鉄道模型制作報告
「旧国 阪和・片町線(III)」その1
次の旧型国電は、阪和線と片町線の車両を作る

 次は旧型国電は題して「阪和線・片町線 第三期」。文字が長くなるのでタイトル等では略している。阪和線と片町線、どちらも第二期までで作りたい車両は(阪和の70系を除き)大体作り終えている。この第三期では、両者のちょっとだけ残っているものを消化する。2つが合わさっているのはもちろん「同じ色」だからだが、一応「モハ72 500」という両線で活躍した車両が混じっているのもある。実はもう1両「サハ72 500」も共用できると思っていたのだが、これは調査不足だった。阪和線の506は大元がモハ63だったらしく、片町線の516、517とは形態が異なる。残念。
 「ちょっとだけ残った」とは言ったものの、暇さえあれば作ってみたいものは結構ある。それでも今回分を以て一旦完了とする。まだ若干ぼんやり構想中なところもあるのだが、まずは
・モハ72 500(両線共用)
・サハ72 500(片町線)
の2両から手を付けた。いずれもタヴァサのコンバージョンキット「モハ72 500」からの制作で、1両は元々京阪神緩行線用に買っていたもの。京阪神(II)制作開始時に手元にあるキットを再確認し、構想を練り直して片町のサハを作ることにした。
 この他は、阪和線用にクモハ60(以前作ってないタイプ)、サハ57、片町線用にモハ30とクハ79を考えている。クハ79はクハ47からの改造車……とてつもなく手間がかかりそうで、挑戦したい気持ちと「大変そうだからやめておこうかな」の間で揺れ動いている。ただ、他の候補も特に思い付かないので、47の改造車になると思う。
 ここまでの話でわかる通り、今回作る車両は編成を意識しない“単品寄せ集め”になる。多分こういうのは初めてのはず。

 さて、制作は開始したもののまだまだ暑い。作業部屋に籠って熱中してたら熱中症になった、なんてのはシャレにならない。最初の2〜3週間は緩めののんびりスタートで行こうと思う。
 今回作り始めたタヴァサの金属キットは、旧型国電計画をスタートして間もなくの頃に多数買い込んだものの一部。70系はしばらく前に全て完成させ、そして72系は今回の2両が最後になる。残るは新潟用のクハ68、あと1両のみとなった。リーチは掛かったが、もうしばらく関西圏をウロウロする予定なので“アガリ”は少し先の話になる。それでもエッチングキットを保管していた箱がスカスカになり軽くなったのを見ると、ここまでの道のりは長かったなあと……ってただ単に途中サボったり計画を肥大化させたのが原因なのだが。

(2024.08.25)
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