豆本ドールハウス
「アリスの不思議なおうち」
「ラピスラズリ」
豆本ドールハウス

 先週、阪急百貨店うめだ本店の催し物で「ドールハウスフェア」が開かれていた。そこで見つけた「豆本ドールハウス」に惹かれて2点購入。紙主体の手作りキットだ。最近はいつも鉄道模型制作のインターバルでドールハウスを作っているが、今回はこれを制作……いや、いつものタイプも作っているのだが、結構時間が掛かってるので保留になりそう。今回はこれが完成したのでご紹介、という流れだ。

「アリスの不思議なおうち」

 最初の写真だと少し小さいので、やや大きめの写真を。こちらは「アリスの不思議なおうち」。

「ラピスラズリ」

 ひときわ小さな「ラピスラズリ」。

サイズ参考にねんどろいどと一緒に

 ドールハウスだけの写真だとサイズがよく分からないので、比較用にねんどろいどと一緒に写真を撮ってみた。「アリスの不思議なおうち」で高さ5cm弱、幅と奥行きが6cm程度。「ラピスラズリ」は2.5cm×3.5cm×3.5cm程度だ。「豆本」の「豆」の由来が分かっていただけるだろう。

「本」要素

 では「本」要素は? このドールハウスは折り畳めるようになっているのだ。

閉じてブックケースに入れればよりコンパクトに!

 ブックケースも用意されていて、完全に閉じて収納すればよりコンパクトになる。ドールハウス状態では見えない表紙や、ブックケースの装丁も凝っていて、美しい。ドールハウス状態、本状態、どちらで飾っても楽しいが、両方揃えたくなっちゃうかも。




 さて、この写真の右上にあるシルバーの鍵に気付いた人は……なかなかに鋭い!

「アリスの不思議なおうち」はライトが光る

 少し大きな「アリスの不思議なおうち」は、鍵を差し込むとライトが光る! フェアのブースで話を聞いた時は「えっ? どういうこと?」と驚いた。「ラピスラズリ」はたくさん並んでいる中からどれにするか悩んで選んだものだが、「アリスの不思議なおうち」は真っ先に買うことに決めた。
 構造的には壁と壁の間に小さなLED付きの基盤を挟み込み、導線テープで回路を形成する。電池は表紙裏だ――5枚目の写真でちらっと見えている。スイッチはなく、本単体では繋がっていない回路を鍵を差し込むことで完成させる。つまりこの鍵は、導電性の素材で出来ている。

可愛いサイズのドールハウス2点が仲間入り

 表紙部分には磁石(ネオジウムタイプで結構強力)が仕込まれており、冒頭の写真のように開いた状態で固定できる。そして閉じた状態で2冊を並べると、磁力でくっ付く。何も考えずに2冊目を作ったのだが、もし磁石の極性を逆にしていたら反発しあってこちらの写真の状態では並べられないところだった。実にラッキーだ。
 制作時間は「ラピスラズリ」で2時間少し。「アリスの不思議なおうち」は、電気回路のこともあってじっくり取り組んだので不明。おそらく3時間半前後? キットはほとんどの部分がカット済みで、内容に比して組み立ては簡単で短時間で済む。完成後のサイズが小さく、特に閉じると本の形になるのでたくさん並べたくなる。尤も制作作業は単調で、いくつも作ってると飽きちゃうかもしれない? お値段も大きさ程には可愛くなく(中身を考えると決して高いわけではないが)、程々にしておくのがいいかもしれない。
 ちなみに「ラピスラズリ」の方のシリーズは誕生石を意識しているらしく、9月(私の誕生月)はまだ作ってないとのこと。いずれ「サファイア」が登場したら買い足したい。今調べると、海外では9月の誕生石を「ラピスラズリ」とするところもあるらしい。思わぬところで思い入れが増えてしまった。

(2025.11.24)
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