「阪急5100系 5100F」完成
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 昨年11月終わり頃に制作を開始した「阪急5100系 5100F」が完成した。いつもの通りグリーンマックスのエコノミーキットをベースに、各社の市販品や自作パーツ、そして床下機器は武蔵模型工房さんの3Dプリントパーツを利用した。「5100F」という編成は以前に原形仕様でも制作しているが、成り行きというか無計画の開き直りで今回も同じ編成番号となった。
 フル編成にすると
  5100 - 5650 - 5651 - 5101 - 5114 - 5664 - 5665 - 5145 + 5126 - 5115
となるが、増結2連を外した8連、あるいは増結対応解除後の
  5100 - 5650 - 5651 - 5101 - 5114 - 5664 - 5665 - 5115
としても遊ぶことができる。増結を含めて全車以前作った原形仕様と同じナンバーである。

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 当初の予定では8連だったが、いろいろ考えたりしているうちに2両“増結”することとなり、原形仕様同様の10連となった(原形では後から2両を追加制作した)。うち先頭車は6両あるが、全て形態が異なる。画像はパンタグラフを搭載した偶数先頭車の3両を集めてみた。左から「5100−前面幕改造」「5114−前面未改造」「5126−前面幕改造、密着自動連結器付き」。中間連結部となる5114は先頭に立つことがない予定なので、前面ナンバーは省略している。5126は連結時に干渉するため、渡り板を省略している。

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 こちらは奇数先頭車で、左から「5101−前面未改造(模型では動力車)」「5145−前面幕改造、密着自動連結器付き」「5115−前面幕改造」。5126と5145には密連形TNカプラーを装着しているが、電連パーツは「でんしゃふぁくとりー」製の3Dプリントパーツに交換してみた。余談だが、「電気連結器」という名称のパーツだが「電連あり」と「電連なし」が2個ずつセットされている。阪急では密着連結器の脇に必ず連結器アダプターが用意されている。それを収納する箱パーツは、グリーンマックスの6000〜8000系の完成品に付属するものを利用した。

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 クーラーは少し浮かせてみたが、効果は微妙。3064Fの時にも書いたことだが、4個タイプのこのクーラーもやはり実車とは形状が違うように見える。エコノミーキットのパーツは屋根Rに合わせすぎなのだ。鉄コレ用のをもぎ取って来るのがベストソリューションなのかもしれないが、コストと入手性を考えるとそうする気にはなれない。

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 実は去年、3064Fを作った時に乗務員ステップの存在を忘れていた。今回5100Fを作るにあたって原形版を参照しているときに思い出し、ついでなので3064Fにも取り付けておいた(左)。パーツは銀河モデル製品。直角にきちんと曲げれていない……。

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 5145と5126の連結部はこんな感じになる。こうして横から見ると電連パーツの塗装が甘い……。原形仕様を作った際には増結部にも幌を取り付けていたが、
・10連増結時に幌を渡していなかった可能性がある(神戸線は使っていたと思われる)
・幌を使っていたとしても、模型では8連走行時に外すのが面倒
という2つの理由(主に後者)で幌なし(幌受けあり)の仕様で制作した。

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 原形仕様(左)と比較するとこんな感じ。色味が違うのは“仕様”である(3064F制作時に改めて調色し直した)。エアーホースは後年取り外されているが、私の大学時代はまだ残っていたはずなので「あり」として制作している。左側(車掌室側)下に付いているジャンパ線受けについては、やはりこちらもでんしゃふぁくとりーの3Dプリントパーツを利用した。
 列車種別、行先未設定(シール未貼り付け)なのは、私の人生を暗喩している(!?)。

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 パンタグラフ周りを見比べてみる(左が原形)。基本的に同設計で、避雷器のみ使用パーツがキット付属品からカトーアッシーパーツに置き換わっている。他、色使いを変えてみた。これが正解、というわけでもないが、あまり追究しても大変なだけなので“こんなもん”にしてある。

 計画は順調に進行中……に見えるが、8両の予定が10両になったり、編成番号を被らせることになったりといろいろやってみないと分からない(?)ことがたくさん。用意しているパーツにも影響があって、標識灯の部品も残りが奇数両分となってしまった。5136Fの中間の5137が幕改造されていて、当初の予定では(先頭に立たせる予定がないので)パーツを使わずそれなりに仕上げる予定だったが、余るのであれば……と考えている。それに、今回5145、5126でTNカプラーが付けられるのが分かったので、5137にも付けて箕面線予備運用として走らせるのもアリかな……と思い始めている(その場合、5138だけでなく中間T車にもTNを付ける必要が出てくるのでかなり面倒だが)。ま、今はこう考えているが実際はその時になってみないと分からない――というのが今回のことからも良く分かる(笑)

(2023.01.17)
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