「キサロハ182 HET色」完成
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「キサロハ182 HET色」完成
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「キサロハ182 HET色」が完成した。「スーパーとかち」用に製造されたキサロハ182 550番台の晩年の姿となる。実はキサロハ182が運用末期にこのような塗装変更を受けていたのを知ったのは後輩が作ったのを見て。この塗装のキサロハ182が2両連結した編成があることも知り、いつか自分でも作ってみたいと思っていた。
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小窓を追加
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写真左の方の、台車の上にある縦長の小窓が今回の数少ない加工点。実車は喫煙室だそうで、嫌煙派の私としては「加工しなくてもいいか……」とも思ったのだが、車両とインレタを譲ってくれた後輩の手前、再現できる部分には手を加えることにした。開口したのはもちろん、旧国シリーズや阪急シリーズの前面同様に透明板をはめ込んである。
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ドボン
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基本的な塗装は同じなので、手を抜くなら「HET183」ロゴの部分だけ塗り足してインレタを貼り付けるという手法も考えられた。しかし私の手持ちは、ロゴや3色帯のインレタを貼った後にクリアー保護をしていたので、塗装を剥離することにした。例の液体にドボンして数時間後に様子を見る。 |
例の液体ではほとんど剥離できなかった
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例の液体で剥離できたのは、私が吹いたクリアー塗装とベースの薄いグレーのみ(成型色が近い色なので分かりにくい)。帯などの色は残ったままだったので、軽く紙やすりで削った後(右)、プラ用のシンナーに浸した綿棒でこすり落とした(左)。 |
幌は削って別パーツ化
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旧製品時代はボディ一体の幌(?)だったが、最近の製品に合わせて別パーツ化したいので削り落とす。以前やっていたキハ183系旧製品のアップデート工作メニューの中にもあったが、その際は塗装を傷つけたくないので根元の方までは削れなかった。今回は再塗装前提なのでしっかり削ってある。なお、塗装後に取り付ける幌枠だが、“純正品”の手持ちがあるはずなのに見つからなかったので暫定的にカトーAssyパーツの幌が付いている。 |
塗料は「K.L Lab」製品を利用
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再塗装ということで問題になる塗料だが、後輩に教えてもらったK.L Lab製品を全面的に使用した。色味はトミックス完成品に近いし、謳い文句通り隠蔽力も高く使いやすい塗料だった。ちなみに写真中央の「ノースブルー」のみ今回使うアテがなかったのだが、ついでなので一緒に買っておいた。
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ドボン前の記念撮影
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これは完全にオマケだが、ドボンする前に記念撮影しておいた。スーパーとかちにキサロハが2両連結されたという話は聞かない。ちなみに私は、旧製品を持っているという理由でリニューアル品のスーパーとかちを買っていない。従って現在スーパーとかち編成を再現することができず、リニューアル品を買わなかったことをちょっと後悔している。トミックスさんスーパーとかち再生産して下さい。 |
ダブルダブルデッカー
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キサロハ182を2両組み込んだ編成を作例作ってた後輩に聞いたのだが……HET色のキハ182-500が手持ちにないようである。キハ183系シリーズは一時期まで全部買っていたのだが、数が増えてきたことを受けて見送りが基本になってしまい、そのせいで穴があるのだ。スーパーとかちのリニューアル品を買わなかったのもその一環。少しでも興味があるものは買っておくに越したことはないんだけどね、場所の問題もあるからね。キハ182-500自体は新特急色を持っていて、しかもリニューアル品を買ったので旧製品が余っている。今度余力があれば1両塗り直してもいいかもしれない。ブルーの塗料もせっかく買ったことだし。 (2024.11.13)
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