新生メーカー、モデルアイコンのワキ10000
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最近新しく設立された鉄道模型メーカー、モデルアイコンの第一弾となるワキ10000を組み立ててみた。ちなみに第一弾としては、ワキ10000が2種類(もう一つはカートレイン北海道タイプ)とセキ8000、セキ1000の4種類。いずれも貨車で、建前上?はディスプレイモデルなので台車はそのままでは走行に適さない。一応床板は、グリーンマックスやカトーのスナップ式の台車がそのまま入るようには出来ている。形式さえ合うものがあれば(もしくは台車形式を気にしなければ)走行化は比較的容易である。
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発色テスト
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少し独特なのは、プラスチックの成型色。黒一色なのだ(グレーのことが多い)。セキは「黒貨車」と言われるぐらいなので黒成型も納得だが、ワキ10000が真っ黒なのはなあ。コストダウンの関係でランナーは一種類、2両セットに同じランナーが4枚入っている。そのせいで屋根や床板が余るので、その余った屋根を使って発色テストをしてみた。そのまま“銀色”を塗って大丈夫なのか、それとも下地をグレーで作っておくべきなのか。結果は画像の通り。左半分をマスキングしてグレーを塗り、マスキングを剥がしてから“銀色”を塗ったのだが(緑の部分は、銀の上からさらに塗ってみたもの)、全く下地に影響されなかった。模型界では「銀色を塗る前に黒を塗っておくと良い」とされているが、私は疑いの眼差しを向けている。使う銀色の塗料にもよるだろうが、メタリックカラーは隠蔽力が強くて下地の色に影響されないんじゃないかと。今回の実験は、その私の直感を実証する形となった。ただ、今回使った“銀色”はやや特殊なので、他の銀色で同じ結果になるかどうかは分からない。 |
とりあえず“銀色”に
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テストにより、成型色の黒の上からそのまま塗っても問題がないことが分かったので、組み立て完成後洗浄の後に“銀色”塗装に移った。さっきから「銀色」に「“”」が付いているが、この銀色は模型メーカーの銀色そのままではないからだ。以前山陽5000系を塗るときに作った塗料、銀色に白を混合したものである。但し、残量が心許なかったのでワキ10000の塗装に際して増量してある。配合は目分量なので、配合比は変わっているだろうけど。ワキ10000の扉はアルミ合金らしいので、おそらくは山陽5000系のボディっぽい色じゃないかなあ、という考察の上での選択である。 |
光線加減にもよるが、グレーっぽく見える……?
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どうでもいいけど、光の当たり方次第では明るいグレーっぽく見えるこの銀色……ひょっとすると白を混ぜすぎたかもしれない。模型の現物を明るいところで見たら、きちんとした銀色だけどね。
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カトー製品との比較
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カトーもワキ10000を発売しているが、初期型の丸屋根タイプである。実車は角屋根の方が多かったので製品化が待ち望まれていた?が、結局今年に入ってモデルアイコンが発売するまではNの量産品ではなかった?ことになる。色を比べてみると……随分違うね(苦笑) 実は先日の103系と同じ日に塗ったのだが、先にワキ10000を塗って、見比べてみて、慌てた(苦笑) 103系用のは調色し直そうと作業していたのだが、よく考えたらFARBEの黄緑6号を買っておいたのを思い出した。FARBEの黄緑6号もカトーのワキ10000ほどははっきりした色ではなかったのだが、実車の雰囲気は出ていたのでそちらを採用。ワキ10000は……塗り直すのも面倒なのでそのままである。さっきから「面倒」を連呼してるね(苦笑)
(2013.09.25)
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