合戦】29巻(新刊;完結):☆☆☆☆
  完結補正です(またそれかよ)。
  『源平の合戦』以降、「牛若丸の身代わり」設定があまり活きてない気がしていた。義経が“偽物”であることがある程度頼朝の怒り、義経排斥に繋がっているだろうが、頼朝の描写を見ているとそこじゃない印象を受ける。そんな中、最後に「やっぱりこれは身代わりだからなのかなあ」と思える終わり方をした。義経を逃がすために、郎党たち(1名違うが)が命を懸けた。これ、義経が本物の源氏だったら一緒に戦って一緒に死んでいたような気がする。盛や弁慶が言ったように、かすみの最後の言葉にあるように、源氏じゃないんだから最後は漂太に戻って幸せに暮らしてほしい、そういう願いもあったんじゃないかと。前の巻で新しく登場した霧矢だが、何故このタイミングでまた新たな登場人物が……と思ったら、義経の身代わりになって死ぬためということか。不憫だなあ。
  最後に出てきた「漂太の郎党」、これはやっぱりあれかね。みんなの生まれ変わりって解釈でいいのかな? みんなで一緒に仲良く暮らしましたとさ〜完〜

  あ、おい、そこの教授、大学で喫煙するんじゃねえ!

【Q.E.D.iff ―証明終了―】1巻(新刊):☆☆☆★
  「iff」ってなんだ? 聞いたことねーぞ! と身構えていたのだが、何のことはない、日本語で言えば「同値」である。まあ多分大学で数学勉強しなかったら「同値って何?」ってなってたと思うけど、辛うじて同値ぐらいは分かる。
  設定が大幅に変わるのかと思ったらそうではなく、学年が1つ上がっただけ?のよう。今まで所謂「サザエさん」状態で続いたものが、プチ時間が経過しただけ。もちろん、1年経った状態での“サザエさん”が延々続くものと思われるのだが(笑) 大きく変わったのは、燈馬君がマンションを追い出されて一軒家で暮らすようになった。家賃の不払い……じゃなくて、本の置きすぎで怒られたために。まあ、本の重量はヤバいよね。っていうか現実だったら多分既に床が抜けている――漫画で良かったね(笑) ただ、この一軒家でどんな風に生活しているのか疑問。寝室は漫画の描写に出てこないだけ、でいいだろうけど、食事はどうしているんだろう。毎食外食なのかなあ……。可奈が作りに来ている? それはない。第一話で初めて新居に足を踏み入れているのだから。

【C.M.B.森羅博物館の事件目録】29巻(新刊):☆☆☆★
  1話目のプラクルアンの製造シーン。これはやっぱあれなのかね、ロストワックスなのかなあ?
  3話目のラスト。大々的に金塊のことを話してなくても、税務署は資金の流れとかチェックしていて遅かれ早かれバレていたと思う。森羅君、そんな心配するぐらいだったら、最初から相続税の申告をするようにアドバイスしてあげたら良かったのに。

  『Q.E.D.』と『C.M.B.』の共通企画で、読者が漫画に登場できるキャンペーンがあるらしい。私も応募してみたい……のだが、被害者になるか加害者になるかで悩む。登場シーンが多そうな加害者か? 決め台詞とかも一応希望が出せるみたいで、腹案はあるにはあるのだが、あまりにも変すぎて採用されなさそう(笑) というあたりも含めて実際応募するかどうかは未定。さーてどないしましょーかー。

【明治異種格闘伝 雪風】3巻(新刊):☆☆☆
  評価が難しい……一応☆3つなんだけど、3つ半にしようかかなり悩むところ。相変わらず画力と画面構成力に不満が残るのだが、3巻後半から展開は面白くなってきた。6〜7割方3巻で切るつもりだったのに、再び判断先延ばしコースだなあ。
  全くの余談だが、この漫画地元の本屋に発売直後は置いていない。発売から少し時間が経つと並んでいるのだが、所謂平積みになっているところを見たことがないのだ。発売日に1冊ぐらいは入荷しているのかもしれないが、その1冊を熱心なファン(作者の関係者か?)が開店直後に買ってしまい、故に私の目には映らない……なんていう仮説まで立てている。再入荷されたものを私が買えば書店側も「あ、買う人いるんだな」って認識して初回入荷が増える可能性もあるが、私は再入荷分が待ちきれず他所で手に入れてしまうから、悪循環……というほど悪くはないが、現状打破の見通しが立っていない。

【山賊ダイアリー】6巻(新刊):☆☆☆☆
  面白い(何の捻りもない直球超ど真ん中な感想)。
  狩り以外の話も適度に混ざっていて、これが面白さの秘訣だろうな。狩った獲物の運搬中はカバーを掛けて周囲の人に畏怖感を与えないように、とかいう規則も「へぇ〜そうなんだ〜」と唸らせられた。鳥類だったら鞄か何かに入れられるけど、大きなのを丸々持って帰るのは“今回が初”になるのかな? 獲物じゃなくて得物、に関しても似たルールがあるようで。バイクがガス欠になったものの、通りがかった軽トラにガソリンを分けてもらうことを躊躇った岡本君。理由は「銃を持っているから」。相手からすればちょっとした脅迫だろうなあ。しかしその回でこれまたやっちまったんじゃないの? ウイスキーのビンにガソリンを入れて運んできてくれた友人。私はその辺の法律詳しくないから分からないんだけど、少なくとも漫画中では作者本人が「ダメじゃないの?」って言ってる。いくら名前が出てない今回限り?のゲスト登場とは言え、ヌートリアに続くお詫び第二段が来そう。

  と下書きを用意していたんだけど、例の新幹線の事件の記事で読んだのによると、ガソリンは揮発性が高いからうんたらかんたらで、やっぱりウイスキーのビンはアウトっぽい。

【将太の寿司2 World Stage】4巻(新刊;完結):☆☆☆★
  まさかの打ち切り……らしい。打ち切り故に最後の展開が急ぎすぎで、それ故に少し評価を下げたが、なんかこう……勿体ない。確かに3巻で嵐の海に船出するという無謀をやらかして、案の定投げ出されて溺れて云々の展開はやりすぎだが、そもそもそれ以前に日本の将太朗とフランスの将太の物語が受け入れられなかったのかね? 私は面白いと思ったのだが、私が面白いと思ったものの一定数がこういう形で終わってしまう(まあ誰にとっても良くある話だろうが)。残念だ。

【マージナル・オペレーション】4巻(新刊):☆☆☆★
  3巻の帯に「第一章完結」とか書いてあったのだが、特に章立ててあるわけではなさそう。3巻のラストからシームレスに4巻に繋がる。
  何か話が多少ごちゃごちゃしていて文字を追っていくのが辛いところもあるのだが、総じて面白いので今のところはよしとする。テンプラが不思議に大人気なのだが、こんなに大勢の異国の子どもたちが度々店に来たら、椿(店の名前)の店員さんも嬉しいだろうけど多少は困惑してそう(笑)

【げんしけん 二代目の九】18巻(新刊):☆☆☆★
  普通、人の実家に押しかけてそういう話題に持ち込むかね? まあなんつーかほんつーか、いつもながらにソレで片づけるけど、漫画だねえ。
  何と言っても「どー見てもおまえじゃないか!!!!」が笑える。かなりウケた。

  5日に本屋に行ったところ、発売予定だった漫画版『QED 百人一首の呪』上巻が見当たらなかった。むしゃくしゃして『今アリ』の8巻を買って帰った反省は(以下略)。9日に本屋に行ったのに『雪風』の新刊が(以下略)。『雪風』に関しては先述の通りだが、『QED 百人一首の呪』は発売延期の模様。やっぱあれですな、『Q.E.D.』と同じ月に発売すると紛らわしいのでひと月ずらすことにしたんだろうなってそれだったら最初からそういう予定にするなよ!って突っ込みが入るのでやっぱり単純に何かトラブルがあったんだろう。というわけで、買うかどうか決めてなかったのだけど、発売そのものが翌月回しになってしまった。もちろん発売が7月になったからといって何かが決定するわけでもなく、今もまだ迷ってるところ。6月もいつもの通り月の後半に新刊が集中して(『雪風』も買うタイミングが遅くなったし)、気付いたら『今アリ』の既刊を2冊しか買わなかった。というわけで、予定より少ない11冊。少なくて11冊ってお前は東京のJRか!(*1)
  7月は6月の反動か少ない。ありがちな話ではあるが、今回に限っては一社に偏っているせいかも。最近こんなに講談社ばかりになっているとは思わなかった。で、購入確定はたったの1冊『鋼鉄奇士シュヴァリオン』。未確定分では発売が延期された『QED』と、『王室教師ハイネ』。前者は今言った通り。後者は今度出るのが4巻だが、3巻をまだ買っていない。もちろん、買うとすれば3巻を買ってから。そもそも続けるか辞めるかも決めかねてる状況で4巻の発売が迫ってしまったのだが、これまた『QED』同様悩みのタネだなあ。他、高橋留美子の短編集も出るみたいだけど、もうファンを辞めたから買わなくていいかな。
  つまり(唐突)。『今アリ』の最新刊まで追い付くチャンスであるということだ(強引な話の持って行き方)。6月に10巻まで買う予定だったが、7月回しになってしまったので残り6冊。それに加えて、またしても新規開拓を検討中。結局何だかんだで10冊前後になりそう?

*1 噂によると東京近辺では、11両の列車が来るとき「次の列車は短い11両です」ってアナウンスが流れるらしい。

(2015-37 07-01)


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