「RG　汎用ヒト型決戦兵器　人造人間エヴァンゲリオン４号機」を組み立てた

４「出たな！　ネルフの人造人間！」
初「いや、アンタもや！」

４「いや、でも僕出てへんし……」
初「？」
４「TV版も新劇場版も、消滅したことになって一回も出してもろてへんねん」
初「あー………………あー」
４「ええですな初号機さんは、毎回レギュラーで」
初「いやまあ、それは主人公みたいなもんやから……」
４「ええですな主人公さんは、毎回毎回出られて」
初（くそっ、コイツこんな面倒なやつやったんか……）

　建造中に何かしらが暴走して基地ごと消滅したとかいうことになっているエヴァ４号機。最初のテレビ版でも、確か漫画版でも、そして新劇場版でも扱いが変わることはなかった。そういう経緯があって機体デザインは“お手軽に”参号機の色違いということになっている。多分プラモも参号機の成形色を変えただけのものと思われる。
　テレビ放送の後に発売されていたプラモシリーズでは、もっとギラギラした銀色だったように記憶しているが、今回のは「白銀」と表現される落ち着いた色調になっている。パーツ単位で見るとあんまり綺麗な色には見えなかったのだが、組み上がってみるとそこそこカッコいいかもしれない。

　武装としては、いつものプログレッシブナイフにパレットライフルの他に、盾が付いている。参号機にはヤシマ作戦で使われたあの盾が付属していたらしいが、その繋がり？　４号機付属の盾は本体が透明素材でできており、何となく防御性能としては頼りなさげなものである。ヤシマ作戦のあの盾とは全く違ったデザインだ。これが派生作品（ゲームとか小説とか）に登場したのかどうかは知らない（私はTV版と旧劇場版、漫画版、新劇場版しか見ていない）。

　「鉄道模型制作報告」の端っこで「４号機届いたー」と報告した時にも書いたが、零号機、初号機と来たので次は弐号機が作りたかった。しかし「売ってない」ものはどうしようもなく、３機目は４号機になった。このシリーズは全体的にあまり安定供給されていないようで、現在欲しいと思っても買えるものは１つもなく（転売品と思しきものは除外）、現状では追加生産予定も４号機のみ。こういったホビー商品の常で、後から集めようとすると苦労する羽目になる。まさに「買わずに後悔するより」の典型例であるが、そもそもこのシリーズが出始めたときに買おうかどうか迷いすらしなかった。逆に何のきっかけで零号機を買ったのか思い出せないぐらい。幸いなことに、最近は“落ち着いて”いるのか買えなくて悔しい、という気持ちにならない。一応発売情報は見落とさないようにチェックしているが、そのうち再販されたらいいな、ぐらいのものである。ま、いつもの結論で、あんまりポンポン出されても本業（鉄道模型）に差し障るから、年１〜２ぐらいが適切かな？

―――――
　冒頭のネタの補足。分かる人は分かると思うが、元ネタを辿ると『仮面ライダー』の「出たな！　ショッカーの改造人間！」というセリフになるが、実は私『仮面ライダー』は観ていないので全く知らない。じゃあこのセリフをどこで知ったのかというと、格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS』シリーズ（'99か2000あたり）。ある登場キャラクターが特定の相手と戦う時に、「出たな！　ネスツの改造人間！」と言い放つのだ（「ネスツ」はその作品の悪の組織）。そのゲームをやっていた時点では元ネタが『仮面ライダー』であることは知らなかった。即ち私にとっての初出は「ネスツの改造人間」なので、「ネルフの人造人間」と語呂が合うわけである。