トミーテック鉄道コレ「秩父鉄道1000系」
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トミーテックの鉄道コレクションシリーズ(以下鉄コレ)の新製品、「秩父鉄道1000系新塗装 3両セット」である。
この画像をご覧になった読者の皆様は「何故同じ物が4つもあるのだろう?」と思われたことだろう(例によってウチのサイトのお客さんの大半が非鉄ちゃんとして解説します)。それは単純明快な話で、通販するときに発注数を間違えたからに他ならない。私としたことが非常にうっかりしていた、5つで注文するべきだったのに! |
羽生といっても将棋の羽生さんとは関係ありません(多分)
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巷では鉄コレは「値段の割に出来がいい」という評判になっているが、私の評価は「値段分の出来」と少し下がる。その理由の一番が塗装の質の悪さ。ブラインドパッケージの第一弾や第二弾――つまり黎明期――はそれほどでもなかったのだが、途中から塗装が一部乱れているのが常態化してきた。それから、低価格化のために部品点数を減らす傾向にあるので、現在のNゲージを見慣れていると鉄コレはどうしても"ちゃち"に見えてしまう。まあそういうわけで、今回のも塗装がおかしいのが混じっているだろうと4つ買ったうちの一番綺麗な物をそのまま残しておき、残り3つの塗装を剥がして国鉄色に塗り替えるつもりだった。が、何故か今回は塗装が非常に安定している。何だか塗装剥がすのが勿体無く見えてきた(笑) |
とりあえずこれだけは、的メニュー
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鉄コレにはNゲージの線路上で走らせるための専用オプションパーツが用意されている。一つが動力ユニットで、これは鉄コレ以外の場所で大変お世話になっている。動力車はそれでいいのだが、動力を組み込まない車両のための下回り部品もある。一応そのままでもプラスチックの車輪が装着されているのだが、転がりが悪く質感にも乏しい。金属車輪に置き換えてやると見た目も走行性能もアップする。連結器もそのままだと車両と車両の間が空きすぎるのでオプションのものに変えてやるといい。トミックスのボディマウント型TNカプラーへの交換が一番カッコいいが、動力ユニットに付けるには工夫が必要で面倒なので、コスト面のこともあって私はやらない。あと、別に交換しなくても走行性能には影響しないが、パンタグラフはトミックスの部品に替えるべきだろう。これは鉄コレを走行させず飾っておくだけの人にも是非お勧めしたい部分だ。鉄コレに標準装備のパンタグラフは「いかにもおもちゃ」なもので、これが付いている以上鉄コレはどう足掻いても鉄コレであって模型には見えない。 (2009.03.23)
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