またまたワールド工芸のキットを(以下略)

通販で予約してたんだけど、届いた荷物の紐を解くと見慣れぬ箱が

  先日一度、侃侃諤諤本編で話題に出していたワールド工芸の新製品、キワ90とマヤ20だ。両者共に過去にワールド工芸から製品が出ていて、特にキワ90は今年に入って10年越し?で完成させていたりもする。ちょっと画像では分かりにくいが、キワ90の後ろにはローマ数字で「IV(4)」、マヤ20の方には「II(2)」と入っている。おそらくワールド工芸の製品としてキワ90は4代目、マヤ20は2代目ということなのだろう。多分このメーカーは、純粋な再生産をしていないと思われる。"再生産"のスパンが長くて、その間に求められるモノが変わってしまい、それでどこかしら改良しての生産となってしまう。まあ私もワールド工芸にそんなに詳しくないので、ひょっとしたら純粋な再生産もあるのかもしれないけれど。で、おそらくキワ90は、私が前に組み立てたのは3代目になると思われる。それよりも前にベルトドライブのキワ90が出ていたのは知っていたが、あともう一つ、初代はどんなんだったんだろう……?
  さて実は、ワールド工芸の箱が変わった。私が過去に組み立てたものたちは……こんなのとかこんなのとかがあるけれど、見てのとおり透明プラスティックのケースに入っている(リンク先からはブラウザの戻るボタンで帰って来てね)。サイトにキットの箱は載せてないけれど、銚子電鉄デキ3も、10年ぐらい前のキワ90も小さいけどプラスティックのケースに入っていたことには変わりない(くどいようだけどリンク先からはブラウザの戻るボタンで帰って来てね)。さてこれは……コストダウン? 環境に配慮? 車両の大きさに合わせて紙箱もサイズを変えるとは、プラケース時代と変わらず芸が細かいことで。

何かロゴが凝ってるのはいいが、両者でデザインが違う……

  プラケース時代にはなかったような気がするのだが、ワールド工芸のロゴシールが貼られている。貼られているのはいいのだが、キワ90の箱とマヤ20の箱でロゴデザインが違う。何でだろう? ところで、実は予約注文する時はキワ90もマヤ20も7月下旬発売予定だった。にも拘らずキワ90は6月下旬に発売された。何故? その1ヶ月の差がロゴマークの違いに現れているのだろうか?(毎月ロゴデザインが変わるとか……そうでなくても、7月に入ってからデザインが変更されたとか) ちなみに、一緒に注文したので両者揃うまで発送してくれなかった。こんなんだったらバラバラに注文すべきだったかも……とは思うものの、どうせ組み立てるのは同じ8月だからまあいいや。あ、そうそう、以前お見せしたEF500-901は「8月に組む!」と宣言したわけだが……あれ? 宣言したっけ? 後輩に言っただけかもしれない。まあ、8月に作る予定なのですよ。で、不遜な発言ではあるが、2両あるとは言えこれだけでは一ヶ月分としては役不足というヤツである(意味はこれで合ってるはず)。というわけでちょうどいい具合に荷物が届いてくれたので、8月に"ボス"をまとめて相手してあげましょう、と。名作シューティングゲーム『グラディウス』で言うところのボスラッシュモード?(違うかも) ついでに1両、中途半端なのがあるのでそれを含めて合計5両。余裕があったらあったで随時追加という形で……。

キットの中身

  さてさて、箱を開けてみるとこんな感じ。あ、この画像、1280×960ピクセルの大きなものも用意しているので、良かったら画像をクリックして見てください(くどいけどリンク先からはブラウザの戻るボタンで帰って来てね)。いつものとおり、メインボディは折り曲げ済み。EF500-901もそうだったしね。ただ、EF500-901は直線的に曲げればいいので素人でも何とかなりそうだが、こちらは屋根の曲線を出さないといけないので曲げろと言われると相当難しいかも(EF500-901は屋根に別パーツを載せていくので直線的でいい。というか真鍮板一枚で描けるカーブではない)。その他、エッチング板が数枚と、キワ90は前回同様動力車となるのでモーターやギア関係のパーツも入っている。そして車体ナンバーを入れるためのインスタントレタリング。このインレタがやっぱり同時期の発売を匂わせるもので、キワ90とマヤ20の両方が一枚にまとめられたものがそれぞれに入っていた(こうすると版が1つで済み、コストダウンできるんだね)。それからマヤ20には意外なものが。マヤ20には青15号の車体にクリーム1号の帯が入る。その帯を表現するためのデカールが付属していた。これ、ちょっとびっくり。というのも、これぐらいマスキングして塗り分けるのは超が付くほど基本的で簡単じゃないか……と(特にワールドのキットを組むぐらいの人なら、それぐらい朝飯前だろうと)。ただ、ネットの海を徘徊していると細い帯は苦手という人も多いようで。考えてみれば金属加工と塗装は全く別ジャンルなので、前者が得意で後者が不得手でも不思議ではない。かつて205系に321系の塗装を施してみる、なんてアホなことを遊びでやったが故に、私の基準はどこかで壊れてしまったのかもしれない。

(2009.07.27)

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