屋根上関係で随分時間を食ってしまった(写真は仮置きなのでズレてます)
|
今週の作業内容
(1) クーラーのスペーサー取り付け
(2) 配管工作他屋根上ディティール工作
(1) スペーサーの厚みはt0.14で行くことに。クーラーキセの形状が違うことに気付いたが、その関係で思い出したのが塗装済阪急キットのクーラーの存在。エコノミーキット付属の部品よりも出来が良く、手持ちがあるので使うべき。ここで使わずしていつ使う? 過去に作った車両からもぎ取ることを前提にすれば、今後作る予定の3000系3100系の分もが十分に賄える。ただ、このパーツは天面ファンのカバーの問題がある。クーラーだけなら後で載せ替えも可能なので、今後問題が片付いたらにしようと思う。
(2) そんなに遠くない以前、将棋のプロ棋士が「長考してるときは決断に時間が掛かってるんです」と言っていたが、私の模型制作にも通じるところがある。やろうと思えばもっと追求できなくもないのだが、その一作で完結するのならともかく、私の場合大抵同クオリティでいくつか同系統のものを作ろうと考えていることが多い。今回に関しても、あと2編成3000系と3100系を計画している。基本的に前回やったことは次回もやろうとしているため、最初にやり過ぎると後々の負担になるわけだ。作りたい模型はまだまだたくさんあって、一方で時間や気力は“限られた資源”である。一作を極めるより、手抜きをして量産する方向で行きたい。ところが、手抜きをし過ぎると完成後に「もう少しやっておけば良かった」と後悔する羽目になる。どこまで頑張ってどこから手を抜くか。その匙加減が難しく、悩み始めると長い迷路に入ってしまうのだ。あと、単純に資料が(前より豊富とは言え)完璧に揃っているわけではない。写真に写ってない部分は想像するしかないのだが、数パターン考えたうちのどれで行くか考えているうちに時間はあっという間に経つ。それでも今回は決断が早かったほう。多分、この「鉄道模型制作報告」をやっていなければ、もっとちんたら休むに似たり馬鹿の考えをやっている時間が長かっただろう。
|
まずは試作
|
というわけで、ともかく手を動かそうと試作してみたのがコチラ。パイピングは面倒でも1本ずつ配管止めで固定することに。また、ランボードは脚をエッチングの手すりで作ることに。ランボード脚は2007年に作った旧作3064Fの時にも考えた方法だが、当時は精度が出せない&大変過ぎてできないと思って断念した。15年の時を経た今、思い描いた理想が実現する!(大袈裟)
|
配管の台座
|
配管の台座は、t0.3のプラ板に2列でΦ0.4の穴を開けていく。なるべく一直線になるように頑張ったのだが、かなり乱れてしまった。次回以降、もうちょっと整列させるための工夫を考えたい。
|
次に切り出す
|
穴を開けたものをなるべく細く切り分ける。あまりギリギリを狙うと穴が潰れてしまうので、程々に余白を……あまり一定しなかった。なお、先に穴を開けるのはどうしてかというと、屋根に固定してから穴開けをするとズレた時のリカバリーができないからだ。
|
台座を固定
|
台座を屋根に固定する。まずは両端を決めてから、次に中央の数個、最後に細かく1つずつ取り付けていく。そうした方が一直線に並べやすい。接着剤が乾くのを待って(一晩置いた)、台座の穴をガイドに屋根までΦ0.4を貫通させる。
|
留め具には赤黒コードの中の線を使う
|
配管を止める金具は、鉄道模型工作では割ピンが一般的だ。しかし割ピンでは少々目立ちすぎるような気がして、今回は赤黒コードの中の線を使った(旧国を作る時も、空気作用管で同じことをしている)。1cmに切った赤黒コードから中の線を抜き取り、プライヤーで少し潰してから使う。少し潰した方が平たくなり、配管を止めた時に目立たなくなるためだ。参考写真撮ろうとしたけど細かすぎて分かんなかった(笑) 今日の1枚目、2枚目の写真をご覧ください。
パイピング中の写真はありません――集中して一気に作業してたので撮り忘れました(てへっ)。
他、屋上機器類の台座などの加工をしていたら一週間が終わってしまった。あと少し残っているが……来週は阪急マルーンの車体がお見せできる、はず!
(2022.03.06)
▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲
|