Bトレ500系を動力化してみた

Nゲージの線路上に乗ったBトレ500系

  以前お見せしたBトレインショーティーの500系に、専用動力と走行用台車を組み込んでみた。Bトレは所詮Bトレ、ということで割り切って動力化はしていなかったのだが、なぜか今になって突然こんな作業を。侃侃諤諤本編で書いた少し前の話になるが、甥に頼まれて限定品のBトレ「キハ181系はまかぜ」を買って来た。「どうせなら」ということで、Nゲージ上の線路を走らせられるように動力やコントローラー、線路もプレゼント(3週間ぐらい遅れの誕生日プレゼント)。最近になって、一緒に遊べたらいいなあ、ということで500系を動力化することに決めたのだ(細かい部分でちょっと事実と違うのだが、面倒なので今日は省略)。

懸念事項は500系の車体構造

  500系新幹線は、騒音対策のためか下回りがカバーをしたように覆われている。模型にした場合、台車の振れ幅が大きく限定されるのでカーブの通過半径に制限が出て来そうな構造だ。スケールモデルのNゲージの場合はあまり問題がないのだが、Bトレで小半径のカーブを走らせるのはご覧の通り無理がありそう。やる前から諦めるのは諦めが良すぎるので、とりあえず実験してみた。

意外とすんなり曲がれた……但し

  意外や意外。ほとんど問題なくトミックスのミニカーブレール(半径140ミリ)を通過。デフォルメモデルのBトレインショーティーは台車間隔が極端に短いので、ちょっと左右に回転するだけでかなりのカーブを曲がれるようである。
  とは言うものの、走行させて遊んでいるうちに脱線していることに気付いた。先頭車の前部の台車が流石に曲がりきれないようである。

台車枠が干渉するなら、外せばいいじゃないの

  Bトレの走行用台車は、台車本体に台車枠(ダミー)を取り付ける仕様になっている。台車枠は付けなくても走行上は全く問題がない。というわけで、「台車枠が車体に干渉するなら外せばいいじゃないの(某マリーさん風に)」の精神で外すことにした。

台車枠を外したが、外観上もほとんど問題ない

  走行性能のためには外観が犠牲になるのは仕方がないのだが、それでも何とかならんのかなあと考えてしまう。でも今回はそんな悩みとは無縁。実は500系の前部の台車は外からほとんど見えない。ご覧の通り、他の台車より深く覆われているせいで台車枠の有無は気にならないのだ。
  これで脱線することなく快調に走るようになった。走らせる前は少しウェイトを載せて安定性を増したほうがいいかな、と思っていたのだが、そんな必要もなさそう? 走らせていると、何だか楽しい。普通のNゲージと比べると「おもちゃ」感が強いのだが、小さい車両が小さいスペースでちょこまか走る姿は可愛くもある。そしてこれは私の悪い癖……Bトレの販売形態のせいで8両編成にしかしていないのだが、”実車通り”のフル編成16両(*1)にしたくなってしまった(笑) よく覚えてないのだが、フル編成化のためには確かAセットが4つ?Bセットが2つ?ぐらい必要で、無駄も多く出てしまう。だからこそAB各1セットの8両編成で手を打っていたのだが、走らせるとなるとたくさんつなぎたいと言う気持ちも強まってしまう。そこで妥協案。”実車通り”にしようとするからたくさん買ってこなきゃいけないわけで、雰囲気重視でとにかく何でもいいから残りの8両を中間車で埋めてしまえば如何か。多分Aセットをあと2つ、Bセットあと1つで「とりあえず16両」には出来る……さて、どうしようかなあ。

*1 「のぞみ」時代の実車は16両。現在は8両編成に改造されて「こだま」として運用されているが、「のぞみ」時代とは細部が異なる。現在販売されているBトレ500系は「のぞみ」仕様。

(2013.01.05)

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