2025年1〜4月お迎えの二次元の嫁
やらかし編
全ての元凶は前回のこのタペストリーにある

 予告していた「二次元の嫁」の後編――「やらかし編」をお送りする。全ては前回ご紹介した『デート・ア・ライブ』の時崎狂三タペストリーから始まっている。ヤフーショッピングで発行された謎クーポンを使ってお得に購入したのだが、その翌月再び謎クーポンが発行された。またまたお得に何か買おうとあれこれ物色し、同時に他サイトでもチェックを入れた。いくらクーポンがあるからと言って、余所でもっとお得に買えるものをヤフーショッピングで注文しては本末転倒である。そんな中、「時崎狂三」で検索中に発見したのが「プライズフィギュア」だった。

*1 ちなみに、クーポンはミニチュアハウスに化けました。

新たに集め始めた「プライズフィギュア」

 プライズフィギュアとは? ゲームセンターのクレーンゲームなどの景品となっているフィギュアだ。一昔前は安かろう悪かろうみたいなイメージが強かったのだが、最近は「多少安っぽいが悪くない」ぐらいのレベルにはなっている……という噂は聞いていた。今回興味を持ってあれこれ調べてみると、なるほど確かに画面越しで見る限り普通のフィギュアと比べて決定的に劣っているということはなさそうだ。というわけで、実物を見るべくゲーセンへ……ではなく、ヤフオクやメルカリなどで検索し(*2)、安く出品されているものを手に入れてみた(写真は一番最初に手に入れた4体のうちの2体……時崎狂三シリーズである)。

*2 ゲーセン行くのが面倒だったのと、クレーンゲームの類に苦手意識があるのと、あと過去の賞品が欲しかったりもしたので(この写真の右の方は今でも手に入るようだが)。

引き続き時崎狂三……なんかやたらと種類が出てた

 結論から言えば、プラスチックの成型色そのままのパーツがあったりと確かに安っぽさは否定できない(このフィギュアの場合スカートのパーツ)。が、フィギュアで一番大切な部分である顔に関しては十分合格点。少なくともPOP UP PARADEレベルぐらいはあるのではないだろうか。私は例によって「原作を知らない」状態で鑑賞しているので、もしかすると原作ファンからすれば何か文句の一つでも付けたくなる部分があるのかもしれないが、第三者目線?で言えば問題なしだ。

 余談シリーズ。時崎狂三の「私服版」と銘打たれたこのフィギュアを見たとき、ちょっとホッとした。何故かというと、タペストリーにも「私服Ver.」というがあったのだが、私服とは名ばかりでほぼ全○。もしかしてこの子、普段制服の類しか着ないから私服持ってない? 「私服」と指定されると着るものがなくて○にならざるを得ない……?と心配していたのだが、ちゃんと可愛い服を持ってて安心した。

左は同じ『デート・ア・ライブ』の夜刀神十香

 ここから坂を転げ落ちてしまった。何せ概ね一体1000〜2000円ぐらいで手に入る。安い。そして初めて手を出すジャンルというのは、過去にラインナップされていたものが気になって仕方がない。さらにヤフオクやメルカリの環境も悪さした。個人間売買だけあって「手元に余ってるもの(売れ残ったもの?)をまとめて出品」なんてものがゴロゴロしていて、「こういうのもあるのか」と目移りしてしまった。「A」を検索していたら「AとBのセット」が表示され、「B」が気になって検索したら今度は「C」が……と言う具合に数珠繋ぎでどんどんと欲しいものが増えていくのだ。
 気が付けば「欲しいものリスト」には50体近いフィギュアがリストアップされていた。特に気になるものから順次手に入れていったのだが、20体過ぎたあたりで「さすがにこれはヤバいな」と気付き、何とか30体手前で一旦休止ということになった。

 以下、他に手に入れた『デート・ア・ライブ』以外のフィギュアから適当に抜粋。

『魔女の旅々』イレイナ

 『魔女の旅々』のイレイナ。作品は例によって知らない、が名前ぐらいは知っていた。よって作品中でネコミミメイドさん衣装なんて着たかどうかは知らない。多分着てないと思われるのだが、どうしてそういうのがフィギュアになるのか不思議。不思議だが、可愛いので細かいことは気にしないでおこう。
 供給会社によってはオンラインクレーン限定版なんてのも用意されていて、色違いが楽しめる。このネコミミメイドのイレイナも限定版だ。

同じくイレイナの「ぶどう踏みの乙女ver.」

 同じくイレイナ。裸足なのは「ぶどう踏みの乙女」だから。直球ど真ん中な可愛さだ。同じく限定色なのだが、初版とは色を変えた「Renewal」というものになるらしい。どうやら金型の使い回しで、過去の景品を色を変えて再登場させているようだ(先ほどの私服姿の狂三も「Renewal」版だ)。

「Q posket」のエイヤフィヤトラ

 少し目先を変えて、「Q posket」シリーズのエイヤフィヤトラ。エイヤちゃんは前にも侃侃諤諤でご紹介しましたね? ねんどろいどで持ってる子です。(やったことのない)ゲーム『アークナイツ』のキャラクターで、Anmi先生(*3)デザインの子です。このフィギュアは前々から存在を知っていたが、デザインがあんまり好みじゃなかったのでスルーしていた。今回はついで買いでぽちっと行ってみた。やっぱりあんまり好みじゃなかった……。

*3 橘雪翼が「第一位」と評するイラストレーター。

『To LOVEる』のモモ

 人気作?『To LOVEる』のモモ(例によって……あー、一応少し試し読みしたことはあったかなあ?)。こちらもついで買いで購入。実は前にも『To LOVEる』のフィギュアを買ったことがある。前回のバニーさんフィギュアのところで何か書いてたよな? それが『To LOVEる』キャラのフィギュアである。「バニー×『To LOVEる』」、さあ候補が絞られたぞ。

ミクのバニー

 こちらは初音ミクのバニーさん。これまたついで買いなのだが、買う時完全にうっかりしていた。元となるイラストを描いた人が別の人だと思っていて、買ってから購入品リストを整理していて「あっ違う、これAnmi先生だ」と気付いた。買う時点では「ついで」だったが、次の瞬間から届くのが楽しみで仕方がなかった。思わぬところでAnmi先生のフィギュアが増えた。

サイズがかなり違う

 ところで、なのだが、メーカーによってかなりサイズが違う。一番右のミクは大きいことを売りにしたシリーズで、本体高さで26センチぐらい。一番左の狂三は先日のヨシュア君より少し小さく、スケール的には「1/9」ぐらいになるだろうか。中央のモモはフィギュアによくある「1/7」かな?

ぬーどるストッパーフィギュア

 写真の点数も増えてきたので(っていうか疲れてきた)、最後は1枚にさくっとまとめる。「ぬーどるストッパーフィギュア」というシリーズで、その名の通り「カ○プヌードル」を作るときの蓋の押さえに使えるフィギュアだ。ええ、1体ずつ「1/1」に座らせて写真撮りたかったんですが、時間とスタミナが足りませんでした。
 元々実際に使うつもりで1つ欲しいな、と思っていた。今回いろいろ見ていて目についたので渡りに船。但し、ネットには「本当にその用途で使うと熱がヤバくないか?」という意見もあり、気に入ったものを実用するには勇気がいる。幸いにしてついで買いで手に入ったのもあるので、それで実験してみる予定だ。
 写真のフィギュアは左から、イレイナ、時崎狂三、運命、初音ミク、である。



 「……運命って、何?」

と気付いてくれたのであれば嬉しい。私も知らなかったのだが『takt op.』(タクトオーパス)という音楽をモチーフとしたスマホゲームのキャラクターらしく、調べたところ他のキャラも基本的に曲名そのままがキャラクターの名前となっているようである。ちょっと興味が湧いたのだが、課金とかで大変なことになりそうなので今のところ手を出していない。


―――――
 という、そんなことがあったのが3月のこと。安いとはいえ一ヵ月で30体近いフィギュアを買うなんて私は一体何をやってるんでしょうね!? ちなみにその後、オンラインクレーンのことも調べて、今出てる新作については直接自分の手で取ってみようか検討中。もしかすると個人間売買より安く手に入るかもしれないし、やっぱり下手くそだから出品されてる物を狙った方がいい、となるかもしれない。やってみないと分からないので一度やってみるつもりだ。

(2025.05.29)
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