古い製品をアップデートしてみた
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中学生か高校生の頃に買ってもらったトミックスのキハ183系550番台(製品名は「キハ183-550系」)をアップデートしてみた。加工点は以下の通り。一部は“お試し”加工となっている。
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上記のリストにはないがステーも再現
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先頭部のTNカプラーには最近発売された「JC6377」を使ってみた。もちろん床板はTNカプラー非対応なので、ねじ止めで固定。床板にそのまま取り付けると高さが合わないので、t0.5mmのプラ板をスペーサーとして挟んでいる。「JC6377」にはねじ止めに使える穴がないので、その開口も含めて位置決めに神経を使う作業だった。現行製品であってもここ数年のものでなければそうなのだが、TNカプラーに交換するとスカートのステーがなくなるので、プラ板からパーツを作って取り付けてみた。拡大すると粗が目立つが、遠目ではまあまあそれなりに見える。
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ライトスイッチ
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ライトスイッチはいつもの電子部品を使った。以前「TGV Lyria」に付けたのと同じものである。ライトスイッチはその設置場所が問題になるのだが、今回はエンジンの表現の内側の広いスペースを活用した。なお、この加工は片側の先頭車にしか施していない。この4月にキハ183-500用として発売されたキハ183-550増結セットが、私の持つ旧製品キハ183-550の増結にも使えることに気付き購入したためである。ライトのオンオフができるキハ183は同じ番台に3両も要らないだろう。
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意外と手間だった幌枠取付加工
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全車にTNカプラーを取り付けるのと並行して、幌枠加工を行った。左は同じく旧製品の2550番台車の連結面だ。この頃の製品には幌がなく、代わりに車体側に幌受けの表現がある。この上から別売の幌枠パーツを取り付けると、ボディマウントタイプのTNカプラーで狭くなった連結面間隔では干渉してしまう。そのため、周囲のモールドを傷付けないよう気を付けながら幌受けを薄く削った。幌枠パーツの方も、根元側の1段(本来は車体色であるべき幌受けの部分)を切り取ってから、ゴム系接着剤で取り付けを行った。接着面積が小さく、接着力が心許ないのが現在の課題だ。
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インサートの裏側が説明書の、古い古い製品だ
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という訳で、25年ぐらい前?の製品だがまだまだ現役で頑張ってもらう予定。一方で、買い足した最新のキハ183-550増結セットを見ると改善されたヘッドマーク周りがカッコいいなとも思う。増結セットをもう1個買って来て、旧製品は編成の中間専用にしようかなと考えていたり……。 (2021.07.19)
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