キングスホビー マイテ49 2

キングスホビーのキット、マイテ49 2が完成した

  前回の画像で〜で作ってる途中のをお見せしたキングスホビーのマイテ49 2が完成した。あの時で既にほとんど出来てるように見えたので、完成は秒読みかと思われた……割に時間がかかったのは、まあ、いろいろあるんだよ。いろいろあるってことにしてください(苦笑)

ちらりと見えるカーテンがイイ感じ

  キットに標準で付属する内装パーツにカーテンがある。取り付けてみるとこれがなかなかいい感じで、ちょっとニヤリとできる。実は部品の状態で見たときから楽しみにしてた。完成予想図を頭に思い浮かべて、これはさぞかしカッコいいに違いない、と。最近の電車のカーテンはロール式が多くて趣味的には味気ないが、さすがは旧型客車、それも元一等車は違う。オプションパーツとして椅子部品もメーカーから発売されているのだが、こちらは今回は割愛。でも思った通りにカーテンの雰囲気がいいので、これは椅子も取り付けてグレードアップせねばなるまいと思っている。

今回のマイテ49 2は3両目

  今回作ったので、手元にマイテ49 2が3両になった。実物ならまず有り得ません(笑) 一番左のが今回のキングスホビー製品、中央と右がカトー製品だ。何故カトー製品が2両あるかって? 1両は(ひょっとしたら今もマニア垂涎の的かもしれない)「やまぐち号」セットに入っていたもの。もう1両は特急「つばめ」用のもの。カトーの最近金型を起こされた展望客車はテールライトやテールマーク(行灯:中央の丸いヤツ)が点灯するようになっている。点灯化の機構のために展望デッキに大きな張り出しがあって、欠点ともいえなくもないが……。今回作ったのも特に点灯化させたりはしていないので、マイテ49 2三兄弟は仲良く揃ってライト非点灯。
  キングスキットを組み立てたものと、カトーの2種類との大きな違いはデッキの柵の高さ。実車は現代の安全基準の関係で、車籍復活に際して柵が2段分追加されたらしい。本当はカトーのやまぐちマイテも高くなってないといけないのだが、そこは大人の事情ってやつだ。
  にしても、やまぐち号マイテはともかくとして、つばめマイテにテールマークが張ってないのは「買ってから何もしてない」状態丸出しで良くないなあ(やまぐち号セットにはテールマークのシールが付属してなかった? 中古で買ったのでよく分からない)。

左:やまぐちマイテ  右:キングスマイテ

  車籍が復活して本線上を走行できるようになった直後は、扉のすぐ横にグリーン車マークが張ってあったらしい。どこぞの旧型国電も復活時にJRマークが張り付けられてファンから大ブーイングだったらしいが、こういうのってどうしてJRの人は分からないのかねえ。
  白帯が若干太いが、実車もやや太めな印象だったので敢えて太めにしたのだ。とはいえ、若干太くなりすぎたかな……。やまぐちマイテぐらいの太さがちょうど良かったのだが。

左:つばめマイテ  右:キングスマイテ

  今度は”現役時代”を再現したつばめマイテとの比較。帯の太さがかなり違う。これについては実車の写真もあまり見たことがないのだが、当時は細めの帯だったのだろうか?
  カトーの2種類のマイテは標記類も細かくて、ぶどう色2号の車体にいいアクセントを与えてくれている。キングスのキットには車番しかなく、かつ別途用意したりもしなかったのでやや寂しいかも。ま、私の作った車両のほとんどには車番以外の標記が入ってないんだが。

最後に角度を変えてもう1枚

  先ほどのマイテ3両を並べた画像で、皆さんが大きく違った印象を受けたのは柵の高さでも金属車体とプラ車体の違いでもなく、中央に鎮座する行灯だと思う。カトー製品は車体色で塗り潰されていたが、私は「どうせキット組み立てるなら」と塗り分けてみた。キットには「つばめ」や「はと」のシールが付属していたのだが、一応現代の姿を再現したつもりなので「つばめ」も「はと」も似合わない。「やまぐち号」のマークを再現してみるのもいいし、ちょっとしたお遊びでオリジナルのテールマークを作ってみるのも面白いかも? とりあえず現状は「白紙」という意味で(でもないが)白く塗っておいた。

(2012.01.23)

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