鉄道模型制作報告
「阪急3000系 3052F」その3
動力ユニット用のツメを取り付け

 (写真特になし)箱にした車両の側面と前面又は妻面の継ぎ目をパテ盛りやすり掛けで消す。地味だが大切な工程?
 今回も例によって鉄道コレクション用動力ユニットを使う。そのままはめ込んでもスカスカで固定できないので、プラ板でスペーサーやツメを作ってワンタッチで着脱できるようにする。

高さは「底面を裾に合わせる」

 社外品であるが故に位置決めはユーザーの手に委ねられている。水平を出したり前後に偏らないようにするのはもちろん、高さを他車と揃うように気を遣う部分だ。幸いなことに、旧国シリーズも阪急シリーズも動力ユニットの底面と車体裾を合わせればT車と高さが合う。同時に水平も出せるので、気を遣う工程ではあるものの比較的楽じゃないかと思う。

M車のみ水切りを付けてなかった

 他の車両は箱にする前に水切りを付けていたが、M車のみ後回しにしていた。動力ユニットの高さ合わせをするのに水切りがあると邪魔だからだ。M車用のツメが出来たところで水切りを取り付ける。箱にしてからだと多少やりづらいのではあるが、高さ合わせの方が重要な工程なのでそちらを優先したというわけだ。

屋根上へ移る

 車体がほぼ出来上がったので、屋根上関係に入る。中間M車の配管が主な工作内容だ。今回スイープファン付きの編成で、3064Fとはパンタ位置が異なる関係で一部機器の配置も違っている。そんなわけで写真は実物大の図面を作って、パーツを置いて位置関係を確かめているところ。

配管台座は新しい挑戦をしてみたが……

 さて、配管で一番面倒なのは2つのパンタグラフを繋ぐ中央部分だ。手を抜くなら屋根に真鍮線直付けするところだが、少し浮かせるために台座を作る。そのせいで3064Fでは線がガタガタになってしまったので、そこんところを改良すべく試行。3064Fでは配管の台座に先に穴を開けてから屋根に接着していた。今回台座を接着してから穴開けできないものかと、余る配管付き屋根(の配管のないサイド)で試してみたのだが……やはりというか、少しドリルがズレただけで崩れてしまう。今回も3064Fと同じ方法を、精度を上げるべく努力した上で行うことにした。

というわけで頑張った

 というわけで頑張って穴開けした。3064Fの時より精度が上がったかどうかは、実際に配管してみるまで分からない。ちなみに必要量に対して倍程度多めに穴開けしてある。切り出すときにミスしていくつかダメにすることを想定している。

余談

 配管台座の穴を開ける前に、ニードルツールでマーキングした。その状態で裏返すと……見事にリベット風の表現になっていたので記念撮影。旧国で少しだけやったことがあるが、その時よりも綺麗に揃っている気がする。

余談その2

 2つ上の写真の穴開けしたものは実は「2回目」。「1回目」は2列のマーキングの間隔が狭すぎたのでボツに。改めて「2回目」を行うことにして、プラ板の反対サイドにマーキングをしたところ……丸く反った。プラ板を曲げたいときに使えるかもしれないので覚えておく。19:06 2024/07/21

(2024.07.21)
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