2025年1月に読んだ漫画

タイトル巻数評価
< 新刊 >
  婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む
  〜美味しいものを食べさせておしゃれをさせて、
  世界一幸せな少女にプロデュース!〜
 ☆☆☆
  あおざくら 防衛大学校物語 35  ☆☆☆
  ドラハチ  ☆☆★
  TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには 25  ☆☆☆
  グラゼニ〜大リーグ編〜  ☆☆☆
  転生したらスライムだった件 28  ☆☆☆
< 既刊 >
  転スラ日記 転生したらスライムだった件  ☆☆★
  ワンパンマン 26  ☆☆☆
  七つの大罪 28  ☆☆☆★
  七つの大罪 29  ☆☆☆★
  七つの大罪 30  ☆☆☆★
  王様の仕立て屋〜サルトリア・ナポレターナ〜  ☆☆☆
  定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ  ☆☆☆
  レッドブルー  ☆☆☆
  レッドブルー  ☆☆☆
  追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する  ☆☆★
  戦隊レッド 異世界で冒険者になる  ☆☆☆
  烏に単は似合わない 特装版  ☆☆☆
< 既刊(Kindle特価枠) >
  4P田中くん 1〜6  ☆☆★

 

【婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む】
 ホムンクルス作ってるポッド?が「ゴウン…ゴウン」って唸りを上げてるけど、どういう原理なんだろう。いや、メカというより魔導系の見た目だから、擬音語?がちょっと合わないなあって。そのホムンクルスはシャーロットの誕生日プレゼント用に作られたもの。しかしドロテアにシャーロット激似であることを指摘されて……アレンからすればこれは大ファインプレーのはず。後で新作ネタをいっぱい提供しないとね!
 聖女リディリアが(アレンにとっては最悪なタイミングで)顕現し、話の中心はシャーロットの誕生日から完全消滅を望むリディリアへと移って行く。“僅か18歳にしてこの世を去った”聖女がやさぐれている理由は? アレンは彼女にこの世を未練に思うような“イケナイこと”を教えられるのか?

>むにー(リディリアの仕草)
桂先生オリジナルの味付けで、めちゃいい味出してる。むにー。

>最悪ナタリアがブチ切れる
いやー、最悪も何も「100%確実に」じゃないですかねー?

>ミアハはその頃はお人形遊びにハマっていましたにゃ
どきっ。

>暗殺者一家としか思えない
実際に大道芸は表向きで、裏の稼業とかがあっても全然おかしくない気もする。

【あおざくら 防衛大学校物語】
 近藤学生が三学年に進級。新たなるテーマは「任官辞退」? 前年の卒業生450人のうち44人が任官辞退したというところから、如何に辞退する人を減らすかと考える四年生。に対して我らが近藤学生は「無理に減らそうとしなくてもいい」と意見を述べる。一見して全学生が卒業後に自衛隊へ進むのが理想だが、考えようによっちゃあ無理のある話である。例としてどれだけ適切か分からないが、例えばプロ野球。毎年ドラフトで育成を含めると100人以上がプロの世界へと入って行くが、一軍で華々しい活躍ができるのはほんの一握りにすぎない。一度も一軍の試合に出ることなく引退する選手だっている。次に将棋のプロ。奨励会というプロの棋士を養成するシステムがあるが、こちらもまた最後の三段リーグを勝ち抜くことができず、プロの道を断念する棋士は多い。どんな世界にも言えることで、志願者全員が基準を満たすことは稀だろう。防衛大学校や自衛隊も、訓練・教育した全員を自衛官として採用する(できるように育てる)と考えるのは虫のいい話に思える。どうしたって目指していたけど実際やってみると無理だった、という人はいるだろう。辞めたいと思う人を無理やり引き留めるのは組織にとっても良くないだろう。ある程度の辞退者は「厳選した結果」とでも考えた方がいいような気はする。任官が9割前後いれば上出来なんじゃないかなあ。
 時代の流れと共に指導の方法も変わる。(罰としての)腕立てがなくなるとか台風が来なくなるとかに言及されているが……台風は訳分からなさすぎにしても、適度な腕立て伏せは残してもいいような気がしないでもない。如何せん普通の民間企業とか公務員じゃないのだから。まあ自分がやるとなれば嫌なんだけどね。理不尽指導がなくなって志望者が増えるというのであれば、それはそれで良いのかもしれないし……。

【ドラハチ】
 オールスター。シーズンMVPを狙う八郎は、オールスターをどうやってプラスに結び付けられるか? 話は1冊では終わらずに次に続く……次は何をやらかしてくれるんだ。
 ところでウルフ君のアドバイス、リアルな野球の話をするとズレているような気がする。体の正面でボール捉えたらほぼほぼ1塁側のファールグラウンドにしか飛ばんよ。打点が体の前に出てるって指摘してるけど、その図のバットの持ち方とフォームがおかしすぎる。普通だったらそのポイントはセンター返しになるはずなのだが……。

【TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには】
 おいおいウソだろ。あの予告本物だったの!?(前巻の感想文参照) っていうかここまで唐突に場面転換するなら前の巻の最後、藝大行くシーンは要らなかっただろ……。

【グラゼニ〜大リーグ編〜】
 夏之介が“他の3人”にアドバイスを送る。そして一応それなりにハマる。これはもしかして、次の「コーチ編」への布石か?とも思ったのだが、差し当たってはWBCへと繋がるようだ。しかしあれだな、コツコツバッティングで首位打者獲れるほどメジャーって甘い世界なのか?と思ったり。そして打率1位と2位を擁する上に、そこそこ打てる捕手がいて地区最下位は他がポンコツ過ぎるのでは? 長距離打者と当て込んだ選手がシングルヒット製造機になったのだから誤算なのは分かるけど、彼をチーム唯一のホームランバッターと考えていたのならどちみち優勝争いは無理でしょ。

【転生したらスライムだった件】
 冒頭から何やら不穏な空気が。神楽坂ユウキがマリアベルに操られている……? ミリムの時同様、操られたフリをしている可能性もまだ残っているが、はてさて。
 28巻は西方なんとか評議会という話がメイン。その辺りは概ねこれまで同様の展開。一番の見所は“イングラシア王国最強”とやらのライナーが“宣言通り”一瞬でヒナタにのされるところと、その副官のガイ(テンペストのダンジョン関連で登場済?)がシュナ曰く「練習中だったので不発」だった神聖魔法“霊子崩壊”で服だけ持ってかれるところかな。
 この28巻は前菜と言った感じで、メインディッシュは冒頭のロッゾ一族とやり合うところになりそう。ところで、最後に出てきた敵勢力の男がソウエイに似てるんだけど、何か関係あるのかな。

【七つの大罪】
 ちょいとずつ謎が明らかになって行く。メリオダスのエリザベスに対する態度で、いくつか腑に落ちなかった答えがこんな形とは。そして前に書いた展開予想「完全に魔神族化したメリオダスVS団長を欠いた七つの大罪」の構図になりそうで、ちょっぴり期待が膨らんでいる。とは言えまだそうなるとは限らないし、経緯が予想をはるかに超えていた。
 この後キーになりそうなキャラクター。明らかに見えてるところではアーサー。もう一人、意外なところで“ゴウセル”なんじゃないかと思い始めている。七つの大罪のゴウセルではなく、十戒の戒禁を与えられてた本体の方のゴウセル。三千年前に聖戦を終わらせたとか何とか言ってたような気がするから(ややうろ覚)、再登場して何かやってくれるんじゃないか。三千年前の人物だから普通に考えて死んでるわけだけど、この作品いろいろと何でもありだから。三千年前にどうやって聖戦を終わらせたか語られてないのと同時に、その際に死んだとも明言されてないからね。
 メリオダス以下3兄弟、エスタロッサだけ体が成長しているのはなんでだろう? ゼルドリスに「取り戻した戒禁を取り込むな」と注意されるエスタロッサだが、それを無視して最期は無様を晒しそう。
 マーリンの過去が少し明らかになる。最高神と魔神王に贈り物を要求しときながら向こうの勧誘は突っぱねるとか、そりゃあ両者キレますわ。ただマーリンはマーリンで考えなしにそんなことするとも思えないし、その辺り何かがあったのかもしれない。31巻以降にミニエピソードが挟まったりしないかな。

【王様の仕立て屋〜サルトリア・ナポレターナ〜】
 「第二章」の1巻は一話形式に戻っていたが、2巻で再び「革新派か保守派か」という大きなテーマに沿った展開となる。一時期うっとおしいと感じていたうんちく部分も抑え気味?でまあまあ普通に面白かった。

【定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ】
 今巻の話と直接関係するわけではないが――私は月に読む漫画をある程度決めている。電子書籍閲覧ソフトの機能を使い「○月分」とその月に“読んでいい”漫画をひとまとめにしてある。月の初めは「どれから読もう?」という楽しみがある。一番続きが楽しみなものは真っ先に、それでいて月の後半にも楽しみは取っておこう……という具合にワクワクしながら選んでいる。これって作者の「月の最初はこづかい貰ったばかりで予算たっぷり」な状況に似てるなあと気付いた。月の真ん中ぐらいでペースが怪しくなって、20日頃の「もう読んだやつばっかりだな……」はこづかいが残り心許なくなった状態。尤も私の場合、稀にだけど忙しくて「今月あと3日なのにまだ5冊も残ってる! 急いで読まなきゃ!」になることがあるんだけどね!

>サブスク
私がサブスク入ってないからそう思うだけかもしれないが、4つって多いような……(1つは子ども用だから実質3つ?)。とは言え、ゴリゴリに活用するのなら月々3440円ぐらいは元が取れるのかなあ。よく分かんないや。

【レッドブルー】
 某エナジードリンクとは何の関係もない格闘漫画。ずっと前から読もうと思っていたのだが、なんやかんやで延期してたら1年以上経ってた。途中まではアプリで読んだので、当面は2冊ずつ行く。
 体の弱いいじめられっ子(?)鈴木青葉が、「格闘技界の至宝、赤沢拳心」を一発殴るために総合格闘技の世界へ飛び込む。『はじめの一歩』の一歩と青木村(*1)を足して3で割ったような感じ。青葉の性格がいい感じに捻じれているところや、ターゲットの拳心が一応爽やか好青年(*2)であるところなどが大きく違うが。なんていうか、登場人物全員が一癖あるのが面白い。

*1 青木と木村。鷹村に一発入れるためにボクシングを始めた……その目標は達成されていないという。
*2 自分の理想?価値観?を押し付けてくるあたりがいい感じにイラっと来る。

【追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する】
 昨年の「夏休み枠」で1巻を読んだ作品。その際に書いた通り、2巻相当の頃まではそこまで面白いとは思っていなかった。具体的にどの辺りから続きが気になるようになったかは覚えていないのだが、読み返しながら徐々に思い出して行くことになるだろう。

【戦隊レッド 異世界で冒険者になる】
 ちょうどアニメが始まったようだ。このタイミングは偶然か必然か。少し前にネットで「この手の作品にしては戦隊ものへの理解度が高い」という評判を見て興味を持ち、アプリで1巻相当を読んで単行本を買うことにした。私はよく“見たことのないアニメやゲーム”のグッズとかCDを買ったりしているが、本作についてもある意味似たことが言える。私は幼少期から今に至るまで、戦隊ものの特撮をまともに見たことがない。にも拘らず過去には『天体戦士サンレッド』を絶賛していたわけで。まあ大体のことは、「きっとそういうものなのだろうな」と解釈すれば十分楽しめる。他のジャンルで多くの「お約束」を見聞きしてきたわけだから、特撮分野にもそうした「定型文」があると思えば雰囲気で察することができるのだ。
 というわけで、シリアスなのかギャグなのか時々分からなくなるけど、熱くて笑えるレッドの冒険譚、なかなかに楽しませてもらえそうだ。

【烏に単は似合わない】
 あせびちゃん可愛い登殿は姉の代理で急に決まったわけだしいろんな困難が立ち塞がるんだろうけどきっと最後は若宮殿下に見初められて幸せになるんだろうなあ――以上早口&感情の途絶えた口調でお送りしました(笑) 結末は原作で知ってるからね! いや正確には、原作読む前にアプリで数話読んだので、この文章はほぼその時の感想となる――かもしれない。もう忘れちゃったよ!
 当サイトでは去年後半からお馴染の『八咫烏』シリーズ、その第一作のコミカライズだ。本来であればここから読み始めるべきところ、私はうっかり続きの『烏は主を選ばない』を先に手に取ってしまった。というややこしい経緯は省略するが、実はその邂逅もちょっとしたラッキーだと思っている。本作品には1巻と2巻のみに通常版と特装版の2種類がある。どっちを買う?となった時に、もしここから読み始めていたとすれば私は通常版を選んでいたと思う。特装版は高いからだ。通常版759円に対して特装版1430円。こういうところでケチるのが橘雪翼という生き物だ。しかしながら『主』ですっかりファンになってしまった私は、ほぼ迷うことなく特装版をチョイス。その選択に間違いはなかった。
 本編に関しては小説の時に感想を書いたので省略――できると思ったのだが、何と最後の方に原作外伝の『烏百花 蛍の章』の内容が含まれている! 漫画版を読む前日にたまたま該当の話を読んでいて、すんでのところでのネタバレ回避であった。危ない危ない。ネタバレと言えば特装版部分のキャラクター設定のあせびのメモ。「絶対ヒロイン感を最後まで貫きとおす」――この表現、勘のいい読者だったら怪しまないかな? 「感」が付いているということは即ち「あせびはヒロインではない」。ま、特装版買うような読者は原作読了してるかな。
 特装版の書き下ろし小説に顕彦という人物が出てくる。この人見覚えがある……『主』の谷間で雨に降られた雪哉に傘を渡した貴族だ! 「そういやあの人って誰だったんだろうなー?」と思ってたらこんなところで再会した! いや、本来ならこっちを先に読んでるはずだから、『主』では「お、顕彦だ」から「相変わらずだねえ」と感心するところだったのかも。賭け事好きは玉に瑕だが、程々に楽しむ分には? ところでこづかい、幾らなんだろう(笑) “2万千円”より多いのは確実だろうけど。ってか宗家に告ぐ四家の次期当主がこづかい制っていい感じで敷かれてるなあ(笑) せめて金額は渋らないであげて……それでも我々一般人からしたら羨むような額なんだろうけど。

【4P田中くん】
 原作七三太朗、作画川三番地による野球漫画。『風光る』が一番有名かと思っていたが、巻数で言えばこちらの方が多い。実に40年近く前に連載がスタートした作品だ。
 名門校栄興学園に野球特待生として入学した田中球児は同姓同名の別人だった。本来来るはずだった田中球児と違い、入学してきた田中球児は野球がド下手。野球部から体よく追い出そうと監督は過重なトレーニングメニューを課するが、持ち前のポジティブ思考と人並以上の体力でそれをこなしてしまう田中くん。野球部のメンバーたちはそんなひたむきな田中を見て、監督に隠れてこっそり助言をし始める。センスがいいのかコツを吸収し始めた田中に、とうとう監督もその力を認め……という具合に話が進んでいく。監督による田中のシゴキが続くのは勘弁だなあ、でも昭和の漫画だからしょうがないかなあ、と思って覚悟していたのだが、早々にその気配がなくなったのは嬉しいところ。田中くんがお調子者過ぎるのがマイナスポイントだが、今のところ試合のテンポとかはいいので読みやすい。尤も全51巻であることを考えると……遅かれ早かれ“試合時間”は長くなるんだろうなあ。

―――――
 新刊は6冊。そのメンツに特筆すべきところはないのだが、『イケナイ教』は小説の最新4巻が同時発売になったのでテンションが上がっている。この作品、読み始めた時にはもう既に3巻が出ていたので、私にとっては初の新刊なのだ。
 既刊は“12+6”冊。昨年後期から数が爆増しているが、これには諸々の理由がありまして……諸々じゃねえな。「Kindleの11円セールで全51巻の漫画をたった561円で買ってしまった」というシンプルな話。他にもいろいろ買ったけど、冊数が飛び抜けて多いのと“後ろに全28巻の漫画も控えている”ので『4P田中くん』だけ先行&月6冊のハイペースで飛ばすことにした。私としては激安を理由に軽く読み流すつもりである。
 本来の予定の既刊12冊は、年も変わりラインナップの半分が入れ替え……と見せかけて、『王様の仕立て屋』は続編だし『転生重騎士』は夏休み枠からの続きだし『烏単』は『烏主』の前編だしで、純粋な新人さんは『レッドブルー』と『異世界レッド』の2つのみ(来月にもう1つ増えるが)。『王様の仕立て屋』が2巻から始まっているのは、1巻だけは発売当時に(紙版で)買ったから。「第二章」とでも言うべき『サルトリア・ナポレターナ』は全13巻で、3つめの『フィオリ・ディ・ジラソーレ』が全7巻、そして昨夏『下町テーラー』が全19巻で完結。これを以てシリーズも完結となるらしい。一度は読むのを辞めた漫画だが、今度はどこまで読むことになるだろうか。

(2025.01.31)
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