平型トロッコの"上"ができたぞ

On30の平型トロッコ、その上に載せるもの完成した

  先日お見せした平型トロッコの"上"が完成した。ご覧のとおり、材木を運ぶ車両。設定としては、「余剰気味のトロッコ(箱型トロッコ及びなべとろ各2両)の上回りを撤去し、材木輸送に対応させた」といったところか(←鉄道マニアはこういう裏舞台の設定に凝る)。
  直接関係ないけど、画像はズームの広角側で撮影。左側の線路が歪んで見えるが、もちろん実物は直線線路で曲がってなどいない。これは広角レンズで起こる遠近感の誇張、ではなく、写真用レンズが大なり小なり抱える湾曲のせいである。

2台のトロッコで荷台を支える構造

  長いものを運ぶ車両、ということだがトロッコの1両1両はとても小さい。というわけで2両一組で運用させるという発想。2台のトロッコで長い荷台を支える。構造自体は至極単純で、トロッコに"支柱"を立て、その上から荷台を乗せるというもの。そう、乗せるだけ。特に固定していない。ついでに荷台の横の棒も固定していない。固定しても良かったのだが、収納の際の便を考えて取り外し可能な構造にした。さらに言うと、積み荷の材木も荷台には固定していない。木材同士も何もしない予定だったのだが、着脱が面倒なのでゴム系接着剤で固定。

トロッコに設置した荷台を支える"支柱"

  以前に「中央の穴がポイント」といっていたが、それはこの支柱を立てるため。パイプ材の穴にねじ切りして、裏から直径1.4ミリのネジで止めてある。他にいくつか方法はありそうだけど、これが一番簡単そうだったので採用。ネジの方が仮組みしてテストしやすかったしね。参考までに、買ってきたそのままでのパイプ材の穴の直径は0.9ミリ(メーカー公称)。1.4ミリのねじ切りをするのに直接タップ(ねじ切るための工具)を入れたらものすごくきつかった(苦笑) というわけで、ちょっと面倒だけど先に直径1.2ミリのドリルで穴を広げてから作業。1.2ミリのネジにしようかとも思ったのだけれど、トロッコ側に用意された穴には緩すぎるので1.4ミリにした。

荷台側に取り付けたパイプ材

  荷台の裏側。トロッコ側の支柱がスポッと入るサイズのパイプ材を用意し、適当な長さに切断して接着しただけ。2つ接着してあるが、普段は内側を使う。将来的に半径の小さなカーブレールを走らせるかもしれず、ひょっとしたら荷台と連結器と干渉するかもしれないので、そういうときは"外側"を使う。実は最初、外側の1つしか設置していなかったんだけど、下回りのトロッコとのバランスがイマイチだったのでもう一つ追加した。

荷物の"材木"は100円ショップで買ってきた箸を利用

  最後に、積み荷の話。何かいいのがないかといろんな場所(模型屋とか100円ショップとか)を巡っていたのだけれど、ある日母親が100円ショップで買ってきた菜箸を見て「これだ!」。早速翌日買いに走ると、菜箸よりいいものを発見。普通の食事用の箸。何故菜箸よりいいのかというと、同じ値段で菜箸よりもたくさん入っていたから(笑) あと、菜箸は3種類の長さのものが1膳ずつセットされていたけれど、一番短い物がちょっと短すぎるような気もしていた。というわけで、長さが揃っていて5膳も入っている食事用の箸に決定。Mr.カラーのレッドブラウンで塗装して、必要な長さに切り出してある。画像は切断する前なのだが、これ見てポ○キーを連想する人は多そう(笑)
  ところで、箸のパッケージに「水がしみこまないよう特殊加工済み」と書いてあって、塗装にも都合がいい……と思っていたのだが、塗装が妙に剥げ易い。多分防水加工の素材が塗料と相性悪いんだろうな……。分かっていれば全体的にヤスリ掛けしてから塗装したのに。

(2009.04.06)

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