鉄道模型制作報告
「夕張鉄道14号機蒸気機関車」その1
GMキットだとまず絶対にやらないやつ

 “前回”書いた通り、阪急5100系は一時休止してワールド工芸の「夕張鉄道14号機蒸気機関車」の組み立てを開始した。
 まず最初にやることは何をおいても「パーツの確認」。稀にだがパーツの不足があったりする。ワールド工芸ではC59で経験した。今回も同じ蒸気機関車で、パーツの種類、点数が多いので慎重にチェックした。

とはいえ、適当な部分も……

 とは言え、ねじに関しては数が多いので大まかにしか数えていない。
 以前はねじは多めに入っていることも多かったのだが、知らない間に方針が変わったのかこのキットでは必要数ギリギリしか入っていなかった。ちなみにねじに関しては、最悪の場合(例えば)エコーモデルのねじを使えばいいので不足があったり紛失しても何とかなる。1.5mmとか2.5mmとかの0.5mm刻みのは手持ちがないが、不足分ぐらいは根性で削れば大丈夫……?

ワールド工芸のキット、上回りから組む? 下回りから組む?

 ワールド工芸のキットを組むとき、動力車に関しては動力部から組むことにしている(トレーラー車は上回りなことが多い)。そういえばミニ四駆もシャーシから作ってたっけ。

折れた

 曲げ工作をしている時に折ってしまった。でも慌てない。山折りで重ね合わせる部分なので、折れてしまったとしてもクリップで止めてはんだ付けすればいいだけの話。たまにある出来事である。

はんだ付けに使うもの

 はんだ付けは、はんだごて以外に
・クリップ類……左上:はんだ付け専用で、はんだが流れないもの
・フラックス……右下:今はなきマッハ模型で買った「塩化亜鉛水溶液」で、そのままだと使いにくいのでタミヤのスペアボトルに移し替えている
・筆……右上:はんだ付け入門とかの文書には「フラックスの塗布には、筆だとすぐに傷むので爪楊枝を使いましょう」なんて書いてあったりするが、毎回きちんと洗えばかなり長持ちする。私は1本目に関しては洗わず放置していたら、10年ぐらいで刷毛を押さえている金具が腐食して折れてしまった。写真は2本目だ。
棒はんだ……左下:確かこれもマッハ製

 他、細かいところを押さえるときはピンセットも使うが、部品とくっ付いてしまうことがある(*1)のでなるべく使わないようにしている……のだが、今回は結構使ってしまった。

*1 ステンレスのピンセットなので通常であれば大丈夫と思われるのだが、私のはステンレスの部品をステンレス用フラックスを使ってはんだ付けした際に勢い余って……。

はんだ付け最中の写真は撮れないので割愛

 はんだ付けが終了したら、各部品と使った工具を水洗いする。フラックスが残っていた場合に腐食が進むからである。尤も、以前実験で洗わず1日放置してみたことがあるのだが、見た感じ問題になるようなところはなかった。でもまあ、念のためである。洗った後はドライヤーで乾かしておく。これまた気休めで、タオルで大まかに水分を吹き取っておけば大丈夫な気もする。
 ちなみにラムちゃんのタオルについて説明しておくと……その昔私は『うる星やつら』と『らんま1/2』にハマっていた(つまり高橋留美子のファンだった)。その頃に集めたグッズの1つだが、今は全く執着がなく、捨てるのも勿体ないのでこういう作業に使っている。

万力で車輪をギア軸に圧入

 ギア付きの車輪は、完成品メーカーの分売品だと「軸付き車輪」みたいな感じで用意されているが、ワールド工芸はここも自分で組み立てる。手で押し込むと歪んだりする(?)ので万力を使うように指示が出ている。というわけで、簡易ではあるが万力を使って車輪をギア軸に挿入。私の場合、万力はこの時ぐらいしか出番がない工具である。

フレームなどを塗装し、動力部の組み立てに入る

 先ほどはんだ付けしていた下回りの各種部品は先に黒く塗装し、その後ギアなどを組み込んで組み立てていく。まずは写真の状態で軽く転がるかチェック。ここで引っ掛かるようだと先が長い(引っ掛からなくても先は長い)。

モーターやロッド類を組み込み

 次にモーターを取り付け配線し、通電チェック。モーターが回らなければ一旦車輪を外し、車軸と接する部分の塗装を剥がし直しするなどしてしっかり電気が通るようにしておく。ま、ここでトラブルが発生したことは一度もない。
 そして蒸気機関車ならではのギミック、ロッド類を取り付けていくが……これが大変だった。取り付けだけであればそこまで問題でもないのだが、取り付けた後滑らかに転がるように調整するのに時間が掛かった。ちなみにC59は引っ掛かりまくりで上手く走らない。

調整後ウォームギアを固定する

 滑らかに転がるようになったら、いよいよモーターにウォームギアを固定する。エポキシ接着剤を使うのだが、エポキシ接着剤も私の工作ではここぐらいしか出番がない。即ち先ほどの万力もエポキシ接着剤も今回でお役御免になる可能性が高いということだ(あと2両買ってあるが、そちらは非動力車なのでギア付き車輪もモーターもない)。
 さて、走るようになったので試走させると……やっぱり引っ掛かって上手く走らない。どうしてー!?(泣) どうやらシリンダー付近のクリアランスのなさが原因のように見えたので、シリンダーをほんの少し「ハ」の字に曲げて空間を作った。正面から見るとちょっとだけ(ネガティブ)キャンバーになってるけど、ちゃんと走る方が大切。

 ちなみに一部付いてない部品があるけど、それらは塗料の周りとか作業中に引っ掛かって壊すリスクを考え、別に塗装して最終工程で接着剤にて取り付け予定だ。何もすべての部品をはんだ付けする必要はない。

(2025.03.29)
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