……と私は考えているのだが、この受注の意味は違うんだろうか。客による受注じゃなくて、お店(問屋)からメーカーへの受注ってことなのだろうか? 何となく私が今まで受け取っていた「完全受注限定生産」という文字の意味は、「この商品はお店で予約しないと買えません」なのだが。現実に、鉄道模型の世界でこの文字を見た商品があるのだが、私の目には一切触れずに本当に幻のプレミアム商品になっている(某オークションでは割と見かけるが)。限定生産品だったらしょっちゅう、発売されてから3年経っても「え? まだあるの? これ、5年前に発売されたヤツじゃないの?」状態のがあるのだが。完全受注恐るべしと思ったものだが……。 ――に加え FinalFantasyVII AdventChildrenに関しては、ふつーの限定版すら発売日に行ったのに見なかったような気がする。ええと、あれは通常と限定の二本立てだったかな? 売り場には「限定版は予約完売しました」の張り紙があったような気がするんですが。そりゃまあ、頭文字DとFinalFantasyVIIではファンの根強さが違うのかもしれないが(でもFinalFantasyVII、最初のゲーム自体が発売されたのはかれこれ10年前だぞ。恐るべし)。 まあ、そういうわけで、買えるとは思っていなかったプレミアムボックスが目の前にあった。後輩2人の視線を冷たく受けながら激しく逡巡する私。普通の限定版を買うか、この分厚いボックスを買うか。約5000円弱のを買うか、約1万円弱のを買うか! ――これはチャンスだ。買えないと思ってたものが目の前に積んであるんだぞ ――いや、こんな分厚いボックス買ってどうするんだ。お金が勿体無い ――後で後悔するんだぜ。今まで何度経験してきた? ――特典欲しいか? 箪笥の肥やしもいいとこだぜ。 ――コレクターなら買ってから後悔しろって言うしな。 ――今まで何個無駄なもの買った? ――要らなくなったら友人Dに売りつけよう ――山ほど積んであるぜ。後から価値が出るなんてこともなさそうだよ? 後輩たちに冷やかされながら……結局分厚い箱を持ってレジへ。そして今手元にあるんです。後悔? 今のところしてません。
(2006.02.16)
▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲
|