近年に甲子園球場へ試合を観に行ったことのある方はご存知だろうが、1回表に阪神ナインが守備に付く(*1)際にスタンドへサインボールを投げ入れてくれる。いつも私のいる近くへは投げてくれないのでその日も静観していたのだが、一球こっちに向かって飛んでくる。ボールは空席に跳ね返って隣に座っていた同行者の足元へ転がってきた。普段あまりこういうのを人と争ってまで手にしたいと思わないのだが、近くに飛んでくると少し欲が出てくるのは何故だろう(笑) 表面上平静を取り繕いつつも内心では「いいなぁ」と思っていたら、「チケット代のかわりに」と言って譲ってくれた(*2)。 ――やったー! ありがとうございます! と遠慮することなく有難く頂きました。
このボール、今まで勝手に硬いものだと思っていた。故に、飛んできたときは身を捩って避けれるよう構えていたのだが、実は軟球よりも柔らかいボールだった。阪神百貨店で売られている無地のサインボールは、硬球ほどではないにせよそこそこ硬い。それと同等のものを使っていると解釈していたのだが、考えてみるとスタンドに投げ入れるものだ。観客が怪我しないように柔らかいものを使っているのだろう。納得。 というわけで、これは多分平野選手のサインボール。「平野」の頭文字の「H」の横棒を長く伸ばし、その上に「恵一」と書くデザイン。この日の平野は5打数1安打。5点取られた初回に反撃に転じるヒットを放ったものの、後続が打ち取られて無得点。以降、ファインプレーが一つあったかな? ぐらいであまり見せ場がなかった。残念。あそこで3ラン打ってたら勝ってたかもしれないのに!!!と無茶を言ってみる。
*1 「守備につく」って「付く」でいいんだろうか。何となく「就く」のような気がするなあ。
*2 例年甲子園球場に何度か足を運ぶが、ほとんどのケースでチケットは貰い物。なのでお誘いした同行者からチケット代を請求することもない。
(2010.09.21)
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