"粗製濫造"モード(6:最終回)〜完成その2〜

最後の6両が完成

  上から順に、マニ35、マニ60、オユ12。各2両ずつ製作。実はマニ35、2両ともこの写真で言うところの奥の反対側の窓ガラスを一枚付け忘れていた。でもまあ、とりあえず皆様には"完成"という形で報告しておく。グリーンマックスのカタログを見ていると、オユ10とオユ12の色指定が「2または7」になっていた(数字は丸付き)。7というのが青15号。では2は? 答えは「ぶどう色2号」だ。正直しまったと思っている。2両作るんだったら、1両は青15号、残るはぶどう色2号で塗るという手があったんじゃないか。いろいろと後の祭りなので、今後よっぽど気が向かない限り塗り直すことはないだろう。

ぶどう色2号比較  左:自家調色  右:トミックス完成品

  さて、私が調整したぶどう色2号とトミックスの完成品を比べてみた。左が私ので、右がトミックスである。若干明るく、赤味がかっているがまあまあ健闘した方ではないかと。どちらかというとカトーの車両に似た色味である。屋根も似た色調にはできたが、完成品の屋根には若干のツヤがあるので……。後日気が向いたら何とかしてみよう。
  車体はグリーンマックスの方が0.3ミリほど車体が大きい。形式によっては差が感じられないので、グリーンマックスの製品に若干のバラ付きがあるのかも。車高自体もやや下げきらなかったので、両方の影響で0.5ミリほど屋根高さが高くなってしまった。が、ギリギリ許容範囲じゃないかと思う。正確には思うことにしている

青15号比較  左:自家調色  右:カトー完成品

  こちらは青15号。左が私の調色したもので、右がカトーの完成品(スハフ42)である。こちらもなかなか良いのではないかと自画自賛している。屋根色はカトーのほうが明るめ。ベンチレーターが屋根と一体になっている時代のものについては、ベンチレーターの色が暗すぎてもおかしいので敢えて明るめのグレーなのかと思っていたが、最新製品でベンチレーターが別パーツ化されてもあまり変わらなかった。これがカトーの主張する色なのだろう。こちらもそのうち塗り替えてもいいかもしれない。
  カトー製品は元々車高が高めなせいか、左のグリーンマックス製品の車高を下げた物とドンピシャである。このマニ37(左のグリーンマックスキット組み立て品)は車体サイズもほとんど変わらない。
  同じカトー製品でも、10系客車とこのスハフ42(スハ43系)とで若干青15号の色味が違って見える。元々カトー製品は、製造ロットが異なると色味が違うことがあるのでそのせいかもしれない。今月製作予定のマヤ20は、カトーの20系寝台車と連結することになる。だから今回作った車両とカトー20系とをよーく見比べて、場合によっては若干のチューニングを施さないといけないかもしれない。

  当初の予定から5日は遅れたが、ともかく総勢19両が完成。これで今年の製作車両は合計52両に(153系のベンチレーター別パーツ化は含まず)。積み木も減ってめでたしめでたし? 明日から夏の暑い中でのハンダ付け作業に入る予定である。

(2009.08.01)

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