実のところ、支援前からアイテムとしては微妙だと思っていた。扇子なので折り目があり、せっかくのイラストが鑑賞しづらい。サイズ面でも私がメインで蒐集しているB2タペストリーと比べて圧倒的に小さい。その割に本格的?な京扇子なのでお値段はまあまあする。扇子というアイテムに雅という付加価値を感じるのであれば特に問題ないが、そこを求めるなら普通の和風の柄やプロ棋士の揮毫が入ったものの方が好みかな。と、分かっててなおお金を出したのは、とにかく「一度クラファンしてみたかった」というのが大きい。
実物が届き、開いて飾ってみたが、残念ながら当初思ったことを覆す何かはなかった。唯一のメリットは、サイズが小さいので隙間のスペースにちょうど収まったことぐらいか。他の何か、このぐらいの大きさのアイテムが手に入ったら簡単にその場所を明け渡すことになるだろう。
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ちょっとここから愚痴る。クラファンにありがちなのだが、アイテムは1種類だけではなく、プランも複数ある。支援することは決めてもどれにするかは悩んだ。その悩んでいる時期にページをよく見ていて気になる文字を発見。主催者がねんどろいどユナ入手の際にひと悶着あったところだったのだ。それを見てう〜んやっぱやめとこかな、とも思ったのだが、結局その時は「クラファンやってみたい」が勝った。
悪い予感は当たった。企画ページでは返礼品の発送時期が「6〜7月」になっていた。こういうのは遅くなりがちだから6月はまずないだろう、早くても7月、遅れるとしてもその頃に連絡あるだろう、そう思って待っていた。ところがである。1ヵ月過ぎて8月が終わっても何の連絡もない。9月に入りそろそろキレてもいい頃かな?と考え始めた頃にようやく連絡が来た。ヤマトから「明日お荷物届けるよー」というメールが。主催者側からはなんもなし。それでもまあ、一応品物は届いたから今回は不問にしよう。そして改めて強く「今後はアニ○イトとは関わらないでおこう」と思ったのである。
翌月、主催者からようやくメールが来た。「遅れてすみません」「ご支援ありがとうございます」「返礼品発送させていただきました」という一応最低限の体裁は整っていたが……えっと、あの、先月届いたんですが? まさか手違いで2つめ送ったとかじゃないよね? 記載の追跡番号をヤマトのサイトでチェックすると「お届け済」になっていて一安心。2つめ送って来られたら、確認の連絡とか返送とかが面倒だなあと思ったのだが、流石にそこまでコンコンポツポツではないか。でも発送後20日ぐらい経って「発送しました」メール送って来られても困るんだよなあ。ホントここ、どうなってんの? 大手だと思ってるんだけど実はそうじゃないの? オタクにかなり支持されてると思ってるんだけど、オタクたちちょっと舐められてるんじゃない? ま、私はもう二度と使わない。
(2024.11.25)
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