丸ノ内線の赤いやつらがわんさかと

やっぱり24両は多い

  2月15日から製作を開始して今日3月28日に完成。期間としては42日。長かった……。18両作ったので、1両あたりに平均すると2.5日弱とういことになる。そういう計算じゃないんだけど。途中で一時的にモチベーションが下がったりして思ったより時間がかかったのだけれど、初の金属スケールモデルを製作したことや前面切り継ぎという新しい挑戦をしたことを考えると、まあまあ手早く仕上げたようにも思う。早さを競ってるわけじゃないからどうでもいいんだけどね。というわけで、一昨年作った分と合わせて合計24両。何の思い入れもないはずの丸ノ内線の電車が24両も(笑) 私の持っている車両群の中でもトップクラスの勢力になってしまったよ。何せ、「そんなに買ってどうするんだ」と言われているカトー製221系の所有両数24に並んじゃってるからね。一体どこをどう間違えてこんなことになっちゃったのか。おまけとして、今回どうしても構想が練れなくて2両まだ作ってなかったりするんだな。真面目に丸ノ内線の車両作ると、26両か……人生、どこで道を間違えたのだろう。まあそのうちに、103系が軽く50両を突破するだろうから問題ないよね。



私としては初の、金属製スケールモデル

  画像見辛いですね……反省。今度から撮り方をもう少し考えなくては。
  私が製作する初の金属製スケールモデル。侃侃諤諤本編で再三言ってる、前面と屋根がプラで側面が金属のハイブリッドモデルである。キットの構造上、選択パーツである前面と屋根は必ず余る。それを利用してもう1両組み立てようというコンセプトの金属エッチングコンバージョンキット。このキットで"水増し"するにあたり、一見して余るパーツの組み合わせが問題点となるように思える。しかし実は、下回りが捻出しにくいという理由で動力ユニットを入れた数がボトルネックだったりする。私は3編成+1両の合計4台の動力を入れたので、金属キットでの増加は最大4両ということになる。その数きっちり作ったので、もうこれ以上は増やせない。ちなみに、動力ユニットの床下機器に拘ると、金属キットを追加で作ろうとした場合そのパーツに困ることになる。キットの側面パーツからでは作りにくい形式が欲しければ、キットの側面パーツを諦めて金属キットに置き換えるという方法もありだが。
  で、上から順番に、登場時の300形、同400形、最後がキットからでは極めて作りにくいために金属キットの登場が一番有り難かった300形完全中間車(画像は1両だけだが2両製作)。前2者は、他と比べてドア窓の大きさが違う(今回の画像の中には"他"があまり写ってないが)。一応それを表現するためのドアだけのパーツも発売されたのだが、1両あたり6枚のドアをくりぬくのは面倒なのでコンバージョンキットを頼った。

前面に加工を、と言っても作った人にしか分からない

  メインは今回初トライとなる、前面パーツの切り継ぎ加工。何が難しいって、側面パーツは平面状なのに対して前面パーツは立体的。だからまず、切断が難しい。切断のラインを出すのが難しいのだ。切断ラインのあたりを付けるのもそのラインの目印を付けるのも。そしていざ切断となっても、パーツを台の上に置くときに真っ直ぐ置けなかったりする。左右に揺れるので安定が悪く、切断中にずれたりすることもある。いざ接合、となっても、立体的な曲線を描くから難しい。工場で成型された部品のように精度が出ていないので、接合するときに若干調整しないといけないからだ。今回は、側面パーツと組み合わせながら作業することで何とかしたが、非常に面倒な作業だった。まあ、できればあまり頻繁にやりたくないものだ。
  上の画像は、1年半前の時には作らなかった300形各種。右から300形登場時(前面パーツを切り継いで、幌枠のない姿を再現)、真ん中はキットをストレートに組み立てたもの、左が側面画像の一番下のものの妻面で、主にパーツのディティールを削り落としている。
  下の画像は、500形。左は、方向幕が初期型の車両で前面窓がゴム押さえになったものを切り継ぎで再現。右はその道のマニアには有名な?801番(と写ってないけど802番も)。方向幕が後期形で前面窓がサッシ、なおかつ幌枠が取り付けられているもの。500形用パーツの上部に300形用パーツの下半分を切り継いで作った。

  とりあえず、完成してほっと安心――したいところだが、残った2両分をどうするかでまだ悩まなくては……。

(2007.03.28)

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