鉄道模型制作報告
「旧型国電 東海道山陽緩行線(II)」その12 |
金属車体に床板受けを付ける
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金属車体はスペーサーを切除し、床板受けを無視して組み立てていた。その部分をプラ板で作り直し。下がスペーサーに代わるプラ板を貼り付け、上はさらに床板受けを取り付けたところ。何故こんな手間のかかることをしているかというと、この後の工程で床板止めがプラ用接着剤で固定できるようになる。
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床板の寸法調整
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101系用と平妻用の床板は、台車間隔がスケールよりやや長いので短縮加工を行う。3分割して真ん中を取り除き、両端を接着する。「真ん中」はおおよそ1〜2mm程度だ。上が未加工、下が加工済み。そんな細かい寸法に拘って何かメリットあるのか?と問われると……スケール通りかどうかはどうでもよくて、TNカプラー装着時の台車の回転スペースを確保するためにやっている。なので、台車カプラーの70系300番台ではこの加工は行っていない。台車カプラーの車でこれをやると、カプラーアームの延長加工が追加で必要になって面倒なことこの上ない。 |
補強
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床板はその名の通り板状で、接着剤で切断面を接着しただけでは強度的に心許ない。なのでプラ板で補強を入れる。上面はウェイトを入れる窪みを避けたこの位置に。下面は今まで中央部に入れていたのだが、よくよく考えると床下機器取り付け時にスペーサーを挟むので、今回はそのスペーサーを先に接着しておき補強を兼ねている(一つ上の写真参照)。 |
床板長調整兼TNカプラー用加工
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床板が少し短くなるので、延長して車体長に合うようにしなくてはならない。加えて、TNカプラーを取り付け部の高さ(床板の厚み)調整も必要になってくる。この時いつも悩むのが床板の反り。横から見ると「へ」の字状に緩やかに反っているため、床板の厚みだけを見た寸法にするとカプラーが垂れ下がった印象になってしまう。今回は元の床板より0.5mm程度凹んだ位置にTNカプラーが付くようにしてみた。写真は左が未加工状態、右が加工後である。
(2023.08.20)
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