平成29年12月31日
一年を振り返って〜運動編その他総集編〜 最後に残った「橘雪翼三大趣味」のバッセン通いについて。今年は“ホームラン”数少なすぎ。去年から約半減の1桁8本に終わってしまった。2〜4月と8〜11月の2度の長期に渡る空白期間が痛い。まあいつものアレでこの数の大小は必ずしも上手い下手には直結しないんだけど……ここまで少ないとちょいと自信を喪失しそうになる。打球の勢いはあるから別にいいんだけど。ただ、左打席が最近ぐちゃぐちゃ。今年、じゃなく去年からで、“ホームラン”云々の前にこれを何とかしたい。自覚がないだけで肉体の衰えが顕在化しているんだろうか。 もう一つの挑戦、左投げの方は手応えあり。進歩が遅いながらに一応前進している(はず)。投げすぎると肘が痛くなるので、中3日以上空けるようにしているのだが、そのせいで練習量があまり取れないという葛藤がある。どうしても家の庭で一人で練習していると、ワンパターンになりがちで柔軟な動きが出来ない。たまに後輩とキャッチボールしていてそれを痛感する。なるべく練習メニューにバリエーションは付けたいけど、最初に書いたように投げすぎは肘を壊すのでなかなか難しい。利き手ってやっぱり偉大だね。左と同じだけ使っても全然痛む様子がないからさ。肘が痛くなるということはフォームが間違ってる可能性が高いから、例えば肩の動かし方を意識するとか、胸を張ってみるとか、色々試行錯誤してます。 ずっと目標にしている「体脂肪率10%以下で65kg以上」は、今年も前進したのかどうかよく分からない。一説によると一旦増やしてから絞るのがいいらしい。一度体脂肪率のことは忘れて増やしてみようと挑戦したのだが、体重が63kgを超えたと思ったらその後62kg程度まで戻ってしまう。意識的に食べるというよりは食欲の赴くままに食べるといった方針なのだが、どうやら63kgが壁のようである。きっと私の体にはATSか何かが付いているのだろう。ATSとは? もちろん、電車のアレではなく「オートマティック・タイジュウ・セイゲン」システムのことである(謎) ちなみに現在の体脂肪率は推定12%前後。目標からオーバーしている。筋肉が増えた体重に対してそんなに付いてないということでもある。ホント難しいなあ(?年連続?回目)。バット振ったりボール投げたりしてるだけじゃダメなんだろうな。やっぱりウェイトトレーニングしなきゃダメなんだろうな。 去年左投手用の硬式グローブを買ったが、今年は右投手用の硬式グローブを購入。これで左右のグローブが投手用で揃った。そして打つ方ではバットを新調。既製品ではなくオーダー品で、大谷翔平モデルだ。グリップとか重量配分とかの細かいことは分からないのだが、前回の西岡剛モデルのグリップがちょっと合っていなかったので、新しいバットは打っていて爽快だ。ちなみにグローブは大谷モデルにしないのかと言うと、値段がめちゃめちゃ高いのと、多分以前限定品として発売されたのみなので、通常の流通在庫は残ってないものと思われる(そもそも探してない)。その他購入した野球用品は、トレーニング用のボールを10球と、最近の恒例でバッティンググローブが2組。ボールについては350グラムの重いもので、庭で練習するとき用に使っているが、これがかなり楽しい。打つときの手応えが違う。但し、打つ瞬間にかなり力がかかるのか、翌日腰が筋肉痛に(笑) 慣れてきたら平気になるのかな……と期待していたのだが、このボールを使うようになって1ヶ月以上経つ今(たった今、だ)も痛い(笑) ただ、いわゆるぎっくり腰ではなく痛みの種類というか部位が違うので、日常生活で困るとかそういったことはない。ぎっくり腰の場合は体の中心部が痛み、酷いと寝ているときに寝返りも打てないし、下手に動かすと激痛が走ってそのまま動けなくなることもある。今の私が抱えている痛みは体の表側に近い筋肉の痛みなので、力を入れなければ動かしてもほとんど痛まず、何なら軽く〜中ぐらいの力でバットを振ることも吝かではない。話を戻して、そんなわけでこのボールは大変気に入っている。1ヶ月半ほど使って泥だらけになったので、昨日水洗いしたらピカピカの白さを取り戻してくれた(ちなみに表面はゴムなので、水洗いで問題ない――水は冷たくて手が大変だったけど(笑))。バッティンググローブは、バッティングセンター用と家用で分けている。共通にすると持って行くのを忘れたりするので、バッセン用はカバンに入れっぱなしなのだ。バッセンで半年使ったら家用にして、もう半年使う――のサイクルで回していたのだが、今家用にしているグローブが早くもボロボロになって来た。今年の3月に買った色が黒いものなのだが、何ヶ所か擦り切れて下地の白が見えてきている。滑り止めのパターンもかなり減って来た。新調及び配置転換は3月と9月なのだが、サイクルを少し速めた方がいいのかもしれない。今からだと新年を迎えるわけだから、ちょうどいいタイミングかも。
すでにお気づきの人がいる……とも思えないのだが、過去ログの一部が消失してしまった。具体的には今年の1月分の半分以上。多分ファイルのアップロード時かダウンロード時にエラーがあったものと思われる。普段このページを表示するためのファイルにはややこしい操作はしないのだが、酷い誤字脱字等どうしても修正したい内容が出た時のみそういうことをする。その時にやっちまったのだろう。特にバックアップは取っていない。「徒然なるままに」時代も含めてログが消滅するのは初めて。人為的ミスはやらかさないように頑張っていたのだが、こういうこともあるんだな……。多分ファイルのアップかダウンロード時のエラーではあると思うのだが、こまめにバックアップというか過去ログの整理をやっていなかった、という意味では人為的ミスなのかもしれない。来年はなるべく過去ログの整理を怠らないようにしよう(反省)。 今年の更新回数は、ナンバリングのミスがなければ去年に迫る98回。もっと減ると思ってたので意外。結局これぐらいの回数が落ち着くのかな。月によってバラつきはあるけど、年間通して平均すると大体こんなもんということだ。ちなみに2年前の2015年が一番ばらつきが酷く、毎日更新を辞めてからの月間最少更新回数が3度、最多更新回数が2度という荒れっぷり。今年は今月の13回を除くと、6〜10回とそこそこ安定している。画像で侃侃諤諤の更新回数については、ファイルナンバーが回数ではなく日付なので数えていない。が、今ざっと見ると去年よりは減っている。模型の完成両数が少なかったからなあ……と言いたいところだが、画像で〜は模型の完成だけではないのでそれだけが原因ではない。逆に一昨年はそこそこ模型を作ったにも関わらず、回数は少な目。模型以外で画像を用意しなかったのが原因だろう(模型の完成以外の回もあるが、模型に関連しない画像が一枚もなかった)。去年多かった理由は、D810を買ったことに伴うものと、後輩に撮影に誘われたのと、あとは撮り貯めた381系こうのとり写真によるもののようだ。今年は……AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G とかAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6G ED VR とか買った割には撮った写真載せてないな。本体よりレンズの方が重要トピックスなのに。
さてさて、ここ数日で書き忘れたこと等。 ワールド工芸が最近Nゲージをあまり作らなくなったような気が。プラ製品はぽつぽつ出てるけど、金属キットがイマイチ。売れないからなんだろうけど、1/80等の大型スケールにシフトしている印象だ。ワールドが出さないとあまり金属キットを組む機会も生まれないので、たまには私の心に刺さるものを作って欲しいのだが……時代の流れ的には仕方ないのかねえ。 鉄コレ第25弾のクモハ20、クハ25について、屋根上パーツを軒並み交換……みたいなことを書いたけど、ベンチレーターは部品自体はそのままいけるかも。トミックスには優秀なグローブ型ベンチレーターがあるのに、なんでそれを使わないんだ! コストダウン? 作り直す方がコストかかるだろ!と思ってじーっとよく見てみると……トミックスのベンチレーターやん!(72系73形のときに新規製作されて、今も103系に使われている部品) 塗装品質がやや悪いせいで粗悪な別の部品に見えるこの不思議(自分の眼力が悪いのを棚上げ)。だって変なバリみたいなのが見えたんだもん……。一旦塗装を剥がす必要はあるものの、これは再利用しなくては。 D850買わないの?ホントは欲しいんでしょ?って声が届いてないんだけど、そもそも買おうと思っても今人気殺到で在庫がないんだな。某ゲーム機を真似て品薄商法か? いつ発売されたんだっけ? 9月の始め? かれこれ4ヵ月経つのに品薄って凄いな。ニコンの生産能力の低さに絶望を感じる。さすがニコン、これだけ売れまくるいいカメラを作ったってことだよな。でも私は、当分買わない。もちろんD850に買い替えたらそれなりにメリットはあるんだろうけど、費用対効果が悪すぎる。D800やD800Eを買って5年使ってる、とかだったらまた話が変わってくるけど、今はD850買うぐらいならレンズにお金を回すべきだ。 「今年一番の漫画」を話題にしているけど「今年一番の鉄道模型」は?という声がこれまた届いてないんだけど、買った模型は基本どれも好きなので順位付けし辛い(笑) 何年か経ってから「あー、買わなくても良かったかなあ」と思い始めることもあるけど、模型でそれは少ない。漫画と違って、しっかり吟味して買うからねえ。それから、模型は買った直後が一番テンション高いので、年初に発売されたものと年末に発売されたものでは後者の方が圧倒的に有利になってしまう。今でも鉄コレ第25弾のクモハ20、クハ25を目の前に置いてしみじみ眺めながら文章打ち込んでる。1年のまとめで今年買ったものを振り返っていて、「あ、道南いさりびのながまれ号って今年だったんだ」みたいに、年の区切りを感じていないという理由もある。という流れを強引に捻じ曲げて一番気に入ったものを挙げるとするなら……機構面に文句を言いつつもグリーンマックスの「キハ110系秋田リレー号」かなあ? キハ110自体のデザインが好きなのに加えて、秋田リレー号のカラーリングも良い。地元関西贔屓の私がわざわざ東の車両を買う、と考えてもらえればそのお気に入り度がご理解いただけるんじゃないかと。むしろ関西系の車両は、実車を見慣れていることも多いから模型ではトップになりにくいかも? 関西系かつ見慣れてないということで500系エヴァンゲリオンなんかは筆頭に来そうだけど、これは購入動機の何割かが「買わずに後悔しないため」だからちと厳しい。きのくにシーサイドは客車が出ないことには何とも。近鉄5800系デボ1形塗装はそもそもの製品クオリティが低すぎて。直近発売で有利なクモハ20、クハ25も、現状のままでは自作車両と仕様が揃わないので、本領発揮は気になる部分に手を入れてからになるだろう(その時が楽しみではある)。他、近年力を入れている旧国と外国形で言うと、茶色のクモハユニは残念ながら「飯田線」では一番人気には届かない。レーティッシュ鉄道EW-Iの製品化はめちゃくちゃ嬉しいけど、氷河特急の製品が既にある中では「次点」となってしまう。そんなわけで、僅差だけど ・1位:キハ110系秋田リレー号(GREEN MAX) ・2位:RhB EW-I(KATO) ・3位:クモハ20、クハ25(TOMYTEC) ・4位:103系「OSAKA POWER LOOP」(GREEN MAX) ・5位:道南いさりび鉄道ながまれ号(TOMIX) という感じかなあ? 無理やりにランキングしてるので、多分明日同じことを訊かれたら順位が入れ替わると思う(笑) ちなみに去年やってたらどうなってただろう?ということでざっと見返してみたんだけど、 ・1位:Re460 036-7 "Wellcome to Japan"(ROCO) ・2位:阪急6300系京とれいん(KATO) ・3位:TGV Lyria(KATO) ・4位:Cisalpino(MINITRIX) ・5位:HB-E300系 「リゾートしらかみ」(KATO) という感じかなあ? 去年は全体的に不作かも。上位にトミックス製品が入らず。青い103系、って思ったんだけど、どうやら一昨年だったみたい。「特別なトワイライトエクスプレス」があったけど、トワイライトは既に3編成持っているので(爆) 完成品だけで書いたけど、キットを入れるとするとワールド工芸のハフ1、2が3位ぐらいでランクインしそう。青の103系ついでに一昨年のリストを見たので、2015年ランキングも。まずGMのEVOキットから始まって、さっき書いたトミックスの青い103系が次に来るという103系のワンツーフィニッシュ。EVOが「キット」だけど、この年に関して言えばキット抜きのランキングなど考えられん!(笑) って言うか、EVOキットが発売されたのが一昨年なんだな……もっと前だと思ってた。鉄道模型は発売された直後に買うのがほとんどなのだが(中古を滅多に買わないので余計に)、EVOキットは翌年(つまり去年)も買い足している。ということは、1位は2年連続でEVOキットになるはず……再選はなしということにしておこうか。そして3位以下は、この2つが強すぎて決められん(笑) 敢えて言うならパノラマしなの、アレグラ(トミックスの箱根じゃなくて本家のほう)、キットのキハ391。うん、やっぱり鉄道模型の順位付けは難しい。S級とA級とB級の3クラスに分けるぐらいがせいぜいだな……ちなみに、今挙げた中でSに入るのはEVOキットとトミックスの103系、ロコのRe460の3つだけ。391系とハフ1、2は「組み立てた」ところまで含めると晴れてS級入り。 書いてるうちにガンガン長くなってしまった……こんなんじゃいつまで経っても終わらないので、そろそろ締めに入る。今年も何だかんだで目標が達成できなかったりその割に充実した1年だったり。評価には困るけど、ま、こんなもんでいいんじゃないかな。これぞ橘雪翼クオリティ。ちなみにこっそりアクセスカウンターを付けてるんだけど、何故か今年の9月1日を最後に作動しなくなっ
――ああああああああ!
過去ログが一部飛んだのは9月1日だぁぁぁっ! アクセスカウンターはページの一番下にあるから、ログのと一緒に消えてしまったんじゃないか! そういうことだったのかぁーーーっ! 1年の締め括りに気になっていた謎が解けた! 明日また復活させておこう。多分アクセスカウンターを作動させる文字列自体はどこかに残っていたはず……もっとも、ここ2、3年は1日あたり1人来るかどうかといったアクセス状況。それを見てそろそろ更新やめよかな、どしようかな、と考えたりもしつつ、鋼のメンタル――ではなくただの無頓着で更新を続けて来ました。もちろん当面はやめるつもりはありません。 というわけで本年もありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。 (2017-98 12-13)
平成29年12月30日
一年を振り返って〜漫画編+α〜 昨日、今年最後の漫画感想文も書き終わったので、この一年間に買った漫画を振り返ろう。数え間違いがなければ合計110冊。「完全版」の2タイトルを除くと97冊。その中から選ばれた今年の橘雪翼的MVC(Most Valuable Comic)は……
【決してマネしないでください】全3巻
に決定しました! 特に作者さんに賞品とかはありません(爆) 年によって「1冊あたりで評価」だったり「数冊で評価」だったりブレブレだけど、その時々の気分で変化します(開き直り)。『決マネ』のポイントが高かったところは、まずは理系知識を多角的に取り扱っている点。「今」のことだけじゃなく、歴史的人物の話が出たりするところが良い。やっぱり偉人は後付けで尾ひれが豪華になるものなんだね。次に、主人公の掛田氏を始め、周囲の登場人物たちの個性が光る。特に主人公の掛田君は理系丸出しで、やや融通が利かないあたりに共感を覚える(笑) そして適度な文字密度と物語のテンポ……こう言ったところに作者のセンスが見て取れる。繰り返し読んでも飽きが来にくく、本棚の中でも手に取りやすい場所が定位置となった。 まあしかし、『決マネ』は1月にまとめて3冊買ったわけだが、年間通じてこれを越えられるものに遭遇できなかったということ。「☆」評価でこれに並ぶものはあったけれども、そこに表れない部分で勝てなかったというか。『海賊とよばれた男』や『僕のヒーローアカデミア』、『私の少年』あたりにはかなりの期待もしたんだけど、期待だけで終わってしまった。悪くはないんだけどね。「3冊で完結する」コンパクトさは強みかも。もっと読みたかったな、と思わせたら作者の勝ち。長く続けばいいってもんじゃない。 次は「敢闘賞」な漫画たち。 【しおちゃんとぼく】(新顔) 不老不死に対する独自の解釈が気に入った。 【言ったよきいちゃん!】(新顔) 発想のぶっ飛び方が今までにないベクトル。 【タヌキとキツネ】(新顔) ああもう! 「可愛いは正義」でいいよ! 【ハリネズミのハリー】(新顔) 可愛さでは『タヌキとキツネ』に一歩譲るが、中身は「◎」。 【ぐらんぶる】 『決マネ』と同じ大学生の物語だが、どこをどう間違えたらこうなるんだ(笑) 【軍靴のバルツァー】 ユルゲンが生き延びる“ヌルい”展開も考えたそうだが、当初の構想通りになったとの作者の弁。“戦争のリアルさ”という意味では、これが正解だったかもしれない。
ここ数年の傾向だが、「めちゃくちゃ面白い」漫画に出会えていない。全体的に「面白いけどそんなに熱中できない」ぐらいで止まっている。これは不作というよりは、私の感じ方が変わって来たせいかな……と思っている。飽きてきたのかな? 一方で、昔の漫画を読み返すと当時と変わらず楽しめる。例えばだが、『はじめの一歩』の鷹村の世界戦2つ、『YAIBA!』の龍神の玉より仲間を選ぶ瞬間、『鉄鍋のジャン!』の血のデザート。もう何度読んだか分からないけど、まだまだそのシーンから受ける感銘は強い。最近の主人公たちは……大人しいのかな? 人のことは偉そうに言えないけど、草食系? そういう破天荒という意味では、『ぐらんぶる』が最も近いかもしれないが……(笑) さて、ここで禁断の低評価編。「期待」という言葉が跋扈します。 【将棋めし】(新顔) 『渡辺くん』の刊行ペースが遅いので、将棋枠として期待したのだが……どこが悪かったんだろう、将棋とめしの連携が弱いのかな? 【無限の住人】(既刊) 画風が合わず、徹底的に読み辛かった。愛蔵版を買ったのだが、最後まで読めずに閉じることになった。 【鉄鍋のジャン!! 2nd】(続編) 敢えてここに書く。期待がデカいからこそここに書く。期待外れだ! これを読んだ後に『R』を読み返すと、『R』の方がまだまだ「読める」。『R』の新キャラの方が『ジャン』に相応しい。今読むと『R』のキャラがもう出番ないのは勿体ないよなあ。メナールも水月も佐藤田も。 【ソウナンですか?】(新顔) こちらは期待通り――特に期待していなかったのでつまらなくても腹も立たない。『山賊ダイヤリー』をフィクションにして女子高生にしたら売れるんじゃない?と誰が考えたか知らないが、そんなに簡単には“オリジナルは越えられない”ぜ。 【金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿】(新顔) 多分俺が期待しすぎたのが悪かったんだね、うんきっとそうだね。画力鍛えて出直すよろし。 【Spotted Flower】(既刊) オリジナルの『げんしけん』と違って女性向けのようだ。つまり私はお呼びではないということだ。 【セーラーエース】(最終巻) 作者が悪いのか? 編集が悪いのか? これで終わりはないだろう? 【西脇伸宏】(漫画家) (略)
最後にオチを付けたところで、お次は小説。なのだが、実は今年はあんまり読んでない。記憶があやふやだが、『キマイラ』と『陰陽師』と、あと一つ読んでみたけど途中で何となく辞めてしまった本と、それから『犬はどこだ』がこれまた途中。『捕まえたもん勝ち』の2巻はまだ開いていない。その一方で『インシテミル』を3度目?4度目?読んでしまった。米澤穂信面白いわー。『犬はどこだ』も早く続きを読むべきだな。 アナログなゲーム。『ドミニオン』が主だが、今年もまた某後輩にかなり負けた気がする。一緒に遊んでいた別の後輩が「主人公っぽい」と表現したが、主人公はもちっとピンチになったりするぞ?(笑) 『ドミニオン:帝国』が発売されたのは今年かな? まだまだ遊べてない気がするが(その前の『冒険』もなのだが)、ルールがかなり複雑……というか、上下で分かれている王国カードが覚えられん!(苦笑) ウェブブラウ上で動くランダマイザーでカードを選出した際にイベントカードが3枚出て来て、その組み合わせがヤバかった。≪寄付≫≪意外な授かり物≫≪制圧≫――何ができるか考えてみよう。なお、≪寄付≫は『Magic;the Gathering』だと「ネクロドネイド」で有名なカード、≪意外な授かり物≫は「MoMa」で活躍したカードだ。≪制圧≫はMtGには見当たらなかったのだが、元々イベントカードは2枚以下が推奨されているので、≪寄付≫≪意外な授かり物≫だけでも凶悪なコンボが組める、としておこうか。その後、無印ドミニオンと『陰謀』の一部カードが変更されることが発表され、外国語版は変更されたカードのみのセットが発売されている模様だが、日本語版は今のところそれがない。いつか出ますよね? そして最新セット『夜想曲』に期待がかかるが……今のところ日本語版の発売日は不明(海外もまだなのか?)。オンラインでちょっとだけ遊んでみたのだが、今回もルールの追加が複雑で楽しそう? その他では、先日後輩が『カタン』を持って来てくれた。4人で遊ぶと盤面が狭い……ちなみに3回やって3連敗。というか、2回目の初期配置が決定的に間違っていて全く面白くなかった(笑) しかも自分がサイコロ振ったら2と12のオンパレード。3回目は3回目で自分の欲しい目が全然出ないという……そうか、ここでの運の悪さの反動がこの前の引きの強さだったのか! デジタルのゲームは……今年はPS4を買ったが、最初の1本である『クロバラノワルキューレ』が大ハズレ。結局『テラリア』で遊びまくって、その次の候補だった『FFXIIZA』は見送り。満を持しての『閃の軌跡III』だったのだが……1章で止まってます(爆) これは何が悪かったのかというと……飽きた? それと、スマホゲームに負けたってのがあるかもしれない。スマホゲームは「無料」か「課金でひたすら絞り取られるか」の両極端という認識。後者は当然問題外。そして「無料」も当然だが「遊べる」ものと「ほとんど楽しめない」物に別れる。「無料」で「遊べる」ゲームはそうそうないが、上手く探せれば「無料」であることも手伝って大当たりである。私はパズルゲームを楽しんでいる。 で、来年ドラゴンボールの格闘ゲームが発売されるが、一応買うつもりにはしているが……どうなるんだろうねえ。それはそうと、スティック型コントローラーはPS3のが使えるんだろうか? 確かUSB接続だったと思うんだけど……使えないとなると、また買わないといけないとなって、やっぱり買うのをやーめたって流れになりそう。ソフトの予約を入れる前に確認しとかなきゃ。でで、さらに『閃の軌跡IV』が発表されている。そんなんで『III』がまだなんだけど、「またいつもの」なんですかね? 当然だけど『III』が終わらないことには『IV』は買えないわけで、『IV』を買うかどうかはこの後気が向いて『III』のプレイを再開するかどうかにかかっている。それから『キャサリン・フルボディ』。『キャサリン』のリメイクで、「キャサリン」がさらに1人追加されるらしい。買うかどうかは未定だが、一応候補には入れている。まあでも本当は、「ゲームしてる暇があったら模型にパーツでも付けたら?」なのであるが……
さて、本年も残すところあと1日。侃侃諤諤の更新もあと1回である。更新するより大掃除した方がいい気がするが、掃除した方がいいのは慢性的なことだから今やらなくてもいいだろう(良くない)。ま、今年は既に(先ほど)年賀状投函したし、心おきなく(?)大晦日更新することにしよう。 (2017-97 12-12)
平成29年12月29日
何だかんだで ライト組み込みは5100系で年内終了の見通し。って言うか、それすら少し怪しい。今日作業完了したはずが、2パンタ車は内部で屋根が低いので、各部の寸法を少しいじるべきだったようだ……ライト、つかないことはないんだけど、部品に無理が来ているようなので再調整の必要が出てしまった。 とりあえずいつもなら月末恒例のやつを2日間だけ早くお送りします。
【笑うあげは】1巻(既刊):☆☆☆ その盲目の美女は麻雀がめちゃくちゃ強かった。触れるだけで病を治す治療師「あげは」は、麻雀に目がなかった――という麻雀漫画。奇跡の手に関しては設定だけで生かされないのかと思っていたら、一応1巻最後で出てきた。 盲目の麻雀打ちと言えば、『哲也』で出てきた(確か)医者が思い浮かぶ。ドサ健を除くと、雀士として目覚めて以降の主人公に“完勝”した数少ない男。最近だと『凍牌 人柱篇』のラストページで出てきた謎の男も盲目っぽい描写だ。麻雀は牌の面に触れれば何か分かるので(盲牌)、盲目設定が生きやすい?ゲームかもしれない。但し、他のプレイヤーが捨てた牌にいちいち触るのはテンポが悪い故に、『哲也』のその雀士相手の時もこの『笑うあげは』でも、他家は自分の捨てた牌をその都度宣言している。1話目はそれを悪用して、自分の捨てた牌を一度目は正しく宣言しておきながら、「聞き間違えだよ!」と嘘の申告に変更するという内容。ところが嘘の申告の牌は既にあげはの手の中に4枚あり、尚且つ“5枚目が存在するとすれば”当たりとなる牌。「高めですね」と手牌を倒したあげはは、「よくあることなんです」といって笑うのであった。 この漫画、タイトル通り美女のあげはが笑うシーンがポイントだと思うのだが、その笑い方が少々嫌味に見えてしまい、好きになれない。ウェブの漫画紹介で見て少し興味を持って、たまたま某家電量販店の漫画コーナーに並んでいたので手に取ってみたのだが、大きくな期待外れではないものの続きを買うことはないだろうなあ。
【ドラゴンボール】完全版8巻 あの世から期間限定でこの世に戻って来た孫悟飯。悟空に分からないようにお面を付けて対戦。記憶が正しければ、孫悟飯(初代)(*1)が登場するのはこの1回限り? もうちょっと出て来ても面白そうなんだけど。悟空を圧倒するほどではないにせよ、かなり強い孫悟飯。これ、ひょっとしたら亀仙人より強いんじゃないの? その後最後のドラゴンボールを集めて、ウパの父親がめでたく復活。考えてみればこの親子もこれ以降出てきた記憶がない気が……何らかの形で出番があったら良かったのに。ま、私が忘れているだけかもしれないけど。 その後月日が経って次の天下一武道会。ホントあれだな、展開早い(笑) ここで天津飯&餃子初登場。そういや鶴仙人なんてのもいたな……もうすっかり忘れすぎてて懐かしすぎる。というわけで、9巻へ続く。
*1……「(初代)」という表記は、鉄道車両の記述で使われるものを真似てみました(笑)
【PEACE MAKER】8巻(既刊):☆☆☆★ 何となく、という理由で復活。第一章で主人公が“死んじゃった”ので、第二章はニコラで行くようだ。相変わらずシリアスシーンとそれ以外のコミカルなシーンで適度にコントラストがあって面白い。のだが、話はやや複雑というか入り組んでいて分かり辛い面も(橘雪翼の弱点である「横文字の人名が覚えられない」が災いして、会話シーンで誰のことに言及しているのかピンとこないのが原因である)。元々評価が低くて買うのを中止したわけではないので、またぼちぼち続きを買って行くことにしよう。
【ワンパンマン 】15巻(新刊):☆☆☆☆ ちょい甘だけど「☆」4つ。進んでんのかどうかわ分からないけど、色々な登場人物が出て来て、色々な展開があって面白かった。 疾風のウィンドとか業火のフレイムとか、こいつら名乗ってて恥ずかしくないのか……そして閃光のフラッシュがやはり“関係者”であることが確定? しかしこれ見ていると、ソニック君のポジションがどんどん下がっていくなあ……。怪人細胞を食べるというまさかの展開だったが、きっちりとおしゃれに料理して食べるところは流石ソニックというか、『ワンパンマン』の登場人物だ。腹を壊すというオチまで付くあたりのこのセンスは非常に好きだ。
【私の少年】4巻(新刊):☆☆☆★ 「会いに行きます」って、ぐいぐい来るなあ真修くん。 読んでて結構恥ずかしい。そういう漫画だと分かってはいても、だ。まあ、そうそう長くは続かないだろうから最後まで読むつもりにしているけど、これで10巻以上に長引いたらどうしよう(笑)
【舞妓さんちのまかないさん】1巻(既刊)☆☆☆★ 京都の花街の、舞妓さんが暮らす下宿?みたいな家でのまかないのキヨが主人公。一応今流行の「飯系」漫画になるのかなあ? 同じ「飯系」でも「作る系」と「食べる系」に分かれるわけだけど、もちろん前者。あ、でも、それって「料理漫画」? とは言え、『鉄鍋のジャン!』とは別のジャンルな気もするしなあ。ジャンはプロで、この漫画はプロじゃない……? いやでも、お店で出す料理でなくてもこれは仕事で調理しているわけだから? ま、その辺の分類はどうでもいいか。 花街という華やかな舞台の裏側の、舞妓さんの日常を垣間見るというのがもう一つのテーマ。世間から離れたやや特殊な空間を、ほっこり系の話にまとめ上げている。悪くはないけど、続きは……「気が向いたら」ぐらいかな。
【Spotted Flower】1巻(既刊)☆☆ 『げんしけん』のスピンオフ――ただのスピンオフではなく、「if」ストーリー。班目と咲がくっつくというお話。かなり途中をすっ飛ばして、既に結婚していて子どもがお腹にいる状態。そこまでの過程がひじょ〜〜〜〜〜に気になるのだが、今のところ(1巻時点で)謎に包まれている。で、レーベルが女性向けの漫画なせいかもしれないけど、かなり生々しい。そういうのは期待していなかった。そして、ネットでよく見かける単語「リア充爆発しろ」――私はその気持ちが全く分からなかったのだが、この漫画を読んでこの二人に抱いた感情がそういうものなのではないだろうか、と解釈している。
【ひゃくにちかん!!】1巻(既刊):☆☆☆★ 両親が海外出張することになって、3ヶ月間の自由きままな一人暮らしを満喫するはず?だった高校生の秀人くん。ところが家に帰ると、両親と同行する同僚(?)の娘(幼稚園児)が。という流れの漫画。まずいろいろとツッコミどころがありすぎて困るのだが、今回は省略! 以前書いたように、ウェブ掲載で一度は読んだ作品。全体的にそこそこ好きだったのと、最終4巻での書き下ろしが読みたかったので、1巻から買うことにした。そして誤算があった。「ふくめん」――白黒のうさぎで、模様が覆面をしているようだったから付いた名前。そう、うさぎが1巻から登場しているっ!!! これは嬉しい誤算! まあ、この漫画に関してはうさぎの存在は評価にほとんど影響していない。にしても、高校生なのにこの主人公人間出来てるなあ。完璧ではないにせよ、この状況に見事に対応している。まあ、漫画だからなんだろうけど。私は小さい子供が苦手で、どう相手すればいいのか分からない。秀人くんすげーよ。勉強になるよ。まあ、漫画なんだけど。 ところで作者の名前、「那多ここね」って、「ナタデココ」を意識してるんだろーか
【あおざくら 防衛大学物語】1巻(既刊):☆☆☆★ 最近『ライジングサン』が面白くないなーと思っていたところに発見したコチラ、「防衛大学校物語」というサブタイトルの通り防衛大のお話。私の漫画購入に「自衛隊枠」なんてものがあるわけではないが、面白そうだったのでずっと候補リストに入っていた。というわけで買ってみた。 『ライジングサン』と比べると、少年漫画だからかかなりコミカルな印象を受ける。と同時に、やはりばりばりの体育会系というか、軍隊式な厳しさは変わらずのようだ。その「本性」は1巻も8割ぐらいを過ぎたところでようやく出てくる。ここからが本番、そしてこの漫画の真価が問われるゾーンへと突入だ。いよいよに入ってからのページ数が少なくて消化不良?な感じもあるが、それは2巻以降への期待という意味でもある。裏切られない事を願う(笑)
【るろうに剣心〜明治剣客浪漫譚〜 完全版 6】巻(既刊):☆☆☆☆ 斎藤一。何と言っても斎藤一が主役の完全版6巻(表紙だし)。「咬ませ犬にもならない」はずの赤松にてこずった剣心をズタボロに酷評した上で牙突の構え。はじめちゃん、許したってくれ……漫画の進行の都合なんや。主人公にピンチも何もなかったらそんな作品おもろうないやろ? お前みたいに悪即斬で全部解決してたら各話3ページぐらいで終わってもうて担当さんからNG喰らうがな。 というわけで、流れ的に完全版5巻で切るのがちょっと良くなかったので、年の変わり目の今月に6巻まで買って、その後しばらくお休みということにしてみた。来年の7月ぐらいに再開しようかな……月の数字と巻数を合わせたら買い間違いの心配せんでええし。 後半、いよいよ剣心が京都へと流浪する。それを追わんとする主要登場人物たち。左之助は斎藤一に待ったを掛けられるが、根性論?で押し通す。しかしあれだね、はじめちゃんのスペックはどうなっているのか。対剣心の時は確かに斬馬刀持ってたけど、じゃあ素手どうしだったらどうかって言うと剣心に勝つビジョンは見えて来ない。何故斎藤は素手で左之助を一蹴できるのか。 ところで、場面は戻るが龍巻閃(この時点では技名は出ていない)で牙突を破ったシーン。剣心がキレてて「人斬り抜刀斎」に戻っていたのなら、既にこの時刀を裏返しにしててはじめちゃんの首が飛んでいたような。この次にはじめちゃんの愛刀を破壊してから「次は貴様の首だ」宣言をするわけだけど、実はまだまだ余裕があったんじゃないかと思ったり――まあ、実際首を飛ばしてたら色々と漫画の展開上まずいわけだけど(重要人物の死亡という点だけでなく、剣心の“再殺”行為は漫画のコンセプトを揺るがす大事件である)。
【BUNGO―ブンゴ―】12巻(新刊):☆☆☆★ 普通に野球やってます。試合やってます。AチームとBチームによる紅白戦。Bチームが初回の1点を守りリードしていたが、遂にブンゴが野田に逆転3ランを被弾してしまう。崩れ始める文吾。そこに吉見登場…… ここからどう展開するのか。“外野”でその吉見が「BがAに勝つことはあり得ない」と発言している。漫画の展開としては、その「あり得ない」を崩すパターンが往々にして起こるが、今回はどうだろう。残念ながらBチームには役者が揃っていない。主人公のブンゴと1年生捕手の米村のみ。しかもブンゴは、Bチームだからか3番を打っているが、漫画の中ですら大谷(翔平)みたいな二刀流タイプの選手ではない。米村が打つにしても、もう既に1本打ってしまっている。漫画の展開上、米村がもう1本打つのは興覚めな上に、米村が勝利打点をマークするのも違う。おまけに米村はブンゴの前の打者。瑛太からランナーを出せるとしたらこの2人しかいないのに、どうやってもソロしか打てない。勝つために必要な3点はおろか、同点に持ち込む2点もムリ。Bチームは負ける。その上でブンゴがエースナンバーを付ける、それだけの説得力を持った展開がこの後待ち受けていることになる。さて、これから一体何が起こるのか。
【ACCA13区監察課 P.S.】2巻(新刊):☆☆☆★ 『ACCA』のバックストーリーとも言うべきシリーズ第2巻。“年齢詐称の”ニーノの話の他、オウルの話が見逃せない。もちろん副本部長の切れ味鋭いコメントも覚えておこう。これからの人生に役立たせる場面があるかもしれない。
【ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル】(新刊) すんっませんっ。時間切れで途中までしか読んでないんです……。感想はまた来年の1月末に。
月初に気が向いて「とりあえず1巻を買い漁ってみよう」シリーズを。感想文書くのが大変だった(自爆)。月末付近で発売された『ライジングサン』だが、何故か地元の本屋に置いてなくて来年送りに。そのために28日ぎりぎりまで待って感想文載せる予定だったのに! もっとも、『ACCA』の外伝を読む時間が取れなかったので「どちらにせよ」か。さてさて今月追加で買った漫画の続きについてまとめておくと、買う予定なのが『PEACE MAKER』『ひゃくにちかん!!』『あおざくら』の3つ、未定が『舞妓さんちのまかないさん』、その他の2つは「買わない」だ。“打率”としてはまあまあ……に見せかけて、『PEACE MAKER』はそもそも続きだし、『ひゃくにちかん!!』は内容知ってたので、実はそれほどでもなかったり。 年明けは2冊。そろそろクライマックス?『もののがたり』と、こちらも既に終盤かもしれない『王室教師ハイネ』。余談だが、2月には連載が終了した『ハリネズミのハリー』の最終巻が出る。ボヤっとしてると読む漫画がどんどん減るので、引き続き面白そうな漫画を探さなきゃ。 (2017-96 12-11)
平成29年12月28日
一年を振り返って〜鉄道模型編〜 年末総括シリーズ第二弾は鉄道模型。 制作に関しては大スランプの1年だったと言える。年初に去年の積み残しの銚子電鉄ハフ1、2(0.0125)を完成させた後、停滞。作ってはいたんだけど、なんだか気分が乗らなくてカタツムリの歩みのほうが速いんじゃないかってレベルに。7月に入って気分を一新するために、「一旦封印して別の楽なのを作る」ことにして815系の2両が完成した。その後は阪急5100系原形2パンタ編成及び去年作った同5100Fに“増結する”2両を完成させた。今年は以上。その後はディティールアップとライト点灯化に費やしたので、ハフ1、2を除くとたったの12両に終わった。ま、仕方がない。スランプはつきものだし、数を追うのもやめたはずだ。それよりもライト点灯化が大きな事項で、長年の課題がようやく達成できた。今後、制作する車両にライトを搭載していくとなると……1作あたりの制作時間が延びて完成両数がますます減ることにはなりそうなのだが(笑) もちろん、完成度が上がるとを考えれば許容できる話である。そもそも論で失った集中力を取り戻せば、ライト点灯化工作にかかる時間など簡単に取り戻せるはずなのだが。次の課題はそこにしておこうか。 書くことが少ないので(爆)、今年買った完成品についてでも話をしてみようか。例年あんまり口にしない話題だが、毎年結構買っている。少なくとも制作する車両よりは多い(苦笑) メモの取り方が雑なのと、全部書いてもだらだらするだけなので印象に残っているもののみ。メーカー別で行くとして、まずはトミックスから。 年初は500系エヴァから始まった。製品発表当初は買うつもりがなかったのだが、後輩からの謎のプッシュがあって「買わずに後悔するよりは」と馴染みのお店に予約。ケースが謎仕様(1〜8号車の順に収納できない)という変なポイントはあるものの、製品としては普通に満足。腐っても500系だしね。323系は営業運転前の製品化(だったよね?)。3両基本セットと5両増結という形態のせいか動力車が編成の端に寄っているので、私は女性専用車と下回りをトレード。多分323系の中間車床下は模型レベルでは全車同じで、パンタ車を避けて編成の中央に持ってくると女性専用車だった。春頃に道南いさりび鉄道ながまれ号を購入。製品は思ったより暗い感じだったが、私の大好きな青系統のカラーリングに綺麗なプリント。後輩の「トミックスはこんな綺麗に印刷できたのか!」とのコメントに一同爆笑。そこから夏へと一気に飛び、キハ58氷見線仕様。以前後輩が作成し、真似をしようと思ってン年。制作するよりも先に製品が出てしまった。そしてE3系現美新幹線。夏に入る頃からしばらく欲しい新製品がなく、油断して財布の紐が緩んでしまった。あまりにも見た目にインパクトがあるし、例の「買わずに後悔するよりは」の原理が働いてしまった。どうでもいいが、「買って後悔」は次の「買わずに後悔」に繋がり、そして「買わずに後悔」は後の「買って後悔」に繋がる。そう、無限ループである。この頃道南いさりび鉄道の別の色の車両が発売されて、購入。来年予定のまた別の色も購入予定。次に買ったのは北斗星JR東日本仕様。紆余曲折あって持っていなかったので、「次に再生産されたら買う」つもりでいたら、まさかのリニューアル新製品となった。増結のオハネフ、オハネは、夢空間の時に買った車両を回すつもりでいたのだが……ハシゴパーツの追加に目がくらんで結局フル編成揃えてしまった。トミックスにはこのパーツを分売してもらいたいところなのだが、銀河モデルのエッチングパーツの方がシャープじゃないかという意見も。最後にDE10を買ってトミックスは以上。まさかこれが今年のラストになるとはなあ。12月発売予定だったJR九州の485系も、マリンライナーも両方来年に延期されて少々寂しい年末となってしまった。ん? DE10の色? もちろん「きのくにシーサイド」ですよ。あ、そうだ、年末に嵯峨野観光鉄道の機関車を後輩から買い取った。明文化されているわけじゃないけど、トロッコ車輛を制作するという義務が発生したことになる……ううっ、プレッシャーだ(笑) カトー編。683系リニューアル車からスタート。4000番台も待ってるんだけど、まだかねえ。キハ91は結構模える新製品で、試作車の作り分けもなかなか熱かった。キハ85系ひだ、南紀は、最近の私の方針で行くとAssyで新規車種や仕様変更のある車両だけ組み立てるところだが、まあいいやと丸ごと購入。車端部パーツや幌枠もぬかりなく確保して、従来製品もばっちりアップデート。後輩によると、古いロットと色がかなり違うらしいが、私の手持ちはほとんど違和感がないレベルで揃っていた(やや艶が違うかな、程度)。後輩の手持ちは中古で単品を集めて編成を組んだ物だったが、確かに明るさが随分違っていた。681系しらさぎを買った後、こちらも夏まで飛んでしまう。レーティッシュ鉄道のEW-IとGe4/4IIIだ。機関車が既存品の色違いだったのががっかりだったのだが、その後しばらくしてGe4/4IIも製品化が予告された。一緒が良かったんだけど、メーカーに何らかの都合があったんだろうか。12月に入って茶色のクモハユニと225系100番台を購入。クモハユニは特に書くことがない。いい意味でカトーらしい製品だった。225は、車両自体には文句はないのだが、まず4両セットのパッケージ。ブック型ケースじゃなく「発泡スチロール・イン・紙箱」で、確かに最近この形態で売られている製品をよく目にする。しかし8両セットと4両セットでパッケージを揃えて欲しかった。せめて、ブック型ケースに移し替える人のためにラベルシールが付属していればなあ(氷河特急で増結セットに入っていた、あんな感じのやつ)。8両セットは動力車が前から2両目に設定されている。普通はこんな端寄りにしない。仔細に観察して分かったのが、どうやらこの車両だけ床下機器の配置が違うようだ。つまり、ここに動力を持って来れば金型が一つ減らせる……トミックスのE259系N'EXと同じ原理である。クロを動力車にするよりはマシとは言え、カトーもコストダウンのためにこういうことをする時代になったか。 グリーンマックス編。近鉄5800系デボ1形塗装は塗装済みキットベースの完成品。このシリーズを買うのは初めてだが、やはりパーティングラインが非常に気になる。この仕上がりで後述の「POWER LOOP」よりも2両少なくてほぼ同じ値段とは、泣けてくる。キハ110の陸羽線シリーズを買おうかどうか迷っていたのだが、悩んでいる間に“本命”の秋田リレー号の告知があり、あっさりそちらを買うことに。キハ54流氷物語号は鉄道コレクションとの競作になったが、ライトも付くし動力も性能がいいのでGM製品を選択。値段が高いのが痛いところなんだけどね。そして103系大阪環状線の「OSAKA POWER LOOP」。綺麗なラッピングが施された8両セットで3万円を切る(GM製品としては)お求めやすいお値段設定。その後発表された「さよなら」よりも安い。なんで? どうして? 秋田リレー号はセット内容によりAとBの2種類が出たが、値段差が3000円近く。意味不明。陸羽線を見る限り、キハ110と111/112でそーんなに変わりはないはずなのに。訳分からん。購入後、トミックスのTNカプラーJC25を取り付けてみたところ……連結面間隔が狭すぎる。確か塗装済みキットの時もそうだったような気がするのだが、今回はそれ以上にカツカツで、カーブで脱線しそうだったので対策を練ることに(ある程度目処は立ったが、まだ実行に移していない)。GMはこういうところがイマイチだよなあ。 マイクロエース編。最近値上がりが激しいのでなるべく買わないようにしているのだが、近鉄8810系他は裾帯ありの私が集めている時代の設定で、かつ新規金型を起こしていないせいか一昔前の値段だったので一通り購入。今年は実に平和だった。 カトー及びトミーテック以外の外国形編。買えなかったものの話になるが、ホビートレインのrailjetチェコ鉄道仕様の入手を逃したことはショックだった。ホビーセンターカトーで取り扱いがあるだろう、と待っていたのに期待を裏切られた。後から聞いたところによると、かなり生産数が少なかったらしい。フライシュマンの機関車だけ買って待機していたのに……。年の後半に入ってホビートレインからIC2000の新仕様が出た。ドヤ顔マークがついてるアレです(違) 既に2編成揃っているので、仕様が変わった先頭車とスタバカーのみの2両だけを購入。 鉄道コレクション……は、買ってとりあえず積んどくだけ、みたいなのが多くて書くことが多くない。ただ、今年はちょっとしたことで西日本鉄道の車両が欲しくなった。8000形は普通に買えたのだが、去年発売された3000形の入手に苦労した。実店舗は各所完売で、某大手ネット通販やオークションはプレミア価格で2倍のお値段。そんな中で奇跡的?に日本橋の店で3両セット2セットを発見。2両セットは九州の後輩が探して来てくれて、定価プラス送料で無事手元に届いた。その節はありがとう後輩君!! 事業者限定鉄コレでは、毎年恒例で阪神電車と、そして今年は能勢電鉄610系を買ってみた。後者はほとんど知らないのだが、最近旧型車を見るとむずむずしてしまう……(笑) 本命は阪急仕様かと思われるのだが、能勢電は能勢電で面白そうなので、あれこれ編成パターンを見ているうちにたくさん欲しくなってしまった(苦笑) 阪堺は先日書いた通り。鉄道コレクションもついに国際化! というわけで、ドイツの市電タイプも買ってみた。ヘッド/テールライトが印刷でややチープに感じるも、後輩と一緒にネットで画像や動画をチェックしていると、これはこれで妥当な処理だったのかも。売れないことにはシリーズが続かないので買ったものの、値段が高いよねえ。マイクロも高くなったし、GMも前から高いし、そして鉄コレも高い。その高さに品質が追い付いているとも思えない。トミックスとカトーだけ見ていられれば平和なんだけどねえ(溜息)。そして最後にレギュラー第25弾! 本命のクモハ20、クハ25については昨日書いた通り。シークレットが残念なんだけど、よりによってそのシークレットを引いてしまう間の悪さ。でもまあ、何かの巡り合わせで私の手元にやって来たんだから、末永く可愛がることにしよう。実は今日、昨日に引き続いて引きが強かったので、2017年の締めはそういう運命だったのだろう。 さて、来年の展望。ぼちぼち模型作って、ライト光らせて、そしてまた何か買おう。うーん、カメラに比べると漠然としているなあ(笑) ま、しょうがないよね。何を作るかはその時の気分次第だし、完成品も何が出るかなんて分からない……こともないなあ。5月頃までの新製品の予定を各社が出している。さらっと書くと、トミックスはムーンライト九州が楽しみで、カトーはTGV-Rに期待。まだ具体的な予告はないけど、TGV-POSやThalysのリニューアルもいずれ順を追って発売されるだろうし、ICE4も計画が消えてなければ嬉しい。GMはようやく3220系のラッピング車が出る。マイクロ? マイクロは特にないかなあ。8両で3万円はるかに超えるセットなんてそうそう買えない……それでも外国形より安いんだけどね。外国形と言えば、PIKOがSBBの車両(今まで出てなかった?ものを)出すらしいというのをちらっと見た気が。実際のところ来年出るかどうかは分からないけど、発売されたら何とか手に入れたいなあ。ともかく、2018年も楽しみだね!(と強引に締める) (2017-95 12-10)
平成29年12月27日
鉄道コレクション第25弾のシークレットはクモハ20の100番台 予想通り予想が外れた(なんのこっちゃら)。しかも何とも微妙な外れ方で、阪和線までは合っていたもののクハ25ではなくクモハ20。番代違いで、今回入っているクハのクモハバージョンという説明が分かりやすいだろう。メーカーの人がなぜこれにしたのか理解に苦しむところ。念のため調べてみたけど、特に変わったナンバーということもなさそう。102じゃなく103だったら屋上に長いランボードがあって面白そうだったのに。ま、そうなっちまったもんは仕方がない。今後のラインナップ拡充に期待しよう。とりあえず今日は、箱から出してそのままで撮影。
鉄コレ第25弾クモハ20&クハ25 (2017-94 12-09)
平成29年12月26日
一年を振り返って〜カメラ編〜 恒例の一年を振り返ってみるシリーズ。まずはカメラから。今年もまた機材が増えてしまった。年初にAF-S NIKKOR 85mm f/1.4G を購入。キャッシュバックキャンペーンに合わせたもので、本来ならば2016年の末に買う予定だったが、買いに行く時間が取れずに年を越してしまった。まだあまり使い倒していないのだが、やはり明るい単焦点を1本持っておくと心に余裕が出る(謎)。描写他については、私は細かいことを気にしない&分からないので言及を避けておこう。各所で絶賛されているので購入を検討されている方はそちらを参照されたし。シグマもすごいらしいし、タムロンのはF1.8の代わりに手振れ補正が入ってるしで、どれを買うか迷えるところだが、「NIKKOR」の文字に弱い人は純正を買うべし。お金が余ってしゃーないという人は全部買うべし。3月にはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6G ED VR を購入。キャッシュバックキャンペーンの延長と、値下がりの波状攻撃が決め手となった。梅の花に寄ってくる鳥の撮影のために超望遠ズームを買おうと検討して、一度はシグマの600ミリズームに決定したのだが、そのすぐ後からニッコールが値下がりし始めて逆転決着となった。今はもう少し安くなっているが、購入後に再び値段が上がったのでいい時期に買えたと思っている。 夏に入りGX7 MarkIIを購入。本体はこれが今年唯一の増備となった。フォーカス合成に大きな期待を寄せたが、残念な結果に終わる。ただ、これはGX7 MarkIIが悪いというよりは、デジタル処理の現時点での限界とも考えられる。D850のテストレポートで読んだ深度合成も、近距離の被写体と遠距離の被写体が入り組んでいるところは不自然な処理になるそうだ。そんなわけで、GX7 MarkIIでα77とE-PM2を一気に置き換える可能性もあったが、まさかの全員“現役続行”となった。それどころか、ティルト&シフト機構付きのマウントアダプターの再評価というおまけつき。現役5台体制はある意味熱いぜ。というわけで、GX7 MarkIIの良かったところ悪かったところをまとめておく。まず悪かったほうから。ファインダーがあまりよくない。スペック上ではα77やα99IIに比べてそこまで劣ることはないのだが、スペックには表れない部分が多分にあるのだろう。今度からEVF機は事前にしっかり店頭でチェックしなくては。今回に関しては勉強代と思うことにする。次に露出ステップが1/3段固定で1/2段にできないこと。これはまさかの仕様で、ソニーはもちろん、ニコンも両者から選ぶことができるから“そういうもん”だと信じて疑うことがなかった。カメラメーカーと家電メーカーの差か……とも思ったが、ソニーはどちらかというと家電メーカーだし(いくらαがミノルタから受け継いだといっても)、逆に1/3しか選べないフジフィルムはどちらかというとカメラメーカーである。ちなみに、キヤノンとペンタックスも、一眼レフは選択可能(キヤノンミラーレスはおそらく1/3固定?)、ソニーもRXシリーズは1/3のみの模様。全機種チェックしたわけではない……というか、1、2機種しか見てないので全部が全部なのかどうかは分からないが。で、実は、フィルム時代に愛用していたOM-3TiやOM-4Tiも露出インジゲーターは1/3段刻みだった。シャッターはもちろんのこと、絞りのクリックも1段刻みだったので、私は絞りリングをおおよそその中間にセットして1/2段刻みで使っていた。ところがそのオリンパスのデジカメは、1/2段ステップが選べる(E-PM2でしか確認した覚えがないが)。なんでやねん?とツッコミは入れておくが、嬉しい“仕様変更”である。以上の悪い点を以て、GX7 MarkIIを後輩に売り付け、また別のを買うことも考えたのだが頓挫。今ではむしろ、手放してしまうと甲子園球場で秒間40コマ連写して遊べなくなるのが惜しいので、手元に置いた方がいいのでは?と考えている(笑) わずかばかりだがレンズ資産が生きるのもマイクロフォーサーズであるメリット。D810やα99IIほどではないにせよ、GX7 MarkIIはこれはこれで良い買い物だったのかもしれない。そんなに高いものでもないし。 で、夏の終わりに去年壊したとみられるVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM の代替品として、後継モデルのVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II を購入。旧モデルから新モデルへの更新は、カメラ関連では初かもしれない。2月の後輩の結婚式に間に合わせるために注文したこともあったのだが、その時は在庫があるのかどうかよく分からないまま間に合わなかったので一旦キャンセル。その後も在庫状況が良く分からない状態が続いたのだが、ある日あるきっかけで店舗で直に取り寄せてもらうことに。あまり期待せず待っていたら無事荷した。っていうかヨ○バシよ、こういうレンズは常時在庫しようよ(要望)。で、引き取りにいったらまさかのEマウントのF4ズームが出てきた。「こちらでお間違いないですか?」って確認を求められたので、思いっきり本音丸出しで「全然違います!」って答えちゃったよ(笑) ソニーのレンズはこれで2本目なんだけど、2本ともAマウントの「24-70mmF2.8」っていうのは複雑な気分だ。 秋の紅葉のシーズンに合わせて、AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED の購入も検討したのだが、結局シグマの12mmズームをもっと使い倒してから、ということで見送りに。前後してX-T20の購入も考えたのだが、こちらもGX7 MarkII同様「露出が1/3段ステップ」という点が最大の障害となり、現在静観中(値段が大幅に下がれば行くかもしれない)。というわけで、今年の機材購入は「本体1台、レンズ4本(キットレンズ含む)」という陣容。去年の「本体2台、レンズ3本(キットレンズ含む)」と比べたら、総数は同じで、全体的なグレード感も似たようなもん? 去年は本体が豪華でレンズは安物〜そこそこ、今年は本体が安物で、キット以外のレンズ3本が豪華。但し、出費総額は本体が高いせいで去年の方が大きかった。 ところで、私は趣味を「カメラ」ではなく「写真撮影」と公言している。カメラ機材は手段であって目的は写真を撮ること。では今年は何か名作(自称)が撮れたかというと……まあまあかな。フィルムの時代から名作(自称)がそんなにポンポン撮れてたわけじゃないし、まだまだこれから。写真って難しい、だから面白いんだ。ちなみに今年の前半ぐらいで、フィルムをちょこっと整理しがてら見返していて、気に入ったものを「A3ノビ」でプリントアウトすることにした。以前からちょくちょく引き伸ばしはしていたのだが、その時の気分でサイズがばらばらで統一感がない――つまりは額の使い回しがしにくく、事実上額1つに対してプリントが1枚という非効率的なことをやっていたのだ。それを1種類に統一すれば気分によって額の中身を変えられて合理的。そこで選ばれたのが「A3ノビ」。プリントサイズと値段のバランスが良く、かつ近所のカメラ屋では「A3」と値段が一緒という理由で決定した。ところが、この決定が良かったかどうかは判断が難しいものになってしまった。「A3」ならお店の機械でやってもらえるので、翌日に仕上がる。ところが「A3ノビ」になるとフジフィルムに出してのプリントになって、月曜日に頼んでも金曜日にしか仕上がらない。まあ、そこはまだいい。日数が掛かるのは仕方がないにしても……フジに出すと機械でオートの補正が入ってしまい、モノによっては私の作意が反映されなかったりする。せめて「補正しない」が選べたらいいのだが、こちらから何らかの要望を出すとなるともっと値段の高いプリントで注文しなくてはいけないのだ。お店の機械でやってもらうと補正なしにしてもらえるのだが……。今から路線変更するかどうか、結論は出ていない。すでに10枚はプリントしてしまった後。引き返すなら早い方が良いが……。 さて、来年の展望。撮影はその時その時の流れに委ねるしかないので、機材の増強について(笑) まずはニッコールレンズのキャッシュバックキャンペーンで何か買うのか?だが、一度は消えたAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G が再浮上。店頭で触ってみると取り回しやすいレンズで、買ったら結構使うんじゃないかという期待感。撮れる画を考えるとマクロや魚眼のほうがバリエーションは増えるはずだが、前者は例のタムロンが強敵で、後者はシグマの12mmズームと被ってしまうことを考えると買いにくい。まさかまさかで来年手にしているのは58mmか? 次に買うかもしれないと思っているのが、まだ見ぬ新製品のα7III。先日出たα7RIIIの、スタンダード版だ。私がα7シリーズでもっとも嫌いだったシャッターの感触が、α7RIIIでついに改善を見せた。そのままα7IIIに搭載されることが私が買う第一の条件だ。ただ、ソニーが無印IIIとRIIIとでどの程度差別化を図って来るかは懸念が多い。純粋なRIIIの画素数少ないバージョン、としては出ないだろう。ローパスありのピクセルシフトマルチ抜きぐらいだったら全然問題ない、というか当然のスペックだが、ダイヤルを1個削られても困るし、まさかそんなことないと思うけどセンサーがIIと全く一緒でも困る。ただ、わざわざ「III」にモデルチェンジしておいてそんなところでスペックダウンor据え置きにするとも思えない。電池に関しては据え置きでも我慢できるし、カードスロットがUHS-II非対応でも困らない。デュアルスロットにしてくれたら嬉しいが、多分ここはシングルのままで、それでも許せないことはない。ん? ひょっとして私の購入基準は、α7IIのシャッターユニットがα7RIIIのものになるだけでOKってことかな? ああそうだ、贅沢は言わないから電子シャッターも追加しておいて欲しいね。連写は7〜8コマ/秒止まりでいいからさ。というわけで、α7IIIは「シャッター周りが改善されていたら買う」――とまでは断言しないけど、いよいよEマウントに手を出す時が来るかもしれない。レンズは当面24-105mmF4とマウントアダプターでα/Aマウントのものを運用して、早めにSTFが買えたら嬉しいなあ。 何だか、去年D810を買ってタガが外れた気がする(苦笑) (2017-93 12-08)
平成29年12月25日
標識灯点灯化で書き漏らしたこと 本題に入る前に昨日の訂正。伊予鉄道のシークレット及びシークレット封入により不足したのは、クハじゃなくてクモハ(正確には多分モハ)でした。 さてさて、先日のGMキット組み立ての阪急5100系原形の標識灯の点灯化の話で書き漏らしたことを。標識灯点灯化前の段階では「3216」というタイプのチップLEDを使っていたのだが、標識灯点灯化にあたり電球色と赤色のLEDを並べる必要が出てスペースが足りなくなった。そこで採用したのが「1608」(おそらく、数字は1.6mm×0.8mmという意味)。設置スペースに関しては大正解だったのだが、誤算は明るさ。このLED、小さいにも拘わらずかなり明るく光る。5.1kΩの抵抗を挟んだ上で2個直列に繋いでいるのだが、同抵抗で1個だけ繋いだヘッドライト用の「3216」よりも明るく感じた。メーカーが違うとか仕様が違うとか世代が違うとかいろいろあるんだろうけど、とにかく「ヘッドライトよりは暗いだろう」と思っていたので想定外。抵抗値を大きくすればいいんだろうけど、生憎手持ちの一番大きい抵抗値の抵抗が5.1kΩ。抵抗を直列に繋げばいいんだろうけど――正直に言うと、ちょうどいい抵抗値を探るのが面倒なのでやりませんでした(爆) そんなわけで、標識灯用のLEDの前にあるものを設置してみた。NDフィルターである。 NDフィルターとは? 写真用品で、主にレンズの前に設置して、フィルムやイメージセンサーに到達する光の量を減らすための光学部品である。昔のカメラは最短シャッター速度が1/2000秒止まり(もっと古いと1/500秒とか1/250秒とか)だったりしたので、開放F値1.4のレンズを開放で使いたい時や、太陽の撮影、他には街中で長時間露光をして、通行人や車が“写らない”ようにしたりするのに使われる。それを使ってLEDの光量を落としたのだ。 突然ですがここでFAQ。 Q:NDフィルターのガラスを小さく切ったの? A:いいえ、ガラスの切断はしていません 普通一般的にカメラのフィルターというと、丸い枠にはめられたガラスのあれを思い浮かべるが、当然ながらガラスを「1.6mm×0.8mm」とかいう極小サイズに切るのは私には無理。1週間ぐらいかかっていいから頑張れ、って言われれば何とかなるかもしれないけど、効率が悪すぎる。私が使ったのは「ゼラチンフィルター」というものだ。薄い樹脂製の角型のフィルターで、レンズ前面にホルダーを設置した上で使うアイテムだ。“普通の”フィルターよりも取り扱いが面倒だけど、複数種類の何枚かを重ねたり、ハーフNDフィルターを使いたいときはコイツの出番である(ハーフNDが何かは今日は省略する)。そういうカメラ用品を模型のために購入したというわけである。ちなみに私はフィルターワークをほとんどしたことがなく、ゼラチンフィルターを触ったのも今回が初めて。カメラが趣味なはずなのに(笑) 思ったよりも薄く、0.3mmか0.2mmぐらいしかない。もちろんだが切断は容易だった。 さて、書いておかねばならないことがある。このアイディアは私オリジナルのものではない。以前ネットの海をさまよっていた時にそういうことをしている人のブログを読んだのである。その方はNDフィルターではなく、色温度変換フィルターを使って室内照明灯の色味を自分好みに調整していた。鉄道模型の室内照明ユニットは、電球色と白色が売られていることが多いが、確かに白色は「青すぎる」印象もある。かといって電球色はオレンジ過ぎるので……というわけである。私はその手法をNDフィルターで使わせてもらったわけだ。で、NDフィルターを買う時に、ついでに色温度調整用のフィルターも買っておこう……と思って調べたら、何とフジフィルム、色温度調整用のゼラチンフィルターは生産中止にしていた。何せデジタル全盛のこのご時世、色温度の調整はフィルターを使うよりデジタルカメラ本体のホワイトバランス調整を使った方がはるかに早く、正確で、細かく撮影者の意図が反映できる。色温度調整用フィルターは、フィルム時代だからこそ活躍できた“過去の遺物”というわけだ。他メーカーの商品がないか調べて、絶滅するまでに1枚買っておきたいなあと思っている。 ところで、フィルターを切り刻んで使ったら勿体なくない?と思われそうなので書いておく。私が買ったのは75mm角のもので、実売で2000円台中盤。2mm角で切り刻むとすると1枚のフィルターから1000個は取れる。つまり、1つあたりのコストは3円を越えない。“1000個”全部を使い切ることはおそらくないだろうが、1つ持っておけば安心の納得価格だ。ちなみに、NDフィルターでも“濃さ”は様々で、先ほど書いた用途の中では太陽と町中の撮影のときは何百分の一というレベルで光量を落とすものが使われる。私はもちろんそんな激しいものは買っておらず、一番“薄い”レベルの光量が半分になるものを選んだ。写真だと露出を1段(光量が半分もしくは倍)間違えるとほぼ大失敗なので、それぐらいで大丈夫だろうと思ったのだが……LEDでやってみるとほとんど違いが分からなかった。NDフィルターで覆ったのが前面だけで、側面から出た光が反射して届いてる分もあるからだろうけど、これは誤算。というわけで、2つ重ねてみた。コスト的には2倍になるが、“どうせ1000個使い切ることはない”だろうから問題なし。もっと濃いNDフィルターを買い直す方がよっぽど余計な出費になるよね。 「1608」のチップLEDを買ったついでに、100Ωのチップ抵抗も買った。先日お話した逆起電圧吸収用モジュール用である。おさらいしてくと、以前制作したクモハユニ64のヘッドライトを点灯するように加工したが、逆起電圧のせいで進行方向と反対側のヘッドライトがちらちら光ってしまう、これを何とかするためにコンデンサーを組み込んで云々。ところが、単純にコンデンサーを回路に組み込むと今度はモーターへの影響が出て、ラピッドスタートするようになってしまう。そういうわけで、回路にさらに抵抗を組み込むことでモーターへの影響を軽減しようと試みたのだが、今度は動力は滑らかに動くがまたしても反対側のライトがちらつく。この辺りのことはネットで記事を書いておられる諸先輩方がいたので参考にしたのだが、原理的にはモーターの抵抗値と抵抗の抵抗値を揃えるのがベストらしい。うろ覚えだが、100〜200Ωぐらいとのこと。というわけで100Ωの抵抗を買ってみたのだ。5100系のライト点灯化もひと段落着いたので、満を持してコンデンサーと抵抗をはんだ付けし、クモハユニ64の動力に組み込み。結果は? 100点満点ではないものの、いい感じ。動力への影響はほとんど感じられず、逆起電圧もほぼ吸収できた。この「ほぼ」というところが100点満点に至らない理由で、わずかに逆方向のライトがちらつく。何もしてない状態に比べると光り方は微弱で、注視していなければ気付かないかもしれないレベル。それもかなりゆっくり走らせているときのみで、普通に走らせるぐらいの速度まで上げるとちらつきが消える。実用上問題ないレベルで、敢えて点数を付けると98点というところかな。あと2点、追求してもいいししなくてもいい。そんな感じ。高い物じゃないから、ついでがあればもう少しだけ抵抗値の大きいものを買ってみてもいいかもしれない。但し、これは鉄コレ動力に適した抵抗値なので、ED12(ワールド工芸動力)の場合にどうなるかはまだ実験していない。ワールド工芸なので下回りと上回りがねじ止めで、分解組み立てが面倒だからなかなかやる気が起きないんだよね(苦笑) (2017-92 12-07)
平成29年12月24日
鉄道コレクション第25弾のシークレットは? 発売が延期されて待たされ感があったが、あと数日後には手元に届いているであろう鉄道コレクション第25弾。既に通販サイトで予約済みで、ブラインドパッケージのものを箱買いするのは実は久々。第19弾以来で、実に3年9ヵ月ぶりとなるようだ。ちなみに20弾は研究用に動力だけ買い(クモルクル用)、21弾は全く興味がなく、22弾は迷っているうちに忘れてしまい、23弾は少し迷って見送り、24弾は買っても良かったのだが周りの過熱に却って冷静になってしまった。一時期は「とりあえず買う」事が多かったものの、最近は保管スペースが窮屈になり、あまり買わなくなってしまった。 というわけで、久々の箱買い。一番の狙いはもちろん元阪和鉄道のクモハ20、クハ25。両者で車体が違うものが選ばれており、今からオープンパッケージ化に伴うバリエーション展開にも期待がかかる。ブラインドボックスのシリーズと言えば「シークレット」と呼ばれる情報非公開のレアアイテムも気になるところ。私は過去、箱買いして鉄コレでは2度、バスコレでは1度引き“当て”ている。鉄コレは銚子電鉄の青い車両と伊予電鉄の増結クハ。後者はシークレットを引き当ててしまったが故にノーマルのクハが必要になり、余計な出費に。これでは「当たり」かどうか分からない(笑) バスコレは北海道のバスが当たったと記憶している。ちなみにバスコレの箱買いはこの1回だけで、目当ては奈良交通の観光バスである。さて、25弾のシークレットは何だろう? 普段だったら考えもしない(詳しくないのでシークレットになりそうなものの見当が付かない)のだが、今回は「きっとこれじゃないだろうか」というものがある。見当が付くぐらいだから自分の詳しいものだ。そう、元阪和電鉄の何かだ。今回、第25弾だから……それにちなんでクハ25ではないだろうか? もちろん普通に入っているクハ25とは別バージョン。阪和線の旧型車両がぶどう色から朱色に塗り替えられるときに、1両だけあった試験塗装車……黄色のクハ25じゃなかろうか。確認すると、黄色のクハ25は0番台で、今回のクハ25は100番台。車体が全く別物なのだが、クモハ20の方が0番台なので可能性はあるんじゃないかと睨んでいる。この予想には若干の願望も含まれているが、必ずしもそれが100%ではない。なぜならば…… (1) 予想が当たり、かつシークレットを引き当てる (2) 予想が当たり、シークレットは出ない (3) 予想が外れる この3パターンがあるわけだが、(3)の場合は「予想が外れたね」の一言で終わる。(1)の場合は、通常クハ25を手に入れるために奔走することになる。(2)の場合はシークレットクハ25を手に入れるために奔走することになる。一番平和なのは(3)で、次が(1)、シークレットを手に入れるのが一番面倒なので(2)が最悪。確率的に言えば(2)の方が(1)よりも起きやすい事象なので、予想が当たった場合はちょっと苦労することになる(最初から腹を括ってプレミア価格を支払った方が話が早い)。(1)になれば最高なのだが、人生そうそううまく事は運ばんよね。というわけで、予想が外れてくれるとそれはそれで安心する。そう、過去に私が諸々の予想を書いて的中したことがあったか? あったこともないではないだろうけど、大抵外れていたはずである。そう、「シークレットは黄色のクハ25ではない」そういう願いも込められた上での予想なのである。 (2017-91 12-06)
平成29年12月21日
一昨日の話の亜種 グ○コは、関西限定で「タイガーコーン」を発売すれば売り上げがアップするんじゃなかろうか。もちろん中身はただの「ジャイ○ントコーン」で、パッケージを変えただけの商品でいいんです。 (2017-90 12-05)
平成29年12月19日
賞味期限ギリギリアウト 某何とか証券とか何とかハウスは、関西の店舗だけでも読みを「ヤマト」にしたら売り上げがアップするんじゃなかろうか
というネタを用意していたのだが、FA宣言して横浜の地へ移ってしまわれた。横浜でも相変わらず登録名を「大和」にするようで。まあ、ここで突然「前田」にしたら、ファンからも「あれは誰?」状態だろうねえ。というわけで、横浜の店舗だけでも(以下略)。
そのFAの人的補償が一瞬で決まったのには驚いた。プロテクトリスト(正確にはプロテクト“漏れ”リストになるのかな?)が届いたその日か翌日ぐらいの即決だったらしく。阪神で活躍できるといいねえ。 も一つ即決に近かったのが、ポスティング移籍の大谷翔平。これも時間がかかるだろうな、と思っていたのにあっさりエンゼルスに決まった、あまりにも早かったのでニュースの見出しを見て見間違いだと思ってしまった。今のところファングッズを買うかどうかは未定。大谷モデルのバット(あくまで基本モデルが大谷タイプなだけだが)を買ったので、今はそれで充分って気もしている。 (2017-89 12-04)
平成29年12月18日
続・標識灯点灯化 完璧には遠いが、とりあえずのレベルでの遮光も完成し、「今回はこのくらいにしとったるわ」ということになった。が、問題発生。車両を線路の上に乗せてライトを点灯させていると、LEDが焼けてしまった。被害があったのはヘッドライト用の電球色LED。実は標識灯点灯化前も度々焼けてしまい、原因は不明。基盤単体で光らせたら問題はないのに、車体に組み込むと煙を吹く。回路自体には間違い等がないはずなので、完成状態――つまり下回りから伸びている集電板が接触した状態では、どこかが押されてどこかとどこかが接触して、それでショートか何かが起きているぐらいしか考えられない。ポリウレタン銅線はハンダ付けした場所以外は皮膜に覆われたままのはずなので油断していたが、ハンダ付けした付近(基盤やLEDのすぐ近くのところ)が接触しているのかなあ。銅線を基盤の裏に隠し、集電板との接触に気を付けたところ直った(もちろん、LEDは新しいものを付け直した)。一番確実なのは、基盤本体をテープで巻いて絶縁することだと思うので、次回からはそうしてみようと思っている。 ところで、103系の時に回路のミスをやらかした。「抵抗1つで組んだところ、方向幕が光らなかった」と言えば、多分「ああ、なるほどね(ニヤリ)」と分かっていただけると思う。LEDを並列に繋ぐときは、分岐した先に抵抗を置かないと一部のLEDが光らない可能性が出てくるわけだが(以前実験したときは、LEDの電気特性が近かったせいか一応両方光った)、見事にそれをやらかしてしまった。ヘッドライトとテールライトだけのときは、LEDの向きが違うので問題なかったのだが、方向幕や標識灯の場合はごくごく一般的な並列繋ぎになるのでアウト。幸いLEDを壊すような繋ぎ方ではないので、繋ぎ直すことでLEDの廃棄は免れた。 ヘッドライトの基盤を作るにあたり、ユニバーサル基盤を使っている。そういえば作成した基盤の画像を載せるのは先送りにしたままになっているのだが、ユニバーサル基盤に集電板と抵抗、ブリッジダイオードをハンダ付けし、そこから先述のポリウレタン線で各LEDを接続し、車体のライト穴裏側へ配置している。このユニバーサル基盤についてちょっと調べていると……私は裏表を間違えていることが判明した。金属の端子――ランドというらしいが、そちらのある面が表だと思っていた。ところがそちらは裏。カーボン抵抗や砲弾型LEDをランドのない側(表)に配置し、脚を裏側に回してランドにハンダ付けし、回路を構成していくのが“正しい使い方”らしい。私はランドのある側(裏)にチップ抵抗やブリッジダイオードを取り付けていたぜ。もっとも、チップ部品はそのままではランドのある裏側にしか取り付けられないわけだが。そして、裏表の認識が違っていると分かったところで、私のユニバーサル基盤の使い方は変わることがない(笑) ちょっと遠回りしたけど、次は5136Fに基盤を移設して、いよいよ運転台の仕切り板に見立てた集電板支えを何らかの色に塗って、そしてようやく旧国あたりの点灯化に着手しますかね。 (2017-88 12-03)
平成29年12月11日
とりあえず標識灯点灯化 作業が完了したのが2日前なんだけど、何だかんだの用事をしていたらアップするのを忘れて寝てしまった。翌日(つまり昨日)も似たような感じで何だかんだの用事をしていたらアップし忘れたことを思い出すことなく寝てしまった。ともかく、阪急5100系原形のあの案件、とりあえず標識灯点灯化には成功した。何だか持って回った言い方をしているが、実は話に続きがある。先ほどのリンク先を見てもらえれば分かる通り、とりあえずパンタなし先頭車の5115が点灯するようになったのでそれをお見せしようとしたのだ。その後2日経ったわけだが、その2日間の間にパンタ付き先頭車の5100の標識灯も点灯するようになったのである。まあ、まだまだ細かい調整とか、仕切り板の塗装とか作業は残っているわけだけど……。 (2017-87 12-02)
平成29年12月5日
健在 大学生の頃、鉄研の1泊以上の旅行に出掛けるとしょっちゅう電車が遅れて予定が狂ったりしていた。寝台特急日本海の特急券が返金されたり、下り北斗星が福島で運休したり、上下おおぞらの乗客をバスでトレードしたり……思えば九州方面ではトラブルに遭ったことがないような。それはさておき、前の土日のことである。後輩に誘われて鉄道模型のレイアウトで遊べるホテルに泊まりに行って来た。行きに高速バスを使ったのだが、その運の悪さが健在であることを痛感した。目的地まであと20分ぐらいの場所で休憩時間があったのだが、その時に運転手が他の運転手?と交わしていた会話が不穏なものであった。「次のインターチェンジの先で事故があり、通行止め」――そんな風に私の耳に届いた。そこから10分ほど、問題の地点へたどり着いた。バスは停留所へ入ったのだが、そこで待機。その先へ進むには渋滞が酷く、運転手は無線でバス会社と連絡を取り合っていた。高速道路を降りて一般道を行く、という案を模索したらしいのだが、高速バスが違う道路を通っていいものなのか? しかも運ちゃんもその道は走ったことがないとか云々。じゃあダメじゃん。待機時間はどんどん延びていき、私は後輩に遅れる旨を伝える。別の後輩は私の後から車を運転していたらしいが、ずっと手前で半ば強制的に高速から下ろされたらしい。バスが来ているところまで来れたら、後輩の車に拾ってもらおうかとも思ったのだがそんな甘い考えは通用しなかった。結局バスは高速道路が通れるようになるまで待ち、1時間少しの遅延して出発。 バス停からホテルまでは、ホテルの説明によると10分ほどだったのだが、先に着いていた後輩が車で迎えに来てくれることになった。ちなみにさっき書いた「後から来ていた後輩」は、下道の渋滞に巻き込まれてかなり大変な目に遭った模様。さて、高速道路のバス停を降りて一般道の方へ行くも、後輩の車が見当たらず連絡。合流地点を確認していると後ろから声を掛けられた。その日のメンバーの一人である後輩の友人だった。話を聞くと、私の乗ったバスの1時間半後に出発した便がたった今到着したらしい。「事故があったらしいですね。僕の乗ったバスは全然影響ありませんでした」とのこと(笑) まあ、えてしてこんなものである。 話は突然変わるが、先日の阪急5100系のライト点灯化の標識灯のミス発覚後、何をやっていたか。もちろん標識灯点灯化へのアプローチ……ではなく、以前作ったEVO103系へのライト組み込みである。もちろん、今回の旅行に合わせての作業だ。上手く行ったので、次はいよいよ標識灯点灯化だ。 (2017-86 12-01)
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