"橘発の夜行鈍行"(仮)

出来に不満があるので「(仮)」です。

  今回製作したフリーランス車両である。去年、アルモデルというところの自由形機関車に牽かせるための自由形客車を作ったが、今回も目的は同じ。アルモデルの新作機関車に合わせて、客車も新作を製作した。前回の客車は、元にした車両が後輩に一発でバレてしまったので、元の車両が何か分からないようにする、ことを目標に掲げた。結果、誰も正解が言えず、目的を達成できて気持ち良かった(笑) のだが、何故か姉に一発でばれた。何故? 侃侃諤諤でも一言も書いていない。そもそも侃侃諤諤で書いたら一部の後輩にもばれているということだし。ホント不思議だったが、唯一面影を残す、というよりはむしろ唯一そのままである車体断面から見破られたようである。恐るべしマイエルダーシスター!(何故英語)
  ということで、元にした車両は今しばらくヒ・ミ・ツということにしておこう。DiMAGE A1が復活して模型ページに載せるときは何を使ったか書く。ヒントして、今あなたが関西に住んでいるのならひょっとすると見慣れている車両かもしれない、とだけ書いておこう。厳密には現在走っていないのだが、どうせ素人目には現在走っているやつとほとんど一緒だ。

上の画像はちと小さいので客車をアップで

   製作は前回同様、ほとんどが余りパーツの再利用である。車体寸法を適度に詰めて、窓配置を大幅にいじくって、ドアを新製し、さらには全ての窓を嵌め込み化している。一番大きな窓は塩ビ板からの切り出し。窓桟を車体側に設けてそこに接着する形で嵌め込み化を達成している。他の窓は、去年作った113系キットのあまりのものを基準にサイズを決定している。うっかり撮影を忘れた後端部のみ1.7ミリの透明プラ板から削り出した(かなり面倒な作業だった)。塗装はグリーンマックスの近鉄ダークブルーを使用。上からガイアノーツのEXクリアーを厚塗りした後に磨きだしている。最後にMr.カラーのゴールドを塗装したのだが……このゴールド、綺麗に色が出にくい。綺麗に塗るために厚塗りしたら、マスキングを剥がすときに塗装ごと持って行ってしまって見苦しくなった。最初の画像のキャプションに「出来に不満がある」と書いたのはそれ。今一度塗装のやり直しをしたい。もっとも塗装のやり直しをするということは、磨き出しももう一度やるということで面倒な作業に……。いっそのこと最初から作り直したほうが早い??

  おっと、忘れていた。この車両のモチーフは「橘発の夜行鈍行」である。夜行列車であり、ゴージャスな雰囲気を出したくて、某オリエント急行の色の組み合わせを参考にして色を決定した。ブルーはもっと他の色を使いたかったけれども、他に私のイメージに合う色がなくてGMカラーの近鉄ダークブルーにした。近鉄ダークブルーは、半ツヤであることを除けば色調に文句はなかったのだ。ゴールドはほとんど選択肢なしでこれを使ったのだが……次回やり直すならエナメルで塗るしかないようだ。

(2006.11.14)

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