ProjectHO第3弾、製作中

現在、どのような塗装にするのか思案中

  プロジェクトの第3弾は一気に3両。前回までで荷物車と貨車2両の合計3両が完成した。今回は人を運ぶ車輌が2両に、そしてそれを牽くための機関車。前回作った荷物車に客車を牽かせても面白そうだし、今回の機関車と貨車と言う組み合わせももちろんアリ。現在仮組みの状態で、次はばらして塗装、再度組み立てて完成となる。

  今日はα350のデビュー戦ということで、画像の技術的なことも付け加えていく。α350と今まで使っていたDiMAGE A1の大きな違いの一つとして、撮影素子の大きさの違いがある。α350の方が圧倒的に大きい。大きくなるといろいろあるのだが、この画像で弱点が出てしまった。撮影素子が大きくなると、同じ範囲を写すにしても焦点距離の長いレンズを使わなくてはいけなくなり、それはピントの合う範囲が狭くなる。その影響を受けてしまって……一番前の機関車が若干ボケてしまった。ここまで縦横サイズを小さくしてしまうとあまり目立たないんだけどね。

結構値段のするパンタグラフ

  これがえらく値段の張るパンタグラフ。Nゲージの約10倍。ただ、構造が凝っている。Nゲージだと部品と部品の摩擦力でパンタの上昇位置を支えるが、HOゲージではバネの力で上昇させる。実車でも確かこの部位のバネ(シリンダー?)でパンタグラフを上昇させていたはずなので、リアルな構造と言える。これなら高価になるのも納得? なお、パンタグラフの取り付けはネジで行う。Nゲージだと大きさの都合上、穴に押し込むような取り付け方法が主流だ。

  さて、この画像の感度はISO400。上の写真も次の写真もISO100だ。これまでDiMAGE A1で撮ってお見せした画像は、ほとんどがISO100だった。というのも、DiMAGE A1は感度を上げるとすぐに粗くなるのでなるべくISO100で撮るようにしていたのだ。200がギリギリ、400で厳しくて800は完全にアウト。どうしようもないときは感度上げてたけどね。α350は、流石撮影素子が大きいだけあって感度400では全く問題ない。素子のサイズが大きくなると、感度を上げたときのノイズの入り方が大きく違ってくる。もちろん大きい方が高感度で有利なのだ。それに加えてDiMAGE A1は、発売当時は最新機種でも今はタダのロートルカメラ。CCDから入ってきた情報の処理は、現在の目から見ると相当劣る存在になってしまう。というわけで、α350に期待していた高感度域での画像、それは見事期待に応えてくれるものであった。ちなみに、他にテスト用に100〜3200までを撮り比べてみたのだが、普通サイズのプリントなら1600ぐらいまでは使えそうだった。プロ野球のナイターを撮るのにも十分使えそうだ。

Nゲージと大きさ比較

  メーカーサイトによると、今回いろいろ作ってるHO車輌は半径100mm少しのカーブを曲がると言う。Nゲージでもそんな車輌はかなりの少数派になる。どちらかというと半径100mm少しというのは、コレクションモデルであるBトレインショーティーや鉄道コレクションをNゲージ化したものが使うカーブだ。HOゲージの場合は、線路幅が大きいこともあって通過半径では不利である。それが通常のNゲージでさえ通過できない小半径のカーブを曲がるとは。でも、この画像を見ればそれも納得? Nゲージの普通の長さを持つ車両と比べると、こんなに短いのだ。先ほど上げたBトレインショーティーや鉄道コレクションに比べてやや長いが、これならきついカーブを曲がってくれそうである。車輌を作るのも楽しいが、線路の方も何とかして走らせたいものだ。

(2008.05.20)

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