鉄道模型制作報告?「改修工事」
左と中央を右のような感じにしたい

 旧型国電を作り始めてそれなりの年数になってきたが、途中で方針を変えたせいで古めのと新しめのとで「仕様」の違うところが出てきた(*1)。前面手すりについては塗装し直しが必要で面倒なので目を瞑るとして、パンタグラフ周りはそのうち改修したいなあと思って早数年。今回気が向いたので、年末12月をその期間に充てることにした。
 具体的には、GMのPS13をカトーのPS13に、キットそのままになっているランボードを自作パーツにそれぞれ置き換えた上で取り付け位置の適正する作業となる(*2)。写真左(ランボードのみ)と中央の改修対象車を、一番右の“最新仕様”のようにしたいというわけだ。

*1 一部の車両の床下機器やヘッドライト、TNカプラーについてはアップデートしたのだが、中途半端に存置されている状態。今回一緒にやっておきたかったが、作業量があまりにも増えるので次回持ち越しとする。
*2 大糸線のグレーパンタについては(パンタをグレーに塗装する作業が面倒なので)そのままにすることにした。あと、トミックス製PS11が発売される前に作った“モドキ”は、(グレーパンタ以外)全車置き換え済み。

対象車

 対象となる車両をピックアップしていたら、結構数が多かった。実は80系とか関西急電代用編成とかもやるべきなのだが、カトー製PS13のストック数が怪しくなるのと、作業量が増えすぎるので今回は見送ることにした。

単にパーツの付け替えでは終わらない

 先ほどから「作業量が〜」と逃げ腰だが、単なるパーツの付け替えで済まないので大変なのだ。半流型車両に関してはランボードの取り付け凹みがあるので、それを埋めなくてはいけない。72系に関してはランボードの脚が屋根にモールドされているので削らなくてはいけない(あ、写真に写ってない)。ランボードの取り付け位置が変わるのに伴い、配管のうち母線を引き直さないといけない。あと、クモユニ81は悩んだ結果、屋根上を全部やり直すことになった。
 普段の制作であれば、屋根パーツをガシガシ強めに加工するところなのだが、ボディが出来上がっているせいで各種作業には慎重を要する。塗り直しは屋根だけなので、車体色の付いている場所に傷を付けないよう注意を払わなければいけないのだ。これが想像以上に精神的な疲れに繋がる……。

最大の問題

 「古めの車両は配管がキットそのまま」という原則に沿ってない車両が1両あることに気付いた。配管を一部やり直しているのに、パンタグラフやランボードがキットそのまま。ランボードを修正するということは配管も修正する必要があるのだが、この車両は金属線になっているせいで非常にやりにくい。諦めるか、ちょっと頑張るか……現時点でめちゃくちゃ悩んでいる。普段だったら後腐れがないよう「頑張る」方を選ぶのだが、今回は非常に迷っている。でもまあ、「後腐れがないよう」頑張るしかないか。

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 当初の目論見では、一週間かそこらで削ったり配管直したりの作業を終え、塗装工程へ移っているはずだった。ところが今日現在でまだ道半ば。さっさと終わらせて年内にもう一つ、「宇野・赤穂線」のぶどう色2号問題も塗り直しておきたかったのだが、そんな余裕はなくなってしまった。塗り直しも私にとって未知の工程になるので、急いで焦ると何をやらかすか分からない。今回はパンタ周り改修工事に集中するとしよう。
 さらに言えば、今回この内容で更新をする予定もなかった。時間的に余裕があるわけでもないのにわざわざどうして? 想定外に作業が大変で、ちょっと気分が落ち込んできたから。ええそうです、「鉄道模型制作報告」はテンションを保つためにやっていることなので、今回も更新挟めば無理やりにでもやる気が出せないかなあ、と。来週ぐらいにあらかた片付けて、さらに残る年内の一週間は年賀状書きと“大掃除”に充てなくては。

(2024.12.15)
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