平成23年4月30日
今月買った漫画はなんと1冊。素晴らしい。何がどう素晴らしいのか分からんが。ともかく、”読書感想文”を始めてからの最低冊数なのはもちろん、記憶が間違っていなければここ最低10年の月間漫画購入数の最低値でもある。
【範馬刃牙】28巻(新刊):☆★ えっと、前の巻で随分熱い展開になってきた……と思ったのにいきなりつまらんくなった。千春とこんなに延々戦う意味あるのか? 戦う意味はあっても、ここまで延ばすのはちょっと理解し難い。同じく烈海王の方も話が長すぎ。前の巻からの戦いが丸々1冊費やして2つとも終わってないってどういうことよ。あ、そうか、2つ並行するから終わらないのか。ってか交互に話を載せるなよ。話がブツ切りになって物語に集中できん。次かその次の巻でようやく”史上最大の親子喧嘩”が始まるようだが……その直前でこれはちょっと寒すぎる。
先月リストアップしていた『餓狼伝』はどうやら、以前刊行されていたものから判を変えただけのもののようなので買わなかった。表紙描き下ろしらしいけど、それだけで買い直すほどのファンではない。『魔法少女〜』はどこかで書いたように延期されて、そして月内には刊行されなかった模様。『数学ガール』も少し前に書いたように、読みたくなったら原作で読むことにしたのでパス。あと、とある漫画に興味を持ったものの本屋で見つからなかったって言ってたあれは現在注文中。こちらも月内には間に合わなかった。というわけで冒頭に書いたとおり、月間1冊という最低冊数になったのである。 5月の購入予定の新刊は4冊。いい感じに少ない。『遮那王義経 源平の合戦』『スティール・ボール・ラン』『岸辺露伴ルーヴルへ行く』『パタリロ!』。『岸辺露伴〜』は例の「既存タイトル以外に手を出さない」に反するが、『ジョジョ』のスピンオフなので例外とする(例外も何も欲しければ買えばいいだけの話なんだけどね)。新刊は以上だが、もう注文してしまっている『○○○――そろそろ書名出してもいいかな。買うことが確定してしまったし、そこまで必死に隠すものでもない(笑) 『コードギアス 反逆のルルーシュ』のとりあえず1巻。面白かったら最大で最終巻の8まで買う予定。他、スピンオフでいくつかあるようなのだが、全てはこの『ルルーシュ』編が気に入るか否か。ま、あんまり風呂敷を広げるつもりはないのだが。
平成23年4月29日
日本ファルコムふざけすぎ 今日届いたメルマガによると、投票でファルコムのゲームのヒロインから3人をねんどろいどぷち化するという企画が立ち上がったらしい。総勢125人、多いなと思ったら「ヒロイン」というよりは「女性キャラクター全員」なんだが。で、厳密に言うと全員でもない。『零の軌跡』のメインの2人が入ってない。何故ならその2人は、続編『碧の軌跡』の限定版の特典としてねんどろいどぷち化されることが決定しているから。私としては『空の軌跡』のメインキャラ全員(男性女性問わず)をぷちでも普通のねんどろいどでもいいので立体化して欲しかったのだが……これ、つまり、そういう方向には企画が発展しないとみていいのかな。そうだとするとかなり残念。でもまあ、他のタイトルはよく分からないので(といっても『イース』は少し分かる)、とりあえず『空の軌跡』から3人選んで投票しておこうと投票ページへ移動した。そこで目に留まったのが「セシリア姫」。説明しよう。 『空の軌跡』の前編『FC』において、途中主人公エステルとヨシュアが学園の文化祭の手伝いをすることになった。内容は劇に出演すること。ゲーム内の世界においての有名な古典をベースに演劇にしたもので、さらに「男女の配役を入れ替える」というどこかで聞いたような趣向が。そこでお姫様役をやらされたのがヨシュア。「へたな女性よりも綺麗だ」と周りに褒められまくっても本人にとっては嬉しくも何ともなく。ただそこはヨシュア、劇のほうはそつなくこなして劇全体としても来場者に大好評のうちに幕を下ろす――というそういうストーリー。その劇中の姫様の名前が「セシリア」。つまりどういうことかというと 「ヒロインの中から投票で3人選んで立体化します」と銘打っているのだが、そのノミネートされた中に男が混じっているということである。最近こういうのが流行らしいが、メーカーが公式でやるのはちょっとやりすぎだろー(笑) 今頃ファルコムの熱心なファンは腹を抱えて笑いが止まらないだろう。というか、普通に上位に入ってねんどろいどぷち化されそうだから怖い。
平成23年4月28日
今年の阪神タイガースが弱い理由を必死で考えていたのだが、
――阪神タイガースだから
という結論に落ち着いてとても納得した。今日はぐっすり眠れそう。
平成23年4月27日
言葉狩りシリーズ(?)。今日のお題は「結果を残す」。 いつからかよく分からないが、気が付けばとある分野の報道でよく使われている表現。「結果」という語句は「作業をした後の状態」ぐらいの意味だろうか。辞書も何も見ずに自分の感覚で表現したのでちょっと違うかもしれないが。ともかく、何かをすれば必ず何かしらの結果が残る。満足の行くものであればそうでないときもある。散々なこともあるだろうし、まあこんなものかなと妥協できる程度のこともある。だがしかし、私が気になったとある分野の報道では「結果を残す」がほぼイコールで「成果を挙げる」という意味で使われている。「成果」というのは「結果」のうち、良かったものを指す言葉である。つまり、「いい結果を残した」ことに対してただ単に「結果を残す」と表現しているのである。それを見かける「とある分野」というのはまあ、プロ野球の報道なんですがね(笑) 新人の誰それがスタメンで抜擢された、4打数2安打2打点だったとしよう。2安打といってもいろいろあるが、一般的に言って4打席で2本ヒットを打って打点が2もつけばいい成績である。こういうときしばしば、「結果を残した」とか「結果を出した」とかいう表現がなされているのだ。でも、さっきも書いたように悪い結果も結果のうち。「4打数0安打4三振」でも結果は結果なのだ。なのにいつの間にか「結果」というだけで「いい結果」になってしまっている。いつ、誰がこんな”誤用”を始めたんだろう。選手本人がそう発言するのか、監督がそう言って評価するのか、新聞がそういう書き方するのか……。 文字数をケチらずに、「いい結果を残す」と表現できないのかな。ただ単に「いい」と付けるだけではちょっと稚拙な感じもするので、さっきの例だと「監督の起用に応える結果を出した」ぐらいがおしゃれな表現だろうか。もちろんこうした言い方書き方をしている場合もある。似たような文字列でも「監督の起用に応えて結果を出した」だとまたまたアウト。前者の場合「監督の起用に応える」が「結果」を修飾するため、全体として「いい結果」を「出した」という文脈になる。後者だと「監督の起用に応えて」が「結果を出した」に対する因果関係になってしまう。「起用に応えて」「出す」べきものは「いい結果」なのだが、残念ながら「結果を出した」の文中には「いい」の表現が欠けてしまっている。日本語って難しいよね。 文字数を削りたいならさっき私も使った「成果」という言葉もある。プロ野球選手が活躍して「成果を残せた!」では何だかちょっと違和感があるけどね。 今日読んだスポーツコラムでは、「結果は○打数無安打○三振。結果を残せなかった」というような表現になっていた。無安打で三振もしたという(打者としては散々な)”結果を残して”いるのに、「結果を残せなかった」らしい。滑稽である。
平成23年4月26日
昨日は書いてから最後の入力ボタンを押すのを忘れていたため、実質の更新時間が日付変わってからになってしまった(笑)←笑って誤魔化しているつもり
PlayStationNetworkが全然復旧しない。そろそろ一週間? 野球見に行った日の前日に後輩からメールが来て、翌日は野球観戦だったので対戦できず、その翌日にお互いの都合が付くので約束したらPSNがダウンしていた――まだ一週間ではなかったな。ところで、前にも書いたとおり私はオンライン対戦一戦ごとに軽い筋トレをすることにしていたので……ここしばらくあまりやれていない(笑) ちょうどね、一戦ごとというのはインターバルにいいのですよ。どうしても間の休憩が長くなっちゃって、体がその間に冷えちゃって、気持ちも冷えちゃうと「今日は……この辺にしとったる!」みたいな――捨て台詞は流石にベタなので吐かないけど、「今日はこれぐらいでいいかな」になってしまう。なかなか難しいんだぜ(単に怠け者だという説もアリ)。今日は今日で何となくやらなかったので、せめて風呂に入る前に軽く”阪神タイガースの明日の勝利を祈る踊り”、改めただのバットの素振りでもやっておきますか。
平成23年4月25日
スーパーの広告で 「油で揚げないハイクオリティナッツ」 というものを見かけた。これってひょっとして、ナッツを揚げる油によっては 「ハイオクリティナッツ」 になったりするのかな?
ソニーのMP3プレーヤーであるウォークマンを買おうかどうか迷っている話をした。買うときは某Web通販で注文する予定だった。何故ならいつも使ってるし何故かとても安かったから。まだ買う決心が付かずに悩んでいるのだが、昨晩販売ページを開いてみると……何か値段上がってない? と思って他店の通販ページと比較。その他店通販が値下げしていない限りは値段が上がってしまっている――つまり、他店よりもワンランク低い値付けだったはずなのに一緒になってしまっているのだ。そういや前に「安い」って書いたかなあ……(最近侃侃諤諤で指摘すると様々なものが修正されているような気がしてならない――ただの被害妄想もしくは自意識過剰なだけだと思うのだが)。というわけで買うタイミングを逸してしまったようだ。どちみちもう少し悩む予定だったし、多分次のモデルが発売されるまで粘ることになりそうだったから。にしても……次のモデルが出る前に値下げするのならともかく、値段が上がるとはどういうことなのだろう。解せん。
平成23年4月24日
昨日盛り込もうと思って書き忘れていた事項が。『○ー○○○○ ○○の○○ー○○』という漫画だが、近所のガレージに痛車が停まってんだよね……。女性のイラスト見て「ガンダムかな?」と思ってたんだけど、タイトルロゴを良く見たら「CODE……おっと、ついうっかり伏字の意味を無くしてしまうところだったぜ。タイトルロゴをみたらガンダムでないことが分かった。まあ別にその車に関係なく、面白そうな漫画だなと本屋で見かけるたびに興味は持ってた。でも、何となく放置していたその理由は、絵柄が特定の女性向けっぽい感じだったから。特定の女性向けっていうのは……つまり……『パタリロ!』のバンコランとマライヒの関係のようなものを前面かつ全面に押し出しまくったようなの。そこまでガチガチじゃなかったものの、若干とは言えそういう雰囲気があったから躊躇してたんだね。今回あらためて興味を持ったので、ネットで漫画のレーベルをチェックしてみたが、どうやら女性向けらしい……。ちなみに私が買っている漫画で、『雨柳堂夢咄』は耽美系のややそういう雰囲気の絵だったりする――あくまで「絵」だけですが。ま、友人の情報を信じるならば、そういう要素があるようでもないので買ってみてもいいかな。
『タクティクスオウガ 運命の輪』はLルートに突入。Nルート後、エンディングを見ずにW.O.R.L.D.(*1)するというこの暴挙(多分エンディングは大差ないはず)。先に魔女っこデネブを仲間にしようと思ったのだが、いろいろ面倒なのでカボチャ(*2)だけ集めて後回しにすることにした。 Lルートは「目的のために手段を選ばない」という選択。”理想”のためには同胞の大虐殺にすら加担するのだ。私は主人公の名前を「<漆黒の刃>」に変更しているのだが、その名に相応しい活躍である。ちなみに、黒と言うと悪いイメージのことが多いようだが、裁判官の法衣は黒である。「何色にも染まらない」という意味があるらしい。白い着物であれば血の色にも金の色にも情の色にも染まるが、黒であればそうはならない。「漆黒の刃」は誰にも惑わされず己の信念を貫く固い意志の表れなのだ。と少しカッコいいことを言ってみる。まあでも、Lルートの分岐点シーンはちょっと衝撃的だったかなあ。オブラートには包まれているんだろうけど、その包んだオブラートの枚数がやや少なめだったかも……。この先主人公は、己の手を血で染めたことに悩み苦しみ抜いて、そうするうちに歩むべき道を見つけて突き進むのであった――と今勝手にそう書いてるだけで、実際どういうストーリーなのかはまだそこまで進んでないので知りません。攻略本も核心部分は読んでませんから(笑) ってか、多分攻略本はそこまで載せてないような……。
*1 W.O.R.L.D.:シナリオに関して時間を巻き戻すシステム。ゲームを一旦クリアすると、物語の要所要所に打ち込まれたアンカーポイントへ任意に戻ることが出来る。 *2 仲間にするだけなら不要なのだが、デネブの専用クラス「うぃっち」を使いたければ「ガラスのカボチャ」が30個必要となる。死者の宮殿の1階で、ひたすらカボチャを落とす敵を倒しては撤退を繰り返してやっとの思いで31個貯めた。実はC.H.A.R.I.O.T.O.(*3)は、シナリオの攻略や戦闘の手助けというよりは希少アイテム収集に絶大な威力を発揮するシステムだったりする。 *3 C.H.A.R.I.O.T.O.:戦闘に関して時間を巻き戻すシステム。最大50ターン分記憶されていて、任意のタイミングに戻れる。敵を倒してアイテムを落としたら、それを拾ってみて欲しいものでなければ「C.H.A.R.I.O.T.O.」――を延々繰り返せばいい。C.H.A.R.I.O.T.O.は記録に残るが、中断セーブを併用すればそれすら避けられる。相当面倒な作業ではあるが、一部アイテムの低いドロップ率を考えるとかなり面倒さが軽減される。
平成23年4月23日
後輩とスパ4の対戦をネットワークを通じてやる約束をしていた。のに、肝心のプレイステーションネットワークが一昨日ぐらいからダウンしたまま。なんてこったい。
先日数学の参考書を買い求めに行った際、売り場で平積みになっていた本に目が止まった。『数学ガール』というシリーズで、数年前に漫画化されたので私も購入している。そして今日、また別の話が別の漫画家によりコミカライズされたものが発売されているはずである。「はずである」という書き方はつまり、買いに行っていないので「予定ではそうなっている」という意味である。先月末の感想文で来月――つまり4月の購入予定の漫画をリストアップしているが、その中にも入っていたものである。どうして買っていないのかというと、雨で外出が億劫だったわけでも忙しかったわけでも忘れていたわけでもない。数日前に数学専門書フロアで原作を見たときに、「あ、漫画買うのはやめておこう」と急に決めたのである。物語が知りたければ原作小説を読めばいいし、そして残念なことに気にもならなかった。最近少し、いろいろなものへの情熱が冷めているような気はする。 そんなわけで、現状では今月は漫画は1冊だけになりそうである。と言いつつ、前々から少々気になっている漫画がある。友人とチャットしていて(友人が知っているのはアニメ版だが)勧められたので、例の掟は破ることになるが購入してみようと決意。最近大阪梅田の旭屋書店は、経費削減のためかレジのあるフロアが1、4、7階だけになっている。数学専門書は6階で、4階に降りても良かったが7階に上がった。何故かというと、ちょうど鉄道書籍の発売日だったし、その漫画も探したかったからだ。7階には児童書もあったので、ふと思い出して「くまのがっこう」(絵本)も1冊買ってみようかな……なんて。順当に行けば、『すぐわかる複素解析』『とれいん』『○ー○○○○ ○○の○○ー○○』(漫画名は敢えて伏せる)というかなりカオスな組み合わせで会計を行ってもらうことになっていた。マニアック?な数学専門書、マニアックな鉄道書籍、絵本、マニアックな漫画、それを三十路の男性がレジの係に差し出すのである。これは面白い! と思っていたのだが、『とれいん』はとある理由で買わず、漫画は見つからず、そうなると”くまがく”も買う意欲が失せてしまって……。結局解析学の本1冊ですごすごと帰ってきた。ちなみに、漫画は合計4つの書店を回ったが全て空振り。売ってないと余計欲しくなる! そんなわけでうなだれてお家に帰った後検索してみたのだが、最終巻が発売されたのは去年の3月らしい。そんなに早く書店からなくなるのかなあ? 仕方がないのでいつものところで通販しようと思っているのだが、ここで問題が少々。最終巻の巻数は8。もちろん1巻から買う。しかしいきなり8冊買うのはリスクが高すぎる。とりあえずは様子見で1冊だけ……? 送料のかからない注文形態にする予定ではあるが、何だか勿体無い気がして仕方がない。まあ最初の1冊だけは妥協するとしよう。さて、これが面白かったときに次をどうするか、だ。いきなり残りの7冊行っちゃうのか。どの程度面白いかにもよるが、ちまちま買い足すのもまどろっこしくてかったるい。が、最初面白くても途中でつまらなくなる可能性もある。妥当なところで、1冊、3冊、残りの4冊、という感じで分けるのが良さそうだが……とりあえず1冊目を注文してから考えろよな、俺! ということに気付いて、それでもなお本1冊だけを注文することに躊躇している小心者の橘雪翼の姿がそこにあった。
久々にSolitudesのCDも買い足したいから、またちょいと物色しますかねえ。
平成23年4月21日
鉄研の現役生の後輩から「数学が全然分かりません」と相談されたので少し教えることに。2年前の一回生のときからボヤいていたのを知っていて、その後芳しい話も聞かないので当然今年も一回生の授業だと思ってたんだが……メールを見てびっくり。複素解析!? 全然分からないやつだよ(苦笑) とは言え、数学科ではないせいか計算問題。考え方を書いてメールを送り返したのだが、実は半分しか分からなかった。というのも、習った記憶がない問題が並んでて……。昔苦しめられた専門書を読んだんだけど、それらしい記述がない。メールの打ち間違いじゃないのか?と思ったのだけれど、一応大阪の大型の書店で立ち読みすると一冊発見。但しその本、難があって少し中学高校の教科書っぽいところが。ところどころにカワウソ?と女教師?のキャラクターがヒントや要点を喋っている。これ、高校生向けの複素数の参考書か? と思ってまえがきを読んだが間違いなく大学生向けである。これがナントカ教育の産物か!(*1) まあ、教科書作ってるのは学生じゃないし、そもそも学生は教育方針を選んで中高時代を過ごせるわけでもない。社会がみんな悪いんだ! ――どこかで聞いたような陳腐なセリフだな まあともかく、この際多少子どもっぽいのは仕方がないのでその本を買った。いつも言ってるだろ? 手段のために目的は選ばない、って(*2)。 何と言ってもただの計算である。特異点とかナントカ展開とか留数とか微分積分に比べたら圧倒的に楽勝である。久々にサインとかコサインとか書いて計算したりログがどーのこーのとやったりして、なかなかいい頭の体操になった……? にしてもこれ、高校までにやってきた計算とはまた違った複雑さがある。とは言え、数をこなせばそのうち頭が馴染んできて楽にできるようになるはず。問題はその「数をこなせるか」だ。専門書にはそんなに練習問題は載ってない。当たり前だが練習問題にスペース割くほど専門書はページ数に余裕がない。というか、高校の教科書でも大抵練習問題というのは少ないものだ。高校までは大抵、学校が別に問題集というものを手配してくれていて、それを一冊解き切ることで初めて練習量が足りてくるのだ。ところが、大学レベルの数学になると練習問題なんて……多分売ってない……ような気がする。だからどこかで何とかして練習量を増やすべきなのだが、どこでどうすればいいのかねえ。ちなみに数学科では、演習の時間というものがあって問題を解く練習をしていた。但し、単純な計算問題なんてほとんどなくて、ほとんどが理論のあれこれや証明といったもの。とりあえず出てくる用語のことごとくが頭に馴染んでいなくて、さらには何を述べれば証明になるのか分かってなくてひたすら苦痛な時間だった。ホント授業料の無駄遣いだったな……。どうやってテスト受けて単位取って卒業したのか覚えてない。というか教授、よく単位くれたなあ。一方で4回生の研究の際の雑談で、助手の先生に「イプシロンデルタ法が2回生になってようやく分かった」と言ったら「いや、それは本当なら凄いよ、普通4年生ぐらいになってようやく分かるものだから」と言われた。そりゃああれだ、分かったつもりで分かってなかった、ということだ。分かってると思うんだがな……分かってないのかなあ。 実際のところ、メール上で数式を書くのはややこしい。同じ複素数の計算式でもメール文面上だと3倍増しに難しそうに見えてしまう。指数の表現とか分数とかがどうしても1行じゃ綺麗には表現できないね。やはり紙と鉛筆は偉大である。簡単に電子機器で取って代われると思うなよ!(某に向けてのメッセージ……?)
*1 ゆとり教育のことを言っているなら橘雪翼もゆとり世代らしいです。 *2 確かにいつも言ってますね。いつも間違えて言ってますね。
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