鉄道模型制作報告「70系300番台」その11

はめ込みガラスが入り始めるとテンションが上がる……が(後述)

 今週の主な作業内容
(1) ボディにクリアー塗装、屋根塗装
(2) 色差し
(3) 床下機器の検討、パーツ自作、加工、塗装
(4) ガラスパーツはめ込み
(Ex) RGエヴァ4号機組み立て

(1) 先週の続きで、クリアー(インレタ保護)を吹いたのちにマスキングし、屋根を塗装する。屋根はいつもの調色したダークグレーだ。余談だが、トミックスの完成品の103系や113系も大体同じ濃さのグレーである一方、カトーの旧型国電はもっと明るいグレーだったりする。

いつも通りの工程だが、「制作報告」で単体の写真が載るのは初めてかも

(2) GMのねずみ1号で配管やHゴムのグレーに色差し。ちなみに、屋上機器を塗ったのはガイアノーツのねずみ1号で、何か拘りがあるのかというとそうではない。希釈した塗料の残量の具合でGMのを筆塗りに使っただけである。

右は先週の「制作報告」の時は行方不明になっていた自作(試作)パーツ

(3-1) 右の白いのは、先週の「制作報告」の時は行方不明になっていた自作の試作パーツ。床下機器についてネットで検索していたら、トミックスの公式ページがヒットして、そう言えば大きい70系を発売していたのを思い出した。その説明によるとクハ76に付いている私が気になっていたものは「電動発動機」らしい。電動発動機ならGMの新パーツに付いてるやつでいいんじゃない? 0番台と300番台で同じ電動発動機でもモデルが違うものが付いているような気もするのだが、お手軽路線で行くことにした。実車はどうやら偶数車にのみ付いているようだ(新潟の車両は寒冷地対策として奇数車にも取り付けられたとか何とか)。

結局あまり自作パーツは増やさなかった

(3-2) さらに実車写真を観察していたが「良く分からなくなってきた」。結果結局ほぼGM新パーツそのままで行くことに。電動発動機の横には大き目の箱が付いていたので、偶数車の分として1個制作。それからもう1か所、両方のクハに追加する小さ目の箱を作ってみた。塗装前に撮るのを忘れていたので、写真は塗装後のみ。いずれもプラ板加工品である。

モハの床下機器の一部は旧パーツより

(3-3) モハ70に関しては、主制御器・遮断器のみ旧パーツから持ってくることにした。旧パーツは旧国大糸線を新パーツに置き換えた時に取り外したものを捨てずに置いてあるので、そこからピックアップ。

複製した部品はイマイチ……?

(4-1) 方向幕、トイレ窓(いずれもクハ)は各社完成品の類似部分を型取りして複製したパーツを使うのだが、色を塗ってみると全体的に“成形不良”で今ちょっとんでいる。一番右のクリアー部品は試しに透明素材で複製したもので、こちらの方が出来がいいと思われる。問題はこの素材に色が乗るのかどうかなのだが、助手席部の“三角窓”にも使っている素材で、Hゴム部にグレーを筆塗りした感じでは行けそうかな? 来週、ダメ元で塗ってみる予定。

はめ込み窓はカッコよく仕上がるのだが、実は地味に面倒

(4-2) その他の部分にはトミックスの分売パーツのはめ込み窓ガラスを取り付けて行く。違う形式のものを流用しているので適宜カットしながらになり、これが地味に面倒。左の状態だと余白部分が隣と干渉するので右のように切り詰めるが、完全にカットしちゃうとのりしろがなくなるので0.2〜0.3ミリぐらい残さなきゃいけない。新潟色の時はクハ76が1両だけだったが、今回は作る4両全部がこの方式だから結構大変だ。

あとは肩と武装類を残すのみ

(Ex) 隙間時間等を利用して4号機を組み立て。脚と腕が完成し、本体の残すところは肩だけになった。けど、70系がここまで来たので続きは70系の完成後だ。

(2022.11.13)