橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成19年4月上旬分

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平成19年4月10日

「クイズ 日本語王」にモノ申す

  JR西日本の最新型通勤型電車321系には、車内にモニターが付いている。営業時にはJR西日本の広告他、何種類かの映像が流される。そのコンテンツのうちの1つに、題名の「クイズ 日本語王」というものがある。どんなものか説明しておくと、日ごろ我々が使う言葉の意味や用法、どんな漢字を使うかなどがクイズ形式で出題される。月変わりで、今月の問題を端的に述べると「『しゃこうじれい』を漢字で書くと正しいのはどちら?」である。
A:社交辞令
B:社交辞礼
Bが正解だと思ったのだが、意外や意外、正答はAであった。辞令というと昇進とか左遷のアレを思い浮かべがちであるが、「応対のことばづかい」という意味もあるらしい(参考:広辞苑)。
  さて、そこまでは良かった。勉強になった。その後の1文に私は異議を唱える。「礼儀という意味合いからBと思いがちですが、『辞礼』という言葉はありません」というような説明が最後に表示された。これ、文脈からすると、やや極端な捉え方をすれば「『辞礼』という言葉はないので『社交辞礼』という言葉もありません」にならないだろうか。もしそういう意味で説明したとしたら、日本語王とは随分驕ったものだ。反例を挙げよう。「腹八分目」という四字熟語がある。医者要らずのあれである。「分目」という語はないが「腹八分目」という言葉は存在する。「社交辞令は2字熟語を2つつなげたもので、腹八分目は1語と3語をつなげたものだから比較の対象にするな!」と言われそうだが、残念ながらそれは的確な反論ではない。というのも、「辞礼」という単語がなくてもひょっとしたら「交辞礼」という単語があるかもしれないじゃないか(いや、実際にはないんだけどね)。もっと言うならば、四字熟語の中でのみ存在する漢字の並びというのがあるかもしれない。その可能性がある限り、2字で「辞礼」という単語がないから即そのような並びを含む「社交辞礼」がないとは言い切れない。おそらく「腹八分目」では納得してもらえないので、次の例を挙げてみよう。これは一発で分かるぜ。
  「絶体絶命」
「絶対絶命」って書いてる人いませんか? 正しくは「絶体絶命」。ところがこれ、「絶体」という単語は存在しない。そして、「絶対」は存在する。なのに「ぜったいぜつめい」は「絶対絶命」ではなく「絶体絶命」が正しい。どうだ、これで文句なしだろう。2字で存在しなくても4字の中でなら存在する組み合わせもあるのだ。こんなのたくさんあるぜ。「針小棒大」は「針小」、「棒大」ともに存在しない単語だ。一応ないことを広辞苑で調べていたら隣にあったので……「信賞必罰」、これも漢字を2個ずつに区切ったものは単語として存在しない。「不倶戴天」、「戴天」はあるが「不倶」はない。ひょっとしたら中国にはあるかもしれないけれどね。「馬耳東風」、「馬耳」なんてない。「爽健美茶」……流石に固有名詞は反則ですか。まあ、そういうわけでね、今月の321系のモニターで流れている「クイズ 日本語王」の解説はちょっと変なのですよ。「社交辞礼」が間違っていて「社交辞令」が正しいと言うのは(さらには「辞令」という言葉の意味を1つ多く知れたので)勉強になりましたがね。あ、ついでに言うと、「『辞令』という言葉は応対のことばづかいという意味です」みたいに書いてあったのですが……これも厳密には「意味もあります」と表記すべきだろう。今そんなんで広辞苑で一応調べてみたら、我々がおそらく真っ先に浮かべるであろう辞令という単語の意味、昇進とか左遷のあれのことも別項目にして書いてあった。「辞令」という単語は、日本語の熟語に多くある2つ以上の意味を持つ単語だったのだ。車内のモニターで流れる説明を見ていると、「元々辞令とはあいさつの意味ですよ」みたいに読み取れてしまう。
  とどのつまりは、書いてあることを鵜呑みにしちゃいけないってことかな。


平成19年4月9日

  上半身筋肉痛(笑) 特に昨日は左でも投げたので、左肩も痛いのです。よく、「歳を取ると筋肉痛になるのが2日後になったりする」というが、その点ではまだまだ若い。のだけど、1日で治らないのは若くないってことなんだろうなぁ。最近2〜3日痛いままだったりするのですよ(苦笑)


平成19年4月8日

24 HIYAMA

  今日の昼下がり、久々に義兄にキャッチボールをしてもらっていた。いつも硬球でやっているのだが、横で小学生ぐらいの野球チームが練習していたのと久々すぎるのでコントロールが定まるかどうか分からないので、軟球で。計ったわけではないが、軟球は硬球よりもスピードが出るような気がする。なので、今日は久々にしては球が走っていたような気がする。受けていた義兄がどう感じていたかは聞かなかったが。心配していたコントロール面だが、直球に関しては上下のバラ付きがあったものの左右は比較的まとまっていた、ような気がする。上下に関しても、ワンバウンドがおそらくゼロだったのでまあまあだったような気がする。変化球が全然駄目で、特にカーブが思うように行かなかったので(こちらはワンバンが多かったような)途中から直球だけに切り替え。さらに久々となる左投げも練習したんだけど、やっぱり思うように投げられずストレスが溜まるだけだった(苦笑) その後右に持ち変えると、何と気持ちのスカッとすることか!(笑)
  右から左手にグローブを持ち替えてバンバン直球を投げ込んでいたぐらいから、野球チームとは別の小学校ぐらいの2人組が横で見ていたらしい。フェンスの加減であまり私の方からは良く見えなかったのだが。「速ー!」とか「120キロぐらい出てるかな」とか話していたらしい。そりゃまあ、小学生の子どもからすれば相当速い球を投げてますよ。久々だったのでスタミナも早々に切れてきて、そろそろ終わりにしようかとしたときに姉と甥っ子も「そろそろ帰ろう」と近づいてきた。その時に横で見ていた小学生が私のTシャツを見て「阪神の24番って、誰やったな」と話しているので私は後ろを向いた。このTシャツはある程度ユニフォームに沿ったデザインをしているもので、前には胸のところに「24」と書かれているだけだが背中には「HIYAMA」と印刷されている。だから背中を見せたのである。ところが、少し間をおいて姉が「檜山だよ」と教えてあげている。子どもたちには私が背中を見せた意図が分からなかったのだろうか? と、帰り道々姉と話をすると答えは単純明快「まだローマ字が読めなかったんだよ」
  ――!
確かに小学生ならローマ字が読めるとは限らない。ああ、そういうとこ思慮が足りないなぁ。


平成19年4月7日

  動力ユニットがらみの問題もほぼ終結し、あとはボディをガシガシ組みまくるだけになった。こうなれば一昨年の打点を稼ぎまくる今岡の如く量産体制に入ればいいだけなのだが、別のところでまるで今年の濱中のような大ブレーキがかかった。それは、作り始めた旧型国電80系のGMキットのパーツの合いが悪いことである。もっとも、GMキットのパーツが良かった試しはない。必ずどこかでパーツの合わせ目を削って調整しなくてはいけない。その後継ぎ目消しをしたりするのだが、物理的にそれを放棄しなきゃいけない車両を除いてこの手の手間は必要不可欠である。というわけで、合いが悪いことそれ自体には問題はない。あるのかもしれないけど、もう慣れていちいち問題にしなくなった。今回あらためて問題になるのは、合わないパーツの箇所とその合わなさの性質が違うからである。80系は、屋根が決定的に合わない。屋根のパーツを側面妻面をロの字型に組んだものに載せてみると決定的に長い。何をどう設計ミスをすればここまで派手にずれるんだ! と設計者に文句が言いたいのだけれど、GMに文句を言っても何も始まらない。GMキットとはそういうものだと諦めるしかないのだ。で、長いだけならただ単純に削ればいい。過去、阪急のキットも長かったし113系も長かったような気がするし先日の丸ノ内線も少し削った。だけれどそれらは、妻面と屋根が直角に当たるので話が簡単だった。即ちただ単純に長さを詰めればいいだけの話であった。80系は……屋根パーツの内側が斜めになっていて、そして妻面の屋根とあたる場所も斜めになっている。45度ずつのパーツが合わさって直角を出す、と言えばいいだろうか。そうすると削る作業がとんでもなく面倒になる。ただ単純に長さ詰めたところで三角形だった断面形状が台形になるだけ。屋根がはまるようにしたいのであれば、妻面パーツと当たる面にそって斜めに削らなくてはいけない。そして、屋根というのはカーブしている。合わせ目は平面でなく曲面なのだ。曲面を均等に削るのは至難の業である。至難というか、綺麗にやるのは神業が必要だろう。それが0.1ミリぐらい短くすればいいだけならまだ頑張れるのだが、明らかに0.5ミリは長い。たかが0.5ミリと言うなかれ、この世界で0.5ミリ削るのは結構面倒な作業。しかも今回は削りにくい奥まった場所の曲面。俺ぁやだよ。ということで騙し騙しやってるんだけど、こういう作業が必要となるととたんにモチベーションが下がる。予定ならそろそろボディが1セット6両分ぐらい完成してそうなものだが(さすがにそれは無理かな)、まだ2両しか終わってない。以前までモチベーションを下げていた動力ユニットの加工が、今回方法を変えて量産しやすくなったので楽勝になったと思っていたところなのに……。
  そういうわけでなかなか製作ペースが上がらない。今年の今岡の打点数みたいに。金本のホームラン数のようにガンガン行きたいところなのだが……


平成19年4月6日

  先日画像で侃侃諤諤した動力ユニットの加工に関するお話。シャフトを延長するための金属パイプ、ウェーブ製の「Cパイプ」という製品。今日某大型量販店に行ったら売っていたので(こういう品切れ品の補充が早いところは感心だね)ちょうどいいサイズのNo.2を追加で買ってきた。帰って早速試してみると……あまりにもサイズがギリギリすぎてシャフトが入らない! ということはやっぱりNo.3が正解だったのか。2袋も買ってきたのに……しかも他に使い道も考えられない。ま、持っておけばそのうち役に立つ事があるかもしれない。役に立たなくても、1袋200円もしない品物だ。今回買った2袋で350円ほど。ま、模型やってたらこれぐらいの余分な出費は"必要経費"だろう。
  今日は他にも、マッハ模型で延長時に必要となるアングル材も買ってきた。これで件の動力ユニットを10個ほど延長加工が出来る。家にそんなに動力ユニットのストックはないんだけどね(笑) どちらかというとマッハ模型は地理的に遠いので、行ったときに買い溜めすべし。というならもう10両分ほど材料を買い込むべきだったかも……。まあ、日本橋まで行くのと違ってJR大阪駅から余分な交通費がかからないので、全部使い果たしたら(もしくはそうなりそうになったら)また足を延ばせばいいか。というか、そんなに加工しまくる必要があるのかどうか。旧型国電、せいぜい作ってあと10編成。動力を平均して1編成に1.5両組み込んだとして15両。と計算していて気が付いた。別に旧型国電に限らずグリーンマックス他のキットを組む時に鉄コレ動力を使うならば、それがたまたま合致する長さの車体の場合を除いては延長(まれに短縮)加工をすることになるのだ。と考えるとこの加工方法を確立したのはメリットが大きいなぁ。って言ってたら、鉄コレ第5弾が20m級車体の車両になったりして「今までの苦労は一体何だったんだ!」と叫ぶことになるかもしれない(笑)


平成19年4月5日

  今日は本来4月の1日に使う予定だったネタをば。4月1日はエイプリルフールネタに置き換えられて、2日は電車に乗っていて思いついたネタが優先された。3日は鉄コレネタ……のように見えてそうではない。「ジャン」ネタを使いたかったからだ(笑) そして昨日は正真正銘鉄コレの動力ユニットネタ。そして今日……忘れないうちにと思ってメモ帳より取り出す。が、やっぱり今日も少し話しておきたいことがあるので、保存ネタの前に少しだけ小ネタ。前に書いたような気はするのだが……。
  朝夕の通勤ラッシュ時に設定されるようになった「女性専用車両」。ただしこれ、女性でなくても乗る場合があったりする。まず1つ目は、小学校までの場合。2つめ、障害者も構わない。3つめ、障害者の介護者。最後に女性に介護された人。最後のはおそらく、高齢者に適用するためのルールかと。今日のネットで見たニュース記事によると、あまりこうした特例が浸透していないらしい。視覚障害者の男性が女性専用車両に乗っていて注意されて云々という記事が出ていた。その記事中に最後のルールが書いてあったのだが、私が比較的よく利用するJR西日本、阪急電鉄、そして大阪市営地下鉄ではあまり聞かないのだがどうなのだろう。そういうルールがあったとしても女性専用車の目的には抵触しないとは思われるが。各鉄道会社もこうしたルールの案内をあまりしていないということが挙げられていたが、私は少なくともマニアックなルートで知ったということはない。どこか女性専用車の案内表示に書かれていたと思うのだが、人はそういう箇所の細かい文字は読まないのだろうか? 確かに「女性専用車」という文字列の個別の意味を考えればいかなる例外も許されないが、「女性専用車」という成句で新たなる定義が生まれる可能性も考えて欲しい。それに、仮にそういう特例がなかったとしても、障害者に対する気配りというものがあってもいいのではないか。もっとも私が思うに、注意した女性は、注意するときにその男性が障害者であることに気付いていなかっただけのような気もする。過去に痴漢に遭って、それで女性専用車にいる女性にとっては過敏に反応してしまうかもしれない。
  まあこうやってみんながこのネタをブログなりでネタにすれば、このルールももっと浸透するだろう(笑) というわけで、先延ばしにしてたネタに移ります。新年度のスタートに相応しいネタだったのだが、4日も遅れてしまった。

  今年度使われる教科書に漫画が多く登場するという。といっても現代社会の現在の日本の文化の説明のページではない。例えば数学で、キャラクターが数学の問題に挑む形の3〜4コマ程度の漫画が導入部にレイアウトされているらしい。私が見た新聞記事中では数学の例しか載っていなかったが、あるいは理科英語国語、そして現代文化の紹介ページ以外の社会の教科書にもあるのかもしれない。曰く「生徒が少しでも勉強にとっつきやすくなるように」だそうだ。検定に出された教科書の多くが漫画を"採用"しており、半数がはねられたという。
  かつて私が、大学の講義を分かりやすくするのに反対だ、とここで述べたことがある。今回もほぼ同様の理由でこの傾向に危機感を募らせている。と書くと、今日の侃侃諤諤終わっちまったよ(笑) そりゃまあ、私も漫画好きですよ。漫画が日本の文化の特徴として挙げられるのもそりゃ当然でしょう。だからって教育現場にそれを持ち込むのは……ねぇ。多くの学校で「学校に漫画を持ってきちゃだめ」って言ってるのに、どうして教科書に漫画が載ってるの! 考えてみると「まんが日本の歴史」他、既に漫画は教育現場に入り込んでいるわけだけどね。「まんが日本の歴史」は教育に効果があるか? 私の場合で考えてみると……ええとまず、幼少期に親が買い与えてくれた。読んだ。けど……覚えているのは源平合戦ぐらいのものだなぁ。同世界史の方はほぼ全く何も覚えていないし。どうしても漫画の部分だけで説明できることには限りがある。その説明できない部分を文字で補うわけだけれど、そんな文字の部分読むわけないでしょう(笑) 「金田一少年の事件簿」ですら「文字が多すぎる」って言われるぐらいなのに! と、そういう懸念は一応あるらしい。導入しやすいように漫画を付けたはいいが、漫画だけ読んで肝心の本文を読まない恐れがあるのではないか、と。確かにね、漫画もそれなりに効果があることは認める。「小学○年生」なんかに付いている付録で、漫画の数学の冊子があったのをよく覚えている。確か「のんきくん」だったか何かを描いていた人の漫画だ。そこにあった「0.999999……=1」の証明は今でも覚えている。多少はその漫画のお陰で数学への興味が増したかもしれない。でもね、教科書とその他じゃ違う。あくまで教科書でシビアに数学に接し(って、小学校の話だから算数か)、その他の部分で数学への興味を補うという形にしなくては。学問はあくまで学問。教育のためには太い柱(学校で使う教科書)を一本しっかりと据えておかなくてはならない。でなければ、難しいこと、今の自分に出来ないこと、に挑戦する逞しい精神は養えない。教科書に漫画を載せていてはその機会を奪う可能性が高い。
  関係ないが、少し前に荷物の整理をしていたら私の幼少期の本が出てきた。「たくさんのふしぎ」という名前の本である。月刊の絵本のような、小学校低学年向けぐらいの本である。私が一番記憶に残っているのが、数学の位相の概念を分かりやすく説明した号で……ただし、本当に「たくさんのふしぎ」だったかどうかちょっと自信がない。というのも、出てきた「たくさんのふしぎ」の山の中に該当するものがなかったからだ。全部一箇所に固めて置いてあったわけではないので、見当たらない即違うということはないので私の記憶違いではないと思うのだが……。今見てみると、科学だけでなく世界中の文化や歴史的なこと、実に幅広い分野について言及しているシリーズだ。こういうものを子どもに読ませていれば、あの手この手を使わなくても学校の勉強への興味も出やすいのではないだろうか(前にも言ったが、私は社会科の成績が悪かったので本当に効果があるのかないのか説得力に欠けるのだが)。要するにDSやらPSやらのゲームばかりやらせていると、漫画が導入部にないと教科書を読む気がしない子どもに育つんじゃないか、と。幼少期の体験が学問への興味を刺激して、そして学校の勉強に打ち込む。これが理想的ではないか。ところが今度の教科書の話を聞いていると、学問への興味を持たせるところから教科書がやらねばいけない。確実に理想形よりも一歩後手を踏んでいる。よく言われているが、今の子は家庭で躾けるべきことが躾けられていない。小学校ではそんな"当たり前"(だと思われていたこと)から始めなくてはいけない。生活面と同様のことが学習面でも起きていると考えればいいのだろうか。
  終わった話を無理やり伸ばしてみました(笑)


平成19年4月4日

  今日はとりあえず画像で侃侃諤諤から。
 延 長 完 了 !
その昔「覚悟のススメ」という漫画があって、象徴的なコマがあった。おそらくその漫画の"決めシーン"みたいなもので、大きなコマ(1ページまるごと?)に「覚悟完了」とでかい字が4つの隅に書かれていた。なので、「○○完了」という文字列を見るたび「覚悟完了」を思い出してしまう。それを意識して「 延 長 完 了 !」なのだが、誰も「覚悟のススメ」知らないだろうなぁ。かく言う私も、チャンピオンを読んでいた頃にちらっと見たことがあるだけで、ストーリーとかはよく知らない(笑)
  さてさて、鉄コレ動力の延長加工の目処が付いた。その決め手となるプロペラシャフトの延長。そのためのパイプ素材が必要だったのだが、ちょうど「ウェーブ」というメーカーから発売されている。「Cパイプ」という商品名で、径の太さにより4種類が用意されている。欲しかったのは「No.2」の内径0.93mmのもの。シャフトの径が0.9mmぐらいなので、おそらくこれがぴったり。ところが某大型量販店に……No.1とNo.3の2種類しか在庫がなかった。No.1は論外に細いので却下。No.3で内径が1.13mmある。緩いと問題ありなので……しかしながら、0.93ではきつすぎて上手く行かない可能性もあったのでNo.2とNo.3の両方買うつもりだった。なので、本命はなくとも有力候補のNo.3を買って帰った。実験すると、嬉しいことに何とか問題なく使えそう。だったので、それを元に延長加工を進めてみたのだ。結果、とりあえず今は問題なく動いてくれる。
  ということで、グリーンマックスの旧型国電キットを作り始めることにする。まず最初は80系なのだが……これ、実車の編成がイマイチよく分からない。いや、分かるのだが……キットで出ている車両を組み合わせても実車編成にならんぞ?(苦笑) もっとも、80系は黄金時代には東海道本線を15両で走っていた。15両はうちのレイアウトではちょっと長すぎるし、そんなにたくさん作る気もない。そして東海道本線とは書いたが、雰囲気としては静岡から東の方で走っていた時代の編成だ。静岡から東の車両は、私にとっては「どーでもいー」車両である。だからまあ、私の80系は余生の時代の短い編成でいい。というわけで、素直に6両編成を2本作るかなぁ。キットは4つあるので、さらに1つは関西で走ってた新快速のご先祖を作って、あとの1つはしばらく余らせておこう。


平成19年4月3日

  鉄道コレクション第4弾用動力ユニットの延長加工に入った。フレームを3つに切断。両側の台車のユニットと中央のモーターをセットするユニットの合計3つだ。フレームと言っても軟質プラスティックなので切断は簡単。その後、延長寸法に上手くシャフト長が合うかどうかの検討に入った。
  ――合わない
鉄道コレクションの動力ユニットに使われているシャフトは、カトー製Nゲージのの動力ユニットに使われているシャフトと同じ……ものではないが、どうやら流用できそうであった。なので、いろいろな長さのあるカトーのシャフトを使えばうまく延長できる……はずだった。今、いろいろあると書いたけど実際には2種類。もっとあるのかもしれないけれど、とりあえず手に入れたのは2種類しかない。長いほうを使ってみたのだけれど、あと数ミリ足りない。なので、これはシャフトそのものを延長しないといけなくなってきた。一応過去に雑誌でシャフトの"短縮"加工の記事を見たことがある。シャフトの軸が入る径の金属パイプを使うのだ。記事では短縮加工だが、原理的に延長加工も同様に出来るはずだ。間に入れる金属パイプの長さを短くするか長くするかだけの違いなのだから。ということで、まずはその金属パイプを手に入れてこないといけない。今まで使ったことのなく、かつ使おうと思ったことのない素材なので手持ちはない。そもそもどこへ行けば手に入るのかも分からない。おそらく大阪梅田のマッハ模型で売っていると思うのだが、手に入るといいなぁ、という心境である。

  ちょっとしたネタ。今日はジャンが勝った。プロ野球の勝利投手の話である。阪神のジャンも勝ったが巨人のジャンも勝った。いつもなら巨人の勝利には何があっても喜べないのだが、今日の巨人の相手は中日。ということで、ひとまずよしとする。これで上位3チームが3勝1敗で並んだ。その内容がかなり違うとは思うが……。そして気に喰わないことに、巨人が得点最多(タイ)、失点最少(防御率最高)、本塁打最多、打率最高なのだ。これは上位3チーム中ではなくて、セ・リーグ全チーム中である。そして我らが阪神タイガースはというと……上位3チーム中得点最少、失点最多(タイ)、本塁打最少、打率最低だ。なお、防御率最低は中日ドラゴンズ。広島よりも悪いが、広島の開幕3連戦の相手が我らが貧打の阪神タイガースであったことを差し引くと……。


平成19年4月2日

個人的に思うこと

  以前に、多分まだ徒然と言っていた頃だと思うが、「『個人的に』という単語が気に入らない」という話をしたことがある。個人の意見を言っているのは当たり前なのにわざわざ「個人的に」と断る、その態度が気に喰わない。じゃあキミの発言の「個人的に」と前置きがない部分は全て世間の一般論なのか。とまあ、以前徒然にどういう話の展開でで書いたかよく覚えていないのだが、要するにそんなことを書いたと記憶している。今日は、その「個人的に」という言葉に対してのさらなる見解である。というわけで、題名は厳密には「個人的に思うこと」じゃなくて「『個人的』に思うこと」が正しいのです。
  今更述べることでもないが、インターネットが爆発的に普及し、ブログというものが流行し、誰もが自分の意見を簡単に発信できるようになり、そして様々なサイトにアクセスすることで誰もが簡単に見知らぬ他人の発言に接するようになった。そしてこれもインターネットの黎明期から言われていたことであるが、ネット上に書かれていること全てが正しい情報ではないということに留意しなくてはならない。我々人間――そこまで一般化していいのか日本人の民族性なのかどうか分からないが、我々の陥りやすいこととして文字になった情報に対してあまりにも無防備である。というのはつまり、文字に書かれていることを簡単に鵜呑みにしてしまう傾向がある。それは無理もなく、インターネットがここまで普及する以前においては活字というものがある程度以上信頼のおけるメディアだったからである。「活字」とは印刷された文字のことであるが、ここでは少し拡大解釈をしてブラウザを開いたときに表示されるウェブサイト上の文字も加えさせていただく。我々が普段紙に書きつける手書きの文字とは違って、機械に印刷された(あるいは機械に表示された)活字というのは責任感を持った文字なのである。新聞であれば、誤報というものの存在はあるもののその多くは信頼できる情報である。書籍であれば、その本を発行する著者も社会的な名誉を守るためにいい加減なことは書けない。一応疑いの眼差しを向けることも必要ながら、そこまで神経質になるほどのことでもない。それが"活字"の持つ性質だった。ところがインターネットではそうでもない。現にこの侃侃諤諤だって私が好きなように勝手気ままに打ち込んだ文字列の集合体である。信頼性も信憑性もない。時に斬新な(と私は思っている)意見も載せてみたりしているが、それが正しいものとは限らない。大学教授のような人のお墨付きがあるわけでもなく、私自身が専門家であるわけでもない。自分でこの侃侃諤諤を書いているからこそよく分かるのだが、誰でも好き勝手に思ったことをいくらでも発信できるのがインターネットである。
  だから、見る側の注意点としては、書かれた事柄を信じるのか信じないのかを判断する義務は常に自分にあることを忘れてはいけない。ニュースサイトやメーカーのサイトなどの情報に対しては、インターネット普及以前の活字同様の信頼を寄せても構わないと思うけどね。それでもカトーの生産予定表は常に疑ってかかるべし……と言い出すと話が逸れるのでやめておこう。閲覧者がその情報をどう取り扱うかは、発信者ではなく閲覧者の責任。ということが本来原則なのだが、その原則が浸透しているかというとそうでもない。時に発信者以上に無責任な、というか無防備な閲覧者がいて、その閲覧者が発信者の情報を鵜呑みにして何か被害を受けたときにこう言うかもしれない。「お前のサイトに書いてあることを信じたら損したやないか!」 こう言われては発信者もたまったものではない。それで裁判沙汰になることはまずないと思われるが……それでも文句を言われたら気分が悪いことには変わりない。だから、閲覧者に対して上記の注意を促す意味でこう書くのではないだろうか。
  ――「個人的にはこの件について、こう思います」
「個人的には」と書くことで「この意見は私の勝手なものですよ。いや、他の部分も全部私の勝手な思い込みなんだけど、ここの一文はアクが強いので特にそのことを忘れないで読んでくださいね」と強調したいのかもしれない。そうして「個人的には」という語句が濫用されて、それでうっかり日常生活でも口から「個人的に」とか「個人的には」とか出てしまうのかもしれない。と私は「個人的に」思うのであります。
  ネット普及以前から「個人的に」「個人的には」というのを多く耳にしていたようには感じますが。



  ――ん?
URL?
ブログ化?
何の話ですか?
え?
「昨日言ってたじゃないか」?
  ――ああ
昨日はエイプリルフールでしたよね。
  一応反転させると読める一番最後のには書いておきましたけどね。冒頭に「今日から4月」ってヒントも出しましたし。でも、昨日にブログ化希望の声があったのは事実だし、その前に友人にブログ化しようよと言われていたのも事実。そして、これは半分私信ですが、メールで「ブログ化への研究は続けます」と書いたのもまた事実。気合が乗れば今月中にでもブログ化されるだろうし、その逆もまた真なのであります。阪神タイガースの話題だけに特化したブログにするという手もあるし……。そしたら配色はこの「侃侃諤諤仕様」ではなくて黄色の縦じまに……???


平成19年4月1日

今日から4月ですね

  意外な方面から「ブログ化に期待!」の声が届き、やっぱりブログ化することにしました。善は急げということわざもあることですし、早速明日から。URLは明日まで待って下さい!
  今日はエイプリルフールですからね!


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