連結面周りをやり直した
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前回お見せした時は前面にTNカプラーを付けていたが、キット付属のダミーカプラーに交換し、併せてディティールアップも施した。以前作った東海道山陽緩行線仕様についても、スカートを切り落とした上で同様の処置を施したのでご覧に入れておく。去年は「スカートがある姿の方が見慣れている」云々の理由でそのままにしてたのに、今は「やっぱ原型はスカートなしでしょ!」とか思っている。我ながら意見がコロコロ変わるね(笑) 多分あれだ、旧国の写真ばっかり見ていたからに違いない!(謎)
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今回作った方をアップに
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東海道山陽を作った時にちょっと不満だったのが方向幕。「ガラス越しに見える」のはいいのだが、少し幕が奥にありすぎて実感的でなかった。ガラスの厚み自体は“実車より分厚くなる”ので仕方がないのだが、少しでも前に出るように方向幕の穴の中に台座を作ってそこにシールを張り付けてある。
ワイパーはタヴァサホビーハウスの部品を採用。最近発売になった?新製品で、折り曲げタイプのB(103系にはこれ)。車両によってA、B、Cと3種類使い分けるようなのだが、一体どう違うんだ? と思いって、別に買った旧国用のCと比べてみたのだが、確かに少し寸法が違う……確かに違うのだが、こんな小さな差異を作り分けるとは恐るべし。ちなみに、ボナファイデプロダクトも何種類ものワイパーパーツを発売していて、正直細かすぎてよく分からない(笑) その中に103系用があったので「次回使おう」と思って買ってみたのだが、その「次回」が今回で、今回はタヴァサのものを使ったので……これ以上言わなくても分かるよね?
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賑やかになった連結器周り
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ダミーカプラー以外に取り付けたパーツは、配管パーツと乗務員ステップの2種類のみ。配管パーツは今度こそ銀河モデルのものを色差しして使っている。ダミーカプラーがTNカプラーよりもすっきりしているせいで配管他が目立つのだが、逆にちょっとあっさりしすぎているような印象も? あと、写真で見るとステップがきっちり垂直に付いてないのが目立つ……後で直しておこう。
細かいところだが、連結器胴受けの位置が少し奥すぎるような気がした。旧国の研究しているときに気が付いたのだが、切妻型の旧国の妻面から連結器の連結面まで400ミリ、半流だとここが250ミリになり、その後の車両も250ミリとなっているようだ。そして切妻型の旧国の胴受けは妻面とほぼ同一面にあるのだが、半流車は一段奥まっている。私が考えるに、これは妻面から連結器の連結面までの寸法の差ではないかと。つまり半流車の胴受けは、妻面から150ミリ奥に位置している。これが以降の電車にも同寸法で受け継がれていると仮定すると……103系の胴受けも妻面から150ミリ奥まったところに位置している。今作っているのは1/150の模型だから、1ミリが“正しい”寸法となる。ところがキットのダミーカプラーそのままの状態だと、実寸で約1.5ミリ。たかが0.5ミリの差だが、奥行きが1.5倍になっていると考えるとちょっと見逃せない差になる。そんなところまで拘るのか!?と自問自答しつつ……やっちゃいました(笑) やってみた効果は……あるようなないような。自己満足の極みだけど、自己満足のために模型作っているのでこれでいいんだと思います(笑)
同時に連結器本体も前に出てきたんだけど、これを測ってみると2ミリに行くか行かないか。僅かだけど出すぎ。逆にキットのパーツそのままだと1.5ミリ〜弱になりやや足りないことになる。連結器引っ込めるのは大した手間じゃないのでやろうと思えば数分で出来るんだけど、とりあえずそのままの状態で様子見してあります。
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カプラーの“固定”方法
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前回の話で、TNカプラーのガタツキをなくして両側に幌を取り付け云々について。TNカプラーの後ろ側に0.2ミリ厚のプラ板2枚を重ねた小片を貼り付けてガタツキ除去としている。白く見えるのがそれである。え? 塗装? ボディ嵌めたら見えないから未塗装でもいーんだよ(開き直り)。最初は0.5ミリ厚のものを使っていたのだが、ちょっとキツすぎたみたいなので0.1ミリ厚みを減らしてみた。動力車(トミックス製)についても、純正品ながらわずかにガタツキがあったので、こちらは0.3ミリのプラ板を使って動かないようにしている。
GMの床板は汎用品のためか、かなり大きな遊びがある。当然ながら今回の幌取り付けの大きな障害になる。というわけで、これまたプラ板で寸法を調整してガタつかないようにした。これは東海道山陽緩行線のときにもやっている。そして、何故かこの床板、長さが前後で対称になっていない。今見せている側(通電シャッターがない側、トミックスの室内灯を付ける際の穴がある方)の方が0.5ミリほど短いのだ。何故こんなことになっているのか考え……るだけ無駄なので、とにかく寸法調整のプラ板はこちら側を厚くしている(0.5+0.2)。反対側は0.2ミリのプラ板(製品名はプラペーパーって言うんだったかな)。あ、それと、これも車体に嵌めると見えないので手間をケチって未塗装白いままです(笑)
以上、こんな感じでEVO103系の2編成目が一応の完成となった。1、2枚目の写真で見ると乗務員室の仕切りがないのが目立つ。出来れば早いうちに塗料を何とかして取り付けたい。
(2014.12.16)
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