鉄道模型制作報告
「旧型国電 東海道山陽緩行線(II)」その7
シル・ヘッダーにはリベットを打つ

 先週の続きで、クロハ59改クハ68の車端部のシル・ヘッダーの取り付け。他の部分に合わせてリベットを表現するため、裏からニードルツールで押し出して表現する。細かすぎて均等一列に並ばないが、ないよりマシになるはず。前に原形仕様の42系作った時にもやった手法だし……と思って見返したら手打ちとは思えないレベルで綺麗に揃っていた。しばらく考え込んでようやく思い出したのだが、その時はシル・ヘッダーは削らず、ドアを移動させたところだけ継ぎ足したんだっけ。うーんこれは失敗。

ドア部のヘッダーの作り方

 ドアのヘッダーは、写真上のように上部の角Rだけを予め削り出してから接着し(接着剤が固まってから)ドアの開口部に合わせて下辺を削り出す(写真下)。
 ……ふと気になって片町線(II)を見返したら、解説済みの工程だった。ま、いっか。

クモハ54 100番台の側板

 クモハ54 100番台は、片町線(II)で勘違いして作り始めた半流クモハ41のパーツを使う。従って側板の加工はそれなりに完了している。今回やったのは、運転室すぐ後ろの窓を1ミリほど後方に移動させる(作り直す)作業。これはGMキットの寸法がちょっとアレなのと、半流形に改造するにあたってちょっとバランスが悪いのでその調整。

屋根板の加工

 初期の頃はクモハ51のキットの配管やランボードはそのまま使っていたが、やはりいろいろと気になるので今は全面的に作り直している。まず最初に、ランボード取り付け用の欠き取りを埋める作業から。この後配管もろとも削ってツルツルの曲面にする。

いよいよ前面加工へ

 お次に前面加工。左が加工後で右が加工前。今回半流形になるのはクロハ69改のクハ55とクモハ54 100番台。いつもの工作になるが、キットの微妙な形状の幌受けやルーバーを削る。また、幌枠パーツを取り付けるための穴を埋める。以前は貫通扉をエッチングパーツに置き換えていたが、宇野・赤穂線で思い付いた方法でキットのモールドを生かす方向で行く。

クハ55用は運行番号窓も埋める

 パーツの左右が入れ替わってしまったが、上の写真で右に置いていたものをクハ55用に加工したものが左になる。基本的にクモハ54 100と同じだが、運行番号窓が2桁なのでキットのモールドが使えない。後でエッチングパーツを貼る予定だが、とりあえず埋めておく。

クロハ59改クハ68の前面

 クロハ59改クハ68の前面は、片町線(II)で思い付いた手法で前面下部を加工する。今週は削ってはめ込むところまでしかできなかった……作業内容の詳細はリンク先参照で!

(2023.07.16)
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