1両用車輌ケース
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鉄道模型の他ジャンルの趣味模型と比べての独特の文化に「収納ケース」がある。飛行機や車の模型の場合、買ってきたり作ったりしたものは基本的に飾って置くことが多いようだ。しかし鉄道模型は「箱に収納して保管する」ことが多い。何故こんな差が生まれるかというと……何でだろうね? 一人当たりの所有数が多くなる傾向でもあるのだろうか。あるいは何両も繋いで1編成を構成することが多い鉄道車両の性質だろうか。それから、鉄道模型の場合は「走らせて遊ぶ」ことが多いので持ち運び出来るように……?
まあともかく、鉄道模型は収納ケースと一緒に売られていることが多い。そして走らせる時、飾る時以外はそれに収納して保管するファンが多いはず。 |
作ったメーカーはCASCO(キャスコ)
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製品は、他にも8両用や12両用といった様々なものを販売しているCASCOより発売されている。今まであまりなかったグッドアイディアな製品である。ウレタンにいろいろ切り込みが入れてあって、収納する車輌のサイズによって使い分けることでいろいろ対応できる。……まあ、本当は自分でサイズを調節したほうがぴったり収納できていいんだけどね。ちなみにこれは他のタイプでも大体そうなっていて、ウレタンを適宜スペーサーとして使えるようになっている。が、あんまりぴったり入るサイズのがないのは……私が製作している車両がヘンなのばかりということだろうか? |
カトーの単品車輌ケースにぴったり
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この車輌ケースの製品名は「1両収納用簡易車輌ケース」――「簡易」なのである。後述するが、このままではちょっと使いにくい。そんなわけだが、ウレタンの大きさは大手メーカーであるカトーの単品用車輌ケースに合わせたサイズになっている。中身を取り出して樹脂で出来ているカトーのケースに入れるとご覧の通りぴったり。これで随分車輌車輌の出し入れが簡単になった。
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ウレタンとは柔らかいもの
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何故簡易ケースがこのままだと使いにくいのかというと……ウレタンとは柔らかい素材である。そのままケースから引っ張り出すと、へにゃへにゃしていて頼りない。おまけに車輌の周囲を覆う部分と底敷きの部分が固定されてないので、うっかりすると車輌が間から滑り落ちてしまう可能性だってある。パッケージ部分も薄い樹脂で耐久性がなさそう。まあそんなわけだから「簡易」なのであって、どうせ余ってるんだからカトーの単品ケースに入れ替えるのが"正しい"使い方だと思われる。 (2010.12.05)
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