【華枕〜儚のまにまに〜】 昨年小説を読んだ『華枕』の漫画版。と言っても小説のストーリーをコミカライズしたものではなく、完全別シナリオで世界観と主要登場人物だけが共通。あと、小説版では主人公だったタンポポは漫画版には登場しない(なんで?)。こちらの主人公は……一応アサガオになるのかなあ? 全体的に話にまとまりを感じなくて、どことなくちょっとずつ読み辛い。一応全2巻なんだけど、完結と言ったた雰囲気がない。あとがきを見るとまだ続くみたいな雰囲気なので、打ち切りだったのかも。
ま、正直なところ、私がこのシリーズに興味持ったのは小説表紙のタンポポが可愛かったから。なのでタンポポの出てこない漫画版には特に期待していなかった。いい意味で期待が裏切られることへの期待はあったが、想定内だった。
【オオカミが電車を運転するだけの漫画】 タイトルに嘘偽りなしで、本当に電車を運転するだけの漫画だった。マニアック過ぎて、鉄道マニアのはずである私が付いていけなかった……。いや、鉄道の運行に関係するところは全然詳しくないからなんだけどね。キャラクターとかは可愛くて良かったんだけど、内容は可愛くなかった。
【四天王は実家暮らし】 魔王に仕える四天王。表向きは多数の配下を従える恐怖の存在だが、全員実家暮らしで、私生活では威厳のある姿は欠片もない…………というギャグマンガ。「彼らのプライベートが暴かれるまであと30話」と銘打たれて話がスタートする。作者がツイッターでちょこちょこ上げているのを見て、そこそこ面白かったので今回1冊11円ということもあり購入してみた。世界観というか方向性としては割と最近のトレンド。「プライベートが暴かれる」あたりがどんな風になるかは気になるところで、次の3巻までは買ってみてもいいかもしれない。
【ウルトラ兄弟物語】 ネットでとある1ページだけが有名な漫画。というわけで全貌が知りたかったということもあり、セールに乗じて購入。
分かってはいたのだが、古い。絵柄もそうだし展開が大雑把。調べてみると私が生まれた頃に描かれたものらしい。古くても仕方がない(うっ、自分で言ってて何だか息が詰まるぞ)。ちなみ有名作品では、『Dr.スランプ』や『うる星やつら』の連載初期と時期が被る。そう言われると納得の古さかも。本作はコロコロコミックに掲載されていたものらしく、物語の締めのメッセージが子ども向けっぽい雰囲気だ。
【SAND LAND】 鳥山明の短編。確かこの前映画になったんだっけ? 砂漠化した世界が舞台のファンタジー。全盛期鳥山明と言った感じで、魅力あるキャラクターに少しずつ明らかにされていく謎や真実にワクワクさせられる。王道でどこかで見たような展開は多いが、王道であるが故に期待を裏切らないあたりが嬉しい。
【デッドプール:SAMURAI】 『MARBEL』のアメリカンヒーロー「デッドプール」を主人公としたオリジナルコミック。名前とすっごく大まかな概要は知っていて、漫画の試し読み第一話を読んで面白そうなので買ってみた……のだが。二話目で早くも急降下。ネタがね……ちょっとくどいよ。
【ホテル・メッツァペウラへようこそ】 舞台は北欧、フィンランド。ある雪の日、ホテル「メッツァペウラ」のすぐそばでほぼ行き倒れだったジュンを、支配人アードルフと料理(長?)クスタはスタッフとして雇い入れることにする――というオープニング。決して流行ってはいないホテルだが、ホテルを営む2人やお客との交流を通じ十七歳のジュンが成長していく物語……という風になって行くのだろう。
ところで表紙に一番大きく描かれている人物、本編を読めばジュンなのだろうと分かるのだが、最初見た時は女性だと思った。3人目のスタッフがいて、途中で登場するのかと……。いや確かに骨格は男だけど、顔と表情が女性っぽく見え……たのは私だけ?
【カグラバチ】 ジャンプ期待の新作?(もう5巻ぐらいまで出ているが) 刀匠の父を持つ主人公チヒロ(という名前は『千と千尋』のイメージが強いが、本作主人公は男である)は、自身もその跡を継ぐものと信じて修行していた。が、その父親を殺され、父親が打った6本の妖刀を奪われる。チヒロは父の敵をとり妖刀を取り戻すべく、最後の七本目を手にすることになった。
冒頭数ページこそ普通の現代日本かと思われたが、妖術師と呼ばれる術を使う敵がいたり、城っぽい建物があったり、蒸気機関車が走っていたり(鉄オタ的視線から言うと「何故かパンタグラフが付いている)、何より妖刀が不思議な力を持つというファンタジー色の強い作品。人気が出つつあるということで気になって読んでみたわけだが……うーん、難しい。ストーリーや舞台設定などはいいんだけど、全体的に何か大雑把な印象を受けて、今一つ作品観に没入できない。決定的にダメというわけではないのだが、ちょっと様子見したい。次の機会にもう1、2冊読んでみて、かな。
ところで「父の刀を取り戻す」ってところが前にもどこかにあったよな……と必死で記憶を手繰って思い出した。『弟子ケン』の時雨か!
【婚活したら地獄だった件 総集編】 『サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話』原作のベニガシラ氏の同人誌シリーズ総集編。『サラリーマンが〜』はアプリで少し読んだことがあるだけで侃侃諤諤未登場だが。この『婚活〜』は最初の話がツイッターで上がっており、「ん? 俺のときとだいぶ事情が違うな……」と興味を持ち、この度総集編が出ると知って購入してみた。諸々の事情を鑑みて、星評価は「記載なし」としておく(星ゼロという意味ではない)。
というわけで、いろいろ思うところはあるのだけれど、書き始めるととてつもなく長くなったのでばっさり切り捨てた。結婚相談所にもいろいろあるんだなあ。漫画上の表現としては、やたらカードゲームに例えてるところがちょっと気になった。何か相手に勝利することが目的のような……。婚活・お見合いの勝利条件は「お相手と懇意になる」――つまり両者が共に勝つか共に負けるかのどっちかだよ。まあ最後上手く行ったのならおめでとさん。いろいろあったみたいだけど、こうして本に出来たら“元は取れた”んじゃあないかなあ(他人事)。
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いつもの30%還元に絡めての「年末年始枠」だが、今回はKindleのセールのせいでいろいろと計画が変更となった。『ウルトラ』までがKindle、『デップ』以下4つがいつものヨドバシ電子書籍、最後の『婚活地獄』が同人誌(紙)となる。
『華枕』は元々予定していて、『オオカミ』もそのうちチャンスがあれば……と思っていたら早速そのチャンスがやって来た。完全に想定外のところから飛んできたのが『四天王』と『ウルトラ兄弟』。1冊11円だったら買ってみるよねえ。
『デッドプール』は当初、2025年前期既刊要員に当て込んでいた。しかし「無料版」で三話ぐらいまで読んだところ疑問が生じ、「年末年始枠」で1冊読んでから判断することに変更し――結果不採用。私はイマイチだったけど、世間では人気出るといいね!(お祈りナントカ風)
『メッツァペウラ』と『カグラバチ』は中期以降の有力候補としての購入。前者は問題なく採用で、後者は個別のところに書いたように“追試”となった。
最後の『婚活したら〜』は侃侃諤諤初の漫画同人誌。以前「『陸蒸気』でデビュー済」と書いたがあれは勘違いだった。ちなみに同人誌そのものは先月の『魔奴愛』で実績解除済である。同人誌の漫画自体は某Dとか以前後輩に貰ったやつとかで読んだことはあるのだが、侃侃諤諤で感想文を書き始めてからは初ということで――んー。そういや去年だったかに「ててお」とかいうのを買ったような気がするが……あれはまあ、ジャンルが「二次嫁」寄りということで(*1)。
*1 やったことのないゲームの二次創作漫画。ゲームネタと思われる話が多数あり、流石にゲームやってないと分からない。ててお自体は可愛いかったけどねー。
(2025.01.08)
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