鉄道模型制作報告
「阪急5100系 5128F 過渡期編成」その3
中間車妻板

 ワールド工芸の夕張14号機が完成したので「5128F過渡期編成」の作業に戻る。「どこまでやってたっけ?」とならないよう、キリのいいところで中断したのがポイントだ。
 側板がほぼ完了したので、次は中間車の妻板を加工する(左が加工後で右は加工前)。窓の抜き勾配は連結面で目立たないのでやらなくてもいいような気はするのだが、精神衛生上やっておいた。私見ではあるが、側板より妻板の方が強めの勾配が付いている気がする。削るとすっきりして気分がいい。他、幌(幌受け?)のモールドは、別パーツの幌を取り付けるので薄く削っておく(左上右下にある機器箱の面ぐらいまで)。

最近のロットはバリが目立つ?

 今回開けた箱は新しめのロットのものだが、以前よりバリが目立つような気がする。金型が徐々にヘタって来ているのだろう。

前面

 前面は幌受けや渡り板のモールドを削る他、ライト周りを改修する。キットの形状は2200系以降のものになっており、標識灯、テールライト部分が少し異なる。ライトのモールドは一旦削り、台形状の凹んだ部分を長方形に削り拡げ、台座?としてt0.3のプラ板を貼り付ける。その後にトレジャータウンのパーツに合わせた穴を開口する。この時適合する径のドリルで一気に開けようとするとズレやすく、ズレたときのリカバリーも難しい。多少面倒ではあるが、φ0.6のドリルで開けて(左)からヤスリで調整しながら削り拡げる(右)。こうして写真に撮ると分かるのだが、ドリルはφ0.8で良かったかも。

φ0.3のドリルを折ってしまった

 渡り板にはMODEL524のパーツを使う。貫通扉最下部にφ0.3のドリルで3つ穴を開けた後、デザインナイフの刃先などを使って繋いで取付穴とする。作業中、手が滑ってφ0.3のドリルを折ってしまった……。

両先頭車のみ窓ガラスをはめ込む

 今回先頭車を6両作るが、両側の5128と5121のみ前面窓ガラスをはめ込みにする。いつもの通り、エコーモデルのt0.4塩ビ板から現物合わせの削り出しだ。キット付属の塩ビ板でなくわざわざエコーモデルの製品を使っているのは、この方が分厚くて断面に接着剤を乗せやすいからである。
 写真はGMの台車ケース(かつてのプラケース)に両面テープで留めている(紛失防止)。カッティングマットに貼り付けたわけではないので念のため。

(2025.04.13)
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