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2026年12月末〜2026年2月頭に読んだ小説
【猫のダヤン1 ダヤン、わちふぃーるどへ】
というわけで、小説を読んでみることにした。子ども向け文学なのでふんわりした印象の文章だ。物語も柔らかい感じだが、続刊のタイトルを見てもちょっとした冒険譚になりそう。のっけから何やら謎めいた会話もあり、事の真相を知る日が楽しみになる。子どもがワクワクするように狙った設定なのだろうけど、大人な私も心躍る……のは私の精神年齢が幼いせいだろう(笑) 物語の導入はタイトル通りで、猫のダヤンが生まれてしばらくした後、動物たちが暮らす「わちふぃーるど」へ誘われる。今風に言えば「異世界転生」になるかも?(笑)
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?21】
橘雪翼が大好きな「過去にあったこと」が判明する回。どのようにして魔術が生まれたか。魔族とは。聖剣の秘密。初代銀眼の王。アザゼル。情報量が多いので今一度読み返した方がいいかもしれない。そして最後はザガンが……復活したと言っていいのかな? 良く分からん。もしかすると完全体にはなってなくて、今しばらくの間バルバロスの右手に寄生するみたいな形でしか存在できないのかも。だとすれば連想するのは“D”の左手。『D』では口数の減らない“左手”がDによく握り潰されていたが、本作の場合は本体側のバロスが要らないことを口走り、ザガンがバロスの右手のコントロールを奪って殴り付けてそう。
【Re:ゼロから始める異世界生活43】
スバルの死に戻りで結局全部なかったことにするという、ある意味夢オチにも似た9章の締めだった。ペトラがスバルの死に戻りを知ってしまったのも帳消し……そこでふと疑問に思うのだが、サテラは死に戻りによってなかったことになった世界のことは認識しているんだろうか。一連の、そして夥しい数の「神様仏様オド・ラグナ様、生涯○○しないことを誓います」もスバルの死に戻りで全部覆す前提での作戦だった……うーん、まあ、言われてみればそれしかないんだけど。にしてもこれ、世間(『Re:ゼロ』世界内での)的に「エミリア陣営はプリシラ陣営の邪魔な有力者を闇に葬ったヤバいやつら」ということにならんのかな? そもそものプリシラが消えているので、アル一人がいなくなったところで些細な事なのかもだが。
というわけで、9章の物語としての最重要事項はアルの本名か。「リゲル・ナツキ」――おそらくスバルの血縁。ネットでちらっと「スバルの息子では?」という話が出ていたが、スバルの息子だとするといろいろ引っ掛かる発言とかがあって微妙。アルは転生者と思われるので、その生まれはこちらの世界? スバルが最後には元の世界に還るということか? それは私が勝手に考える『Re:ゼロ』の結末(*1)と一致する話ではあるのだが……。ここはシンプルに、アルがスバルを「兄弟」と呼んでいたのだから、その言葉通り兄か弟だった、という説を提唱しておく。
*1 橘雪翼が考える『Re:ゼロ』のラスト:次の王にエミリアは選ばれない。スバルはサテラにより元の世界に帰される。それを追い、エミリアが“逆”転生してくる。ざっくり書くとこんな感じである。
【陰陽師 烏天狗ノ巻】
微妙なところ酒だの女だのの話が多かったような……? 晴明と博雅が飲んでるのはいつものことなので、そこは別として。
蘆屋道満は安倍晴明の家を無料の酒処と思ってそう(笑) いや、言ってるだけで今回については晴明の家に行く描写はないのだが……多分描かれてないところで馳走になってるに違いない!(笑) そして晴明も晴明で、訪れた道満を「これはこれは」と丁重に持て成してそうだ。
あとがきに、博雅の“初期設定”のことが書いてあった。単行本1〜2巻の頃は「武士」であった。言われてみればそうだった。実際には違うようで、確かに武士っぽくないし、作者曰く今の博雅の描写が「本来そうであっただろう人物像」。源氏姓を見ると義経頼朝の印象が強いからか「武士」でも違和感ないけど、『陰陽師』の源博雅にそういったイメージは湧いてこない。というわけで、現在の単行本では武士表記が消されているそうだ。私が持ってる本は将来貴重になるかも?(多分多数出回ってるので価値は出ない)
あとがきの話が多くなるが、現在夢枕獏は完結してない連載作品を12本も持っているそうだ。多い。しかもまだ書きたいのがあるそうだ。てめーいい加減にしろよ(笑) 『陰陽師』については終わりがある物語ではないので別にいいのだが(むしろ「これにて完結」なんて言わないで欲しい)、他のはきっちり終わらせてくれよ。尤も私が『陰陽師』以外で読んでいるのはたったの2本。しかもそのうちの1本『餓狼伝』は、『陰陽師』同様に「終わり」まで書かれなくてもいいかなあ、と思っている。話全体の流れを追えてないというのもあるが、特にこの人たち何か具体的な目的目標があって闘ってるわけでもない。完結が来なくても、「今日も誰かと闘ってるんだろう」と思うだけだ。というわけで、私の勝手な要望としては『キマイラ』最優先。他のは“今は”読んでいないが、いつ「読んでみよう」となるかもしれないので、極力最後まで書き切ってくれ。
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冒頭の『ダヤン』が割って入った関係で今回は『デアラ』がありません(笑) でも昨日1冊読み終えました。でも時間切れ&枠は埋まってるので次回です(笑)
『ダヤン』は全7巻、に加えて「EX」があるので全部で8冊。出版社の都合もあり近所の本屋では置いておらず、その都度取り寄せてもらうのも面倒なので残りの7冊をまとめて注文した。この後しばらく小説感想文に『ダヤン』が1冊以上入ることになりそうだ(同じようなこと言ってた『デアラ』が今回ないんだけど)。
さて、『ダヤン』『デアラ』以外の小説を読み切った(買ったけど読むのを放棄したものは除く)。新刊も定例3月の『Re:ゼロ』までないと思われる。となると次回のラインナップは『デアラ』『ダヤン』『デアラ』『ダヤン』という感じに……? 4月は『俺シフ』の2巻が発売され、そして『小市民』シリーズの短編集『倫敦スコーンの謎』が出るが、その前の『巴里マカロンの謎』をまだ読んでいない。『デアラ』『ダヤン』『デアラ』『ダヤン』だとワンパターンすぎるのもあるので、これを機会に『巴里ロン』に手を付けるか。
(2026.02.18)
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