鉄道模型制作報告
「70系300番台 阪和線色」その2
(下段)トイレ脇と運転室後部の窓を開ける

 クハの運転室後部とトイレ脇の窓を開ける(写真上がキットそのまま0番台の状態で、下が開口後)。運転室後部の窓は、少し寸法が違うがクモハ73運転室後部の窓ガラスに合わせた。トイレ脇に関してはかなり異なるので、客室用窓のサイズを詰めることにする。
 トイレの窓は完全に違う形状なので、一旦埋めて別のところから型取り・複製したパーツをはめ込む予定だ。

戸袋窓の加工

 300番台の戸袋窓は、外板とツライチのHゴム押さえとなっている。該当箇所をプラ板で少し狭め(左)、やはりトミックスの分売パーツがはまるように削って調整する(右)。

客室窓の調整

 各客室窓は、木枠表現を削り落としただけはトミックスのパーツがハマらない。天地方向の寸法が少し足りないので、パーツを当てて確認しながら削り拡げる。地味に面倒なところで、今週はこの作業中に時間切れとなった。

最終工程での話になるが、窓は必ずしも1つ1つ切り離す必要がない

 窓を削り拡げる際には1つだけ切り離した窓パーツを使ってチェックしているが、73系全金車と70系0番台は窓間隔が同じなのでこの通り連なった状態ではめ込める。当たり前の話のようにも聞こえるのだが、トミックスとグリーンマックスの古いキットで寸法がほぼきっちり揃っているところはちょっとした幸運だと思う。実のところ70系の300番台は窓サイズが僅かに大きいので、コレが出来るということは即ち寸法がおかしいということなのだが……その点については目を瞑るということで。そこまでやり出したらキリがないというか、横須賀色を作った時のようにプラ板から作った方が楽だと思われる。

(2025.06.15)
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