キハ110形陸羽東/西線タイプ

久々のNゲージ完成……塗装済みキットだけど。

  去年の終わり頃、部屋の整理をしていて発掘されたキット。グリーンマックスのキハ110形陸羽東/西線タイプの塗装済みキットだ。どうしてタイプなのかというと、東線にはキハ110ではなくキハ111、112のユニットしか塗装変更されたものがいないらしいから。というわけで雰囲気を楽しむためのキットとなるが、私は東の方の車輌に詳しくないので雰囲気だけで十分。でも両者1両ずつというのは寂しいので、わざわざもう1セット買ってきて2両ずつ組み立ててみた。

違いは窓下の帯の色のみ

  両者の違いは、窓下の帯の色のみ。他の点は同一である。西線用が黄色、東専用が赤だ。ネットで見かけた写真では、東線2両に西線1両を繋げた3両編成もあったようだが……??? ま、模型でもそこの辺りは柔軟に楽しめるだろう。普通色のキハ110と繋げてみても面白そうだし。

前面部アップ

  この車輌には「奥の細道」ロゴが印刷されている。模型でもぬかりなく再現されていて、アップにするとしっかり字が読めるのが秀逸。
  グリーンマックスのキハ110は、標準色のころはTNカプラーが付属していたはずだが……秋田リレー号のGM版やこの陸羽線タイプでは別売りとなってしまった(宮沢版リレー号には付属していた)。価格は据え置きだったような気がするので……実質値上げ? 代わりにダミーカプラーが付属するようになった。私は2両一組で走らせることを前提に製作したため、編成の中央にTNカプラー、両側にはダミーカプラーを取り付けた。写真は左がTNカプラー、右がダミーカプラーである。TNカプラーを見慣れてしまっているせいか、ダミーカプラーの形状はあまり良いとは思えないのだが……TNカプラーにするとお金がかかるので少しケチってみた(笑)

動力車

  動力ユニットには、付属のGM純正品ではなく鉄道コレクション用20メートル級動力ユニットを採用。多少加工が必要だが、走行性能を考えるとこっちの方がマシだという判断――はいつもの通り。20メートル級になってTNカプラーが取り付けやすくなった、という世間の評判があるらしいが、それでも加工は必要。そのままだとカプラーの後部が台車に干渉するため、削ってやらないといけない。結果カプラーのセンタリング用のバネがなくなってしまうので、カプラーがぶらぶらしやすくなってかっこ悪くなる。そういう理由もあって連結しない側にはダミーカプラーを採用した。加えて、どうしてもTNカプラーを取り付ける面が低くなってしまう。わずか0.5ミリほどで、他の車輌なら目立たないのかもしれないが……この車輌はスカートとスノープロウの間に隙間出来てしまってカッコ悪い。何とかしたいところだが、何とかしようとすると結構面倒なので諦めている。ちなみにさっきの前面部アップの車輌はトレーラー車なので、今言った隙間はない。

(2008.03.02)

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