京王5000系、5100系

京王5000系(4連)、5100系(3連)

  グリーンマックスの京王5000系及び5100系の組み立てが完了した。左側の4両編成2本が5000系、右側の3両編成2本が5100系。系列が違うが、編成内容が違うだけでデザインや制御方式などは同一のようである。右奥にこっそり見える青いのは、この京王の5000系(5100系)が譲渡により富士急行へと渡った後の姿である。こっそり入れてみたのだが、被写界深度が浅すぎるのが計算外だった(笑)

塗装は剥離してやり直し……なのだが

  以前書いたように、赤帯の色がイマイチ君だったので塗装済みキットの塗装を剥がしてやり直し。色味は納得行くものになったのだが……。GMのカタログでは、別形式の京王ナントカ系の色指定が赤2号に西武アイボリーだった。その組み合わせでテストピースに吹いてみたところ、赤、アイボリー共に暗めであった。そこで赤は思い切って普通の赤(Mr.カラーキャラクターレッド)、アイボリーは西武アイボリーに白を混ぜて作った色で塗装してみた(アイボリー:白=2:1←珍しく比率が分かっているので記載してみる)。 運転室窓下の種別表示箱のところ……GMのステッカーが寸法ミスなのか大きさが合わない。のでとりあえず何もしていない(後日余力があればまた画像でお見せするが、これがまた別の問題をはらんでいて……)。
  色味は納得が行くのだが、特に先頭部にかけての赤帯が若干乱れてしまった。それに加え、 赤、アイボリーの順序で塗装したのだが、調色したアイボリーの隠ぺい力に妙に自信を持ってしまい吹き方が甘くなってしまったようで、車両によっては若干赤っぽさが残ってしまった。いろいろと悔いの残る作品になってしまった。

ヘッドライトには銀河パーツを使用

  富士急行を作ったときも一畑電鉄を作ったときも感じたことなのだが、このキットのヘッドライトパーツはカッコ悪い。クリアーパーツの周囲を銀色で塗って取り付けるようになっているのだが……ちょっと無理がござんせんか? と思いつつも長年放置していたのだが、先日から一畑電鉄の車両であれこれ研究。銀河モデルのパーツが誂えたかのようにぴったり来ることを発見(017番の新型国電用シールドビーム)。というわけで今回から採用してみた。もちろん一畑電鉄も交換予定だし、いつか作り直すであろう富士急行でも使う予定。ちなみにこの部品は、大昔と今とで若干設計が変わってるらしく、手持ちのと新しく買ったのとで若干形状が違っていた。京王5000系、5100系に限って言えば古い製品の方がぴったりだったかも……。

クーラーの違い

  この系列は車両の冷房化過渡期に登場し、増備されていった。その結果、一つの特色として同じ系列内にクーラーのバリエーションが多数生まれた。何故4編成も作ったかというとそこに理由があって、クーラーの違いでバリエーションを楽しみたかったから。まあどっちかというと、4両編成3本3両編成1本の組み合わせの方が楽しめたかもしれないんだけど、編成内容で行くと2の2で作るのが順当なところだったので。左手前から奥に向かって順に、集中分散クーラー、分散クーラー(8個搭載、ベンチレーター併設)、分散クーラー(6個搭載)、集中クーラー(ベンチレーター残存)、集中クーラー、の5種類。先頭車が集中分散の編成は、中間車がベンチレーターを一部残存した集中クーラー車となるので4編成で5バリエーションとなる(クーラー自体は3種類だけどね)。説明書の色指定では、集中分散と分散タイプのクーラー、一部のベンチレーターは小田急アイボリーの色指定があった。が、車体と同色だったんじゃないか、という解釈により車体色で塗装している。クーラーランナー自体の成型色もアイボリーだったので、色を塗っても若干透けた感じがする……前に作った丸の内線の時のように、裏側から濃いグレー系の色でも塗っておけば良かったかも。

(2010.08.27)

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