縦位置グリップを買った

α9及びα7シリーズ第三世代用縦位置グリップを買った
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  先日買ったα7 IIIのオプションである縦位置グリップ「VG-C3EM」を購入。α7 IIIが私にとっての3台目の「本気撮り」のデジタルカメラになるが、縦位置レリーズのあるオプショングリップを買うのはフィルム時代のα−9以来のことで、デジタルではこれが初めてになる。D810のグリップは重いカメラがより重くなるため(後に「ボタン類の少なさ」も追加)、α77用(α99IIと兼用)は見た目のダサさで買っていない。ダサいと言われるα7シリーズのデザインが全く気にならないくせいに、ダサいという理由で縦位置グリップを買わないのもどうかと思うので、α77用も近いうちに買いたいと思っている。本気撮りとしては3番手(*1)のα7 III用が先陣を切った理由は、α7 IIIがこの3機種の中で一番縦位置でホールドしにくいからだ。他の2つはなくても、縦位置に構えるのがそんなに苦にならない。
  今日の主題は縦位置グリップになるはずだが、この写真、どう見ても本体の方が主役……縦位置グリップを主役にした写真はどうしても1枚目に持ってくる絵にならなかったもので。

*1 カメラとしては気に入ってるんだけど、Eマウントレンズが揃ってないからね

縦位置グリップを外したところ

  縦位置グリップの装着は、本体の電池と電池蓋を外し、本体の電池室に縦位置グリップの出っ張った部分をはめ込んだ後にネジで固定する。着脱は多少面倒である。付けっ放しにするつもりならいいかもしれないけれど、それは比較的コンパクトなことがウリのα7シリーズの良さを一つ殺すことになる。“メーカーが違う”が、α−7やα−9がもっと気軽に着脱できたことを考えると、何でこんな方式にしたのかと思ってしまう(*2)。確かα77やα99IIの縦位置グリップも同仕様だったはずで、このあたりは今後もちょっと苦労しそうだ。

*2 久しぶりにα−7とα−9に触って確認したが、どちらも電池室とは別に接点が設けられている。その接点部の蓋はスライド式で、外したりとかいう面倒な作業は要らない(α−9は電池室の蓋を開ける必要があるが、蓋を外さずひっくり返した状態でグリップが装着できる)。デジタルカメラは中身が詰まっていて、縦位置グリップ用の接点を設置する余裕がないのだろうか?

背面(縦位置グリップ強調構図)
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  縦位置でのホールディング感は、残念ながら横位置とはかなり違う。グリップの位置がファインダー基準で高くなるので、特にファインダーを覗いて撮影するときは右手を高く掲げることになる。グリップにはシャッターボタン以外に、カスタム1、同2、前ダイヤル(以上1枚目の画像右手側参照)、後ダイヤル、AEL、AF-ON、フォーカスセレクターが備えられている。縦位置で構えているときも、本体の再生ボタン、ゴミ箱/カスタム4、マルチセレクター下に親指が届くため、操作性はかなり確保されている。シャッターボタンから人差し指を離せばマルチセレクター全てとFnボタンにもアクセス可能。残るモードダイヤルと露出補正ダイヤル、録画ボタンは縦位置時に操作が困難だが、普段全く使わない私にとっては減点要素にならない。あと、メリットは大きくないが、左肩部にあるカスタム3とMENUボタンが縦位置時よりも押しやすい(*3)。
  実は買ってからまだあまり使っていない。なので本当の使い勝手はこれから分かってくる、ということになる。当然だけど期待は大きく、そしてこれの評価が「VG-C77AM」(α77、α99II用)の購入にも影響するかも? 

*3 70-200mm F2.8 や 100-400mm F4.5-5.6 のような大柄なレンズを付けた時は別と思われるが、普通サイズのレンズを持つときは左手親指がその2つへ伸ばしやすくなる。

(2018.07.18)

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