橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

2021年5月分

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2021年5月31日

クマよ、ネコに続け

 POP UP PARADEシリーズの「ユナ 白クマVer.」が発売されたようだ。ノーマルバージョンはほぼほぼ予約完売状態だったが、白クマは普通に市場在庫があって今からでも入手可能。ノーマルを買い逃したので白クマも見送る予定だったのだが、いざこうして買えるとなると悩む。値段が値段だし、深く考えず買っておくのが正解かな。過去に発売されたネコの人気キャラクターのは再販が決まったようだし、ユナも待っていればそのうちに? アニメ二期も決定してるようだからね。

【MFゴースト】11巻(新刊):☆☆★
 冒頭が例によって風景にセリフだけ浮いてるやつ。どうでもいいといえばいいんだけど、せめてMGFのブースで解説と実況が喋ってる様子にするとかできないのかな。まあとりあえず、拓海の現状が分かったし特に悲惨そうでもないので今回は良しとしておく。
 ひじの痛みが消え、反撃に転じるカナタ、が今回のメインの部分。にしてもどうして? 車運転したことないからシフトレバーの重みを知らないのだが、今まで痛みのせいでできなかった動作が突然出来るようになるってかなり納得が行かんのだが……。まあ前作が車に羽生えたりFRが4WDのように加速したり無免の中学生がハチロクで峠道を爆走したりするファンタジー作品だから、続編で体の痛みが何かの力で消えちゃうぐらいは全然おかしくないよね。

【くま クマ 熊 ベアー】6巻(新刊):☆☆☆
 小説版を読み始めたが、まだまだ漫画版も続きが楽しみ。

>クリフ「まさか魔物1万匹倒したとか言わないよな」
いや前のコマでそう言ってんじゃんお前人の話聞いてないだろ……という突っ込みは“分かっていない”。普通は「魔物1万匹を倒した」って言われても意味不明な文字列として処理され、右耳から入っても左耳から出ていくだけ。「そんな風に聞こえたけど俺の空耳だよね?」って確認しただけだよね!

>たまたま近くにいたAランク冒険者
いきなり“Aランクに昇格”するユナ(笑) いやでもこれはもうAランク昇格でいいんじゃないの? 「Aランクでもなきゃ無理!」なことをやってのけたし、「Aランクは自由な行動が許されている」からユナにもぴったりで願ったり叶ったりじゃん。

>こんな所に国王がいるわけない
>わたしもそう思う
そうかなあ? だってクマハウスだよ? 領主やギルマスといった重鎮も視察に来るこの世界随一の観光地なんだよ? 国王ぐらいが来たって何ら不思議なことはないと思うよ(笑)

>国王の頼みを断るのか
おっと、これは悪質な職権の濫用……いや、事がプリンだけに食券の濫用かもしれない。世が世ならお食事券……じゃなく汚職事件として騒がれてただろう。お後がよろしいようで!

>綺麗なドレスも用意してるわよ?
これ、スピンオフでやってみて欲しいネタがある。
エレ「あれ、帰っちゃうの? 綺麗なドレスあるのよ?」
ユナ「綺麗なドレス? うーん、着てみようかな」
ドレスがクマの着ぐるみぃー!!!
ユナ「どうしてドレスまでクマなのよ!!」
エレ「だってそうじゃないとユナちゃんって分からないじゃないの♪」

>屋根登ってる時点で行儀も何もない
そして国王に見つかってもお咎めなしという……やっぱりこのクマAランク冒険者だよ!

 あとがきは例によってマレー熊に食われるせるげい。ネタ切れならば仕方がない。あくまであとがきだし。

【婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む】2巻(既刊):☆☆★
 全体的なところではまあまあ面白いのだが、微妙なところ細かいところでちょっとひっかかったり。まあまあ面白いからまあいいかな。
 アレンの義妹エルーカ登場。小説版挿絵担当のみわべさくら氏のツイッターの単行本告知イラストがこれまた可愛かった記憶があるのだが、漫画版は至って普通。そういやあの画像、「『イケナイ教』だからまあいいか」ってスルーしたんだよな。探し出して保存しとかなきゃ。主役2人だけだと物語の動きに乏しかったところ、第三者の視点が入ることでいい具合に進展しそう。『魔奴愛』でもザガンとネフィだけより周囲があれこれして面白くなったが、ラブコメとはえてしてそういうものなのだろうか。ちなみにアレンとエルーカに血の繋がりはなくて、よくあるパターンだとエルーカもアレンのことが実は好きみたいな……いわゆるハーレム展開になりがちだけど、今のところその気配は全くない。橘雪翼的にそこは高得点(ちなみに『魔奴愛』もその要素がほぼないので橘雪翼的には二重丸)。

>エルーカ「おにいは大バカものよ」
アレンがお尋ね者を匿ってイケナイことを教えていると聞いたときの反応。これに続くセリフが……「もっと女の子が喜ぶことを教えてあげなさいよ!」。読者にも「そっち!?」って思わせたいのだろうけど、残念。最早このパターンは使いつくされて「そっち系だろうな」と思いつつページを繰ったら、その通りだったので安心したよ(笑)

>ランクが下がっているではないか!
「魔王」というあだ名を嫌っていたアレン。その理由は……教官時代に、学院の生徒に「魔王」と呼ばれていたから。「大魔王」呼びに関しては割と気に入っていたんだね(笑) こっちのパターンは想像だにしていなかったよ(笑)

 画像の保存完了。コミカライズ版の宣伝だったようで、さらに過去に遡って1巻告知画像もゲット。1巻はもちろんヒロインのシャーロットだ。で、今更気付いたのだが、小説版の絵が気になるなら、コミカライズじゃなくて小説版を読むべきなのかも。

【葬送のフリーレン】3巻(既刊):☆☆★
 魔力を制限して敵を欺く……これ見て『ドラゴンボール』の、特にナメック星でのベジータを連想したのは私だけではないはずだ(笑) ついでに言うと、魔力の制限が自然になるぐらいその状態で過ごしてきた、っていうのは、対セルの修行で常に超サイヤ人状態でいた悟空を思い起こさせる(笑)
 「勇者の剣が抜けなかった勇者ヒンメル」は一本取られた。まだまだやり尽くされてないネタは多いね。

【ブルーロック】14巻(新刊):☆☆★
 えっ。主人公側がリードを奪う展開になるとは。でもこのまま勝つのは出来過ぎだよねえ? 私の予想では、“悪くても”同点、順当に行くなら日本代表側が逆転。ブルーロック解散か……というところで「負けたけどブルーロック思ったよりやるやん、このまま育成頑張ってよ」ってなるんじゃないかと思っている。

【Helck】5巻(既刊):☆☆★
 回想が長い。そして悲しすぎる。何かもうこれが本編に思えてきた……。

【ブルーピリオド】3巻(既刊):☆☆
 一つだけ気になるポイントがある。過去の絵の「焼き回し」を理由に低評価を下された後半部。自分の絵の模倣をしてなんぞ悪いことがあろうか。上手く描けた絵をもう一度なぞることで、技術を確実に自分のものとしていけるだろうし、前の時にはできていなかった何かができるようになっていて一段と高いところへ登れるかもしれない。先生曰く「鮮度がない、挑戦も工夫もない」だそうだが、鮮度がないのはあなたが一度見てるというだけ。絵は挑戦と工夫だけで構成されるのだろうか。身に着けた技術の集大成で描いちゃダメなのか。尤も、その絵は八虎が自分に酔って、勘違いをして、調子に乗って描いちゃっただけだから私の指摘は的外れ。受験生という身分もあり、回り道寄り道している猶予はない。きっと先生の指摘は的確なんだろうな。

【鋼の錬金術師】16巻(既刊):☆☆★
【鋼の錬金術師】17巻(既刊):☆☆★
【鋼の錬金術師】18巻(既刊):☆☆☆
 終盤へと向かうこのタイミングで面白くなってきた。

【いびってこない義母と義姉】1巻(新刊):☆☆☆
 某ライトノベルの著者がツイッターでリツイートしてたのをみて知った漫画。
 時代は大正ぐらい? 妾の子として産まれた美冶が主人公。母親が病死し、本家に引き取られることになったところから物語が始まる。美冶を待ち受けていたのは義母と2人の義姉によるいびり――ではなかった! 初対面の義姉に「汚いわね」と罵られ――るのかと思ったらお風呂で体を綺麗に洗われ可愛く着飾られる。義母は美冶の居室について、ちょうど蔵に空きスペースがあると言い――お父さんの書斎にある余計な書籍を仕舞い込み、広くなった書斎を美冶の部屋にすることに決定。学校に行く余裕がなかった美冶は義姉(長女)に読み書きを教わるが、覚えが悪く――字がとても上手になったことを褒められる。ちなみにこの時、「お姉さまの教え方が下手なのですわ」と姉妹喧嘩が始まる。このシーンに限らないのだが、実に仲の良い姉妹である(笑)
 という具合に、昭和〜平成初期頃までの王道パターンから外れた令和の漫画。歓迎されないであろうと覚悟していた美冶が、まさかまさかの対応にたじたじするところにほっこりする作品だ。ぶっちゃけこうした「王道外し」はもはや1ミリたりとも珍しくはないのだが、本作はいちいち大袈裟な表現に思わずクスリとしてしまう。2巻以降ネタが続くのかどうかの心配はあるが、とりあえず楽しみにしておこう。
 ところで父親が現時点では全く姿を見せていない。写真もないしシルエットで出てきたりもしない。ご存命かどうかも不明で、例えば外国で働いているせいでなかなか家に戻って来れないとかの可能性もある。作者も考え中だったり? 父親が家族にどういう扱いをされているのか、というあたりも2巻以降の楽しみだったりする。

 『うめともものふつうの暮らし』は感想文が間に合わず……ではなく、電子版が発売されなかった! 1巻はどうだっけ?と思って確認したけど、紙版と同日発売だったはず。2巻でどうしてこのような扱いになったのか。キ○ドル版は出てるのになあ。見落としてるということもなさそうだし……。しょうがないので来月以降。それから先月書くのを忘れていたのだが、『くまベアー』のスピンオフは見送ることにした。侃侃諤諤に書くのを忘れていただけで見落としていたわけではない(強調)。もしも本編6巻の感想に書いたネタをやってくれたら買おうかな(圧)。
6月の新刊は久々に多い。買うのが9冊、保留3冊、足せば2桁となる。まず買う方が、『Dr.STONE』、『SPY×FAMILY』、『ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。』、『デキる猫は今日も憂鬱』、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』、『Q.E.D.iff −証明終了−』、『空のグリフターズ 〜一兆円の詐欺師たち〜』、『異剣戦記ヴェルンディオ』、『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』。『異世界魔王』は前に何て言ったか覚えてないけど、この1冊次第で保留者名簿行きの可能絵あり。『空グリ』は『Q.E.D.』作者の新作。実のところ『Q.E.D.』は完全に惰性で買ってるけど、新作は結構期待している。『ヴェルンディオ』は早くも2巻……のように見えるが、1巻出たのが2月で買ったのが4月というだけの話。『TSUYOSHI』は以前、「発売直前にならないと販売サイトに出て来なくて事前チェックが難しい」と言ったが、全数チェックの副次的効果で拾うことができた。 保留者名簿に追加されるのが3つ。『BUNGO―ブンゴ―』、『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』、『ライジングサンR』。『猫猫』は突然買うのをやめたような気がするが、一応保留者名簿ということにしておく。「保留者名簿」システムを始めてから初めて「同一タイトルに2冊溜まった」状態になったが、3つ同時(月)にこうなるのはかなりの偶然。いずれももうちょっと溜めてから買うことにする(一部はもう買わない可能性もあるが)。余談だが、発売順序はちょうどここに書いた順のままである。つまり、買うのが9冊出てから保留が3冊というちょっとオモロイことに。17日で新刊が全て出切るので、4月同様感想文を早く載せるかもしれない。
 既刊は、『鋼錬』3冊に『フリーレン』『Helck』『ブルピ』そして『Re:ゼロ 氷結の絆』だ。今気付いたけど、「ゼロ」と「氷結」が付くと何だかアルコール飲料みたいだね!(橘雪翼はお酒を飲まないが)
 先の話になるが、『るろうに剣心』の「第1話複製原稿BOX」というのが12月に発売されるらしい。フィギュアのすぐ後にこれとは飛天御剣流も容赦がない。ねんどろいどは3つ買うと宣言して予約も既に入れたが(ユナと同じ失敗は繰り返さない)、こちらはどうしましょう。いくつ買いましょうかねえ。

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2021年5月24日

 粘れるところまで粘ろう、ということになっているメインPC(デスクトップ型パソコン)の更新計画だが、少し状況が変化した。

次に買う写真用機材は

 前々からA3ノビ対応プリンターが欲しいと思っていた。使用用途はもちろん、自称傑作写真の印刷である。今は近所のカメラ屋に注文を出しているのだが、大きな欠点がある。そのお店にある印刷機はA3ノビに対応しておらず、外注になるので仕上がるまでに1週間かかる――のは我慢できる。ダメなのは、自動補正のせいで時折イメージから外れたプリントが手元にやってくることだ。自動補正を外せないこともないのだが、そうすると「指定プリント」扱いになってプリント代が3倍ぐらいになってしまう。「自称傑作写真ならそれぐらい黙って払ったら?」って言われそうなんだけど、家のパソコンのモニターが厳密な色合わせ輝度合わせをしていないので、補正を切ったところでイメージ通りになるとは限らない。いや、今の表現は正しくなかったな。「厳密な〜をしていない」ではなく「まったく無頓着である」が正解。実は自動補正に助けられているのかも、と思うと“追加料金”の支払いに二の足を踏んでしまう。余談になるが、画像で侃侃諤諤の写真がおかしいのは橘雪翼本来のスペックに加え、モニターがいい加減適当だからです(開き直り)。
 今話を整理していたらモニターをきちんとするだけでいいような気もしてきたのだが、初志貫徹でA3ノビ対応プリンターを買う方向で話を進める。自分でプリントできるようになれば、1週間の待ち時間がなくなるしプリントのコストも下がる。プリント結果が気に喰わなければ、修正してはプリントを繰り返して、納得の一枚を仕上げることもできる。やり出すと泥沼化が容易に想像できるが(笑) ランニングコストも今は下がると思っているが、用紙に拘りだしたり細かい修正を繰り返すようになると逆に悪化するのが目に見える。ただ、橘雪翼は違いの分からないいい加減適当な男なので、そういった心配はあまりいらないものだと楽観視している。
 メリットだけならすぐにでもというか既に買っているところなのだが、そうしていないのは理由がある。プリンターの値段のこともあるが、置き場所の問題が大きい。当たり前だがA3ノビ対応のプリンターは結構な大きさである。既にNゲージを始めとする趣味の数々で手狭になっている橘雪翼の家に、そんな大きなものを新たに設置するスペースは、ない――「ない」と思って諦めていた。ところが先日、置けそうな場所を発見してしまった。古い家の模型制作に使っている部屋の一角にある机の上だ。今は模型関連の物品で乱雑にはなっているが、一昨年ぐらいに割と大規模な整理整頓をした際、一時的にほぼ何もない状態になっていた。再びその状態に戻すことが出来れば、A3ノビでもA2ノビでもプリンターを置くスペースは十分にある。問題点としては、ちょっと埃っぽいところと、夏場にかなり暑くなること。前者はカバーをしておけばいいけど、後者はひと夏使ってみないとインクの状態がどうなるか分からない。その部屋には冷房設備がなく、あったとしても一日中付けておくことはできないからね。とはいえ、無防備に直射日光に晒したりさえしなければ大丈夫かな? という感じで、一度は諦めたA3ノビ対応プリンターの検討を再開した。
 ここで、冒頭のパソコンの話が関係してくる。今時のはプリンター単体でも印刷できるんだろうけど、やはりパソコン本体があった方が何かと便利である。LANケーブルで何とかなる話であれば今のメインPCから繋いで解決なのだが、庭を跨いで両者を接続するのは無理がある。プリンターの横に置くパソコンも用意したい。真新しいのを用意するのではなく、メインPCを更新し、今使っているマシンをプリンター用にと考えている。そうするとモニターも必要になるが、ちょうどいい機会なので写真編集用に好適なものを選ぼう。プリンターの話をしていただけのつもりが、丸々一式になってしまった(笑) もちろんだが、キーボードやマウスだって必要である。総額をざっと頭の中で計算してみると、「G Masterレンズ1本分」ぐらいのお金が飛んでいきそうだ。敢えてどの「G Master」かは明言しないけど、400とか600とかじゃないよ!?(笑) PC更新計画が前倒しになる代わりに、ミラーレス完全移行が先送りになりそうな気がしてきた。尤も、カメラも粘れるとこまで一眼レフ(D810)で粘るつもりだったし、最終的にはあんまり変わらないのかな。
 そんなわけで、丸2年以上カメラもレンズも買っていない私が「次に買う写真用機材」は、カメラでもレンズでもなくプリンターになる可能性が浮上してきた。実はここに書いていない問題点がもう1つあって、実行の可否はそこに大きくかかっていたりする。「可」となれば年内決行もあるぐらい私の気持ちは傾いているのだが、果たしてどうなるか。ただ、プリンターをどれにするのか現地(某ヨから始まる家電量販店)でじっくり選びたくて、それをするには新型コロナが沈静化するまで待ちたいというのもある。差し当たってはメインPCの更新から徐々に進めていきますかね。

*1 最終段落では恣意的な表現を使っている。「カメラとレンズ」は確かに2年以上買ってない。しかし「写真用機材」というカテゴリーで最後に買ったのは「マウントアダプター」になり、まだ1年と9ヶ月しか経っていない。

(2021-39 05-05)


2021年5月20日

『くま クマ 熊 ベアー』6巻

 うーん、「5巻に引き続きテーマが絞り切れてなくて散漫な印象を受けた」のだが、見返すと5巻で引き受けた護衛任務からのブラックタイガー退治がミスリル鉱へ繋がる、という流れがきちんとあった。途中でアンズのお店の話があるせいで話がとっ散らかっているように感じてしまった。
 ゴーレムを倒しに行く……というところで6巻が終了してしまう。こんないいところで! 漫画のような厳格なマイルールはないのだけれど、一応5、6、7月に2冊ずつ読む予定にしていたので悩みどころ。明後日ぐらいに7巻に手を出してしまうか、あと10日少し我慢するか。
 というところでの展開予想なんだけど、これで普通にゴーレムと戦って勝つのは面白くない。そう思わないかい? 魔物だったらこれまで通り倒してしまえばいいんだけど、ゴーレムは人が造り出したものだろうから、それが暴れているのは何かしらの理由がある。それをユナが突き止めて、後のことはエレローラに丸投げ!というのがマンネリからの脱却かつ『くまベアー』っぽいお話になるのではないだろうか。

(2021-38 05-04)


2021年5月17日

『くま クマ 熊 ベアー』5巻

 久しぶりの小説版『くまベアー』。なお今回から略称を『くま』から『くまベアー』にしてみる。
 港町ミリーラでクラーケンを倒したその後、という感じで話が進む。小説の場合、巻の区切りで話の区切りがいい作品が多いような気がするのだが、本作ではそこまで意識されていない? 話の内容としても、1冊の中にいろいろ“テーマ”が盛り込まれている巻もあり、5巻はそれに該当。冒頭のトンネルに始まり、アンズの店の話が展開したかと思うと蜂の“木”、その後は王都に行き、再びミリーラを訪れて筍を掘る。物語もユナもあっちへ行ったり来たりなので、今日の侃侃諤諤を書くためにざっと読み返さないとダメだった(笑)
 というわけで、最初のテーマはトンネル。海産物をミリーラからクリモニアへ運びやすくするため、間に立ち塞がる山をショートカットするトンネルを掘るユナ。ここでバージョンアップした地図スキルが役に立つのだが、こんなの適当に掘って済ませてそうなところ、「きっちり方角を確認しながら、かつ馬車が通りやすいよう勾配が緩くなるように……」と考えさせながらの作業にするとは、作者も意外と細かいな(笑) にしても、取得(成長)したスキルが早速役に立つ辺りはまるでゲームのよう……ゲームが元になってるような世界だから(少なくともユナに関しては)そういうもんなんだろうけど。穴を掘っただけじゃあそれはただの穴で役に立たない。というわけでクリフが照明やら通気性、魔物の巣窟にならないようにするための警備……といった整備に頭を悩ませる。そうか、トンネルの中に魔物が湧くと困るよな……というところで思い出すのが、日本ファルコムのRPG『英雄伝説 空の軌跡』。途中カルデア隧道というトンネル内を通って次の都市へ向かうのだが、あそこ普通に魔物うろうろしてたぞ……いいのか? 主人公たちはいいけど一般人も通るトンネルだったはず。あそこの文明は発達してて、普通は飛行船使って移動するからカルデア隧道はあまり使われてないって解釈でいいのかな。話を戻そう。トンネルの運用諸々まで頭を回すのもなかなかに細かいところ。ベアートンネルという名前が付いたが、いっそのことトンネルの断面がクマだったら面白かったのに(笑) 強度が増し崩れにくくなる、とかここまで散々書かれてたじゃない(笑) もちろんその場合、「ユナが発見した」という設定に無理が出てくるが。クマの断面してたら誰の仕業か考えなくても分かる(笑)
 その後の王都に行くシーン。ユナはクマの門を使って一瞬でクリモニアと王都を行き来することが出来るんだけど、これって入出記録とかに問題が生じないんだろうか。確か3巻辺りでクリフを迎えに行くときに、衛兵に王都を出ていくところを記録されているはずで、それが冒険者ギルドの「逃げ出したユナちゃん」発言に繋がっていたかと。エレローラのことだから、衛兵に「クマの子が来たらいの一番で知らせてね」ぐらいのことは言い含めてそうだから、突然王城に「やあ」ってやって来たら「衛兵が仕事してないわよう!」って騒ぎになりそう。その辺『マヌF』はきっちり(?)していたなあ。細かいところだしどうでもいいけどね。
 ミリーラにて筍掘り。いいね、私も筍大好きです(誰も聞いてない)。でもこれ、この後筍料理をフィナシュリ2人がおいしいって食べるんだけど……筍って子ども向きの味してる? いや、私も子どものころから好きは好きだったんだけど、下処理が甘いやつはエグ味が残ってて嫌だった。それでも基本情報として「タケノコうまい、タケノコ大好き」ってのがあったから食べてたけど、この2人は初めて食べるわけだから……まあそこは、デーガの料理の腕前が良かったってことにしておこうかな。
 漫画版であとがきに触れてるから、こちらでも(笑) 夏場にこの本を書いていてパソコンが何度か止まったそうだけど……今時のパソコンってそんなに止まる? エアコンフル稼働って言ってるし、それ、暑い以外の要因があったんじゃあ……? 単純に古くなって買い替え時だったか、あるいはエアコンが駄目壊れていたとか(笑) まあどちらにせよ、今頃は『くまベアー』の売り上げで買い替えてることでしょう。ちなみに私のパソコンは、熱暴走と思しき挙動で止まったことはない。ま、そこはデスクトップの強みかもしれない(偏見だけど、ノート型やタブレット型の方が熱に弱そうな気がする)。
 またしても読んでから1週間は放置してしまった。ちょっと所要が出来たりDDRしたりもしてたからね……。結局4巻まで買った後、粘りに粘って30%還元になるまで5巻以降を買うのを我慢した。当初は一気に最新刊まで買うつもりだったのだが、流石に冊数が多すぎるというか金額がアレなのと、漫画で最近あった「途中で飽きる」というパターンを警戒。差し当たって11巻まで買ってあるので、8月までにゆっくり読む予定だ。

(2021-37 05-03)


2021年5月7日

ついつい空白スペースを2個セットで打とうとしてしまう

 「『はい』は1回!」よろしくスペースも1つでいいのについつい連打してしまう。よってどこかの章頭に不思議な空間があるかもしれないけれど、気にせずスルーするように。
 困ったことに、最近漫画がつまらなく感じるようになってしまった気がする。「保留者名簿」なんていうまどろっこしいものを作ったのもその一環だし、30%ポイント還元キャンペーンが来るのが楽しみ!と思わせるような漫画にもなかなか出会えない。ここ2、3年で電子書籍だからと調子に乗って読みすぎたのがあるかもしれないし、私の“老化”が進んでいるせいかもしれない。今までにね、数えてないけど多分何百という漫画を読んで来たから“飽きた”としてもしょうがないじゃない。新しい漫画はこれまで読んできた何百(多分)という漫画と比較されるわけだから、そりゃ厳しい評価になってしまうのも仕方ないじゃないか――とあくまで「老化説」を否定しようと藻掻きつつ、今日は「GWの30%ポイント還元キャンペーンで買った漫画」の感想文だ。

【婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む】1巻(既刊):☆☆
 原作は小説(ライトノベル)で、挿絵担当のイラストレーターさんが私好みの超可愛い女の子を描く人なので前々から知ってはいた作品。今までスルーしていたのは理由があって、原作は主人公アレンの目つきが悪すぎて感じ良くなかったので買わず、漫画版は絵が違うので興味が持てなかった。けど、『くまベアー』のついでにと「PASH UP!」でチラ読みしたときに考えが変わり、買ってみることになった。なお、タイトルは正確には『〜美味しいものを食べさせておしゃれをさせて、世界一幸せな少女にプロデュース!〜』という長ったらしいサブタイトルが付いているのだが、流石に長ったらしい(大事なことなので重ねて言う)ので省略させていただいた。
 無実の罪を着せられ逃げ出した令嬢シャーロットが、魔法使いアレンの家の近くで行き倒れたことがきっかけで――という出だし。令嬢とは言うものの冷遇されていたシャーロットの生い立ちを哀れんだアレンはある計画を決断する。これまでの自分の人生がつまらないものと気付いてすらいなかったシャーロットに、「イケナイこと」という名目で世の中の楽しいことを色々と経験させるという計画を。
 「PASH UP!」で最新話読んだときはまあまあアリかな……と思ったのだが、こうして1巻を読むと細かいところでやや微妙な印象も受ける。とはいうものの、せっかくだから2巻までは行ってみる。アレンの義妹が出てくるのでひょっとしたら面白くなる……かもしれないという期待を込めて。
 原作挿絵のアレンの目つきの悪さだが……原作の文章に忠実にイラストに起こすとこれぐらいになるのかもしれない。『魔奴愛』のザガンに関しても文章の描写と挿絵の描写に乖離がないか?と内心突っ込んでいたのだが、もしもきっちり描いたならば『イケナイ教』小説1巻表紙のアレンみたいな感じになるのかもしれない。ちなみに小説2巻表紙を見ると、角度の問題かもしれないがややマイルドになっている?

【異剣戦記ヴェルンディオ】1巻(既刊):☆☆★
 実はイマイチよく分かってないのだが、「裏サンデーで連載中」という扱いでいいのかな? 『マガポケ』は“本紙”で連載されてるやつを時期をズラして掲載したりしてるみたいだけど、「裏サンデー」は「裏サンデー」が初出という形になるんだろうか。
 獣の耳を持つ亜人、コハク。彼女は未来を視ることができる。「異剣戦争」の末に荒廃する世界を視たコハクは、その未来を変えるために傭兵クレオ・ヴェルンディオに希望を託すのであった。
 という感じのオープニング(細かいところは多少私の勝手な読解力で補っております)。「異剣」というのは端的に言えば超強い武器(「すーぱーすごい剣」?)。適正者が使う必要はあるが恐ろしいほどの力を生み出すため、世界中至る所で大戦乱状態になっている――というのが本作の舞台設定。クレオがどういう形で異剣戦争から世界を救う可能性を持っているのかはまだ語られていないし、コハクが異剣も持たずにどうしてこれだけ強いのか(異剣使いと魔法で渡り合う)とか疑問は尽きないが、その辺は追い追いそのうちということなのだろう。コハクはとりあえず、クレオに「生き延びる」ことを要求する。そんな中、戦乱地域から離れた場所に打ち捨てられた古城を見つけ、酒場を開くことになる。そこに訪れる様々な人物が……という展開になっていくのだろう。
 “連載開始”からずっと「裏サンデー」で読んでいるけど、応援のためにも単行本を買って行こうと思う(だったら30%を待たずに買っとけよ、という突っ込みはどうかご容赦を)。

【Helck】4巻(既刊):☆☆★
 『ヴェルンディオ』作者の前作品。3巻までは前に無料で読ませてもらったので4巻から……但し小学館は無料版が期間限定なので(というか無料版が無期限で読めるのは講談社だけか)、気に入ったらそのうち(夏の30%還元時に?)買い直す予定である。
 おそらくアメコミの「ハ〇ク」から取ったであろうネーミング。物語は、魔王が倒され、立て直しを図るために次なる新魔王を決めるトーナメントが開催されているところから始まる。そのトーナメントの優勝候補を一蹴し勝ち上がるのは、前魔王を倒した人間の国の勇者ヘルクだった!
 以下詳しいことは1〜3巻を買い直した時にでも書くとして……あ、でも1つだけ。翼の騎士うんたらかんたらは、先日これまた無料で読んだ『七つの大罪』と似てるなーって思ったり。
 4巻後半に入ったところでヘルクの過去回想が始まる。が、ちょい長め?(苦笑) おそらくこの回想がこの漫画の核心になろうと思われるのだが、4巻では核心部分となるであろうところまでは到達せず「5巻へ続く」。何となく予想は付くが、普通に続きを楽しみにすることにしよう。

【葬送のフリーレン】2巻(既刊):☆☆★
 例によって無料版で1巻を読んだので2巻を購入。但しその1巻はそのうち読めなくなる――続き買って気に入ったら、8月に1巻を買い直すことにしよう。
 かつて魔王を倒した勇者一行の、魔法使いであるエルフのフリーレンが主人公。人間に比べて非常に長い寿命を誇るエルフの、勇者ヒンメルと共に過ごした“あっという間の短い時間”を取り戻すための旅が始まる。
 話はびっくりするぐらい淡々としてる。まるでフリーレンの性格を漫画全体で表現してるかのよう。そのせいで熱くなりそうな展開にも全然熱くなれないのだが、それが「葬送」というタイトルと相まって独自の雰囲気を作り出してる。
 直前に載せた『Helck』もそうだが、最近は「人間(正義)対魔王(悪)」という王道パターンではなく、「魔王側にも実は“人の心”があって……」あるいは「悪いことを企んでいたのは実は人間側だった」的な、魔王サイドを主役とする変化球パターンの作品が多い。本作も「魔王を倒した後の勇者たちの話」という意味では変化球系なのだが、あくまで魔王に連なる面々は悪として描かれている。2巻後半で出てくる魔族は、回想シーンも含めて清々しさすら感じされるほど人と相容れない思考を持っている。話の組み立ては「新しい」のだが、「魔王=悪」の構図に懐かしさを感じた。

【ブルーピリオド】2巻(既刊):☆☆
 とある私好みの超絶可愛い女の子を描くイラストレーターさんご推薦の作品なので買ってみた。例によって1巻は(以下略)。
 不良だけど将来を見据えて学校の勉強もちゃんとやってますよ、というなかなか独特な設定の矢口八虎が主人公。それがある日、絵を描くということに自分の人生を見出し、美術部に入り藝大を目指すようになる、というストーリー。
 無料版1巻の時点で分かってたんだけど、私のストライクゾーンで言うとややギリギリのところ。審判によって(気分によって)手が挙がるときとそうでないことがある、ってラインかな。登場人物の作り込みは悪くないし、話の持って行き方や構成も引き込まれるものがある。本棚のスペースを奪うには厳しいけど、電子版で読むならとりあえずアリ。私の中での立ち位置は、“同じ講談社”“同じ色”の『ブルーロック』と非常に似た感じになりそう。
 ちなみに。私は「絵を描く」という高尚な技術は持ち合わせていないのだが、私なりの「芸術観」というものがある。趣味の一つである「写真を撮る」はそれに基いていたりするわけだが、詳細は気が向いたら話をするかもしれない。では、本作は私の「芸術観」と噛み合うのかそれとも喧嘩するか。答えは……部分的には合致していて、別の部分では合わなさそうだけども相反するものでもない、といったところ。この先もしも喧嘩が始まったら、読むのを辞めるかもしれない。

【Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆】1巻(既刊):☆☆
 以前、アニメ『Re:ゼロ』2nd season第1クールのエンディングテーマ『memento』のCDを買ったら、一緒に収録されていた映画『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』のテーマソングの方にハマってしまったと書いたが、その関係もあって漫画版を買ってみることにした。確かこの物語は小説にもなってないはずで、映画版をどこかの配信で見るという手もなくはなかったのだが、橘雪翼は「アニメより漫画」なので。
 話としては『Re:ゼロ』のヒロインであるエミリアの過去編。本編第四章でも過去は語られたが、その過去と“現在”の間の物語。これを知っているのと知らないのとで、今後本編を読む際に何らかの影響がありそう。今やってる第六章では、エミリアの出番は(少なくとも最後の方までは)なさそうなので、漫画の完結を待つ余裕もありそう。漫画としては可もなく不可もなくなので、順調に連載が進んで行って欲しい。

 「あれ? 6冊だけ?」ってなりそうだけど、はいそうです今回は6冊だけです。8月までに読む分はもちろん買い足したけど、そのうちの5月割り当て分については月末に新刊分と一緒に載せようと思う。なお、今回買ってみた6タイトルのうち、なんと6タイトルの続きを買います。「☆☆」評価のもあるので甘々裁定なんだけど、今回は何となくそういう気分なので。ということで打率100%達成。そしてお気付きの方もいるかと思いますが

  ――6タイトル中5タイトルがファンタジー

どんだけファンタジー好きやねんって思われそうだけど、今日このラインナップだけを見ると反論できないので黙っておくことにしときます。今回は元から少ない候補の中からファンタジー以外が生き残らんかった。今地味に気付いたけど、超絶可愛い女の子描くイラストレーターさんが推してなければ「5タイトル全部がファンタジー」になっていたのか……。
 というわけで、5月分の既刊は『鋼錬』の3冊に加えて、この6タイトル……あまり数が出てないのが多いので、適宜配分して『イケナイ教』『フリーレン』『Helck』『ブルピ』の4つを各1冊、合計7冊ということになった。ちなみに『鋼錬』もジャンルはファンタジーになるのかな? 魔法は出てこないけど、この作品内の錬金術はほぼそれと同義だよね。

 余談その1。完結を知って「買う」宣言した『マージナル・オペレーション』略して『マジオ』は7月割り当てとなりました。
 余談その2。『イケナイ教』小説版の挿絵担当の「超可愛い女の子を描くイラストレーターさん」と『ブルピ』を推薦した「超可愛い女の子を描くイラストレーターさん」は別の人です。

(2021-36 05-02)


2021年5月1日

 今日から5月ですね。侃侃諤諤はこの5月から少し体裁が変わります。どこが変わるかというと、鋭い人は既にお気付きかもしれませんが、今まで2つ打っていた段落の頭の空白スペースが1つになります。
 そもそもどうして今まで2つだったのか? それはパソコンの標準のフォントが等幅フォントではなく、空白を全角で打っても半角分程度しか空かなかったため、2つ打ち込んで段落の頭を強調していたのだ。ところが、同じOSを搭載したサブマシンのSurfacePro6は等幅フォントだし、スマホもやはり等幅フォントなので段落の頭が2つ空いている。メインPCだけが空白2つで違和感のない表示になっている状態。そういうわけで、区切りがいいかどうか分からないけど今日5月1日から空白スペースを1つに減らしてみるのである。でも癖でたまーに2つにしちゃったりしそうだし、前に下書きしたやつをうっかりそのまま載せたりなんてこともあるかもしれない。

6体目のねんどろいど

 低価格ながらハイクオリティーなフィギュアを提供するグッドスマイルカンパニーの「POP UP PARADE」シリーズ。『くま クマ 熊 ベアー』のユナもラインナップに上がっていて、そもそもこの作品のことを知ったのがこのフィギュアだったりする。値段が値段なのでとりあえず買っておこうと思ったのだが、入手に失敗してしまった(プレミア価格を支払う意思はない)。元々予約するつもりではあったものの、単行本(漫画版)を読んでからにしようと思っていたら予約完売になってしまった。そう、単行本を例の30%キャンペーンを待って買ったせいです(苦笑) 予約なしでも買えるチャンスに望みを託し、発売数日前から毎日J○shinのページをチェックしていたのだが、「在庫あり」の表示を見ることなく現在に至る。仕方がないので狙いを「ねんどろいど」に切り替えることにした。こちらも予約しようかどうか迷っていて以下略。「POP UP PARADE」が予約できなかった時点でいろいろどうでもよくなってしまったのがイケナかった。ところが、ある日、諦めきれずに検索していたらあるところにはあるものである。アニメイトの通販サイトがヒットした。
 アニメイトは、お店に行ったことはあるのだが通販は利用したことがない。私がよく利用するのはJ○shinかヨ○バシかAmaz○nで、大体のものがその3つのサイトで揃うし安く買える。送料もかからないことが多い。件の「ねんどろいど ユナ」は、アニメイト通販では18%割引だった。J○shinでいくらだったか覚えていないが、ヨ○バシは定価にポイント還元だったような気がする。18%引は送料がかかったとしても悪くないお値段だろう。何より、その2つのサイトで予約をミスったマヌケな私に定価より安い選択肢を残してくれていたのだ。四の五の言わずに会員登録し、ありがたく予約させて頂くことにした。
 せっかくだからとついでに何か欲しいものがないか検索していて気付いたことがある。「くまクマ熊ベアー」で検索しても小説や漫画の単行本が出てこない。もしや、と思って間にスペースを入れてみた。「くま クマ 熊 ベアー」……ヒットした。先日から漫画や小説のタイトルを奥付の表記に従っている私はこれにニヤリとしてしまった。もし次に「ねんどろいど ユナ 白くまVer.」なるものが出るとしたら(POP UP PARADEシリーズでは既に発売が予告されている)、J○shinやヨ○バシではなくアニメイトで買うかもしれない。

 ねんどろいどで思い出した後輩たちとの会話。ある後輩は某人気アニメの兎が苦手なキャラクターが大好きで、私が会話の流れで「ねんどろいど再生産されるよ、2体目どう?」とお勧めした(*1)。ところが彼は同じフィギュアを2つ買うことに抵抗がある様子。そこに別の後輩が「推しのねんどろいどは表情パーツの数だけ買うのが基本では?」と強力なプッシュ(*3)。ここでの注目は、「推し」という語句である。先日のエイプリルフールで、ライトノベル『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』のタイトルをもじって遊んでいたが、その時気付いたのが「俺の嫁」という表現を最近見てないこと。もしかして、死語? 「俺の嫁」が流行る前は「萌え」という単語が一世を風靡していたように記憶しているが、こちらはもう完全に絶滅したと考えていいだろう。では現在、二次元オタクは自分がハマっているキャラを何と呼んでいるのか。調べたけれど分からなかった。以前はそちら方面にも詳しい後輩と交流があり、最新の情勢を知る機会も多かったのだがここ10年ぐらいはさっぱり。一応、「ママ」という候補には行き当たったが、これは特定のキャラにしか使えない? あるいはVtuberのデザインを担当したイラストレーターさんに用いられる? よく分からなかったが、少なくとも現状では「萌え」とか「俺の嫁」とかに比べると全く普及していないような気がした。で、だ。もしかすると後輩が使った「推し」がその回答なのかな、と。この語句自体は以前から見聞きしていたが、アイドルに対して使う用語だと思っていた。しかし、「推し」が広くオタク界隈で用いられているのであれば、これが最新形「俺の嫁」になるのかもしれない。とは言え、やはり調べてみた範囲では疑問が残る。また今度、詳しく教えてもらうことにしよう。
 ちなみに、「ユナ」は好きなキャラクターではあるが「推し」ではない(「推し」の正しい意味用法を把握していないので確かなことは言えないが)。今のところ、「ねんどろいど ユナ」の同じバージョンを2体以上買う予定はない。「L2.0」は2体買っておけば良かったかと少々後悔していて、「シャロ」及び「千夜」については2つ目はいらないけど、「ねんどろいど あんこ」が出たら3つぐらい買いそうである。「エステル」は、あれはSC版だからそのうちFC版が出ないかなーって期待してたんだけどね……。

*1 話の流れとしてはこうである。
後輩「Nゲージのパーツ欲しいけど送料無料になるほどたくさん必要ではない」
私「ねんどろいどのシャロちゃん再生産されるから、一緒に買えば解決するよ!」(*2)
*2 但し、商品発送が「ねんどろいど シャロ」発売後になるという超どデカいデメリットがある。結局その後輩がパーツをどうしたのかは知らないし、シャロちゃん2体目に踏み切ったかどうかも分からない。
*3 その後輩(後者)の「推し」はねんどろいど化されていない。だから後輩は自作したそうだ。強ぇよ。俺も出ない出ないって嘆くんじゃなくて自作しないとダメだよな(*4)。
*4 桃シャミはいつかきっと出ると信じているので、自作する対象は『英雄伝説 空の軌跡』のヨシュア=ブライトである。エステルが寂しそうにしてるんだよ!!

 以上、下書きした状態で放置してたら「ねんどろいど 剣心」の製品化発表のニュースが舞い込んできた。剣心は私が一番好きな漫画のキャラクターだから、「3つ買う」と宣言したわけ。多分表情パーツは3つのはず。もしも4つ以上だったらどうしよう? 上積みするか? でもこの値段でそんなにたくさんパーツ付いてないよね(多分「ユナ」より安い)。ともかく、今回は3つ買うので出来る限り安い店で買いたい。調べた範囲内で一番安いお店は「お一人様2個まで」で、尚且つ送料が無料になるのは1万円から。3個買えば諸々クリアできるのに2個しか買えないとは何とも歯痒い。というわけで、単価はそれより高くとも、3つ買えば送料を無料にしてくれる別の店で予約することにした。にしてもあるもんだね、J〇shinやヨド〇シより安く買えるお店が。今回は同じ商品を3つ買うという特殊な条件のせいでもあるんだけど、実のところ去年のPLUMの201系プラモも別のところで買ったし、やはりいろいろ見ておくのは大切である。ちなみに、今日の話題のアニメイトはというと……「ユナ」は安かったのに何故か「剣心」は定価販売。微差ならアニメイトを選んでいた可能性もあったのに、なんでだー!(心の叫び)

(2021-35 05-01)


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