床下機器の並べ替え

結構面倒な作業

  現在作っている模型は「阪急電鉄5100系5128F編成」ということになるのだが、以前から感じていたことを実行に移すことにした。このキットを作っているメーカーの製品は、床下機器(車輌の下にぶら下がっている様々な機械類)のパーツの種類が少ない。多くのキットで共通の物が使われていて、ほとんどの車輌で「実車と似ても似つかない」状態になっている。新たにパーツを作り直しても、キットがそんなに売れてないので元が取れないという現状、鉄道マニアでも床下機器の細かいところまで気にする人が少ない、などなどが理由であまり問題にされない。ただ、別のメーカーは、形式ごとにきちんと専用パーツを製造していたりする。その分キットの単価が高めだったりするので……どっちがいいかというと、少々高くても出来がいいものの方がいいような気もするのだが、こういうのは難しいねえ。
  さて、阪急電車に付属の部品は、酷い中でも最たるもので、いつかなんとかしたいと考えていた。というわけで今回からいじることにしたのだが……いろいろと面倒だ。まず、ほとんどのキットでは、床板に床下機器のパーツを取り付ける、という構成になっている。のに、何故か阪急と阪神電車は床板と床下機器が一体になった部品が付属している。いろいろ理由はあるのだが、そのせいで「本来付けるべきパーツの代わりに別の物を取り付ける」という手法が使えない。既にもう変なのがくっついちゃってるから。というわけで、その先客を切除するところから始まる。といっても、ざっくり三分割して全体の6割ぐらいを切り捨てることになる。活用するのは台車の取り付け部分だけといってもいいだろう。三分割の中央部分を取り去ったので、間にプラ板で橋渡ししてやる。その下に、グリーンマックスのパーツショップで買ってきた適当なパーツを切り貼りして接着していく。まあそんな様子が、上の画像である。

この継ぎ接ぎ感がなんとも

  アップにするとこんな感じ。床板にパーツを取り付ける形のキットでも、床下機器は左右それぞれの部品が一本のパーツとして繋げて成型してある。この作業では、その一本のパーツの必要部分を切り出してきて、適当に並べ替えたりして接着して行く。やたらと細かく面倒な作業だ。

(2008.10.09)

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