「キングスホビー流電52系飯田線仕様」完成!

完成!(実は2つ付けてないパーツが)

  というわけで、やっとこさ完成しました。この前の(今月4日の)画像で侃侃諤諤にて「近々挑戦しよう、でも数日空けよう」って書いたのだけれど、実は翌5日から組み立てを開始しました(笑) 嘘つきだなぁ橘クンは。というわけで、25日かけて完成させたことになります。間でかなり遊んでたけど。それから色々と面倒なパーツを2種4点付けていませんが。でもそれらは、外観上あまり問題になるものではありません(笑) ま、とりあえずこれで完成です。気が向いたら2種4点取り付けます。

細かい(細かすぎる)形態差を表現した両先頭車

  多分画像を見ただけじゃ分からない違い満載の両先頭車。画像だけじゃなくて実物手にしても分かる人は少ないかな。ジャンパ栓(連結するときに繋ぐ各種ホース類)受けとかが違うんだけどね。で、キットを組み立てるにあたって説明書を読んでちょっとびっくりしたのだが、前面窓の枠が違い。どうしてびっくりしたのかというと、よくそんなところまで作り分けたなこのキット、と(笑) しかもこれ、時代によって違うらしく、パーツが2種類付いててねぇ……。細かすぎて判別不可能(笑) まあ、じーっと見てりゃ、模型やってる人なら区別付くんだけどね。それにパーツの枠に刻印入ってるから、日本語(漢字)が読めりゃ間違えないけど。さて、両先頭車でも違うのだけれど、一応画像で判別可能だが読者の皆さんは分かるかな……?

細かい形態差を表現したパンタグラフ周辺

  先頭部だけでなく、パンタグラフ周りも作り分け。パンタグラフ自体の型も違うので、別途購入部品の指定もそれぞれナンバーが書かれていた。あ、画像では撮影していないけど、雨どいも一部違うのが再現されていた。というか、各パーツ、組み立てるときに52001と52002で取り違えると大変なんですよ(笑)
画像は用意してないけれど、2両のサハ48でもこの調子。リベットの違いに始まりサボ受け、妻面の窓の形状差とか、キットの値段が高いだけのことはある。多分部品代だけじゃなくて、リサーチ代が入っているに違いない。

  で、組み立ててみて……まあしばらくは流電は作りたくない(笑) 先頭部がね、かなり難しかった。その他の点では、細かいところの作り分けがさすが金属製キットと言える。プラスティックは金型が必要で、細かい部分を作り分けようとするとコストにもろに出るからね(それをやってるトミックスハイグレードシリーズは大したものだが)。金属エッチングならば、エッチングパターンを変えるのは容易だから細かい差異に対応しやすい。もちろん対応できない違いもあるし、そもそも細かい形態差を調べなくちゃ始まらないけどね。で、旧型国電は、極端な話1両ごとにどこかが違うから金属キット向き。グリーンマックスのプラスティックキットを貶してるわけじゃないよ。そういう意味では、金属に手を出せるようになってますます旧型国電の模型は面白いといえる。かなり泥沼だけど。そのうちワールド工芸の蒸気機関車で四苦八苦してそうで怖い……いや実際のところ、興味津々なんだけどね。

(2007.06.29)

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