橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成18年11月下旬分

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平成18年11月30日

  製作中の模型、111系JR四国仕様、作業が少しずつ進んでいる。ライト点灯化という課題がなければ、あとは一直線に付き進むのみ!ってな感じなのだが、課題が重すぎるよな……。というか、ふと感じたのは、去年作ったクハ111に先に試験搭載した方がいいんでないかい?ということ。何故ならば、色も塗ってないグレーのボディで点灯実験するよりも完成した車体の方がイメージが沸き、そしてやる気がでる。それに、今回の111系は加工箇所が多すぎて、正直なところライト点灯化と並行して作業するのは精神的に疲れる。ということで、完成しているクハ111を一両ケースから拉致ってくることを検討中。

  バトルギア4Tunedと、ギルティギア イグゼクス アクセントコアの情報が載っていたので、久々にアーケードゲーム雑誌のアルカディアを買った。だが、だがなぁ……うむ、あの表紙は何とかならんかったのかなぁ。どんな表紙かというと、検索エンジンで「アルカディア」で検索して見ていただくとして……。このイラストが表紙のゲーム雑誌、レジに持っていくのは恥ずかしい。おまけに家で家族に見られて気まずかったし。これだったらまだ、かつてのアイドル育成シミュレーションゲームのほうがナンボかマシだった。五十歩百歩だが、どちらかを選択できるとしたらアイドルの方を選ぶよ。っていうかこのゲーム、ゲーセンで稼動するのか……。頼むからギルティギアの横で動かすのはやめて欲しいな。そういう意味でも某アイドル育成ゲームの方がマシだった。もっとも、あれもギルティのそばで稼動してたような気がするな……。
  で、まだバトルの方のギアのTunedはプレイできていない。明日行きたいなぁなんて思っている。とりあえずFC3S RX-7のキーを作るぜ! 噂によると、FCにFDのエンジンを換装できるらしいので、FDのエンジン乗っけて劣化コピー第2弾だ!(笑)
  ――いや、違うな。
FCはFDに次いでカッコイイので、あまり劣化と名付けるのはよろしくない。よし、FDのクラシックコピーというこことでどうだろう? 意味不明だけどね(笑) 何かいい言葉はないかな……。"劣化コピー"SE3P RX-8と比較して(主に外観が)優れているから、ファインコピーでどうだろう。英語で綴ると「Fine Copy」、略して「FC」だ。
  ――……
面白くないですかね。
  で、ギルティのギアの方だが、ロケテストの情報が出回ってから以降、公式サイトが全然更新されてないのでいつになったら稼動するのか心配していた。そしたら、雑誌によると「12月予定」なので……おお、来月じゃん。ということで、また地元のゲーセン(に入れば、だが)に通うことになりそうだ。ついでにバトルギア4も再入荷してくれないかなぁ。で、ギルティギア、キャラクターイラストが新しくなってるんだけど、そのイラストが……正直微妙なところ。イラストに硬派と軟派があるとすれば、やや軟派に寄ったような気がする。ギルティはハードボイルドじゃないとね。
  で、ゲームの話のついでで。FFIIIも終わってないしFFVも終わってないのに、今日発売のFFVIを手に入れる私(笑) まあ、ぼちぼちやりますわ。この分だと、上記3つが終わらないままFFXII REVENANT WINGSを買ってそうだ……。ま、別に、無理にクリアすることないけど。
  そうそう、そのFFVIのCMなんだが。「Final Fantasy携帯ゲーム移植計画、いよいよ大詰め」とか何とか。そうですか、大詰めですか。FFVIで完了ですか。FFIIIは無視ですか。FFIIIだけDS版だし、移植じゃなくてリメイクだし。DSじゃなくてGBA版でいいんだってば。リメイクじゃなくて移植でいいんだってば。そんなにスタッフの皆さんはFFIIIがお嫌いですか。ファン、多いですよ? FFIIIの。まあ、DS版出したばっかりでいきなりGBA版に先祖返りできないのも分かるけど……。とりあえず、DS版のFFIIIはいろいろと納得できない。まず、忍者が弱い。次に、賢者が弱い。そして、ミニマムとトードが敵にほぼ効かない。こんなのFFIIIじゃねぇ! と、橘雪翼は勝手に嘆いているのであります(笑)


平成18年11月29日

松井、井川のチェンジアップに空振り

  井川が大リーグの、ヤンキースへ移籍することが……まだ決まってないがおそらくそうなるだろう。で、ヤンキースといえば松井(秀)。その松井が井川にメッセージを送ったらしい。「ニューヨークにも水戸納豆売ってるぞ!」と。ところが、当の井川は納豆嫌いだとか。報道はこういうのを面白おかしく表現する。今回は「空振り」と表現されていたが……甘い甘い。井川といえばチェンジアップ。茨城生まれで納豆が嫌い、という変化球を「チェンジアップ」と表現してこそのユーモアだ。「松井の情報収集不足?」なんて書いてあったが、記者も情報収集不足だぜ!(笑)


平成18年11月28日

ひゃっほう! 全国1位!

  というわけで、バトルギア4Tuned稼動! でもって、ランキングが一旦リセットされた。だから、今日プレイすれば順位の数字が小さいというわけ。そいでもって、ちょっと粘って1位になってきた(上級順走チューンドランキング)。全部で7台中の1位だけど(笑) 半時間ほどで2位以下に転落したんだけど。でも、ほんのわずかな時間だけど全国ランキング1位になりました。それで嬉しいのかって? 嬉しいですよ。嬉しいからわざわざこんなところに書いているんですよ!!!
  Tunedになって車の挙動が変更されたんだけど、何やら……パワーアップした? 走っていて各直線区間における最高速が上がっているような。上級で余裕で200km/h越えたので間違いない。タイムも軽く旧バトルギア4の記録を抜いたし。とりあえずスタートダッシュからして奇妙。クラッチが繋がった瞬間のエンジンの回転数の減少が、ノーマルバトルギア4のときよりも激しくなり、エンジンのパワー自体が上がってるか、その後メーターが振り切れるまでが早くなった。というか、9000回転まで回ってるような(本来8000まで)。2速3速でも前なら8000以上回らなかったのに、8000と少し回るような気がする。これ、回しすぎるとペナルティあるんですかね? 途中でエンジンの性能が落ちるとか。それから、壁に激突したときの減速がおとなしくなった。派手にクラッシュさせても立ち上がりまでが早いような。某頭文字がDのゲームに若干近くなったような……。
  ちなみに、行き付けのゲーセンはまだTunedが稼動してなかった。旧筐体にてプレイ。旧筐体も、インターネットを通じてアップデートされており、旧バトルギア4にあったコースや車でのプレイは可能。明日Tunedが稼動するみたいなので楽しみ。明日も行くかどうかは分からないけど。もし行ったら、FC3S RX-7を登録する予定だっ!

  昨日の将棋の話、やっぱり図がないと分かりにくい。まあ図があっても分かりにくいままかもしれないけど。でも、私は無謀にも挑戦する。将棋に詳しくない人でも分かりやすい解説を!
図解、邪魔駒とは
……多分分かりにくい人には分かりにくいままじゃないかと。日本の伝統文化として将棋と囲碁ぐらいは皆に知ってて欲しいなぁー。


平成18年11月27日

  わーい、明日はバトルギア4Tunedの稼働日だー!

  ごめんなさい、ネタがないんです。二番煎じが面白くないのも分かってるんです。

  ということで、明日は待ちに待ったバトルギア4Tunedの稼働日(←無理やりネタにする)。問題は行き付けのゲームセンターに即日入るかどうか。まあ、即日でなくていいんだけど、1週間以内ぐらいに入ってくれると嬉しいな。年明けるまで待つとかそもそも入らないとかは論外。その場合、ちょっと遠いけどタイトー直営のゲームセンターまで行くしかないんだよな……。
  話が続きません。ああ、ちょっとスランプだなぁ……。

  実はこの前、神戸新聞の懸賞詰め将棋の誤植について侃侃諤諤したとき、ふと思ったんだよ。毎週詰め将棋の解説やりゃぁネタが物凄く助かるって。でもね、誰が読むんだよ、ということで却下。そもそも、著作権の問題とか出てきそうなのでかなり微妙。あ、もちろん、2週間前に出題されたやつをお題にするから、懸賞の解答を載せるということについての問題はなし。ああ、解説じゃなくて「詰め将棋」の感想にすればいいのかな……。図面は"引用"ってことにしてさ。でも実は、図面作るのが結構面倒だったりするんだよ。最初HTMLで何とかなると思っていたら、実はHTMLに文字を上下反転させる能力がないみたいで。ということで、敵方の駒を表示させる術がHTMLではない。だから、画像にした。一旦、HTMLで敵味方全部の駒を上向きに表示させたHTMLファイルを作る。そしてそれを、「PrintScreen」ボタンで取り込んで、図面の部分だけをトリミングする。さらに、そのファイルの各駒の部分をトリミングで切り出し、それを反転してまた貼り付ける。考えてみれば暇人のやる作業かもしれない(笑) 敵の駒が少なければあんまり問題ないけど、大抵詰め将棋って敵の駒の方が多いんだよね……。それでも、盤面全体をやらなくていいだけはるかにマシか。レギュラーネタ化するのであれば、あらかじめ9×9の将棋盤のファイルと、駒のファイル(反転前のと後のと)を用意しておいて、貼り付けるだけでいいようにしておくと楽だなぁ。んー、まあ、それでも面倒そうだから三日坊主ならぬ三週間坊主で終わってしまいそうな気がする。第一、最初に書いた問題である「誰も読まない」が全く解決していない……。
  でも、一応図面ナシで、普通の人が読んで分かる内容を目指して先々週の詰め将棋の感想を書く←最近ネタに困窮してるから(笑)
  味方は多い方がいいように思える。1人より2人、2人より3人……三人寄れば文殊の智恵とか三本の矢の話とか、ね。ところが「船頭多くして船山に登る」っていう戒めもあるように、たまにいるんだよ。「お前、邪魔」ってやつが。足を引っ張る、実は敵のスパイじゃないの?っていう味方が。実は将棋でもそういうことがあったりする。そしてそれは、実戦よりは詰め将棋のお題になることが多い。邪魔な味方の駒、それを「邪魔駒」という。
  ――そのまんまじゃん
分かりやすくていいの! ということで、たまにある詰め将棋のテーマは「邪魔駒の消去」。桂馬がぽつんとあって、実はその桂馬がなければ、その桂馬の位置に金将を打ち込んで相手玉が詰む、とかね、そういう図からスタートする。もちろんそんなのどこにも書いてないよ。「この桂馬がなければ金を打つだけの1手詰めです」なんてね。そんなのは、解く人間が発見しなきゃいけない。解いてから「あ、これは邪魔駒消去だったのか」なんて気付いたりもする。まあ、図面見て邪魔駒消去で終わる詰め将棋かどうか判断できなくもないのだが、ごく稀に邪魔駒消去だと思ったら全然違ったりするので奥が深い。というわけで、邪魔駒を消去してみよう。といってもデリートボタン一発、というわけにはいかない(当然だ)。これ、なしね、といいながら引っぺがすことも出来ない。盤上にある駒は、相手が取らない限り盤上に残ったままである。さて、邪魔駒を消去するにはどうすればいいのか。わざと取られればいいのである。といってもそれがまた難しい。別の駒で王手をかけて王様が邪魔駒を取ってくれたとする。じゃあ、金を打って終わりだ――とはならない。だって、さっき邪魔駒あったところにその王様がいるじゃないか。邪魔駒をわざと取られやすい場所に動かして王様に取ってもらっても、王様が動いていたら詰まなくなる可能性は高い。もちろん、他の敵方の駒に取らせても、その駒がの効く場所に入ってしまえば単純に駒を打つだけでは終わらなくなってしまうかもしれない。たかが1枚の邪魔な駒、これを効率的に"消す"のも難しい。大抵、その1枚を消すために持ち駒が何枚か、あるいは盤上の駒が何枚か巻き添えを食らって敵方に渡ってしまうこと間違いなし。詰め将棋だったら必ず詰むって分かってるのでまだいいけど、実戦で邪魔駒消去をやろうとして、実は詰ますのに必要な駒を捨てちゃったりしてたら泣くに泣けない。まあ幸いなことに、先々週直面した問題は詰め将棋だった。
  前置きが長かったけど、先々週私が苦悶していた詰め将棋は「邪魔駒消去」の詰め将棋。余計なところに桂馬があって、飛車の効き筋が遮られて詰まない、という問題だった(こういう余計な桂馬を"余桂"という、わけはないので騙されないように)。桂馬1枚を闇に葬るために、攻守のエースとも言える馬1枚をむざむざ戦死させる羽目に陥った。まあ、それで敵の王様が詰んだら安い代償なのだが。馬を移動させて王手して、王様が目の上のたんこぶである桂馬を取ってくれて、その後動かした直後の馬を捨て駒する。その馬を王様が取ったら、最初の図面から桂馬(と馬)が消えたものになり、次に打つ飛車の効きの通りが良くなって一気に詰む、という問題だった。こういう問題、桂馬がいなきゃ詰むのになぁ、と気付いた方が解くのが早そうである。ところがこの月華の棋士、橘雪翼、そういうのにとんと疎い。詰ませてからやっと分かる、「あ、これ邪魔駒消去か」ってね。自分で付けた称号「月華の棋士」が泣いてるぜ。でも、先々週の問題は、邪魔駒消去としてはややトリッキーな部類に入る……と私は思うのだが、単に問題を数多く見てないからそう感じるだけかもしれない。最初に書いたように、邪魔駒消去の問題は「その駒がなければそこに持ち駒を打ち込んで収束する」タイプのものが多い。先々週の問題は、邪魔駒がなければ大駒(飛車角)の効き筋が通って詰む、というタイプである。私は少なくとも、後者の問題を解いたのは初めて(だと鳥頭よりはナンボかマシの記憶が告げている)。


平成18年11月26日

  わーい、明日は頭文字Dの最新刊の発売日だー!

  ごめんなさい、素直にネタがないって白状します。


平成18年11月25日

神戸新聞さん、いつもネタの提供ありがとう(笑)

  侃侃諤諤で神戸新聞の土曜日の夕刊といえば、懸賞詰め将棋ですが、今日はちょっと趣向を変えてクイズ面より。先々週のクイズは「算数編」と銘打って、算数というよりはちょっと数学の問題。当然、自称数学者の橘雪翼はこれを数学的に解析する……。
  腕だめし用の例題(練習問題)と懸賞題がある。先々週の問題は次のようなもの(但し、より数学風な表現に変えた)。
問:2つの関数f(x)とg(x)があり、f(x)=3x-1、g(x)=(x+3)/2である。g(f(4))の値と、f(g(x))=11を満たす数xを求めよ。
うわー、数学風に書くとめちゃ難しそうな問題や(笑) 一応出題の表現も書いておこう。「計算機Aは、入れた数字を3倍して1を引いた数を出します。計算機Bは、入れた数字に3を足して2で割った数を出します。Aに4を入れて出た数をBにいれるといくらになりますか? また、Bにある数を入れて出た数をAに入れると11が出ました。最初Bに入れた数字は何ですか?」 実際にはAやBというのは、直感で分かりやすい簡易図になっているのだが。答えは各自解いてもらうとして……腕だめしの問題その2が今日の話の焦点。
  同様に計算機CとDがあって、こいつらがどんな計算をするかは分かっていない。ただし、先ほどと同様にCに数字を放り込んで、その結果をDに入れると何かが出てきた、というようなものが5つある。1〜5を順に入れると……
1―C→1―D→2
2―C→?―D→6
3―C→9―D→?
4―C→16―D→20
5―C→?―D→30
ここで、1と3と4のCの結果から、Cは入れた数字を自乗する!と0.4秒で気付かないやつは数学者じゃない。俺? 1と4の結果を見て5倍して4を引くとか捻くれたことを4秒かかって算出しちゃったよ(苦笑) だってね、
1―C→1―D→2  4―C→16―D→20
2―C→?―D→6  5―C→?―D→30
3―C→9―D→?
という具合に書かれてるから、先に上の段の2つ見ちゃったんだよ(苦笑) まあ、ともかく、1、3、4の結果からCは自乗、これは確率が高いと見ていいだろう。数学的にはいっぱい答えが見つかるのだが、これは神戸新聞の紙面。何を間違っても3次関数以上はないだろう。あったらびっくりだぜ。というか、苦情殺到間違いなし。だから、自乗と決め付ける。そうすると、2のCの結果は4、5のCの結果は25である。そうすると、Dはどうなるか。
1―D→2
4―D→6
9―D→12
16―D→20
25―D→30
いちいち数学的に答えを出してもいいのだが、相手は神戸新聞だ(いや、悪い意味で言ってるんじゃないですよ?)。仮説を立てては実験し……を繰り返して答えを出せば充分だ。ということで考えると……それぞれの結果は、元の数字に上から順に1、2、3、4、5を足したものになっている。ということで答えは簡単。元の数字に、元の数字の平方根のうち正の数(一般に"ルート"という)を足したものになっている。
  ということで、懸賞題にチャレンジする。懸賞題は「X―C→Y―D→240という数字が出てきた。もとの数Xを答えよ」だ。既にCとDの正体は判明している。ということで、簡単に計算できる。
x^2+|x|=240
Dで足すのは√(入れた数)なので、x^2を入れた場合はxである……とやると数学の先生に怒られるよ。xが負の数の場合もあるからね(新聞の懸賞題なので(以下略))。だからxの絶対値としなくてはいけない。その絶対値の部分がややこしいが、x^2+x=240の2次方程式をまず解く。答えは15と-16だ。このうち-16は絶対値が付いている関係で上の式を満たさない。よって答えは「15」だ。
――と思ったら大間違い。
中高生のみんなはマネしちゃだめだよ。この場合は……xが正の場合と0以下の場合に場合分けして計算した方がいいかな。前者はx^2+x=240、後者はx^2-x=240で方程式を解いて、出てくる解を条件に照らし合わせて正しいものを選択する。で、結果、前者から15、後者からは-15が出てくる。答えは「±15」だ。
  で、本日、懸賞問題の解答が載っていた。答え――15
異議あり!!
まあ、想像は付いていた。神戸新聞の懸賞題だからね。別に神戸新聞でなくとも、毎日新聞だろうが朝日新聞だろうが産経新聞だろうが日経新聞だろうが、きっと同じ問題を載せていたらどこの新聞でも15が答えになっていただろう。まあ、俺もそこ追求するは大人気ないかな、と思ったよ。だから軽く流すつもりだった(本当か?)。だがしかし、問題の解説に再び"異議あり!!" 解説に何とあったか。「Cで2乗され、Dでもとの数を足されます」――んー、この書き方気に食わないなぁ。だって、「Cで2乗されDで元の数を足す」んだったら、-16も題意を満たすじゃん。それだったら答えは「15または-16」である(15も-16も答え、なんじゃなくて「15または-16」が答えだよ?)。でもね、それは少しおかしい。CとDの計算機は独立しているはず。Cに入れた数字をDは知ることができない。だからCの結果を見てDが、Cに入れた数字を推し量ることは不可能である。Cの計算内容が2次関数じゃなく1次関数なら可能なんだけどね。つまり、この「Cで2乗され、Dでもとの数を足されます」という解説は、あくまで「Cに正の数を入れたとき」限定の解説になっちゃっている。解答に「15」と載ってる時点でそういう前提なんだろうけどね。でも、こんな解説されると余計に主張したくなる。解答は「15」ではなく「±15」とするべきだ!とね。あるいは問題に書いておくべきである。正の数字をAやBやCやDに入れます、ってね。
  ――いやだから、新聞の問題なんだってば!
  ちなみに、先々週の詰め将棋"も"正解でした。今週のはちと難いかも……。


平成18年11月24日

模型製作状況

  ネタがあまりないので。現在、キット製作にあたり、橘雪翼としては初めてライトユニットを組み込もうかと画策中。完成品の多くが、ヘッド/テールライトが点灯するが、自作車両ではそれがない。それではやはり見劣りがするということで……と橘雪翼が感じたかどうかは知らない。単に模型雑誌の記事に触発されたか、何か新しいことをやりたいと思ったか、自分でも良く分かってないらしいから(笑) まあ、ともかく、その第一号を製作するべく奮闘中。もっと簡単な車両で実験すればいいものを、111系JR四国仕様という、キットから製作する場合あれこれいじらなければいけないものを選んでしまった。実は、もっと手軽に113系関西線色で実験するつもりだった。113系自体は去年、嫌になるほど大量に製作したので、キットの特性は把握している。ところが、やっぱり113系関西線色は、私にとって思い入れのある車両で……というほど思い入れもないなぁ。まあ、実験台にするには忍びなかったので、じゃあ代役にということで111系が選ばれた。111系も、キットとしては同じものから作るので、キットのクセは把握している。JR四国の111系特有の加工点を押さえればそうややこしいこともない。はずだった。その特有の加工点が……これがまた面倒だ。詳しくはいちいち書かないけど、ちょっと初トライの加工をやってみたりで意外に時間と集中力とやる気が削がれる。加工の合間にライトユニット点灯の方の準備をぼちぼちとやれたらいいのだけれど、先日書いたように、買ってきた素材がトミックスの台車に合わないので、そちらもやる気になれず。これはとっとと日本橋に行って足りない素材を買ってくるべきなのか???


平成18年11月23日

  以前、発売の告知を見て大騒ぎしていた河合商会の1/150ミニカー、その後あまり情報がないので心配になっていた。何せ、当初8月発売って言ってたはずなのにもう3ヶ月も遅延だぜ。KATOじゃあるまいし(ま、どこのメーカーも遅れを発生させるということだ)。河合商会のウェブを見てもなかなか情報が出てこないし……とやきもきしていたのだが、ふと思いついて河合商会の鉄道模型じゃなく、河合商会全体のトップページにアクセスしてみた。そしたら載ってるじゃあありませんか! 12月発売予定になっている。遅れたけど、発売中止じゃないみたいなのでとりあえず一安心。詳細のページに飛んでみると……色数が増えたりしている(詳細ページだと11月末発売になってるけど、気にしないことにしよう)。パッケージは、当初と違ってGT-R34とZ33が2台ずつ。これは続報で手に入れていた情報で、その情報を得たときはこれまた嘆いたりもした(笑) で、よく見ると、「1/125」ってあるのは気のせいですか? Nゲージ鉄道模型はもちろん、1/150である。ええと、1/150と1/125じゃサイズが1.2倍も違うんですが。これをNゲージに使うのは無理があるんじゃないでしょうか。うーん、買おうと思ってたけどスケール変更されたんじゃ見送りかなぁ。残念無念。ところが、サイズが書いてある。スケールじゃなくてサイズね。12×30(単位はそれぞれミリ)。一応、家にあるトミーテックのカーコレクションのサイズを実測してみた。11.5×28.5(目分量)! 近いじゃん。ひょっとしたら1/125は誤植かもしれない。それとも、大真面目に1/125でスケールダウンしたつもりが1/150になってしまったとか? あるいはトミーテックのカーコレクションが実は1/125とか(笑) ひとまず、"使えそう"なのでほっと安心。っていうか、二転三転、やきもきさせるなぁ。
  で、今頃気付いたのだが、スカイラインとフェアレディZの共通点。日産自動車ですね。そういう基準で車種を選んだらしい。ってことは、RX-7は望み薄ですかそうですか。2種類抱き合わせとして、RX-7(FD3S)とRX-8(SE3P)の組み合わせなら5セット、FD3SとFC3Sの両RX-7なら10セットぐらい買おうと思ってたんだけどねぇ。


平成18年11月22日

森博嗣は駄洒落好き!?

  先日から度々話題に出している小説家(本人はそう思ってないらしいが)の森博嗣。先日私が面白いと思ったのはは「しかたないな崇史」――崇史を"たかし"と読むと回文になるが、実はQ.E.D.の高田崇史はふみたかと読むのでアウト。そこで森氏が「しかたないな崇史じゃ」と残念そうに放った一言が大いに受けた。ま、これは駄洒落じゃないんだけど。友人Dも森博嗣のシリーズを読んでいて、今私が読んでいる最中のS&Mシリーズ(犀川&萌絵、でS&Mだ。変な想像はしないように)は既に読了しているらしい。次のシリーズを読んでいて、その次のシリーズの「黒猫の三角形」についてこう言及していた。
「あれはやっぱり、クロネッカーのデルタにかけてるのかな」
  ――はい?
何ですかそれは、確かにクロネッカーのデルタってどこかで聞いたような……。数学で出てきたが、不肖橘雪翼、内容を完璧に忘れています。これじゃクラインの壷を知らなかった姉をバカにできないな……。というわけで、黒猫の三角形はクロネッカーのデルタとの駄洒落である疑惑発覚(念のために書いておくと、黒猫→クロネコ→クロネッカーである。三角形は英訳するとデルタ)。ついで止めがやってきた(2つめで止めかよ)。ま、刊行順で行けばこっちが先なのだが。一昨日私が読了したのは、「封印再度」という題名。森博嗣の小説には、和名とともに英語名?が出ている。例えば氏がメフィスト賞を受賞した「すべてがFになる」の場合「The Perfect Insider」、2作目「冷たい密室と博士たち」は「Doctors in Isolated Room」。直訳だったり意訳だったり。で、封印再度は何という英名かというと……
Who Inside
  ――ん?
フー・インサイド?
フーインサイド??
フーイン・サイド???
ふういん、さいど????
封印再度!?!?!?
英訳してないじゃん。そのまんまじゃん。そうか、これが和製英語ってやつか。(注:違います) これを毎回毎回やってると「しかたないな崇史」――じゃなかった、しかたないな森博嗣は、駄洒落好きだなぁで終わるのだが、他の刊行物ではそんな罠を張ってないのに「封印再度」だけ。この唐突っぷりが笑いに拍車をかける。というか、「封印再度」って題名を付けるときに思いついたか、この駄洒落がやりたくて「封印再度」という題名を付けたか。思いついたときにきっと、一人で笑い転げていたに違いない。

  一昨日思わず勢いで最後まで読んでしまったので、続きを買いに行ってきた。それに加えて、今日はいろいろと欲しい漫画も発売される。餓狼伝19巻、頭文字D34巻、OL進化論26巻。全部講談社!(森博嗣の小説を含め) ところが、餓狼伝19巻しか見当たらねぇ!(森博嗣の小説を除く) 帰って来て調べると、頭文字Dはまたもや延期。OL進化論は不明。立花の書店がヘボいので置いてなかったのか、私が見逃したのか、それともこれもまた延期されたのか。今月は既に、落第忍者乱太郎の最新刊も延期されてるのに……。ついでに関係ないけどずっと延期されてたKATOのレイアウトパネルが届いた(ほんと関係ないよね)。おまけに、文庫本の背中の数字を頼りに小説を買ったら、S&Mシリーズの6冊目じゃなくて短編集だし。選択肢は3つ。その1、おとなしく短編集「まどろみ消去」を読む、その2、S&Mシリーズの6冊目「幻惑の死と使途」(ん? これも駄洒落か?)を買いに走る、その3、別の小説を読む。まあ、普通にその1を選択するんだけどね。

  前に書いたかどうか忘れたけれど、私がトレーニングにやってる縄跳び、インターバルで小説を読むことにしている。1分半のインターバル、ぼーっとしていると意外に暇だし、何だか時間がもったいない。1分半をもったいないと惜しんでいるのは現代人の悲しい性なのか。ともかく、本を読むことにしている。2年前にやってたころは、某乙女向け小説を読んでいたのだが、10冊目ぐらいで流石に飽きたので今回は森博嗣の小説を読むことにした。だが、ちょっとした誤算が……。某乙女向け小説とか夢枕獏は、1分半読めばそれなりにストーリーが進んだのだが、何だか森博嗣の小説は先に進みません。多分、本の分厚さに依存する部分があるのだろう。夢枕獏と森博嗣じゃあ、1ページあたりの文字数からして明らかに違うっていう点もあるけれど。そういうわけで、跳んでも跳んでも話が先に進まない。というか、前のインターバルのときに読んだ部分が頭に入ってないような(笑) きっと跳んでいるうちにすっぽ抜けてしまうのだろう。まあ、それでも1分半の間に文庫本を開くのだが。それでも何とか読めてしまう自分に乾杯。ところで、S&Mシリーズを読んでいてふと思った。これはひょっとしてラブコメなんじゃないだろうか、と。一応、ミステリーなんだよ。ごく普通(?)の真面目な。でもね、そう思ったのだよ。どこでそう思ったかというと……ヒロインの西之園萌絵が主人公犀川創平にとある悪戯をしかける。そいでもって犀川先生が怒るわけだが、萌絵が「約束に遅刻しても文句は言いませんカード……、それに、たちまち機嫌を直しますカードを、それぞれ十枚つづりでどうですか?」と。このナントカカードというのは、すなわち肩叩き券だと思えばいいだろう。犀川先生が、萌絵との約束に遅刻したときに「約束に遅刻しても文句は言いませんカード」と言えば遅刻が相殺されるのだ。意外に10枚早く使いそうだよ、犀川先生(ちなみに、犀川先生は時間に非常に几帳面だが、萌絵との約束のみ遅れたことがある)。で、それだけだったらまあヒロインのお嬢様っぷりってことで終わるのだが……その後、謎解きのクライマックスの部分で萌絵が犀川の指示に従わないので、
犀川「素直にはいといいますカードだ」
萌絵「そんなカード、渡していません」
――うわぁぁぁ、これをラブコメと言わずしてなんと言おうか(そう感じるのは俺だけかもしれない?)。っていうか犀川先生羨ましいなぁ。あ、森博嗣はきっと、自分をモデルにして犀川創平というキャラクターを作っているような、そんな気がする。勝手に私が、何の根拠もなくそう思っているだけなのだが。しかしこの仮説が正しいとすると……西之園萌絵のモデルは???????? 羨ましいなぁ。


平成18年11月21日

  またまた車両が完成しました。文中に書いたけれど、作るのは簡単な部類。簡単というか……手間がかからなかった部類ってことで。
205系1000番台、南武支線色
これで積み木がさらにマイナス2された。現状トータルマイナス16。やればできるじゃん、俺。年始早々の積み木の標高アップに内心びびっていた私、今となっては懐かしい思い出だよ。でもまあ、あと40日ばかし残っているので油断は出来ない。いきなりどこかで大セールがあって、キットが半額とかで手に入っちゃうとまたまたごっそり買ってもおかしくない。16両なんて4セット買えばチャラ。風前の灯火というやつだよ。
  ちなみに、「夜行鈍行」のコンテンツに系列番台の同じ205系1000番台が存在する。こちらはJR西日本の阪和線の車両。今日完成したやつはJR東日本の南武支線。205系自体は国鉄時代に登場したので、西と東で同じ形式があるのは不思議でない。不思議というか奇妙なのは、その後登場したあるいは改造された車両で、同じ番台区分を名乗るところだ。JR化されてから、各社がそれぞれで国鉄時代からの車両を改造したため、改造後のナンバーが完全に被ってしまうということが起きた。それでも会社ごとに車両を管理していたから問題なかったのだろうけど、やっぱり同じ「クハ103-1」と呼ばれる車両がJR内に2両あるのはあまり良くないことだろう。一方、この205系の場合……JR西日本とJR東日本で決定的な違いがあって、番号が重なったりする懸念が全くない。だからJR東日本も敢えて1000番台にしたんだろうけど……。JR西日本の1000番台は、4両編成で、中間に電動車が2両、両端が制御車という構成。JR東日本のは……2両編成なので、勢い両者共に電動車でなければいけない(205系は動くのに必要な機器類を2両に分けて搭載している)。よって2両とも制御電動車となる。これにより、JR西日本とJR東日本の205系1000番台は、形式名がかぶることがないので番号も重なる心配が不要なのである。ま、今後、JR西日本が205系1000番台を改造してクモハ(制御電動車)を作らない場合の話だが。

  先日から、歯医者に通っている。半年ごとの定期健診である。先週はレントゲンを取って、あと軽く全体をチェックして終了。いつも第2回目以降で虫歯の治療、もしくは以前詰めた所の詰め直しなどを行う。虫歯の治療を受けたことのある人なら当然知っていると思うが、虫歯を削るときには麻酔をする。麻酔が効きにくい体質だったり、その歯に神経が通っていなかったり、あるいは痛みに異常に強い人がいたら麻酔しないのかもしれないが(いや、あの痛みに平気で耐えられる人がいたら異常なぐらい強いって)。麻酔すると、2〜3時間はしびれが取れない。つまり、治療が終わってもしばらくは感覚が麻痺していて、あまり食物を摂る気分にはなれない。というわけで、麻酔は気分が重い。もちろん注射針を刺すときも痛いのでそれもある。そして私は、半年ごとの検診で今までほとんど全部と言っていいほど虫歯が発見されている。ええと、念のために断っておくが、毎日歯磨きは欠かさない。甘いものは、食べるけどだらだらとは食べない。歯質はおそらく悪くない。でもね、小さな小さな虫歯ってのは出来ちゃうみたいなんだよ。自覚症状があるかないか、そんな小さな虫歯だけど、早めに治療しておけば傷口が文字通り小さく治まるので「治療しておきましょう」ということになるのである。決して、だらしないから虫歯がやたらできまくるわけではありません! あと、1回ぐらいは、虫歯が本当になかったのだ。でも、前に詰めたところの調子が悪いということで詰め直し……そういうことがあったのでやっぱり麻酔している。あれ、詰め直しのときは麻酔なしだったかな……? ということで今日が今回の2回目(ややこしい表現だな)だったので、朝、覚悟を決めて家を出た。麻酔される覚悟、麻酔してもやっぱりちょっと痛いのでその覚悟、その後しばらく物が食べられないので少しお腹が減るのを我慢する覚悟。こんなこと書いていると俺、子どもみたいだな。なお、前回の治療が終わった後(今年の春だった)、もう麻酔されるのは嫌だとばかり念入りに歯磨きをするようにしていた。いつも普段から念入りにやっているつもりだったんだけどね。今回のポイントはフロスである(フロス、で分かるよ……ね?)。通常の歯磨きだけでは、歯と歯の間は磨けない。だから虫歯というのはそこから出来やすい。と考えれば、フロスを欠かさず通しておけば虫歯の確率が大幅に減らせる。とはいえ、フロスをするのは結構面倒だったりもする。というわけで私は長年、それをやれば虫歯の原因を大幅に減らせることを知りつつもなかなかフロスをする頻度は上がらなかった。去年、週に1度はフロスしよう、と決めていたのに結局実行できなかった。春の治療以降私が決めたことは……5日に一度、である。毎月5の倍数の日にはフロスを通す! これを決めたのである。毎週日曜日、よりも5の倍数の日、の方がなんとなくだが実行できそうな気がした。なんとなく、であるが。そして私は大体それを実行することができた。完璧に、ではないのだが。忘れたら翌日やるようにしたり、気になった日は5の倍数でなくてもフロスを使って……。まあ、そんなわけだから、実は今回はちょっと自信があった。虫歯がない自信、麻酔されない自信……。でも、そう確信して注射針がやってくると気分が滅入るので覚悟はしていったのである。
  時間通り診察室に通され、横になる私。先生が来て口を開く。話をするという意味の口を開く、じゃないからね。先生が先のとがった金属製の道具を手にする。曰く右奥歯の歯茎の根元が、レントゲンでは怪しかったとのこと。ああ、やっぱり今回も虫歯があったのか……やはり過度の期待をしなくてよかった。ところが……問題のある部分を小さなヘラ状の道具でごしごしこするようにすること十数秒。「これは……虫歯じゃなくて歯の形がレントゲンで影のように写っただけかなぁ」。お、何だか風向きが変わったぞ? 虫歯じゃない、虫歯じゃない、虫歯じゃない、俺の歯は私の性格同様ひねくれているんですよ(笑)
  ――結果発表
歯の形が独特で、それがレントゲンで虫歯の影のように写った、ということになりました! どうも別の角度から写っているものを見ると、虫歯の影がないというのが決定的な証拠。加えて、沁みるといった自覚症状がないこと(もしレントゲンの影が虫歯であるならば、かなり大きな虫食いで自覚症状がないわけがないぐらいらしい)。おお、生まれてこのかた始めての快挙。気分は逆転無罪判決!のような感じ。まあ、実際に逆転無罪判決をもらったことはないんだけど。その後、歯石取りをしてもらって、実際にレントゲン写真を見ながらの説明を受けて、その後いつものように雑談して……次回、以前詰めた箇所を磨き直して終了、ということになった。今回は痛いのナシ! 良かったね雪翼クン!(←子どもを褒めるような語調でお読みください(笑))


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