キヤノン「PIXUS iP8730」

A3ノビ対応プリンター、キヤノン「PIXUS iP8730」を買った

 先月、ついにA3ノビ対応プリンターであるキヤノン「PIXUS iP8730」を購入した。名目は2021年の「セルフ誕生日プレゼント」である。以前から検討はしつつ置き場所がなくで断念していたが、ある日、古い家の鉄道模型の制作部屋で散らかっている机の上を見て、「ここ片付けたら置けるやん?」と“発見”してしまった。という発端から、その後の橘雪翼にありがちな迷走は侃侃諤諤本編で語った通り。最終的に、誕生日を目の前にしてさらなる計画のコンパクト化が進み、片付けを終えて無事“お迎え”となったのである。
 片付けるのは半分だけでいいや、と言っていた机の上は、結局ほぼ――面積的に9割ちょっとぐらい物をどかせた。暫定的に置いていた物品のほとんどが塗料で、「半分だけ」というのはいくらものぐさな私と言えど中途半端過ぎた。ごくわずかな「どこに仕舞ったらいいか分からないもの」を除き箱の中や棚へと落ち着き、広々としたプリンター置き場が誕生した。で、これが意外と功を奏する。プリンターだけなら半分でいいのだが、用紙を置く場所も考えると広く使えた方が便利だ。用紙も大きな「A3ノビ」だからね。この後いつまで片付いた状態が維持できるか、我ながら楽しみだ。
 余談だがこの机、奈良時代(私の中高生の頃)から使っていたものだ。6年間苦楽を共にした後に私と共に帰郷し、大学生時代はパソコンを置いて夜な夜なチャットに没頭していた。思い出すと色々と懐かしい。使わくなってからもパソコンが放置されていたのだが、埃が溜まって来たので処分。一時的に片付いた机が出現したのだが、いろいろと物を置き……時々片付けてはまた物を置き、のサイクルを繰り返し、この度めでたくプリンター置き場へ任命された。息が長いね。

なかなか“思い通り”のプリントは難しい

 で、肝心のプリントは……早くも泥沼化の予感。先日書いた通り、モニターを調整して写真の再編集に挑んだのだが、プリントしてみると「1枚目の方が良かったんじゃないか」となった。それで再々編集し始めたのだが……明るすぎるモニターで編集した1枚目が越えられないような気がして今ちょっとクールダウンしている。多分だけど、全体を見ると細部が疎かになり、細部を見ると全体がおかしくなる気がする。写真の編集とはそのバランスを取りながらやるものなんだろうけど、現状キリがなくてゴールが見えてこない。様子見でもう1枚プリントしてみよう、と思ったのだが、ここで危険を感じて日を置くことにした。この作業、続けていればそのうち上達して一発もしくは一度ぐらいのリテイク程度で済むようになるのか。それともRAW編集道とは1枚の写真に対し納得するまで延々とプリントを繰り返すものなのか。後者だとすれば、厄介な道に踏み入れてしまったものだ。
 ちなみにマイクロフォーサーズの件は、テスト用の写真を撮ったらピクセル等倍で見ても気になる部分がなかった。いずれ撮り直しの予定だ。さくっとISO感度を3200ぐらいに上げれば一発だけど、できればISO200かISO400の写真がどう出るか見てみたい。最初からダメと分かっている高感度写真でチェックしても意味がない。

いつもの余談
(画像をクリックすると等倍切り出し画像が表示されます)

 ところで1枚目の写真、プリンターに映り込んでいるものに気付いた人がいたらちょっとスゴい。壁に掛けてあるとあるものが写っているのだが、何か分かりますか?

なぜか19年前のカレンダーが

 「何か」は分かりにくいと思うが、「ミノルタ」のロゴが見えたのではないかと。ミノルタがカメラを作っていた頃のカレンダーで、2002年……19年前のものになる。当時多分近所のカメラ屋でもらって、とりあえず壁に掛けたけれど結局めくらず20年近くが経過した。いつまでこのままにしておくか、という問題はあるが、以前侃侃諤諤で話した通り2030年になれば曜日と日付の配列が一致する、はず。あと8年ちょっとか……あ、いや、その前にもチャンスあるんだっけ?
 という、プリンターとは全く関係ない余談でした……いや、カメラ関係で繋がってなくはないか。

(2021.10.09)

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