アルモデルのOゲージナロー、小型ボギー客車A
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アルモデルのOn30(Oゲージナロー)の小型ボギー客車Aをようやく完成させた。アルモデルのキットは気軽に作れるのがウリなのだが、何だか段々と複雑さが増してきて、徐々にだが作る手間が楽しめる時間が増えているような気がする? 以前作った2軸客車(後ろでこっそり写ってる)との大きな違いは……車輪の本数が違うというのが大きいかもしれないが、作る上では屋根の違いも見逃せない。以前の2軸は、多くのアルモデル製品でそうなっているのと同じように、屋根は一枚の板を曲げる構造だ。よって屋根の断面は車体の端から端まで変わらない。一方で今回は、屋根の両端部が角を落としたようになだらかな弧を描いている。こうした形状を出すのは難しいので、いつもの金属エッチング板を丸めるのではなく、ヒート成型したプラスチック部品が付属していた。普通のプラスチックのキットの部品と違って多少加工する必要があり、そこはちょっと面倒だったかもしれない。侃侃諤諤本編でも描いたが、妻面のカーブと屋根のカーブが合わなかったために、屋根部品にゲタを履かせて誤魔化したり。
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同じOナローでも車高が違う
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さて、完成してちょっとびっくりしたのが、以前作った2軸客車との”大きさ”の違い。ボギー客車なので車体長が長く、作っているときはそのせいで大きく感じるのだろう、と思っていた。ところがご覧の通り、高さも結構違う。同じOのナローゲージでも、「”実車は”違う路線の車両だから車体サイズにも違いがある」というぐらいの差になる。これに合わせて今作っている機関車(フェルトバーンタイプ)も屋根の高さが今回のボギー客車と同じぐらいで、一方で以前作った石油発動車や自動機客車は左の2軸客車と同じ高さだ。メーカーページに「フェルトバーンタイプに合わせた客車を作ってみました」という解説があったのだが、なるほど確かに2軸客車と合わせるにはちょっと厳しいかもしれない。その逆に、このボギー客車を小さな機関車で牽くのは、アンバランスだがナローゲージっぽい気がする。とは言え、思ったより時間がかかっているので、フェルトバーンタイプBタンクも完成を急ぐとしようか。 (2012.10.21)
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