GM製6000系のナンバーを落としてみた

ナンバーを剥がした後の6000系のボディ

  うっかりしていたけれど、製品状態での画像を用意するのを忘れていた。これじゃこのボディが6000系なのか7000系か分からないじゃないか……。まあともかく、買って来た6000系を早速分解してナンバーを剥がした。手法は「綿棒にエナメル用シンナー浸してこすり落とす」。昔からあるNゲージの車体ナンバー剥がしの常套手段である。ちなみに私は、今までほとんどやったことがない。不思議だったのが、エナメルシンナーでどうしてナンバーが落ちるのかなあ、と。アクリル用のシンナーだと落ちて当たり前(?)なんだけど、アクリル用だと車体色まで落ちてしまう。それよりは”弱い”ということでエナメルなんだろうけど、だからと言って車体ナンバーがエナメル用のシンナーに溶けるというのもおかしな話だ。まあ、多くの人が過去にこれまで何度もやってる手法なので、私がいくら疑問に思っても実際効果的なんだから仕方がない。

ナンバーを落とした後、ツヤが出てしまう

  この手法の欠点?として、ナンバーを落とした後がツヤツヤになってしまう。プラスチック完成品の塗装はツヤ消しに近い半ツヤであるメーカーが多いのだが、この通りこすった跡がはっきり分かる。そのままだと悪目立ちするが、これまた昔から「上からクリアーを吹けば目立たなくなる」というのが定跡である。
  ところで、ナンバーを落とすのに使った麺棒が……どうも車体色に染まっている気がする。エナメルシンナーで匂うので捨ててしまい、これまた画像の用意がないのだが。エナメルシンナーでは車体色は落ちないはずだが……というところで私が辿り着いた結論。これ、ただ擦り落としてるだけでシンナーは関係ないんじゃないの? シンナーでナンバー部の塗料を落としているわけじゃなくて、綿棒で表面を磨いているのと一緒では。そう考えれば、エナメル系シンナーで落ちるとは考えにくい車体ナンバーが消えること、擦った跡がピカピカになること、綿棒に車体色の汚れが付くこと、全てに説明が付く。真相は分からないけど、私はそう思うことにした。

ちなみに、うっすらとナンバーの跡が残っている

  さらにもう一点、この方法を実践していて分かったこと。ナンバーのあったあたりがツヤツヤになるが、そのツヤツヤ部分に元のナンバーの跡が残った。正確な理由は分からないが、推察するにナンバーが落ちるまではその下地部分が保護される形になり、最初からずっと磨き続けられていた周囲との差が出るのでは。角度によっては目立たないが、角度によってはくっきりはっきりと姿を現す。もっとも、これもまたクリアーを上から吹けばほとんど見えなくなると思う。見えなくなって欲しい。

見た目に少し盛り上がってる?

  上の画像のナンバー部分を拡大したもの。こうしてみるとやや盛り上がっているようにも見える。光の加減でそう見えるだけなのか、実際盛り上がっているのか。盛り上がっているとしたらなぜ盛り上がるのかはこれまた不明。ナンバーのあった部分だけ塗膜が厚い? ンなことあるんかいな? さっきと同じ原理で、ナンバーの塗料が擦り取られるまでは保護されていたわけだから、最初から磨かれていた部分との差が付いたのかな?
  この上から7000系のナンバーを貼り付け、さらにそこからクリアーで保護するわけだから元のナンバーの跡が目立つようなことはないはず。仕上がりを心配しているわけではなく、いろいろやっているといろいろなことを発見したり体験できて面白いと思ってます。

(2012.04.11)

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