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猫四号
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猫四号(10年前に撮影)
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猫四号――の話をしようとして過去ログを確認したところ、少なくとも写真を見せたことがなかったようだ。まず「四」であるところのおさらいから始めよう。10年ちょっと前に、うちの庭に頻繁に猫が遊びに来るようになった。といっても、野良猫がその辺ウロウロしているのは珍しいことではない。珍しかったのはそれが子猫であり、さらに割と肝が据わっていてある程度接近して写真が撮れたこと。「猫一号」「猫二号」と記されたデジタルカメラのフォルダーが徐々に増えていくことになった。次の写真(再掲)は騙し討ちで撮影したものだが、その最初期のものである。 |
猫一号と猫二号(12年前に撮影)
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うちに一匹二匹が居つくようになるとNNN(*1)で「この家は安全だ」と情報が共有されるのか、特定の野良猫が頻繁にやってくるようになった。写真を撮る機会もフォルダーに記される猫の番号も増えていき……でも際限ないところまでは行かなかった。猫は九号で止まり、さらに後半のナンバリング猫のフォルダーは数が少ない。さて、今日の話題はそのうちの一匹、冒頭の猫四号である。
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野生が出まくってます
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勘のいい人は既にお気付きかと思うが、冒頭の写真と再掲の写真、猫が下に敷いているものは同じものである。私が運動するときに使っている硬球を入れておく袋だ。再掲の写真では、まだ子猫だった一号と二号が布団?として使っていた。冒頭の写真は……ある日、庭で運動しようと思って準備をしていたら、向かいの家の塀の上に猫三号がいるのを発見した。運動は後回しにして三号の写真を撮ったのだが、ふと振り返ると四号がこれから使う予定の硬球の袋にじゃれついていた、というわけである。いつやってきたのか全く気付かず、流石は肉食動物だと思った。もしこれが大型の猫科の動物だったら、今ごろこのサイトは存在しません(笑) |
その時の三号の写真
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その時撮った三号の写真はコチラ。ちょっといい感じで黄昏れていた。
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今年の春の写真
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そんなこんなで気が付けば10年が経っていた。某漫画だったら伝説になっている頃である。野良猫としては寿命が長すぎるので、母親曰く「別の猫では?」だが、うちの地域に人間の接近を許す野良猫はほとんどいない。100%絶対の自信はないが、私が近付いても逃げて行かないこの猫は多分四号である。
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どっこい、まだ生きている
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そう思っていたのに、夏が終わり、涼しくなったら再びうちの庭を寝床にし始めた。半年以上見ていなかったので100%絶対とは言い切れないが、こちらを見る面倒くさそうな仕草などからして多分猫四号である。ボール袋に爪を立てていた頃に比べれば随分大人しい印象になったが、それもそのはず。最低でも10歳は超えているので人間で言うとお婆ちゃんだ。いついなくなってもおかしくないが、一方でいつまでもいるんじゃないかという思いもしている。NNNが送り込んだ替え玉の可能性もなきにしもあらずだが……。 (2025.12.03)
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